Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

オデル・ベッカム

Dolphins Daily News 5.30

NFL Networkが選ぶトップ100選手の50位から41位までが発表され、ドルフィンズのWRジャービス・ランドリーが42位にランクされました。

ドルフィンズの選手については、69位でRBジェイ・アジャイ、62位でDEキャメロン・ウェイク、そして55位でDTダムコン・スーが選ばれて、もうそれで終わりではないかと思っていました。

しかし今日、ランドリーが選ばれて、ドルフィンズの選手としては4人目となり、また42位にランクされたというのは過去最高位の結果となっています。

ランドリーは昨年もトップ100選手に選ばれていますが、98位だったので、今年はランク外かと思っていたんですが、98位から一気に56ランクアップということになりました。こういう結果を見ると、ランドリーはドルフィンズの顔になったという気がします。

2015年にチーム記録の110回のパスレシーブを記録したランドリーは、昨シーズンも94回のパスレシーブを決めています。そして新人の年から3年間でのパスレシーブ数は288回で、これは大学時代のチームメイトであり友人でもあるニューヨークジャイアンツのWRオデル・ベッカムと並んでNFL記録となっています。

大型の契約延長もまもなく締結されるかもしれませんし、名実ともにNFLのトップWRとなりつつあります。今シーズンもさらなる飛躍と活躍が期待されます。



Week 14 対ジャイアンツ戦

マンデーナイトゲーム、ドルフィンズとニューヨークジャイアンツの対戦はドルフィンズのチーム創設50周年を記念した試合ということで、しかもリアルタイムで中継を見ることができましたので、非常に楽しみにしていました。もちろんドルフィンズの勝利に期待していたんですが、結局残念な結果に終わりました。

ドルフィンズのホームということだったんですが、スタジアムにはジャイアンツファンも多く見られ、ある意味ドルフィンズのホームとは思えないような雰囲気でした。ジャイアンツファンがバカンスも兼ねてマイアミまで試合を見に来ていたんでしょうか、そんな印象も受けました。

肝心の試合の方ですが、途中まではいい感じで勝てそうだったのですが、第3Qに同点に追いつかれてからは試合の流れがジャイアンツペースになってしまったような気がします。FGを失敗させた後の攻撃がチャンスだったのですが、それを無駄にしてしまったのが悔やまれるところでした。

振り返ってみて、数字的なものを見てもあまり差はなかったんですが、一番大きく違ったのが反則の数と罰退ヤードです。ジャイアンツは3回で25ヤードだったのに対して、ドルフィンズは12回で123ヤードを罰退、しかも第4Qの大事なところでのメジャーペナルティがチームにとって大きな痛手となっています。

第4Qに逆転された後、時間は10分以上残っていましたので、追いつき追い越すことは十分可能だったはずです。しかし最初の攻撃では敵陣内31ヤード地点まで攻め込みながらオフェンシブラインのホールディングで罰退したあげくにパントに終り、さらにその次の攻撃は敵陣48ヤード地点からと絶好のフィールドポジションだったにもかかわらず、WRジャービス・ランドリーが感情に任せたまったく無意味な反則で15ヤード罰退して自滅した格好になりました。

ランドリーに関してはこの試合でWRとして11回のパスレシーブで99ヤードを獲得したほか、パントリターンやキックオフリターンで非常に大きな貢献をしてくれていました。それだけに、あのつまらない反則ですべてを台無しにしてしまったような気がします。

この試合はランドリーとジャイアンツWRオデル・ベッカムのライバル対決のような見方もされていました。ルイジアナ州立大学のチームメイトということで両者とも意識していたと思うし、全米のファンからも注目されていたところがあったと思います。しかし終わってみればベッカムの方が大きく評価される結果になってしまいました。

ただ敗戦の要因はそれだけではなく、得点を取ったらすぐに取り返されるディフェンスも不甲斐ないものでした。特にパスディフェンスにいたっては最悪で、QBイーライ・マニングのパスをほとんど防ぐことができませんでした。マニングは31回のパスのうち失敗はわずか4回で337ヤード獲得、4TDパス、QBサックとインターセプトはなしとほぼ完璧な内容でした。

まあマニングが常にそんな成績をあげていたらチームが負け越していることはないと思うので、マニング自身の調子もよかったのでしょう。ただ、それにしてもドルフィンズのディフェンスは悪すぎました。プロボウルCBブレント・グライムスもベッカムにはまるで歯が立たなかったですし、それに加えて不可解だったのが決勝点となった84ヤードTDパスレシーブの時はなぜCBジャマー・テイラーをベッカムとマッチアップさせていたのかということです。

テイラーは先発から降格となり、先週は試合にも出場していませんでした。先発CBボビー・マッケインが欠場してしまったという不運はあったにせよ、あの起用には疑問が残りました。結果、セーフティの選手との連携が取れずベッカムを完全にフリーにしてしまいました。

あと毎度のことですが、試合に負けると必ずと言っていいほどランプレーの議論が起こります。この試合でRBラマー・ミラーは12キャリーで89ヤードを獲得して2TDランを記録していますが、前半に7キャリーで69ヤードを獲得したのに対して、後半はわずか5キャリーで20ヤード獲得に止まっています。

当然なぜかという疑問が湧いてきますが、ある情報によればミラーが足首を痛めてしまったからだということです。しかし別な情報ではミラー自身は問題なかったということですし、どっちが本当なのかわかりません。痛めていたことは事実でチームとしては大事を取ってのことだったのかもしれませんが、負ければ完全にプレーオフへの道が絶たれるという状況で大事を取るというのはあり得ません。

12月のこの時期になれば先発選手で五体満足というのはほとんどいなくて、みんなどこかしら痛めたりしているものだと思います。ましてやミラーはこの試合までチームトップの7TDを記録しており、この試合でも2TDをあげているんですから、チーム最強の武器とも言っていいでしょう。その選手を勝負どころで使わないという手はありません。

ちなみに今シーズン、ミラーが13回以上走った試合は全勝、12回以下だと全敗という結果が出ています。ということはミラーに数多く走らせれば試合に勝てる可能性が高いということなので、オフェンスのゲームプランとしては当然ミラーのランを中心に組み立てるものだと思うのですが…

この試合を前にオフェンスのランとパスのバランスについて注目していました。なぜならば先週の試合でパスがほとんど出なかったので、この試合ではまたパスが多くなるんじゃないかという懸念がありました。ジャイアンツのパスディフェンスが悪いということもあったんでしょうが、やはりパスが多くなってバランスが悪くなりました。

そしてそのパスについてもバランスが悪く、ランドリーをターゲットとしたものが18回で、それ以外の選手は3分の1以下です。ひとりの選手にパスが偏るというのもどうかと思うのですが、ランドリーが先週の試合でパスレシーブが少なかったことに不満を爆発させていたようですが、まさかその影響でもないでしょうが。

これで5勝8敗ということで今シーズンもまた勝ち越すことはできなくなり、よくて8勝8敗の5割ですがその可能性も非常に低いと思います。しかしファンとしては勝てば気分がいいですが負ければ悪くなりますので、消化試合だから無理に勝たなくてもその分ドラフトの順位を上げれば、などとは絶対に思いません。1つでも多くのいいプレー、そして1試合でも多く勝ってもらいたいと思っています。



 

Week 14 対ジャイアンツ戦 プレビュー

ドルフィンズにとって今シーズン唯一のマンデーナイトゲーム、地元マイアミでの対ニューヨークジャイアンツ戦です。この試合でドルフィンズはチーム創設当時のユニフォームで試合を行うようで、ハーフタイムでも創設50周年のセレモニーが行われるんでしょうか、そういう意味での楽しみもあります。

両チームの現状は共に5勝7敗の同率なんですが、置かれている立場はまったく違います。ドルフィンズはAFC東地区の最下位でプレーオフ進出はほぼ絶望的なのに対して、ジャイアンツはNFC東地区でフィラデルフィアイーグルスとワシントンレッドスキンズに並んで同率首位なので、今後の勝敗いかんでは地区優勝でプレーオフ進出の可能性も大いにあります。

ただ、先週の試合でドルフィンズはボルチモアレイブンズに15-13で勝利していますが、ジャイアンツはニューヨークジェッツにオーバータイムの末に23-20で敗れています。特にジャイアンツは第4Qまで10点リードしながら逆転負けを喫しています。

そういう背景もあり、戦前の予想ではホームのドルフィンズがやや有利かという状況ですが、ドルフィンズ勝利のポイントとしては次のようなことがあげられます。

1 ジャイアンツWRオデル・ベッカムを抑えること

2 ランプレーで確実にボールを進めること

3 ジャイアンツQBイーライ・マニングにプレッシャーをかけること

4 QBライアン・タネヒルが堅実なプレーをすること

5  攻守とも3rdダウン時のプレーを成功させること

ジャイアンツはランオフェンスがNFL29位の平均88.1ヤードで、特に過去3試合は平均62.3ヤードと低調です。それだけにベッカムに対するパスオフェンスに頼るところが大きいと思いますので、ドルフィンズはベッカムになるべくプレーさせないようにしなければいけません。

今シーズンのベッカムは78回のパスレシーブで1154ヤード獲得、10TDパスレシーブとジャイアンツのWRの中でも群を抜いていますが、特に過去6試合では36回のパスレシーブで630ヤード獲得、6TDパスレシーブと好調です。マニングからベッカムへのパスが繰り返し通されることになると非常に厄介です。

対するドルフィンズは先週のレイブンズ戦でRBラマー・ミラーが20キャリーで107ヤードを獲得するなど、ランで137ヤードを稼ぐ一方で、パスプレーは不調でタネヒルはパス19回投中9回成功で86ヤード獲得に止まっています。

ジャイアンツのパスディフェンスは平均314.5ヤードでNFL最下位ですが、特に過去5試合では平均355.6ヤードを献上しており、数字の上ではドルフィンズのパスオフェンスがつけ入る隙は非常に大きいと言えます。ただ、ドルフィンズはエースWRジャービス・ランドリーが膝を痛めており、その影響もあってかレイブンズ戦ではわずか2回のパスレシーブで5ヤード獲得に止まっています。

ドルフィンズはNo.2 WRのリシャード・マシューズも怪我で欠場しますので、新人WRデバンテ・パーカーにかかる比重は大きくなってくると思われます。ちなみにそのパーカーはレイブンズ戦で唯一のオフェンスTDとなった38ヤードTDパスレシーブを記録しています。

戦前の話題として、ベッカムとランドリーの両WRが注目されています。この2人はルイジアナ州立大学時代のチームメイトで、ある意味ライバル関係に位置しているんですが、この2人のプレー内容がそれぞれのチームの勝敗に大きく影響を与えることになるかもしれません。

両チームの対戦はマイアミでは過去3試合しか行われておらず、今回の対戦は1996年シーズン以来のこととなります。その時はジャイアンツが17-7で勝利しており、それも含めて過去3試合はすべてジャイアンツが勝利しています。ちなみにドルフィンズは2007年にもジャイアンツとホームゲーム扱いで対戦していますが、その時はマイアミではなくてロンドンの試合で、それも13-10で敗れています。

相性としてはドルフィンズに不利ですが、今回ドルフィンズが昔のユニフォームで試合を行うのは2003年の対ダラスカウボーイズ戦以来のことで、その時には敵地での試合ながら40-21で勝利しています。その意味では昔のユニフォームを着て戦うのは縁起がいいのかもしれません。 



 

2人の新人の活躍

Professional Football Writers of America が2014年シーズンのオールルーキーチームを発表しています。そしてドルフィンズからはOTジャワン・ジェームスとWRジャービス・ランドリーが選出されました。

ジェームスはドラフト1巡目指名選手で、今回の選出ではテネシータイタンズのOTテイラー・レワンと共に選ばれています。またランドリーはドラフト2巡目指名選手で、ワイドレシーバーとしてではなく、キックオフのリターナーとして選ばれています。

ジェームスは全体19番目の指名で入団しましたが、ドラフトされた当時はどちらかというと地味で、同じく1巡目指名されたオフェンシブラインの選手の中では最も評価が低かった選手です。しかし16試合すべてに先発出場し、特に11月9日の対デトロイトライオンズ戦で先発LTブランデン・アルバートが怪我で欠場してからは、本来のRTのポジションではなく大学時代にも経験がなかったLTでプレーし、なれないポジションながらほぼ無難にこなしていました。

そしてランドリーは平均28.1ヤードのキックオフリターンを記録しましたが、これは新人の中ではトップで、NFL全体でも4位という好成績でした。第3週の対カンサスシティチーフス戦では74ヤードというロングキックオフリターンを記録しています。

さらにランドリーは本職のWRとしても素晴らしい成績で、ドルフィンズの新人としてのチーム記録を更新する84回のパスレシーブを記録しました。ちなみに今回の選出ではWRの選手はタンパベイバッカニアーズのマイク・エバンスとニューヨークジャイアンツのオデル・ベッカム Jr.が選ばれています。

ドルフィンズの新人選手が2人同賞に選出されたのは2013年シーズンに次いで2年連続で、この時はKカレブ・スタージスとスペシャルチーム選手としてドン・ジョーンズが選ばれています。ただ、2年目はスタージスはキッキングが不安定、ジョーンズにいたってはシーズン前に解雇されてシーズン途中に怪我人の代替として拾われるなど、いずれも成績が降下しています。

ジェームスとランドリーについては来シーズンも成績が降下することなく、さらなる飛躍を期待したいと思います。



 
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