2013年のレギュラーシーズンもいよいよあと1試合を残すのみとなりました。ドルフィンズは最終戦をホームでニューヨークジェッツと対戦しますが、その結果と他チームの勝敗によっては2008年シーズン以来のプレーオフ進出の可能性もあります。
ここでドルフィンズのプレーオフ進出条件を整理すると、次のようになっています。
1 ドルフィンズ勝利 + ボルチモアレイブンズ敗戦
2 ドルフィンズ勝利 + サンディエゴチャージャース勝利
なお、厳密に言えば引き分けの場合も想定されていますが、引き分けという結果はほぼないと思いますので省略しています。
ドルフィンズは負けてしまうとその時点で終りなので絶対に勝利することが必要ですが、勝利したと仮定してレイブンズとチャージャースの結果が問題です。
レイブンズは敵地でシンシナティベンガルズと対戦します。ベンガルズはすでに地区優勝を決めており、プレーオフ進出は問題ないのですが、レイブンズ戦に勝ってニューイングランドペイトリオッツが敗れるとプレーオフでの第2シード、すなわち第1ラウンドでの試合が免除されます。ベンガルズは全力で戦ってくると思われ、ホームゲームなのでレイブンズが勝つには厳しい状況です。
そしてチャージャースはドルフィンズ、レイブンズの試合が終わったころに試合開始となります。ホームでの対カンサスシティチーフス戦ですが、こちらもチーフスはすでにプレーオフ進出を決めており、その試合の結果がどうであれ第5シードという状況は変わりません。したがって、チーフスにとっては敵地での試合でもあり、その試合で主力選手を温存するなど全力で戦わない可能性があります。
ただ、仮にドルフィンズとレイブンズが両方とも負けない限りプレーオフ進出のチャンスはないわけで、試合開始時にはドルフィンズとレイブンズの結果がわかっている可能性が高いです。もしプレーオフ進出のチャンスがなくなった場合、チャージャースのその試合に対するモチベーションは低下すると思われます。
しかし、チャージャースにとってはホームゲームですし、チーフスはおそらくその試合で主力選手を温存してくるでしょう。やはりプレーオフを前にして選手の怪我などは致命的となります。したがって、前の試合がどうであれチャージャースが勝利する可能性は高いと思います。
参考までに各チームの戦績は次のとおりです。
ドルフィンズ:ホームで4勝3敗
ジェッツ:アウェイで1勝6敗
レイブンズ:アウェイで2勝5敗
ベンガルズ:ホームで7勝0敗
チャージャース:ホームで4勝3敗
チーフス:アウェイで6勝1敗
以上のように考えると、ドルフィンズは勝てばプレーオフ進出という可能性が高くなりますが、前述のようにまずはジェッツに勝つことです。今シーズン最初の対戦では23-3と快勝していますが、決して楽な戦いにはならないと思います。ジェッツはプレーオフ進出の可能性はありませんが、おそらくドルフィンズに勝つために全力を尽くしてくると思います。
ジェッツ戦については後日触れますが、先日大敗したバッファロービルズ以上の難敵だと思われます。ドルフィンズはしっかりと対策を立て、ホームゲームであるという優位性を持って試合に臨んでもらいたいと思います。