NFL第8週、ドルフィンズはアウェイでシンシナティベンガルズと対戦します。昨シーズンは10勝してAFC北地区優勝を果たしたベンガルズも今シーズンはここまで2勝4敗と勝ち星が延びずしかも現在3連敗中となっています。戦前の予想でもドルフィンズが有利となっており、先週の対ピッツバーグスティーラーズ戦で惜しい敗戦を喫したドルフィンズにとっては絶対に落とせない試合となります。

ベンガルズといえば2人のベテランWR、テレル・オウエンスとチャド・オチョシンコがオフェンスの中心となります。特にオウエンスはここまで40回のパスレシーブで564ヤード獲得と好調です。ドルフィンズはこの2人をCBボンテ・デービスとジェイソン・アレン、そしてショーン・スミスがマークすることになりますが、ここまでチームトップの3インターセプトを記録しているアレンがスミスと先発を入れ替わることが予想されます。

またベンガルズのランオフェンスはRBセドリック・ベンソンが2年連続のシーズン1200ヤードラッシングのペースで走っていますが、ここまでの6試合中4試合で平均3.5ヤードに抑えられています。先週スティーラーズのランオフェンスを平均2.1ヤードに抑えたドルフィンズですので、ベンソンのランプレーはそれほど脅威ではないでしょう。

一方ベンガルズのディフェンスはNFL4位だった昨シーズンに比べて、今シーズンはここまで同20位と低迷しています。ベンガルズディフェンスの強みは2人のCBレオン・ホールとジョナサン・ジョセフですが、ジョセフはひざの怪我のために先週の対アトランタファルコンズ戦を欠場しています。そのせいだけではないでしょうが、ファルコンズ相手に大量39失点しています。

ベンガルズディフェンスの大きな問題はパスラッシュの不足で6試合でわずか6QBサック、チームのサックリーダーが元ドルフィンズのSクリス・クロッカーで2QBサックです。

ドルフィンズは得点力不足が深刻で、ここまで1試合平均18.5点しか記録できていません。しかしベンガルズのディフェンス相手にはラン、パスともにオフェンスは進むでしょうから、あとはTDをどれだけ奪えるかが課題でしょうね。

ドルフィンズは今シーズン、ロードで3勝無敗とはいえやっぱり油断は禁物です。とにかくミスを少なくして、一番怖いのはベンガルズのパスオフェンスが爆発してしまうことですが、QBカーソン・パーマーも好不調の波が大きいようなので、LBキャメロン・ウェイクとコア・ミーシーを中心としたパスラッシュでプレッシャーをかけ続けたいところです。