Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

アーロン・ロジャース

Dolphins Daily News 7.6―マット・ムーア

Pro Football FocusのウェブサイトにQBマット・ムーアの記事が掲載されていました。

ムーアは昨シーズン、QBライアン・タネヒルが負傷欠場した後、レギュラーシーズン第15週から第17週とプレーオフの初戦に先発出場しましたが、そのうちレギュラーシーズン3試合での内容が非常によかったです。

まず、その3試合でポケット内でのQBレイティングがNFL7位の113.4でした。さらにプレッシャーを受けた場面でのQBレイティングは99.1で、これはアーロン・ロジャース、ラッセル・ウイルソンに次いで3番目にいい数字でした。

また、スナップされてからパスを投げるまでが2.5秒以内の時のパス成功率は72.9%でNFL9位、その時のQBレイティングは111.7だということです。

昨シーズン、ドルフィンズは2008年シーズン以来のプレーオフ進出を果たしたんですが、ムーアの貢献度は非常に高かったと思います。途中出場も含めた4試合で3勝1敗の好成績をあげたからこそドルフィンズはプレーオフに進出することができました。

NFLの先発QBとして十分やっていけますが、あえてタネヒルの控えとしてドルフィンズに残ってくれています。本当に心強い存在です。



プロボウルのQB

NFLの2014年シーズンは、あと残すは現地時間2月1日にアリゾナ州フェニックスで開催される第49回スーパーボウルのみとなりました。今回はニューイングランドペイトリオッツとシアトルシーホークスの対戦となるわけですが、シーホークスの連覇なるかというところが注目されます。

ところで、そのスーパーボウルの前週にはプロボウルが同会場で開催されるわけですが、怪我人やスーパーボウル出場チームの代替選手も含めた最終ロースターが決定しています。

そのロースターを見て?と思うのはQBの顔ぶれです。プロボウル選手は基本的に記者やファンなどの投票により決定しますが、怪我などのために出場できない場合には代わりの選手が選ばれます。誰がどのようにして選ぶのか詳しいことはわかりませんが、本当にプロボウラー?と感じる場合も多々あります。

QBのプロボウラーの中でペイトン・マニングの代わりにマシュー・スタッフォードが、そしてアーロン・ロジャースの代わりにアンディ・ダルトンが選ばれています。その一方でシーホークスをスーパーボウルに導いたラッセル・ウイルソンは投票で選ばれていません。そして我々ドルフィンズファンからするとライアン・タネヒルは代替で選ばれた選手と比較してどうなのか、ということです。

ちなみに前述の各選手の成績(TDパス数、被インターセプト数、総獲得ヤード数、QBレイティング)を比較して見ると次のようになります。

スタッフォード:22、12、4257、85.7
ダルトン:19、17、3398、83.5
ウイルソン:20、7、3475、95.0
タネヒル:27、12、4045、92.8

これを見るとスタッフォード、ダルトンではなくてウイルソンやタネヒルが選ばれてもまったくおかしくありません。というか、ダルトンが選ばれていることには非常に疑問を感じます。まあウイルソンはスーパーボウルに出場するので選ばれないのはわかりますが、ダルトンを選ぶならタネヒルを選べよと言いたくなります。

QBというポジションは数字だけではなくチームを勝利に導くリーダーシップも求められますし、プロボウルに選出されるのはチームの成績に比例するようなところもありますから、プレーオフに出場したスタッフォードやダルトンが選ばれ、出場していないタネヒルが選ばれなかったと考えるのが自然なのかもしれません。

ちなみにQBのパスの成績にはオフェンシブラインのパスプロテクションが大きく影響します。オフェンシブラインの評価ははっきりと数字に表れるものがないので難しいところですが、あるウェブサイトではシンシナティベンガルズのパスプロテクションはNFL5位で被QBサック数はNFLで3番目に少ない23回です。これに対してドルフィンズは同21位で被QBサック数は8番目に多い47回となっており、これを見ても両者の比較がはっきりすると思います。

別にダルトンを非難するわけではありませんが、相手ディフェンスからのプレッシャーが少なかったと思われる中で平凡な成績しか残せなかったダルトンに対して、厳しいプレッシャーに晒されながら数字的には結果を残していたタネヒルをプロボウルに選んでほしかったと感じています。

タネヒルの評価はショートパスばかりでロングパスが投げられない、3rdダウン時や第4Qなど勝負どころでのパフォーマンスが悪いなどと言われ印象がよくないのですが、脆弱なオフェンシブラインの下で本当に素晴らしい成績を残したと思います。そういう意味では、タネヒルはかなり過小評価されているような気がします。

今シーズンのタネヒルは自身の成績よりもチームの成績のために悔しい思いをしたでしょうが、その悔しさをばねにして来シーズンは一層の飛躍をしてくれることを期待しています。



 

QBタネヒルの成長

QBライアン・タネヒルの成績について、興味深い記事がありましたので紹介します。タネヒルは先日の対デンバーブロンコス戦で3つのTDパスとTDランを記録し、QBレイティングは104.9でした。これによってタネヒルは2試合連続でQBレイティング100以上を記録したんですが、これはドルフィンズでは2008年シーズンのQBチャド・ペニントン以来のことだそうです。ちなみにペニントンはそのシーズンに4試合連続で記録しています。

またタネヒルは現在4試合連続でパス成功率70%以上を記録しているんですが、これはダン・マリーノやボブ・グリーシー、そしてペニントンも含めてドルフィンズでは誰も記録していないことだそうです。これについてはその時代時代でオフェンスのシステムやディフェンスに適用されるペナルティなどNFLのルールも変わっていますので一概に比較はできないかもしれませんが、非常に優れた成績であることに変わりはありません。

そしてその4試合連続パス成功率70%以上という記録ですが、今シーズンのNFLではサンディエゴチャージャースのQBフィリップ・リバースがただ1人だけ記録していて、ニューイングランドペイトリオッツのQBトム・ブレイディやブロンコスのQBペイトン・マニングも記録していません。

さらに過去8試合では、タネヒルのパス成功率は70.6%でQBレイティングは102.4となっていますが、その間だけで見るとタネヒルはNFLで6番目に優れた成績となっています。ちなみに上位の5人はというと、グリーンベイパッカーズのアーロン・ロジャース、ダラスカウボーイズのトニー・ロモ、マニング、ピッツバーグスティーラーズのベン・ロスリスバーガー、そしてブレイディです。

タネヒルはシーズン全体ではパス成功率66.1%でNFL8位の成績です。ドルフィンズのチーム記録は2008年にペニントンが記録した67.4%なんですが、このまま順調に行けばそのチーム記録も更新する可能性があります。

またTDパスの数ですが、現在20TDパスを記録していますが、このままのペースでいけば29TDを記録することになり、この数字はマリーノに次ぐ成績です。さらに今シーズンはすべての試合で1つ以上のTDパスを記録しており、残り5試合でも同じように記録すれば、チームでは1984年と1986年にマリーノが記録しているだけですので、史上2人目ということになります。

このようにいろいろと優れた成績を残しているタネヒルですが、周りの評価としては決して高くないように思えます。それは6勝5敗というチーム成績だったり、ロングパスの精度や第4Qでのパフォーマンスなどが影響しているのでしょうか。しかし個人的には素晴らしい内容で、堂々と胸を張っていいと思います。

開幕当初には先発失格か? とまで言われたタネヒルですが、ここまでの内容を見ると本当に成長してきているように思います。これからさらに向上していってドルフィンズ史上を代表するQBになるように、期待しています。



 

Week 6 対パッカーズ戦

この試合はNFLではよくありがちな、第4Q終盤での逆転劇というものだったんですが、ドルフィンズファンにとっては本当に辛い敗戦でしたね。なんとか逃げ切ってくれると思っていたんですが…いろいろとミスはあったものの、やはり相手のQBアーロン・ロジャースがよかったと言わざるを得ません。逆の立場でドルフィンズが逆転できていたかというと、不安なところがあります。

この試合を振り返って見ると、何と言ってもお互いの最後のドライブにつきます。まずドルフィンズですが、残り試合時間4分9秒でパッカーズのタイムアウトは2回残っていました。ドルフィンズが3回1stダウンを更新できれば勝てるかなと思っていましたが、結果的にそうなりませんでした。

多くの方から指摘を受けるところは、残り試合時間3分5秒でパッカーズのタイムアウトがなくなり、ドルフィンズは2ndダウン残り9ヤードというところでパス失敗となって時間がほとんど進まなかったところです。通常ならばランプレーを行って40秒ぐらいは消費できるところができなかったというのが、その後の展開に大きく響いています。

一見、相手がランプレーを警戒しているところで裏をかいてパスを投げたという見方ができるかもしれませんが、よく振り返って見ると、このドライブの最初のプレーでパスを失敗した後に、2ndダウンでパスを成功させて1stダウンを取っています。あの場面ではその再現を期待していたんだと思います。しかし結果は裏目に出てしまいました。

結局時間を消費するために3rdダウン残り9ヤードでランプレーを出さざるを得ず、それが止められて残り試合時間2分ほどでパッカーズにボールを渡してしまうことになるんですが、パントもよくなかったしリターンも返されました。その点もドルフィンズにとってはツキがなかったんでしょうか。

そしてパッカーズの攻撃ですが、最初のプレーでランで12ヤード取られたのも痛かった。そして最も大きなポイントは3rdダウン残り9ヤードでQBサックを決めてファンブルを誘発させましたが、このボールを奪えなかったのも不運でした。そしてその後にドルフィンズがタイムアウトを取ってしまったところは、結果論かもしれませんが判断ミスだったような気がします。

ドルフィンズとしてはディフェンスの選手を少し休ませたかったのと、次の4thダウンのプレーの対策を考える意図があったんだと思いますが、逆にパッカーズ側にも一息つく時間を与えてしまいました。QBサックを受けて混乱しているうちに時間を置かずに4thダウンのプレーをさせていたら、もしかしたらその時点で試合が終わっていたかもしれません。非常に悔やまれるタイムアウトだったと思います。

その後のフェイクスパイクとかTDパスとなったプレーなどはドルフィンズのディフェンスも疲れていて動きが悪かったので、ある意味仕方がないところだったような気がします。ロジャースが上手だったというか、試合の流れが完全にパッカーズ側に行っていたんでしょうね。

それと試合前半で1つ振り返るとすると、パントブロックを決めた後のオフェンスで、結局4thダウンギャンブルを敢行して失敗し無得点に終わりました。4thダウンギャンブル自体は悪くなかったと思いますが、一番の問題はあのドライブではオフェンスにあまりリズムが感じられませんでした。にも関わらず無理をしてギャンブルをしたというところで、ギャンブルプレーというのはチームにリズムがある時にこそ成功するものだと思っているので、あの場面では普通にFGを蹴っていた方がよかったと思います。

QBライアン・タネヒルは試合前半、パス16回投中8回成功で84ヤード獲得、2インターセプトとどうなることかと思いましたが、後半はパス15回投中12回成功で160ヤード獲得で2TDパスとまるで別人でした。ハーフタイムでの修正が上手くできたということでしょうが、試合前半からでも修正ができるようになってくれればいいんですが。

この試合を見ていてタネヒルとロジャースの差が歴然としていました。もちろん経験の差もあるんでしょうが、それ以前にQBとしての実力というか器の大きさの違いを見せつけられたような気がしました。タネヒルにはこの試合のロジャースのように成長してもらいたいと思っているんですが…今後に期待したいと思います。

その他、負けたんですがこの試合での収穫としては、WRジャービス・ランドリーです。キックオフリターンも素晴らしかったし、パスレシーブもよかった。そしてNFL初のTDパスレシーブも決めました。決して簡単なTDパスレシーブではなかったと思いますが、よく決めてくれました。これから試合を重ねていくたびにどんどんよくなってくる予感もしていますので、非常に楽しみです。

試合中の判断ミス、采配ミスなどが多く指摘される結果となりましたが、好調のパッカーズを相手にほぼ9割方勝利していた試合でした。非常に悔しいんですが、パッカーズをここまで追い詰められたということは、チーム力としては上がってきていると思います。ただし、ホームゲームで負けるというのは避けたかったので、この敗戦は痛いです。

これで2勝3敗と負け星が先行してしまいましたが、残り11試合ありますし勝負所はまだまだこれからだと思います。この試合を見ていてもディフェンスは非常にいいので、あとはオフェンスが安定してくれれば上位にいける力は持っていると思います。今後のオフェンスの安定、向上に期待しています。


 

Week 6 対パッカーズ戦 プレビュー

グリーンベイパッカーズは1試合平均のラン獲得ヤード数が89.6ヤードでNFL26位、それに対して相手チームのラン獲得ヤード数は1試合平均163ヤードで同最下位です。こういう数字を見ると、パッカーズを相手にする時にオフェンスではランプレーを数多く出してヤードを稼ぎ、ディフェンスではランを止めてパスラッシュやパスカバーに比重を置く、ということをすれば勝てるのではないかと思うのですが、そう単純な話にはならないでしょう。

ただ、ドルフィンズが勝利するためには、やはりランプレーを数多く出すことが必要です。ランプレーが出ればQBライアン・タネヒルのパスプレーの負担軽減にもなりますし、ランプレーを出して時間を消費することによりパッカーズQBアーロン・ロジャースのプレー機会を減少させることもできます。

そのロジャースですが、ここまでの5試合で12TDに対してインターセプトはわずかに1つ、QBレイティングは114.8でNFL2位の成績です。特に過去2試合では7つのTDパスを記録しており、先週の対ミネソタバイキングス戦ではパス17回投中12回成功で156ヤード獲得、3TDパスでチームを42-10の勝利に導き、第4Qで試合から退いています。

バイキングス戦ではランオフェンスも好調で、それがロジャースの好成績にもつながったとも言えますが、RBエディ・レイシーが13キャリーで105ヤードを獲得して2TDランを記録しています。ただしレイシーはその他の4試合では1試合平均40ヤード獲得、平均でも3.0ヤードに止まっています。

ドルフィンズのディフェンスはパッカーズのランプレーを止めることは難しくないと思いますが、そうなるとロジャースのパスをいかに防ぐかというのがポイントとなります。4人のディフェンシブラインでパスラッシュを行い、残りの7人でパスカバーを行うというのが基本になりますが、ロジャースのNo.1ターゲットのWRジョーディ・ネルソンはNFL2位の525レシービングヤード、同3位タイの34パスレシーブを記録しています。

先週バイウイークで試合がなかったドルフィンズは、この試合を迎えるにあたって欠場中の選手が復帰してきます。今シーズン初出場のCマイク・パンシーとSレシャッド・ジョーンズ、怪我で欠場していたLBコア・ミーシーとDTランディ・スタークスなど攻守の先発選手がプレー可能となり、チーム全体のレベルアップが望まれます。

第4週の対オークランドレイダース戦ではタネヒルがシーズン最高の278ヤードパッシングで2TDパス、またRBラマー・ミラーも自身初の1試合2TDランを記録しました。そしてそのミラーは現在リーグ5位の平均5.7ヤードラッシングと好調です。

ドルフィンズのランオフェンスはRBノーション・モレノが実質的に開幕戦しかプレーしていないのですが、NFL5位の142.2ヤードを記録しています。このランオフェンスの成否が勝利への大きな鍵となることは確実です。

またドルフィンズのディフェンスはレイダース戦でインターセプトを3つ記録していますが、そのディフェンスバック陣の中にジョーンズが加わることは非常に大きな戦力となりますし、相手のパッカーズにとってはやりにくいと思います。

両チームの対戦は直近では2010年ですが、その時はオーバータイムの末にドルフィンズが23-20で勝利しています。そしてその時のロジャースはパス33回投中18回成功で313ヤードを獲得して1TDパスを記録しましたが、同時にインターセプトも1つ喫しています。ちなみにその時のパッカーズのオフェンシブコーディネーターは現ドルフィンズHCのジョー・フィルビンでした。

パッカーズは現在3勝2敗ですが2敗はいずれもアウェイでの試合です。またドルフィンズは勝った試合では平均35.5得点、敗れた試合では平均12.5得点です。戦前の予想ではパッカーズが有利とされていますが、ドルフィンズのオフェンスが好調を持続して得点を重ねれば、勝利の可能性は高いと思います。



 
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