Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

イーライ・マニング

Week 14 対ジャイアンツ戦

マンデーナイトゲーム、ドルフィンズとニューヨークジャイアンツの対戦はドルフィンズのチーム創設50周年を記念した試合ということで、しかもリアルタイムで中継を見ることができましたので、非常に楽しみにしていました。もちろんドルフィンズの勝利に期待していたんですが、結局残念な結果に終わりました。

ドルフィンズのホームということだったんですが、スタジアムにはジャイアンツファンも多く見られ、ある意味ドルフィンズのホームとは思えないような雰囲気でした。ジャイアンツファンがバカンスも兼ねてマイアミまで試合を見に来ていたんでしょうか、そんな印象も受けました。

肝心の試合の方ですが、途中まではいい感じで勝てそうだったのですが、第3Qに同点に追いつかれてからは試合の流れがジャイアンツペースになってしまったような気がします。FGを失敗させた後の攻撃がチャンスだったのですが、それを無駄にしてしまったのが悔やまれるところでした。

振り返ってみて、数字的なものを見てもあまり差はなかったんですが、一番大きく違ったのが反則の数と罰退ヤードです。ジャイアンツは3回で25ヤードだったのに対して、ドルフィンズは12回で123ヤードを罰退、しかも第4Qの大事なところでのメジャーペナルティがチームにとって大きな痛手となっています。

第4Qに逆転された後、時間は10分以上残っていましたので、追いつき追い越すことは十分可能だったはずです。しかし最初の攻撃では敵陣内31ヤード地点まで攻め込みながらオフェンシブラインのホールディングで罰退したあげくにパントに終り、さらにその次の攻撃は敵陣48ヤード地点からと絶好のフィールドポジションだったにもかかわらず、WRジャービス・ランドリーが感情に任せたまったく無意味な反則で15ヤード罰退して自滅した格好になりました。

ランドリーに関してはこの試合でWRとして11回のパスレシーブで99ヤードを獲得したほか、パントリターンやキックオフリターンで非常に大きな貢献をしてくれていました。それだけに、あのつまらない反則ですべてを台無しにしてしまったような気がします。

この試合はランドリーとジャイアンツWRオデル・ベッカムのライバル対決のような見方もされていました。ルイジアナ州立大学のチームメイトということで両者とも意識していたと思うし、全米のファンからも注目されていたところがあったと思います。しかし終わってみればベッカムの方が大きく評価される結果になってしまいました。

ただ敗戦の要因はそれだけではなく、得点を取ったらすぐに取り返されるディフェンスも不甲斐ないものでした。特にパスディフェンスにいたっては最悪で、QBイーライ・マニングのパスをほとんど防ぐことができませんでした。マニングは31回のパスのうち失敗はわずか4回で337ヤード獲得、4TDパス、QBサックとインターセプトはなしとほぼ完璧な内容でした。

まあマニングが常にそんな成績をあげていたらチームが負け越していることはないと思うので、マニング自身の調子もよかったのでしょう。ただ、それにしてもドルフィンズのディフェンスは悪すぎました。プロボウルCBブレント・グライムスもベッカムにはまるで歯が立たなかったですし、それに加えて不可解だったのが決勝点となった84ヤードTDパスレシーブの時はなぜCBジャマー・テイラーをベッカムとマッチアップさせていたのかということです。

テイラーは先発から降格となり、先週は試合にも出場していませんでした。先発CBボビー・マッケインが欠場してしまったという不運はあったにせよ、あの起用には疑問が残りました。結果、セーフティの選手との連携が取れずベッカムを完全にフリーにしてしまいました。

あと毎度のことですが、試合に負けると必ずと言っていいほどランプレーの議論が起こります。この試合でRBラマー・ミラーは12キャリーで89ヤードを獲得して2TDランを記録していますが、前半に7キャリーで69ヤードを獲得したのに対して、後半はわずか5キャリーで20ヤード獲得に止まっています。

当然なぜかという疑問が湧いてきますが、ある情報によればミラーが足首を痛めてしまったからだということです。しかし別な情報ではミラー自身は問題なかったということですし、どっちが本当なのかわかりません。痛めていたことは事実でチームとしては大事を取ってのことだったのかもしれませんが、負ければ完全にプレーオフへの道が絶たれるという状況で大事を取るというのはあり得ません。

12月のこの時期になれば先発選手で五体満足というのはほとんどいなくて、みんなどこかしら痛めたりしているものだと思います。ましてやミラーはこの試合までチームトップの7TDを記録しており、この試合でも2TDをあげているんですから、チーム最強の武器とも言っていいでしょう。その選手を勝負どころで使わないという手はありません。

ちなみに今シーズン、ミラーが13回以上走った試合は全勝、12回以下だと全敗という結果が出ています。ということはミラーに数多く走らせれば試合に勝てる可能性が高いということなので、オフェンスのゲームプランとしては当然ミラーのランを中心に組み立てるものだと思うのですが…

この試合を前にオフェンスのランとパスのバランスについて注目していました。なぜならば先週の試合でパスがほとんど出なかったので、この試合ではまたパスが多くなるんじゃないかという懸念がありました。ジャイアンツのパスディフェンスが悪いということもあったんでしょうが、やはりパスが多くなってバランスが悪くなりました。

そしてそのパスについてもバランスが悪く、ランドリーをターゲットとしたものが18回で、それ以外の選手は3分の1以下です。ひとりの選手にパスが偏るというのもどうかと思うのですが、ランドリーが先週の試合でパスレシーブが少なかったことに不満を爆発させていたようですが、まさかその影響でもないでしょうが。

これで5勝8敗ということで今シーズンもまた勝ち越すことはできなくなり、よくて8勝8敗の5割ですがその可能性も非常に低いと思います。しかしファンとしては勝てば気分がいいですが負ければ悪くなりますので、消化試合だから無理に勝たなくてもその分ドラフトの順位を上げれば、などとは絶対に思いません。1つでも多くのいいプレー、そして1試合でも多く勝ってもらいたいと思っています。



 

Week 14 対ジャイアンツ戦 プレビュー

ドルフィンズにとって今シーズン唯一のマンデーナイトゲーム、地元マイアミでの対ニューヨークジャイアンツ戦です。この試合でドルフィンズはチーム創設当時のユニフォームで試合を行うようで、ハーフタイムでも創設50周年のセレモニーが行われるんでしょうか、そういう意味での楽しみもあります。

両チームの現状は共に5勝7敗の同率なんですが、置かれている立場はまったく違います。ドルフィンズはAFC東地区の最下位でプレーオフ進出はほぼ絶望的なのに対して、ジャイアンツはNFC東地区でフィラデルフィアイーグルスとワシントンレッドスキンズに並んで同率首位なので、今後の勝敗いかんでは地区優勝でプレーオフ進出の可能性も大いにあります。

ただ、先週の試合でドルフィンズはボルチモアレイブンズに15-13で勝利していますが、ジャイアンツはニューヨークジェッツにオーバータイムの末に23-20で敗れています。特にジャイアンツは第4Qまで10点リードしながら逆転負けを喫しています。

そういう背景もあり、戦前の予想ではホームのドルフィンズがやや有利かという状況ですが、ドルフィンズ勝利のポイントとしては次のようなことがあげられます。

1 ジャイアンツWRオデル・ベッカムを抑えること

2 ランプレーで確実にボールを進めること

3 ジャイアンツQBイーライ・マニングにプレッシャーをかけること

4 QBライアン・タネヒルが堅実なプレーをすること

5  攻守とも3rdダウン時のプレーを成功させること

ジャイアンツはランオフェンスがNFL29位の平均88.1ヤードで、特に過去3試合は平均62.3ヤードと低調です。それだけにベッカムに対するパスオフェンスに頼るところが大きいと思いますので、ドルフィンズはベッカムになるべくプレーさせないようにしなければいけません。

今シーズンのベッカムは78回のパスレシーブで1154ヤード獲得、10TDパスレシーブとジャイアンツのWRの中でも群を抜いていますが、特に過去6試合では36回のパスレシーブで630ヤード獲得、6TDパスレシーブと好調です。マニングからベッカムへのパスが繰り返し通されることになると非常に厄介です。

対するドルフィンズは先週のレイブンズ戦でRBラマー・ミラーが20キャリーで107ヤードを獲得するなど、ランで137ヤードを稼ぐ一方で、パスプレーは不調でタネヒルはパス19回投中9回成功で86ヤード獲得に止まっています。

ジャイアンツのパスディフェンスは平均314.5ヤードでNFL最下位ですが、特に過去5試合では平均355.6ヤードを献上しており、数字の上ではドルフィンズのパスオフェンスがつけ入る隙は非常に大きいと言えます。ただ、ドルフィンズはエースWRジャービス・ランドリーが膝を痛めており、その影響もあってかレイブンズ戦ではわずか2回のパスレシーブで5ヤード獲得に止まっています。

ドルフィンズはNo.2 WRのリシャード・マシューズも怪我で欠場しますので、新人WRデバンテ・パーカーにかかる比重は大きくなってくると思われます。ちなみにそのパーカーはレイブンズ戦で唯一のオフェンスTDとなった38ヤードTDパスレシーブを記録しています。

戦前の話題として、ベッカムとランドリーの両WRが注目されています。この2人はルイジアナ州立大学時代のチームメイトで、ある意味ライバル関係に位置しているんですが、この2人のプレー内容がそれぞれのチームの勝敗に大きく影響を与えることになるかもしれません。

両チームの対戦はマイアミでは過去3試合しか行われておらず、今回の対戦は1996年シーズン以来のこととなります。その時はジャイアンツが17-7で勝利しており、それも含めて過去3試合はすべてジャイアンツが勝利しています。ちなみにドルフィンズは2007年にもジャイアンツとホームゲーム扱いで対戦していますが、その時はマイアミではなくてロンドンの試合で、それも13-10で敗れています。

相性としてはドルフィンズに不利ですが、今回ドルフィンズが昔のユニフォームで試合を行うのは2003年の対ダラスカウボーイズ戦以来のことで、その時には敵地での試合ながら40-21で勝利しています。その意味では昔のユニフォームを着て戦うのは縁起がいいのかもしれません。 



 

スーパーボウルが終わって…

ニューイングランドペイトリオッツとニューヨークジャイアンツの対戦で行われたスーパーボウルは、戦前の予想通りというか、ジャイアンツがペイトリオッツに21-17で勝利しました。個人的に試合前に感じていたことは、ジャイアンツが接戦で勝利するか、ペイトリオッツが対差をつけて勝利するかどちらかだと思っていましたが、どちらかというとジャイアンツの勝利の方を願っていました。

結果はジャイアンツの勝利… しかしこの試合を見ていて、ジャイアンツのしぶとさというか、そういうものを感じました。ジャイアンツは対ペイトリオッツに自信を持っているような気もしました。QBイーライ・マニングもしかりで、4年前のスーパーボウルでもペイトリオッツを破っていますが、今回も非常に落ち着いてプレーしていたような印象があります。

しかしこういう結果を見ると、改めてというかいつもながらプレーオフに進出することの大切さを痛感します。レギュラーシーズン中の成績はペイトリオッツの13勝3敗に対してジャイアンツは9勝7敗でした。ジャイアンツはNFC東地区で優勝したんですが、やっとプレーオフに滑り込んだという印象でした。よくよく見てみると、レギュラーシーズン16試合での総得点より総失点の方が多いチームなんですね。レギュラーシーズン中の成績だけ見ると圧倒的にペイトリオッツが有利でした。ただ1つ、ジャイアンツは対AFC東地区のチームとの対戦は4勝0敗でしたが。

見所もたくさんあって、ジャイアンツの素晴らしい勝利で終わったんですが、後味の悪い部分も残りました。ふつう試合終了後には両チームの選手が健闘を称え合うシーンがあるんですが、テレビで見る限り両HCにはそういうシーンが見られましたが、他の選手はどうしていたのかわかりません。QBトム・ブレイディをはじめペイトリオッツの選手はそういうことをしてなかったような… 負けて悔しいのはわかりますが、何か違和感を感じました。さらに酷いのはブレイディ夫人が落球をしたレシーバー陣を非難するような発言をしています。

ブレイディに関してはスーパーボウル前にバッファローのホテルを批判していたというニュースを見ました。確かにブレイディは数々の記録を塗り替えた一流のQBだと思いますが、ときとして思い上がったような態度が見られるような気がします。そのブレイディにしてこの夫人… 夫婦は似てくるものだと思いますが、ブレイディという人は人間的にはどうなんでしょうかね。

とにかく、ジャイアンツ優勝おめでとうございます。素晴らしい試合を見せてもらえました。




対ジャイアンツ戦

正直言って、戦前の予想ではもっと大差で負けるんじゃないかと思っていました。しかし意外と善戦し、特に前半は楽しめました。レッドゾーンでの2度の得点チャンスにいずれもTDをあげたところは、久しぶりに見ていて気持ちよかったです。

 RBレジー・ブッシュが15キャリーで103ヤードを走るなど、ランオフェンスは計26キャリーで145ヤード(平均5.6ヤード)獲得と好調でした。LTリッチー・インコグニトの代わりの入ったネイト・ガーナーがよかったです。ブッシュの35ヤード、28ヤードというロングランはこのガーナーの影響が大きかったようです。

QBマット・ムーアも前半はよかったです。最初の6回のパスをすべて成功させるなど、前半はパス11回投中8回成功で71ヤード獲得、また走っても5キャリーで31ヤード獲得とTDランも決めました。しかし後半は酷くて、パス11回投中5回成功で67ヤード獲得に止まりました。後半に入ってCマイク・パウンシーが怪我で欠場したのも響いたんでしょうが、それにしても後半の失速が敗戦の1つの要因でしたね。

ドルフィンズの2つのTDを呼び込んだのはジャイアンツの最初の攻撃だったと思います。ジャイアンツは試合開始直後の攻撃でドルフィンズ陣内34ヤード地点までボールを進めましたが、4thダウンで残り9ヤードとなりました。この場面でジャイアンツはギャンブルでパスプレーを選択しましたが、失敗して攻撃権を失いました。これで流れがドルフィンズ側にきたと思いますが、こういうちょっとしたことで試合の流れが変わるんですね。

パスディフェンスも相変わらず酷かったです。QBイーライ・マニングに対してパス45回投中31回成功で349ヤードを献上しました。CBボンテ・デービスに代わって先発出場した新人CBジミー・ウイルソンですが、やっぱり荷が重かったようです。またマニングは3rdダウンで長い距離が残っていても冷静にプレーしてパスを成功させていました。これまでの経験と実績がそうさせるんでしょうが、ムーアとは全く違っていましたね。QBのレベルが低いのも今のドルフィンズには大きな問題だと改めて思い知らされました。

3rdダウン時の1stダウン更新も前半は7回中5回成功していましたが、後半には6回中全く成功させることができませんでした。その結果がジャイアンツに逆転のチャンスを与えてしまいました。QBサックが多いジャイアンツディフェンスを第3Qまでわずか1QBサックに抑えていたオフェンシブラインも逆転された途端力つきたんでしょうか、4QBサックを浴びせられました。そして最後はインターセプトされて試合終了…残念でした。




対ジャイアンツ戦 プレビュー

明日の対ニューヨークジャイアンツ戦ですが、WRブランドン・マーシャルは今シーズン初勝利に自信のコメントを残しています。しかし現実はかなり厳しいと言わざるを得ないでしょう。

オフェンスで唯一の強みとも言えるランニングゲームではRBダニエル・トーマスが欠場、またWRクライド・ゲイツも出場が微妙です。さらにLTリッチー・インコグニトも足首を痛めていて体調万全ではないようです。ジャイアンツはこれまで22QBサックを記録しており、もともとパスプロテクションに不安のあるドルフィンズはさらに苦境に立たされる可能性があります。

ディフェンスでもCBボンテ・デービスが欠場して新人CBのジミー・ウイルソンが先発するようです。ジャイアンツのQBイーライ・マニングはQBレイティング101.1を記録していますので、ディフェンスバック陣の弱いドルフィンズはこのマニングのパス攻撃には相当苦戦するでしょう。

ドルフィンズは選手間でもRBレジー・ブッシュの発言を巡ってSイェレマイア・ベルがブッシュを批判したりするなどチームワークにも問題が起こってきています。さらにHCトニー・スパラノも更迭が確実視されている中で、チームの指揮を執らなければいけない状況におかれており、すでにやる気を失っているかもしれません。

とにかくドルフィンズがNFC東地区首位を走るジャイアンツより優れている状況は皆無に等しいのですが、少しでも多くいいプレーを見せてもらいたいものです。




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