Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

サントニオ・ホームズ

対ジェッツ戦 プレビュー

ドルフィンズにとって、バイウイーク明けで2週間ぶりの試合は、同地区のライバルであるニューヨークジェッツとの対戦です。現在3勝3敗でAFC東地区2位のドルフィンズは、この試合に勝ち、ニューイングランドペイトリオッツが負けると単独首位に立つということになります。まあ、そういう順位的なことを考えるのは時期尚早ですが。

ジェッツとは今シーズンの第3週ですでに対戦しており、オーバータイムの末に20-23で敗れています。ドルフィンズは十分勝つチャンスはあったんですが、ミスを重ねて、その結果勝利を逃しています。

前回の対戦と大きく違うのは、ジェッツの主力選手に怪我人がいるということです。ドルフィンズ戦の勝利の立役者とも言えるWRサントニオ・ホームズとパス守備の要のCBダレル・リービスです。ドルフィンズにとっては有利な条件となりますが、ホームズがいない代わりにTEダスティン・ケラーが復帰しています。このケラーのプレーを封じることがドルフィンズにとっては重要になってきます。先週のペイトリオッツ戦では7回のパスレシーブで92ヤードを獲得、1TDを記録しています。

ドルフィンズのパスディフェンスはジェッツQBマーク・サンチェスにどれだけプレッシャーをかけられるかですが、サンチェスは先週の試合では負けたとはいえ、パスで328ヤードを稼いでQBレイティングは90以上を記録しています。そしてドルフィンズは先発CBリチャード・マーシャルが欠場します。ホームズがいないとはいえ、決して油断はできないでしょう。

一方ドルフィンズのオフェンスですが、ジェッツはランディフェンスがNFL30位で平均147.7ヤードを献上していますので、当然ラン攻撃主体で攻めていきたいところです。しかし、エースRBレジー・ブッシュは前回のジェッツ戦での怪我の影響か、あるいは警戒をされたのか、2週間前の対セントルイスラムズ戦では12キャリーでわずか17ヤードしか獲得できませんでした。ジェッツもこの状況はわかっていますので、ブッシュのランに対する備えは十分にしてくるはずです。その上でブッシュがどれだけ走れるかが勝利の鍵でしょうね。ちなみに、ラムズ戦では欠場していたRBダニエル・トーマスが復帰してきますので、ランプレーには厚みは出てくるでしょう。

QBライアン・タネヒルは試合を重ねるごとに成長してきていますが、ここまでインターセプトを犯した試合では0勝3敗、逆にインターセプトがなかった試合では3勝0敗となっています。前回のジェッツ戦でもインターセプトを喫しているだけに、この試合では致命的なインターセプトを犯さないことが勝利への絶対条件となるでしょうね。

そして、そのタネヒルのパスプレーですが、WRブライアン・ハートラインとデボン・ベスに次ぐ第3のWRの出現が望まれています。この試合ではいよいよWRジャバー・ガフニーが出場するようです。ガフニーのプレー内容がドルフィンズのオフェンスにもたらす影響がどの程度なのか、注目されるところですが、ラムズ戦で活躍したWRマーロン・ムーアにも期待したいところです。しかし、ジェッツはリービスがいなくてもパス守備には定評があります。特にCBアントニオ・クロマティには要注意でしょうね。

ジェッツのOCトニー・スパラノが、QBティム・ティーボウをもっと上手く起用して結果を出す自信がある、というようなことを言っているようですが、スパラノの自信というのはドルフィンズのHCだった頃からあまりあてになりません。それにティーボウを起用してのワイルドキャットを時々やっているようですが、あまり成果は出ていないようです。そもそもワイルドキャットオフェンスはスパラノのオリジナルな戦術ではないので、なにか違和感があるんですけどね。

試合前には特にジェッツ側で舌戦が盛り上がっているようです。フットボールというのは口でするスポーツではないので、こういうニュースを見るとうんざりします。ジェッツというチームは、特に現在のレックス・ライアンHCになってから、相手を挑発するなど口でするフットボールが目立ちます。弱い犬ほどなんとか、とも言いますが、もう口でするフットボールは見たくない、いい加減にしてもらいたいです。

ジェッツの本拠地での対戦はドルフィンズが過去4試合中3勝しています。また、ジェッツは2008年シーズン以降ドルフィンズをスイープしていません。そのデータでいくとジェッツの勝利はないということになります。また、現在のチーム状態を見てもドルフィンズの方が上だと思います。しかし、実力の差はほとんどないので、とにかくミスをしないことが勝利への大きな要因となります。つまらないミスをしないこと、そして相手からターンオーバーを奪うことが、当たり前ですがドルフィンズ勝利の条件ですね。




対カージナルス戦 プレビュー

先週ニューヨークジェッツに惜しい負け方をしたドルフィンズは、今週末からロード2連戦です。その初戦は、開幕3連勝中、そしてホーム7連勝中のアリゾナカージナルスです。カージナルスは開幕前は先発QBが定まらず、評価の低いチームでした。しかし今や最も勢いのあるチームの1つで、非常に手強い相手です。

カージナルスは3勝無敗とはいえ、冷静に見ると強いオフェンスがあるわけではありません。今のカージルスを支えているのは3試合で2TDしか許さず、12QBサックを記録しているディフェンス力です。それとあとはミスが少ないことですかね。3試合でターンオーバーが2つしかありません。

QBケビン・コルブはここまで4TD、0インターセプトですが、開幕前は控えQBでした。それがQBジョン・スケルトンが怪我をしたために正QBの座を奪っています。元々先発失格のQBなんですが、チームを勝利に導く活躍は侮れません。特に過去2週はニューイングランドペイトリオッツ、フィラデルフィアイーグルスと強豪を倒してきています。

とはいえ、カージナルスのオフェンスはWRラリー・フィッツジェラルドがすべてだと言っても過言ではありません。フィッツジェラルドは先週の対イーグルス戦では、9回のパスレシーブで114ヤードを獲得して週間MVPに選出されています。

カージナルスのオフェンスの成績を見てみると、ラン、パス、総獲得ヤードのいずれもNFL26位以下の成績です。さらにRBバーニー・ウェルズは故障者リスト入り、TEトッド・ヒープも怪我でドルフィンズ戦出場は難しく、RBライアン・ウイリアムス、WRアンドレ・ロバーツなどもそこそこの成績を残していますが、相手チームにとって大きな脅威ではありません。

ドルフィンズはなんとしてもフィッツジェラルドを封じなければ勝ち目は薄いでしょう。ここまでの3試合で、ヒューストンテキサンズのWRアンドレ・ジョンソンに8回119ヤード、ジェッツのWRサントニオ・ホームズに9回147ヤードと一流のWRをカバーできていません。さらに過去2試合ではQBにいずれも300ヤード以上のパスを許しています。

パスディフェンスに不安のあるドルフィンズですが、先発CBリチャード・マーシャルが背中の怪我で出場が微妙となっています。ますますディフェンスバック陣がレベルダウンしそうです。かといってパスラッシュも特出したものがなく、ここまで3試合でわずかに3QBサックです。対するカージナルスが12QBサックですから、その差は歴然としていますが、そのあたりがチームの成績にも影響いるんでしょう。

その他の怪我人情報ですが、先週の試合で怪我をして途中退場したRBレジー・ブッシュですが、どうやら試合出場は可能なようです。ただし、100%ではないようですのでプレー時間は限られてくるでしょうし、あるいは大事をとってプレーさせないかもしれません。そうなればRBダニエル・トーマスとラマー・ミラーの2人でランニングゲームを構築していかなければいけません。

戦前の予想ではカージナルスの勝利一色で、ドルフィンズファンとしては全く面白くないんですが、現在の成績とカージナルスのホームゲームであるというのが大きな理由でしょうか。戦力的にはほとんど差はないと思いますので、勝負の分かれ目はやはりミスでしょう。ドルフィンズとしてはミスをしないようにすれば勝機は十分にあると思います。

あとは、序盤にミスを犯して得点を取られてしまったりすると、カージナルスのホームなので一気に試合の流れがカージナルス側に行ってしまいます。序盤で失点を重ねることは絶対に避けたい、なんとかディフェンスに踏ん張ってもらって、そのうちに流れをつかみたいところですね。




対ジェッツ戦

ホームでの対ニューヨークジェッツ戦、ドルフィンズにとっては十分に勝機のあった試合でしたが、惜しい試合を落としました。直接の敗因はKダン・カーペンターのFG失敗ですが、それに加えてRBレジー・ブッシュの負傷退場が大きく響きました。ただ、カーペンターを非難することはできませんね。

勝敗とは別に試合全体を通して感じたことですが、ジェッツというチームは強くて、上手くて、いやらしいチームだという印象があったんですが、少なくともこの試合に関してはほとんど普通のチームになっているように思えました。明らかに昨年、一昨年よりもチーム力は落ちているなと思いました。

まあそれはさておいて、そんなジェッツに勝てないのですから、今のドルフィンズもまだまだだということですが、正直第4Qに逆転された後はあれで終わりかなと思いました。あとは適当にパスを投げてインターセプトか1stダウンを更新できずに負けるかと思いましたが、同点に追いついた粘りは評価されていいと思います。しかも同点に追いついたドライブではタイムアウトを1つも使ってなかったですね。

ブッシュが退場してから試合の流れがジェッツペースになったんですが、その後ジェッツのCBダレル・リービスが負傷退場した後はドルフィンズの流れになりました。それだけに17-13となった後のカーペンターのFG失敗は痛かったです。あそこで3点を加えていれば以外とすんなり勝っていたかもしれません。

QBライアン・タネヒルはジェッツのディフェンス相手にやはり苦しみ、パス36回投中16回成功で196ヤード獲得に止まりました。 インターセプトは明らかに狙われていましたね。リービスとアントニオ・クロマティというCB2人にカバーされたWRには投げにくく、TEアンソニー・ファサーノへのパスが序盤から目立ちましたので仕方のないところでしょうか。

あと目立たないのですが、攻撃開始時のフィールドポジションがあまりよくなかったです。自陣20ヤード未満からの攻撃開始が13回中6回もありました。タネヒルのインターセプトも自陣6ヤード地点からの攻撃でプレッシャーのかかる場面でした。フィールドポジションの争いでは不利でしたね。

オフェンスではブッシュが途中退場したんですが、その割にはランがよく出ていました。RBダニエル・トーマスが19キャリーで69ヤード獲得、RBラマー・ミラーが9キャリーで48ヤード獲得など全体で185ヤードを獲得しています。ただ、終盤の勝負どころでトーマスばかりを起用していたのは疑問が残りました。プレー内容はトーマスよりもミラーの方がよかっただけに、ミラーに何か問題があったのかとさえ思えました。

先週活躍したWRブライアン・ハートラインはやはりマークされていたんでしょう、パスターゲットとなったのは9回あったようですが、パス成功はわずかに1回でした。今後もこういう傾向は続くと思いますので、他のレシーバー陣の奮起を望みたいです。

ディフェンスはランはよく抑えていましたが、WRサントニオ・ホームズに147ヤードを献上しました。まあこれは現在の戦力では仕方がないところでしょう。QBマーク・サンチェスはパス45回投中21回成功で306ヤード献上、1QBサック、2インターセプトでした。インターセプトはともかく、もう少しQBサックを決めてもらいたかったですね。あとパス落球などジェッツ側のミスにもずいぶん助けられたところもありました。

余談ですが、サンチェスのプレーを見ていると、下手な鉄砲もなんとか、っていうのを思い出しましたが、とにかくQBサックされそうになってもパスを投げて、それがまた成功しているんですからなんとも厄介でした。パス成功率が50%を割っているのに300ヤード以上投げられるんですから、ドルフィンズのパスディフェンス、なんとかならないかという気がしますね。

いろいろと細かい点はありましたが、ミスを多くした方が負けるという当たり前の負け方だったと思います。オフェンスも極端に得点力が劣っているということもないですし、ディフェンスもよくやっているところもあります。ターンオーバーや反則などミスを少なくすれば、勝率5割前後で戦えるチームではないでしょうか。ただ、そこからどれぐらいチーム力を上げていけるのかが今後の課題でしょうかね。





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