Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

ケニー・スティルス

Dolphins Daily News 12.28ーDTスーがチームMVPを受賞

2017年シーズンの南フロリダのメディアによるチーム表彰の発表が行われ、DTダムコン・スーがチームMVPである Dan Marino Most Valuable Player に選出されました。

スーはもちろん初めての受賞ですが、DTの選手としてもチームMVPの受賞はスーが初めてとなっています。またディフェンスの選手としては12人目の受賞となりました。

今シーズンのチームMVPを考えると、スーの受賞は順当と言えます。というか、オフェンス、ディフェンスを見渡してもMVPと言えるのはスーしかいませんね。スーはこれまでの15試合で45タックル、4.5QBサック、9ロスタックル、12QBヒット、2パスディフェンス、2ファンブルフォースを記録しています。

またフィールド内外でのリーダーシップが評価される Don Shula Leadership Award にはDEキャメロン・ウェイクが、スポーツマンシップや勇気の模範となる選手に贈られる Ed Block Courage Award にはCマイク・パウンシーが、そして南フロリダ地域への貢献が評価される Nat Moore Community Servise Award にはWRケニー・スティルスが選出されています。

ウェイクの受賞は通算4回目で、DEジェイソン・テイラーと並んで最多受賞となっています。またスティルスの受賞は昨シーズンに続いて2年連続となります。なお、Nat Moore Community Servise Award を2年連続で受賞するのはスティルスが4人目で、過去にはFBルーサカ・ポライト(2009-10)、LBブライアン・コックス(1994-95)、Pブランドン・フィールズ(2011-13)が連続で受賞しています。


Dolphins Daily News 12.8―Walter Payton NFL Man of the Year

ドルフィンズは Walter Payton NFL Man of the Year の候補者としてWRケニー・スティルスを選出しました。

この賞はフィールド上での活躍に加えて、フィールド外での地域活動への貢献が認められた選手に与えられるもので、各チームの候補者の中から3人が最終候補者として選ばれ、最終的にその中の1人がスーパーボウルの前夜に同賞を受賞することになります。

ドルフィンズでは過去に、Cドワイト・スティーブンソン、QBダン・マリーノ、そしてDEジェイソン・テイラーが受賞しており、同一のチームから3人以上選ばれたのはわずかに7チームしかなく、ドルフィンズはそのうちの1つです。


第14週の対ニューイングランドペイトリオッツ戦の Injury Report が発表されています。

ドルフィンズでは7人の選手が練習を欠席しています。DEキャメロン・ウェイク、OGジャーモン・ブッシュロッド、QBマット・ムーア、DTダムコン・スー、CBコードレイ・タンカーズレイ、Sマイケル・トーマス、そしてRBダミアン・ウイリアムスですが、このうちウェイクは怪我をしてなくて休養日だということです。

また、先週の対デンバーブロンコス戦をひざの怪我のために欠場したDTダボン・ゴッドチョーは練習に復帰していますが、限定的なメニューだったようです。同じくブロンコス戦で臀部を痛めて途中退場したCマイク・パウンシーも練習を行っています。


Week 7 対ジェッツ戦

今シーズン2回目の対ニューヨークジェッツ戦でした。前回の対戦は第3週に行われドルフィンズが完敗していましたが、今回もホームゲームながら苦戦しました。しかし14-28の劣勢から第4Qに17得点して逆転勝利しました。

この試合は何と言ってもマット・ムーアにつきます。第3Q開始早々に先発QBジェイ・カトラーがディフェンスのヒットを受けて、脇腹を痛めて途中退場しました。その結果控えQBのムーアがプレーしたんですが、素晴らしいプレーで逆転勝利を演出しました。

ムーアは14-21と7点リードされていた時にカトラーと交代したんですが、いきなりインターセプトされて、それをきっかけにTDを取られて14点差をつけられました。やっぱりこの試合はムーアでもだめなのかと思いましたが、ターニングポイントとなったのはWRケニー・スティルスへのTDパスだったと思います。

第4Q序盤の攻撃で3rdダウン残り7ヤードというプレッシャーのかかる場面で、ムーアはスティルスに28ヤードのTDパスを決めました。あの攻撃では絶対にTDを取らないといけない場面でした。14点差ありましたから残り時間を考えてもFGでは不足だったんですが、よく投げ込んで、しかもスティルスもよくキャッチしました。

それでこの試合の流れがドルフィンズ側に一気に傾いていったような気がします。その結果、次の攻撃でもムーアはスティルスにTDパスを決めて同点に追いつきました。

ただ、その次の攻撃はパントに終わって、その時点での残り試合時間が47秒でした。ここからのジェッツの攻撃がまた大きなポイントだったと思いますが、残り47秒で自陣15ヤード地点からの攻撃で、ジェッツは勝ち越しを狙ってパスプレーを選択しました。まあ、ジェッツとしてはタイムアウトが3つ残っていたので攻めていくのは当然の策だと思いましたが、ディフェンスが抑えていたのでオーバータイムに突入するだろうと思ってみていました。

しかし結果はジェッツにとっては最悪、ドルフィンズにとっては最高となるインターセプトによるターンオーバーでした。個人的には同点で終わって一旦流れを止められるのが嫌だったのですが、まさかあそこでターンオーバーになるとは思いませんでした。ジェッツ側からすれば一見弱気なようですが、オーバータイムに持ち込んで流れを止めるのも1つの策だったのかもしれません。

それにしてもカトラーが負傷してプレーできないとなった時に、スタジアムでは歓声のようなものが聞こえていたのはなんとも後味が悪かったです。確かにカトラーのパフォーマンスにはファンは納得していなかったところもあるんですが、カトラーもようやく調子が上がってきていただけに、怪我をしなくてももしかしたら逆転できていたかもしれません。

ただ、ムーアだけのことを考えると、ムーアに変わってからオフェンスにリズムが出たのは明らかでした。そのリズムがチームを逆転勝利に導いたと言ってもいいと思います。その1つの例と言えるのですが、TEジュリアス・トーマスがムーアのパスを見事なワンハンドキャッチしています。トーマスはカトラーのパスを落球したりすることが目立ったのですが、それはやはりリズムが悪かったせいもあると思います。

ここ2試合ぐらいドルフィンズのレシーバー陣には落球が目立っていました。それはカトラーがオフェンスのリズムを作れなかったもの要因の1つだったと思います。それがムーアに代わったら落球がなく、素晴らしいキャッチが連続して決まっていましたが、その点についてはムーアの優れているところだと思いました。

まだ詳細はわかりませんが、カトラーは肋骨を骨折している疑いがあるようです。そうなれば当然次の試合は出場できませんし、下手をすると今シーズンはプレーできないのかもしれません。いずれにしても正式な診断結果を待たなければいけません。

最後はKコディ・パーキーが決勝FGを決めて勝利したんですが、ドルフィンズは昨シーズンから7点差以内の試合では12連勝ということで、NFL記録の14連勝に迫ってきました。僅差の試合に勝利できるということは運もあるでしょうが、試合のマネージメントが優れているということも言えると思います。その点ではアダム・ゲイスという人は信頼できるヘッドコーチであるような気がします。

それとこの試合ではRBジェイ・アジャイが100ヤードを走れませんでしたし、25回ボールを持つこともできませんでした。今までの統計から言えば負けていてもおかしくない試合でしたが、それでも勝てたのは大きかったと思います。それにしてもアジャイはジェッツのディフェンス相手には非常に苦戦させられます。

これで4勝2敗となりました。数週間前のチーム状態を考えると上出来といえるのですが、オフェンスも少しずつよくなってきましたし、ディフェンスも安定感が感じられます。怪我人が出ても代わりの選手で勝てているのですから、非常にいいチーム状態になってきているのではないでしょうか。


Week 2 対チャージャース戦

ドルフィンズの2017年シーズンの開幕戦はロサンゼルスチャージャースに19-17で逆転勝利しました。しかしこの試合、チャージャースのホームゲームだったんですが、スタンドにはドルフィンズファンも多数いて、チャージャースも初めてロサンゼルスで試合をするということで、ホームフィールドアドバンテージがあまりなかったように感じました。

試合の方ですが、直接の勝因と言えばチャージャースの新人キッカーが44ヤードのFGをミスしてくれたことだったんですが、それを抜きにして考えればドルフィンズのKコディ・パーキーが54ヤードFGを決めたことでした。外せばドルフィンズの負けが確定するということでプレッシャーのかかる場面だったんですが、よく決めてくれました。

パーキーはシーズン開始前の最終ロースターカットで解雇された後にドルフィンズが獲得したんですが、この試合では4本のFGをすべて決めていますし、50ヤード以上のFGはこれで通算6本をすべて決めたことになります。ドルフィンズにとってはパーキー獲得の効果が早くも出たということになりました。

オフェンスの方ですが、最初の攻撃でリズムよく攻めていってFGで3点を先制したので、前半にもっと得点が取れるかと思ったんですが、結局その3点だけでした。敵陣深く攻め込みながらTDが取れなかったのがその後のオフェンスに影響したのかとも思えますが、試合を通してTDは1つだけだったのが試合展開を苦しくしました。

敵陣のレッドゾーン内に3度侵入しているんですが、そのすべてがFGに終わっています。最後のツメが甘かったというのが目立ち、これを改善できるかが今後の課題だと思います。今シーズンは得点力が向上すると思っていたんですが、ちょっと心配です。まあ、チャージャースのディフェンスがよく守ったということかもしれませんが。

ただ、第3Qの敵陣6ヤード地点からのQBジェイ・カトラーからWRジャービス・ランドリーへのパスと第4Qの敵陣9ヤード地点からのWRデバンテ・パーカーへのパスは両方とも失敗に終わっているんですが、上手く投げていればTDを取れたと思うので、そこは残念でした。

カトラーはパス33回投中24回成功で230ヤードを獲得し、WRケニー・スティルスに29ヤードのTDパスを決めています。インターセプトはなくQBサックは2回受けましたが、ドルフィンズでのデビュー戦を勝利で飾り上々のスタートだったと思います。ただ、細かいところでレシーバーとの呼吸が完全には掌握しきれていないところもあると思いますが、今後試合を重ねていけば改善されて得点力も上がるのではないかと思っています。

ランドリーへのパスが13本と非常に多く偏っていた印象があるんですが、最もヤードを稼いだのはパーカーへのパスで85ヤードでした。短いパスはランドリーやTEジュリアス・トーマスに、長いパスはパーカーやスティルスにと特徴が出ていたんですが、パスレシーブをした選手が計5人と少なく物足りなかったです。もっと多くの選手にパスが投げ分けられれば攻撃の幅も広がります。

それとRBジェイ・アジャイは今年も期待できそうです。この試合では28キャリーで122ヤードを獲得して非常にいいスタートを切ったと思います。昨年の大ブレークから今年はマークもきつくなって苦しむかという懸念もあったんですが、そういうところは全く感じられませんでした。

一方ディフェンスの方ですが、試合開始直後にLBローレンス・ティモンズが出場していないことに気づき何かあったのかと思ったんですが、原因不明の敵前逃亡みたいな記事が出ていました。何が起こったのか今後わかってくるかもしれませんが、ちょっと不安材料です。

ティモンズ欠場でLBは新人のチェイス・アレンが先発しました。ランディフェンスはどうかと注目していたんですが非常によくて、終わってみれば14キャリーで44ヤード喪失に止めています。チャージャースのエースRBメルビン・ゴードンを9キャリーでわずか13ヤード獲得に抑えました。

その反面、パスディフェンスはあまりよくなかったです。QBフィリップ・リバースに対して39回投中31回のパス成功を許して331ヤードを献上しました。特にTEへのパスカバーは相変わらずで、アントニオ・ゲイツにTDパスを通されましたし、ハンター・ヘンリーという選手には7本すべてのパスを通されて80ヤードを許しています。ここを改善していかないと今後も苦しめられることになります。

また、パスラッシュもあまり効果がなかったような気がします。プレッシャーは少なからずかかっていると思うのですが、何か余裕を持ってパスを投げられているように見えました。パスラッシュを警戒したリバースが上手かったということも言えるかもしれませんが、インターセプトは奪えず、QBサックも1つしか記録できませんでした。

ただ、それでもチャージャースのオフェンスを17得点に抑え、TDも2つしか許さなかったというのが勝利に結びついています(FG2本の失敗で助けられましたが)ので、その点ではよかったと思います。昨年と比べてディフェンスがどうかというのはまだ1試合だけですのでなんとも言えませんが、課題だったランディフェンスがよかったのは今後の自信につながるかもしれません。

今日の勝利を見て感じることは、昨シーズンも際どい勝利を続けて接戦をものにしてきたんですが、今シーズンも同じような傾向になるのかなということです。まあ、何はともあれ、不利が予想されていたチャージャース戦に勝利していいスタートが切れたことは確かですね。


Week 2 対チャージャース戦 プレビュー

ドルフィンズにとって2017年シーズンの開幕戦はロサンゼルスチャージャースとの対戦です。チャージャースはすでに開幕戦を行っており、デンバーブロンコスに27-24で敗れています。

この試合はチャージャースのホームゲームで、今年からロサンゼルスに本拠地を移したんですが、その本拠地でのデビュー戦となります。したがって、戦前の予想ではホームチームであるチャージャースが有利という数字が紹介されています。

ドルフィンズとチャージャースは昨年も対戦しています。場所はサンディエゴだったんですが、チャージャースのQBフィリップ・リバースから4つのインターセプトを奪ったドルフィンズが31-24で勝利しました。最後はLBキコ・アロンソのインターセプトリターンTDで勝敗が決しています。

今回の対戦でもドルフィンズのディフェンスがリバースからターンオーバーを奪うことができれば勝利に近づくのですが、リバースは第1週のブロンコス戦では3つのTDパスを決めています。ディフェンスバック陣にやや不安のあるドルフィンズとしては効果的なパスラッシュでリバースにプレシャーをかけることが必要です。

あとディフェンスに関してはランをどれだけ止められるかが注目です。チャージャースのRBメルビン・ゴードンはブロンコス戦では18キャリーで54ヤード獲得に抑えられました。ランディフェンス強化を目的に補強したLBローレンス・ティモンズやDEウイリアム・ヘイズ、そして先発LBマイク・ハルのプレーがポイントとなります。

一方オフェンスの方はQBジェイ・カトラーのドルフィンズでのデビュー戦となります。プレシーズンゲームでは好調だったカトラーですが、本番でも同じようなプレーができれば、パスターゲットはWRのデバンテ・パーカー、ジャービス・ランドリー、ケニー・スティルスやTEジュリアス・トーマスなど十分な戦力を備えているので期待できます。

ただし、注意すべきはチャージャースディフェンスのパスラッシュで、DEのメルビン・イングラムとジョーイ・ボサの2人を抑えなければいけません。この2人はブロンコス戦では1.5QBサック、6QBヒットを記録しています。

また、カトラーのパスプレーを助ける意味でもランオフェンスが重要になります。RBジェイ・アジャイは昨年のチャージャース戦では19キャリーで79ヤードを獲得しています。アジャイのランプレーをコンスタントに出すことが勝利の鍵となります。

それに加えて、3rdダウン時のオフェンスでいかに1stダウンを更新することができるかもポイントとなります。昨年の3rdダウン時の1stダウン更新率は36.7%でNFL25位でした。この数字を向上させることがオフェンスの得点力向上につながり、同時により多くの時間を消費してディフェンスのプレー時間を短縮させるとことにもつながります。

ドルフィンズのディフェンスの先発選手の平均年齢は28.18歳で、これはカロライナパンサーズと並んでNFLで最も高い数字となっています。それだけに、いかにディフェンスを休ませるかがこの試合だけでなく、今シーズンのチームの成績にも直結してくることだと思います。

あと気になるところはスペシャルチームで、キッカーとパンターが新しくなっています。第1週がハリケーンで中止になったことでより多くの練習ができたと思うので、安定したプレーを期待したいです。スペシャルチームのプレーが勝敗に大きな影響を及ぼすのはよくあることですから。

最新の怪我人情報を見るとランドリーがひざを痛めたようです。それとアジャイもひざの怪我で一時怪我人情報に登録されていました。ただ、それについてはほとんど心配はないようです。その他ではLBレイ・マウアルーガがハムストリングを痛めて欠場します。

ドルフィンズにとっては敵地での試合ですが、勝つチャンスは十分にあると思いますので、いいスタートを切ってもらいたいと思います。またそれ以上に試合内容にも注目で、特にディフェンスがどれだけ守れるかが今シーズンを占う意味でも重要になってきます。


livedoor プロフィール

どるふぃんわん

楽天市場
最新コメント
記事検索
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ