サム・マディソン

February 23, 2017

Dolphins Daily News 2.23

ドルフィンズは米国時間の2月22日、ダン・マリーノ、ボブ・グリーシー、ナット・ムーア、ラリー・リトル、キム・ボカンパー、サム・マディソンの6選手との再契約を発表しました。そしてその6選手は翌23日にドルフィンズの選手として正式に引退することになります。

この6人はいずれもドルフィンズのチーム史上でトップ50選手に選ばれており、6人合計して3人が殿堂入り、2人がNFLのMVP受賞、2つの永久欠番、そしてオールプロの1stチーム選出が14回とプロボウル選出が25回という輝かしい経歴を持っています。

引退した選手が以前在籍したチームで1日だけ再契約して引退するという話は時々聞くんですが、6人一度にというのはちょっと珍しいんじゃないでしょうか。それにしてもこれだけのメンバーが揃えばイベントとしても華やかですね。


ドルフィンズへのトレードが内定しているTEジュリアス・トーマスですが、身体検査も問題なかったようで、正式に3月9日をもってドルフィンズにトレードされるということになりそうです。トーマスはドルフィンズの施設を訪れて数人のコーチと面談したようです。 

トーマスを獲得したことにより先発TEのポジションが埋まったことになりますが、ドルフィンズはFAとなるTEディオン・シムズとの再契約も視野に入れているようです。

トーマスがパスレシーブに長けた選手であるのに対して、シムズはランブロックに長けた選手です。タイプの違うTEを揃えておけばオフェンスにも幅が出ます。また怪我のリスクがあるトーマスですので、先発TEとしても使えるシムズを残しておきたいところです。

ただし、シムズがFAとなって他チームと交渉し、その結果好条件でのオファーを受ければドルフィンズを去ることも十分考えられるところです。その場合は、昨年末に再契約したマーキス・グレイが第2TEということになりますが、ちょっとインパクトに欠けるところがあります。

いずれにしてもトーマスを獲得したことにより、FAやドラフトではLB、DEといったディフェンスの選手が中心となりそうです。ベテランCBの補強を目論んでいるという報道もありますし、ディフェンスの強化を図ってくるでしょう。


ところでそのドラフトですが、トーマスとのトレードで7巡目指名権を失うドルフィンズは、今年のドラフトでは現時点で4つの指名権しか持っていないことになります。1巡目と2巡目、そして5巡目、6巡目の4つです。3巡目と4巡目は昨年のドラフトでWRレオンテ・カルーを指名するためのトレードアップで失ってしまいました。

ドラフト指名権が4つしかないというのはチーム史上最も少ない数となります。ちなみにこれまでの最少は2002年で、この時は5つの指名権しかなくて1巡目、2巡目がいずれもありませんでした。

ただ、ドルフィンズは昨年のFAでRBラマー・ミラーとDEオリビエ・バーノンを失っており、その補償として中位のドラフト指名権がもらえると思われますので、今抜けている3巡目、4巡目指名権が獲得できる可能性はあります。



 

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December 29, 2016

RBアジャイ、3度目の週間MVP ほか最新情報

RBジェイ・アジャイが第16週のAFC週間最優秀攻撃選手に選出されました。12月24日の対バッファロービルズ戦では32キャリーで206ヤードを獲得して1TDランをあげ、チームの勝利に貢献しました。アジャイの同賞の受賞は今シーズン3度目で、第6週の対ピッツバーグスティーラーズ戦、第7週の対ビルズ戦に次ぐものです。

3度の受賞ではいずれも200ヤード以上のラッシングを記録するという素晴らしい内容だったんですが、ドルフィンズの長い歴史の中でも1シーズンに3度の週間最優秀選手賞を受賞したのは、アジャイが3人目で、過去2人は1984年のQBダン・マリーノと1999年のCBサム・マディソンだということです。

ちなみにマリーノの1984年シーズンは5084パッシングヤード、48TDパスを記録したレコードイヤーでした。チームも14勝2敗でスーパーボウルへ進出しています。またマディソンの1999年シーズンは7つのインターセプトを記録しています。


Sイサ・アブドル-クドゥスが先週の対ビルズ戦で肩を痛めて故障者リスト入りしました。これで今シーズンはプレーすることができなくなったんですが、また先発選手が怪我で欠場してしまいました。今シーズンのドルフィンズは2008年シーズン以来のプレーオフ進出を決めたんですが、主力選手に怪我人が続出しています。

開幕時に先発選手で現在怪我などで欠場している選手は、QBライアン・タネヒル、Cマイク・パウンシー、RBアリアン・フォスター(引退)、TEジョーダン・キャメロン、LBコア・ミーシーとジェラニー・ジェンキンス、Sレシャッド・ジョーンズ、CBバイロン・マックスウェルといったところで、この他にもシーズン途中で怪我で試合を欠場した主力選手も多数います。

こんな状況で10勝5敗の好成績をあげているのは控え選手の層の厚さというよりは、HCアダム・ゲイスの手腕だと言えると思います。したがって、今回のアブドル-クドゥスの欠場にもなんとか対応してしまうのかもしれませんが、それにしても普通に考えれば信じ難い事実です。


最後に契約のニュースです。ドルフィンズはOTサム・ヤングと1年間の契約延長を締結したと報じられています。ヤングは今年FAで1年契約でドルフィンズに入団したんですが、シーズン開始前に解雇されていました。しかし、10月にOGのビリー・ターナーとダラス・トーマスが相次いで解雇された後、再びドルフィンズに加わりました。

それ以降、ヤングはほとんど目立たないんですが、特に6番目のオフェンシブラインマンとしてチームに大きく貢献しています。アジャイのランプレーの影にはこのヤングの活躍があり、ドルフィンズのランオフェンスにはなくてはならない存在となっています。この時期に契約延長というのは珍しいと思いますが、そのあたりが評価されての契約延長だと思われます。

ヤングはNFL7年目のベテランで、2010年にドラフト6巡目指名でダラスカウボーイズに入団しています。その後ビルズ、ジャクソンビルジャガーズを経て、今年ドルフィンズに移籍しました。現在29歳とNFLでは決して若くはないのですが、貴重な控え選手としてドルフィンズのオフェンスを支えてもらいたいです。






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January 30, 2016

今週のドルフィンズ 1.25ー1.30

ドルフィンズとは関係がないんですが、今週1週間は寒波の影響で我が家も断水しとても不便な思いをしました。おかげさまで水道も元通りに出るようになり安堵しているところですが、いまだに断水で悩まされている方々にはお見舞いを申し上げます。

というわけで、この1週間はウェブサイトやブログの更新も滞っていたんですが、ようやくこちらも復旧しそうです。ドルフィンズの今週を振り返ってみたいと思います。

まず新たに2人の選手がプロボウルに加わりました。Sレシャッド・ジョーンズとCBブレント・グライムスです。ジョーンズはレジー・ネルソンの、そしてグライムスはアキブ・タリブの代替ということですが、特にジョーンズに関しては正規に選出されてもおかしくなかったですね。

これでドルフィンズからは5人の選手がプロボウルに選出されました。ジョーンズとグライムスの他にCマイク・パウンシー、LTブランデン・アルバート、そしてWRジャービス・ランドリーですが、パウンシー以外は代替選出です。

ちなみに5人が選出されたというのは、2002年シーズンに7人が選出されて以来の多数選出です。プロボウルの選出方法や価値も変わってきていて単純には比較できないかもしれませんが、それにしても今シーズンのドルフィンズはそれだけタレントが揃っていたということでしょう。

参考までに2002年シーズンの選出メンバーは、CBパトリック・サーティン、DEジェイソン・テイラー、LBザック・トーマス、RBリッキー・ウイリアムス、DTティム・ボウエンス、CBサム・マディソン、そしてSブロック・マリオンでした。そうそうたるメンバーなんですが、代替選手はウイリアムスとマディソンで、特にウイリアムスはプロボウルMVPに選出されています。


そして今週は新しいコーチングスタッフのメンバーがすべて決まっています。結局前政権のコーチ9人がチームに残留しています。そのうちレシーバーコーチだったケン・オキーフィとアシスタントディフェンシブバックコーチだったブルー・アダムスはリサーチアナリストということで現場からは離れることになります。

懸案だったディフェンシブラインコーチは、適任者が見つからなかったんでしょうか、結局テレル・ウイリアムスが留任ということになりました。また暫定ディフェンシブコーディネーターを務めていたルー・アナルモがディフェンシブバックコーチに戻っています。

アナルモに関しては一時ジャクソンビルジャガーズのディフェンシブコーディネーター候補となり、面談もしたようですが、結局ジャガーズ入りはならずドルフィンズに残留となりました。アナルモは地味ながら堅実なコーチだったので残ってくれたことは新政権にとってもプラスになると思っています。

一時はスペシャルチームコーディネーターのダレン・リジー以外は全員いなくなるのではという報道もされていましたが、やはり20人以上のコーチを新たに集めるのは難しいんでしょうね。



 

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August 13, 2014

2013年チームMVPとQBクインの話題

ドルフィンズの2013年シーズンの表彰選手が発表されています。チームMVPと言える Dan Marino Most Valuable Player にはCBブレント・グライムスが選出されています。また Don Shula Leadership Award にはDEキャメロン・ウェイクが、そして Nat Moore Community Service Award にはLSジョン・デニーとPブランドン・フィールズが選出されています。

CBの選手がチームMVPに選出されるのは過去に1度だけで、1999年にサム・マディソンが選出されています。ちなみに2012年にはウェイクがMVPに選ばれています。

昨シーズンのグライムスの活躍はチームMVPに値するのに十分な内容で、16試合すべてに先発出場して60タックル、17パスディフェンス、4インターセプトを記録、ハロウィーンの夜に行われた対シンシナティベンガルズ戦では94ヤードのインターセプトリターンTDを決めています。シーズン終了時にはプロボウルに選出されるなど、2012年のシーズンを棒に振るほどの大怪我から見事に復活を果たしています。

今年も少なくとも昨年並みの活躍を期待したいんですが、まずは怪我をしないようにシーズンを通して活躍しチームの勝利に貢献してくれたらと思います。


それと今回ドルフィンズ入りしたQBブレイディ・クインについてですが、この選手についてあまり知識はなかったんですが、よく調べてみると2007年のドラフト1巡目指名選手なんですね。もっと最近NFL入りした選手かと思っていました。

ノートルダム大学時代には優秀な成績を残しドラフト前の評価も高かったようですが、1巡目指名ながら全体では22番目という位置でクリーブランドブラウンズに指名されました。ちなみにその年のドルフィンズのドラフト1巡目指名選手は、今はもうチームにいないWRテッド・ギンで、全体9番目で指名されています。

ブラウンズとは5年契約を結んだんですが、契約交渉が難航したためにトレーニングキャンプを欠席したことが大きく影響して思うような成績を残せず、契約期間途中の2010年シーズン終了後にRBペイトン・ヒリスなどとの交換でデンバーブロンコスにトレードされています。

その後、カンサスシティチーフス、シアトルシーホークス、ニューヨークジェッツ、セントルイスラムズを転々としたわけですが、今回のドルフィンズ入りも控えQBとして最終ロースターに残れるかどうかは微妙なところだと思います。


 


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June 17, 2014

ドルフィンズ、思い出の対ブロンコス戦

ドルフィンズのレギュラーシーズン第12週の対戦相手は、アウェイでの対デンバーブロンコス戦です。かつてブロンコスにはジョン・エルウェイという素晴らしいQBが在籍しており、ドルフィンズの偉大なQBダン・マリーノと何度か対戦していますので、その2人が対戦した試合も思い出に残っています。

特に1998年12月に行われたマンデーナイトゲームのブロンコス戦は、私は現地まで観戦に行きましたので、今でもその時の様子が鮮明に思い出されます。ただしこの試合はドルフィンズの地元マイアミで行われた試合ですので、今回はデンバーで行われた試合で思い出に残っている試合を紹介します。

その試合とは、2002年10月に行われたサンデーナイトゲームの対ブロンコス戦です。この試合は特に試合終了前、最後の1分間の間に大きなドラマがあり、しかも当時ライブでテレビ観戦していましたので興奮と感動も最高潮でした。結果はドルフィンズが24-22で逆転勝利を飾ったんですが、勝敗を抜きにしても素晴らしい試合内容でした。

第3Qを終了した時点でブロンコスが12-7とリードしていたんですが、第4Qに入って激しい攻防がありました。ドルフィンズはCBサム・マディソンのインターセプトをきっかけにRBリッキー・ウイリアムスが2ヤードのTDランを決めて14-12と逆転、さらに直後のブロンコスの攻撃でCBパトリック・サーティンが40ヤードのインターセプトリターンTDを決めて21-12と大きくリードを奪いました。

しかしブロンコスも粘りを見せてQBブライアン・グリーシーがRBマイク・アンダーソンに1ヤードTDパスを決めて2点差に迫り、そして次の攻撃でKジェイソン・イーラムがこの試合5本目となる55ヤードFGを決め、残り試合時間45秒で22-21と再逆転しました。

さすがにこの時点でドルフィンズの逆転勝利を予想した人はほとんどいなかったと思います。私自身も正直もうダメかと思っていました。しかしここからドラマが起こったのです。

QBジェイ・フィードラーが2回パスを失敗して3rdダウン残り10ヤード、ここでフィードラーが投じたパスをTEランディ・マクマイケルがアクロバティックなパスレシーブを決めて17ヤードをゲインすると、次のパスはブロンコスLBジョン・モーブリーにインターセプトされそうになりましたが、モーブリーの手をすり抜けて、後方にいたWRデドリック・ワードがキャッチしました。

これが大きなキープレーになったんですが、モーブリーがインターセプトし損なった時のブロンコスHCマイク・シャナハンの頭を抱えたリアクションが印象に残っています。

そして逆転をかけたKオリンド・マレーの53ヤードFGですが、実はマレーはこの試合で48ヤードFGを失敗していたので、たぶん今度は決めてくれるだろうと思っていたんですが、それでもこの年のマレーはFG失敗が多かったので不安もあり、ハラハラして見ていましたが、結局最後はしっかりと決めてくれました。

それにしても、残り試合時間1分を切った後での50ヤード以上のFGの蹴り合いというのはなかなか見られるものではありません。しかもどちらのFGも成功しているんですから。まあこれは、空気が薄くてボールがよく飛ぶと言われている高地のデンバーならではのことでしょうが、本当に貴重な瞬間を見せてもらったような気がします。

ところで、マレーが逆転FGを決めた後のグリーシーの表情も印象的だったんですが、この翌年にはそのグリーシーがドルフィンズに移籍して、ドルフィンズのQBとしてプレーしているんですから、運命というのは本当にわからないものです。

この試合の最後の1分間の攻防の様子はYouTubeにもアップされていますので、ぜひご覧ください。

 

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