Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

ケビン・コイル

Week 6 対タイタンズ戦 プレビュー

ドルフィンズは先週はバイウイークで試合がなかったんですが、その間にHCジョー・フィルビン、DCケビン・コイルが相次いで解任され、コーチ陣の一部を再編成せざるを得なくなりました。その結果、暫定HCダン・キャンベルの下、新しいドルフィンズの初めての試合が今週末の対テネシータイタンズ戦となります。

新しいドルフィンズといってもコーチ陣がほとんど代わったとか、主力選手が入れ替わったというわけではないんですが、これまでの4試合とは何か変化が見られるのか、多くのファンが注目しているものと思われます。

なんといってもチームの再スタートにはまず試合に勝つことが一番の特効薬となります。相手のタイタンズはドルフィンズと同じく1勝3敗とチームの調子は上がっていません。タイタンズの本拠地での試合とはいえ、ドルフィンズにも十分勝つチャンスがあると思われますが、その勝利のポイントとして次の点があげられています。

1 ランオフェンスで100ヤード以上走ること
RBラマー・ミラーとジョナス・グレイの2人で20回以上のランプレーを出し、バランスの取れたオフェンスを展開していかなければいけません。

2 タイタンズのランプレーを止めること
ドルフィンズのランディフェンスは相手チームに平均160ヤードのラッシングを許しており、これはNFL最下位となっています。チームの変化によってディフェンスにもいい影響がでるのかどうかですが、勝つためにはタイタンズのランプレーを100ヤード以下に抑える必要があるでしょう。

3 QBマーカス・マリオタにプレッシャーをかけること
タイタンズの新人QBマリオタはパス成功率64.1%で1020ヤード獲得、8TDパスを記録してQBレイティングは99.7となっており、これはNFL10位という好成績です。しかしその一方で14回のQBサックを受けており、ここまでわずか1QBサックしか記録していないドルフィンズのディフェンシブラインがどこまでマリオタにプレッシャーをかけられるかが鍵となります。

4 積極的なパスオフェンスを展開すること
ドルフィンズのQBライアン・タネヒルは1回あたりのパス獲得ヤード数がNFLの平均より悪く、パス成功率も56.7%と低調です。しかしこのパスオフェンスの向上がなければ得点も取れませんし、ドルフィンズの勝利もありません。タネヒルがより積極的にパスを投げられるかが課題となります。

5 第1Qでリードを奪われないこと
ドルフィンズはこれまでの4試合の第1Qに相手チームに計37得点を許している一方で、自軍の得点はわずか3点に終わっています。試合序盤で一方的に攻められてリードを奪われていることがチームの成績や選手の士気に影響しています。序盤での失点を防ぎ得点を奪うことが勝利に結びつく大きな要因となります。

同じ1勝3敗同士でも新人QBが活躍しているタイタンズとHCが解任されたドルフィンズとでは大きな違いがあると思われますが、意外にも戦前の予想ではドルフィンズの勝利を予想する人が少なくありません。

ただ、一番気がかりなのはタネヒルの状態です。タネヒルは練習生を侮辱したとして非難されており、その影響がこの試合に出てしまう恐れがあります。タイタンズのパスディフェンスはNFLトップ、トータルディフェンスも同3位と好調です。タネヒルがパスラッシュなどでプレッシャーを受けてしまうとこれまでの試合と同じような結果となるでしょう。

その他懸念材料としては怪我人の状況です。LTブランデン・アルバートとCBブレント・グライムスは共に試合出場が五分五分のようで、当日までわからない状況です。両選手とも攻守の要を担うので、無理をして出場させて怪我を悪化させたくないし、悩ましいところではあります。

重要なことは先に得点を取ってリードを奪うことです。そのためにはランオフェンスでヤードを稼ぐことが必要で、ランが出ればタネヒルのパスプレーも安定してくるでしょうから、オフェンスはリズムに乗っていけると思います。オフェンスがよくなれば、それに伴ってディフェンスもよくなってくると思いますので、なんとしても先にオフェンスでリードを奪うことですね。

この試合は新しいドルフィンズを占う一戦となりますが、勝ち負けは別として、これまでとは違うところを我々ファンに見せてくれることを期待しています。




 

やはりDCコイルも解任

ドルフィンズはDCケビン・コイルを解任しました。まあこれは予定通りでしょうが、後任の人事に手間取ったんでしょう、他のコーチングスタッフの人事よりも遅れて発表されました。後任のDCはディフェンシブバックコーチだったルー・アナルモという人です。

このアナルモという人がどんな人なのかはおいおいわかってくるでしょうが、現在49歳で、過去の経歴を見るとコーチ暦は26年もあります。ただし、NFLでのコーチ経験はドルフィンズに加わった2012年からで、それ以前は大学で主にディフェンシブバックコーチを長く経験しているようです。

DCとしての経験は、1992-1994の間にU.S.マーチャントマリーンアカデミーという学校で務めていたようです。その後1995-2000まではハーバード大学でアシスタントHCを務めていたんですが、この時に前HCジョー・フィルビンとつながりがあったようです。

ある意味暫定HCに就任したダン・キャンベル以上に重圧がかかるのではないかと思うのですが、ドルフィンズのディフェンスも落ちるところまで落ちているので、その点ではあとは上がっていくだけだという開き直りみたいな考え方もできるかもしれません。一番大きな問題は選手とのコミュニケーションでしょうか、前任のコイルは選手の信頼を完全に失っていたようなところがありますから、そこをどうコントロールするかでしょうね。

オフェンスの方も一部コーチの入れ替えがあったようですが、この状況でどこまでチームが立ち直ってくるのか注目されるところです。つい1ヶ月前にはAFC東地区でニューイングランドペイトリオッツに対抗するのはドルフィンズで、地区優勝すら予想していた専門家もいたぐらいですので、チーム全体が1つにまとまれば巻き返せる可能性は決して低くはないと思います。

一部にはオーナーが悪いからチームがダメになった、みたいなことも言われていますが、私には詳しい事情がよくわかりませんからなんとも言えません。ただ、もうこれ以上フットボールの試合やプレー以外のところであれこれ騒がれるのはうんざりです。

暫定HCのキャンベルや新しく配置されたコーチ陣に対しては心から応援したいですし、チームを少しでもいい方向にもっていってくれることを期待しています。もし仮に、その期待に十分応えられない結果に終わったとしても、私は最後まで応援し続けたいと思っています。



 

HCフィルビン解任に思う

HCジョー・フィルビンが解任されました。まあ、これについては今シーズンのチーム状態を見れば当然なのですが、これによってあと12試合残っている今シーズンがどうなるのか、また暫定HCに就任したダン・キャンベルがどのようにチームを率いていくのか気になるところです。

ところでフィルビンの解任ですが、オーナーのスティーブン・ロスとしてはフィルビンよりもDCケビン・コイルを切りたかったようです。しかしフィルビンがコイルを擁護したことから、フィルビン自身が解任されたということのようです。

コイルに関しては昨シーズン終了後に解任されて当然だと見られていましたが、その時もフィルビンが引き止めて今シーズンに至った経緯があります。もしその時にコイルを切っていたら、ドルフィンズの今シーズンの成績ももっと違ったものになっていたかもしれませんが、フィルビンがそこまでコイルに執着していた理由がよくわかりません。

暫定HCにキャンベルが選ばれたのもよくわかりませんが、本来ならばコイルが務めるところだと思います。しかし、フィルビンがいなくなった今、コイルを残す理由もなくなるため、もしかしたら今後コイルの解任もあるのかもしれません。実際に一部の選手はコイルの解任を望んでいるという噂もありますし、コイルと選手の間には溝ができているのも事実でしょう。

フロントではもうすでに次のHC選びに動いているのかもしれませんし、今シーズンはもう終わったという気持ちでいるでしょう。その中でチームを率いて3ヶ月戦わなければいけないキャンベルにとっては大きな重圧だと思います。

キャンベルはHCの経験もなく、選手や他のコーチ陣の信頼をどの程度得ているのかわかりませんが、チームや選手を掌握して規律をもたらし、NFLの試合を戦っていく準備ができているのかどうかが疑問です。ただ、こうなったからには個人的にはキャンベルを応援したいと思います。ある報道によると、キャンベルは反フィルビン派だということですから、フィルビンとは違う考え方をするんでしょうか。

キャンベルについてはNFLのTEの選手だったというぐらいしか知らなかったのですが、1999年にドラフト3巡目指名でニューヨークジャイアンツに入団し、その後ダラスカウボーイズ、デトロイトライオンズ、ニューオーリンズセインツに在籍し、主にブロッキングTEしてプレーしました。

2010年にドルフィンズにコーチ見習いとして入団し、翌年には正式にTEコーチに就任して今シーズンに至っていました。ビル・パーセルズやショーン・ペイトンの影響を受けており、選手時代からリーダーシップに長けた存在だったようです。QBライアン・タネヒルと同じくテキサス農工大学出身だということも暫定HCに任命された要因だったのかもしれません。

結果論ですが、昨年プレーオフを逃した時点でフィルビンを解任してコーチ陣を一掃すべきだったと思います。多くのファンもそう思っているでしょうし、ロス自身もそれを悔やんでいるのではないでしょうか。

フィルビンはHCとしては失格となったわけですが、人間的には好人物だったようです。来シーズン以降、どこかのチームか大学でコーチ業を続けるかもしれませんね。成績は残念でしたが、ドルフィンズの勝利のために尽力してくれたことは間違いありません。そのことにはファンとして感謝し、今後の活躍を祈念したいと思います。



 

Week 3 対ビルズ戦

なんとも寂しいホーム開幕戦となってしまいました。41-14という大敗はHCジョー・フィルビン政権となって最悪で、2010年の対ニューイングランドペイトリオッツ戦以来となりました。ちなみにその時のスコアも41-14で、スペシャルチームがミスを連発して大量失点し、試合終了後にスペシャルチームコーディネーターが解雇されています。

ここまで3試合を消化していますが、いずれも同じような内容で、前半にリードを奪われてそれを追いかける展開、しかも相変わらずオフェンスは進まず、ディフェンスはランプレー、パスプレーともに止められず、パスラッシュも全くと言っていいほど機能していません。

先週の対ジャクソンビルジャガーズ戦での敗戦を教訓としてこの試合に臨んでいるはずなのですが、全く変わってないというか、そのように見えてしまうのは虚しいかぎりです。当然悪かったところは修正し、対戦相手に対して対策を立てているはずですが、それができていないというのはやはり首脳陣の責任は非常に大きいと思います。

この試合では先にドルフィンズが攻撃をしたんですが、1stダウンも更新できずにパント、直後のビルズの攻撃を抑えられずにわずか5プレーでTDを取られました。さらにその直後のドルフィンズの攻撃も低調な内容でパントに終わり、逆にビルズはビッグプレーも織り交ぜながら81ヤードをドライブしてTDを決めて14-0とリードしました。改めて振り返ると、この2回ずつの攻守の攻防でこの試合が決まってしまった感があります。

チーム状態が悪いとやることなすこと上手くいかないもので、14点を追いかけるその後の攻撃でビルズ陣内38ヤード地点からという絶好のフィールドポジションだったにもかかわらず、いきなりパスを取り損ねて、あげくにそれがインターセプトされるという悪循環を生んでいます。

QBライアン・タネヒルはこの試合で3つのインターセプトを犯しているんですが、そのうちの最初の2つは全く不運としか言いようのないものでした。これがチーム状態が悪いことを象徴していると思うのですが、チーム状態がよければ少なくともこの2つのインターセプトはなかったと思います。

相手が苦手のビルズということもあったかもしれませんが、試合の序盤からなにかオフェンスもディフェンスも自信がなさそうにプレーしている印象を受けました。逆にビルズの方はアウェイでの試合で、しかも先週はペイトリオッツに敗れているにもかかわらず、チーム全体が伸び伸びとプレーしているように見えました。ビルズの方はこの試合にむけてしっかりと準備し、各選手がその通りにプレーしていたという結果だったんでしょうね。ドルフィンズはそれができていませんでした。

この敗戦でさらに首脳陣への風当たりは強くなりました。フィルビンやDCケビン・コイルは今すぐ辞めろという過激なものもあるようです。コイルに関しては昨シーズン終了後に解雇されてしかるべきだったのですが、結局残留させました。しかし今シーズンもここまでディフェンスは悪くなる一方で、この先修正できる気がしません。選手もコイルを信頼しているのかどうかわからないところもあります。

またOCビル・レイザーも例外ではありません。結局昨シーズンからオフェンスが向上しているとは言いがたく、この試合でも第4Qに2度敵陣奥深くまで攻め込みながらいずれも単調なプレーを繰り返してTDを取れていません。大差がついて試合が決した状態だったとはいえ、もう少しプレーコールに工夫があればTDは十分に可能な場面だったと思います。レイザーのOCとしての力量を疑問視せざるを得ないでしょう。

3試合を消化して1勝2敗という状況で首脳陣がすぐに解雇されることはないでしょうが、この先オフェンス、ディフェンスが立て直されてチーム力が向上してく気がしていないのは私だけではないでしょう。まあ、私の予測が外れてチームが上昇していってくれれば言うことはありませんが、望みは薄いですかね。

大差がついた後半に新人WRデバンテ・パーカーがパスレシーブを決めた時にはスタジアムのファンから歓声が上がっていました。やっぱりファンはみんな期待しているんですから、試合に勝つ負けるは別としても、とにかくファンが納得するいいプレーを見せてもらいたいと思います。WRジャービス・ランドリーとリシャード・マシューズが孤軍奮闘みたいな感じで活躍していますが、他の選手もそれに続いていってほしいと思います。




Week 2 対ジャガーズ戦

このジャガーズ戦、当然ドルフィンズは勝てる試合でした。それは我々ファンだけでなく、もちろんチームの首脳陣や選手もそう思っていたでしょう。しかし結果は不甲斐ない状態で敗れてしまいました。まあジャガーズもNFLのチームですから、試合に勝とうと全力でぶつかってくるわけですから、当然勝てるだろうという予想は虫がよすぎるということですかね。

試合は先週のワシントンレッドスキンズ戦と同じように、前半でリードを奪われる苦しい展開だったんですが、先週と違うところは後半に勝ち越せなかったこと、そして相手がミスしてくれなかったことでした。言い換えればそのミスを誘発できなかったドルフィンズのプレーも勝つためには不十分だったということでしょう。

細かいことを言い出せば本当にきりがない試合内容だったんですが、まず振り返って見て試合開始直後の最初のオフェンスでジャガーズにTDを取らせてしまったことが、ジャガーズの選手やチーム全体に自信を持たせてしまいましたね。それがこの試合でのビッグプレー連発につながったと思います。

ドルフィンズのディフェンスは相変わらずランプレーが止められず、またパスラッシュでプレッシャーがかけられません。ドルフィンズはDEキャメロン・ウェイクが怪我の影響か十分にプレーができなかったようですがほぼベストメンバー、対するジャガーズはオフェンシブラインの先発選手が2人欠けていたようで、これでなぜドルフィンズはQBサックを奪えなかったのか、理解に苦しみます。

ジャガーズ側は当然ドルフィンズのディフェンシブラインを警戒していたでしょうが、それにしても昨シーズンから8試合連続で4QBサック以上を奪われ続けていたジャガーズに対して1つのQBサックも決められなかったのは信じられません。ディフェンスシステムの問題なのか、そうであれば改善されないかぎり今後ますます落ち込んで、選手の士気にも影響してきます。

前半終了間際にドルフィンズがFGを失敗し、逆にジャガーズがFGを決めた一連の攻防がありました。両チームの新人キッカーの明暗がわかれたわけですが、ドルフィンズの失敗は論外として、ジャガーズの成功は58ヤードですから、あれは決めた方を褒めなければ仕方がないでしょう。その前のパスインターフェアの反則が納得がいかないところもありましたが、インターセプトできるところをできなかったのが悔やまれます。

オフェンスに関しては、いろいろと見方はあると思いますが、QBライアン・タネヒルは悪くなかったと思います。ただ、パスを44回も投げなければいけなかったというのは、チームとしてベストの状態ではなかったですね。結局ランプレーが出せずにタネヒルによりプレッシャーがかかったということですが、途中でLTブランデン・アルバートが抜けたオフェンシブラインでは苦しいでしょう。

RBラマー・ミラーも10キャリーでわずか14ヤード獲得に止まったんですが、なぜもっと走らせなかったのかと思っていたら、どうやら足首を痛めてしまったようです。そうなると残るRBはダミアン・ウイリアムスだけで、早々にRBラマイケル・ジェームスをカットしてしまったことが影響してしまいました。

明るい話題といえば2人のWR、ジャービス・ランドリーとリシャード・マシューズでしたね。いずれも110ヤード以上のレシービングを記録し、特にランドリーは今やチームのNo.1WRです。TEジョーダン・キャメロンも3回のパスレシーブで62ヤードを獲得したんですが、こちらも怪我をしたようで心配です。大きく報道されていないので軽症だと思いますが。

試合終盤にタネヒルがQBサックを受けてあわやセーフティかというシーンがありました。その時LTジェイソン・フォックスがボールを戻してセーフティを回避したんですが、残り試合時間は2分半ぐらいありましたし、タイムアウトも3回残っていました。もし仮にセーフティになっていたら、上手くすればその後FGで逆転できた可能性も考えられますが、まあフォックスも本能的にボールを戻してしまったでしょうし、何よりもドルフィンズのチーム状態からしてかなり確率は低かったでしょうね。

この敗戦によりチーム状態はかなり悪くなっていると思われます。それによって首脳陣に対する風当たりもますます悪くなる一方です。HCジョー・フィルビンはもちろんDCケビン・コイルやOCビル・レイザーの責任も重大です。なんとか早急にたて直していかないと、次のホームでの対バッファロービルズ戦の結果次第ではチームは一気に落ち込んでしまいそうです。

またプレシーズンゲームから気になっていたんですが、反則が多いのも大きな問題です。そのあたりも首脳陣の力量によるところが非常に大きいと思います。チーム状態も悪く怪我人も多いので厳しいかと思いますが、まだシーズンは始まったばかりでファンとしては希望を失いたくありません。何かのきっかけでチームがいい方に変わってくれることを願いたいところです。



 
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