Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

サーマン・トーマス

Dolphins Daily News 1.4

元ドルフィンズのDEジェイソン・テイラーが2017年のNFL殿堂入りの最終候補者15人の中に選ばれました。殿堂入り選手はスーパーボウルの前日に決定される予定です。

テイラーは2011年に引退しましたが、NFL15年のキャリアのうち13年をドルフィンズで、そしてワシントンレッドスキンズとニューヨークジェッツでそれぞれ1年過ごしました。キャリア通算139.5QBサックを記録していますが、そのうちドルフィンズでは131QBサックを記録して、これはドルフィンズのチーム記録となっています。

テイラーは殿堂入りの資格を得た最初の年で最終候補まで残りました。実力的には殿堂入りしても問題ないのですが、最初の年でいきなり選ばれるかどうかはわかりません。ちなみにドルフィンズの選手としては2013年にWRクリス・カーター、2007年にRBサーマン・トーマスが選ばれていますが、この2人はドルフィンズの選手としての印象はほとんどありません。それを除くと、もし選ばれたら2005年のQBダン・マリーノ以来ということになります。


ドルフィンズはCFL(カナディアンフットボールリーグ)のLBデオン・レイシーと契約するようです。もちろん、これは2017年シーズンに向けての契約ということで、プレーオフに対する補強ではありません。

2017年シーズンに向けてはLBのポジションの補強が必須となります。特に現在のメンバーのうち、ジェラニー・ジェンキンス、ドナルド・バトラー、スペンサー・ペイシンガーの3人がこのオフにFAとなりますし、故障者リスト入りしているコア・ミーシーもどうなるかわりません。

現在26歳のレイシーは2013年にドラフト外でダラスカウボーイズに入団しましたが、開幕前に解雇され、翌年からCFLのエドモントンエスキモーズでプレーしていました。エスキモーズでの3年間では通算で54試合に出場して114タックル、7QBサック、3インターセプトの成績を残しています。


DEマリオ・ウイリアムスがシーズン終了後に解雇されるだろうと見られています。ウイリアムスは昨年、FAで2年契約でドルフィンズと契約していますが、今シーズンは13試合に出場してわずか1.5QBサック、13タックルと大きく期待を裏切っています。

まだ正式に決まった話ではないでしょうが、先日のレギュラーシーズン最終戦の対ニューイングランドペイトリオッツ戦にも出場しませんでしたし、サラリーも高いので解雇されるのはほぼ間違いないでしょう。プレーオフに向けて大事な週なのになにとも寂しい話題ですが、本当に期待していただけに残念です。


最後に、DCバンス・ジョセフについてですが、デンバーブロンコスは新ヘッドコーチの招聘にあたってジョセフと面談することが決定しているようです。ちなみにジョセフの他にはアトランタファルコンズのOCカイル・シャナハン、カンサスシティチーフスのスペシャルチームコーチのデーブ・トウブとも面談を予定しているということです。

ブロンコスとジョセフは2年前にもHC就任の件で面談していますので、もしかするとジョセフは2017年シーズンにはブロンコスのヘッドコーチとしてドルフィンズと対戦することになるかもしれませんね。



 

ドルフィンズ、思い出の対ビルズ戦

ドルフィンズのレギュラーシーズン第11週の対戦相手は、ホームでの対バッファロービルズ戦です。ビルズとは同じAFC東地区同士であり対戦回数も非常に多いんですが、その中で印象に残っているものとして、1998年シーズンのプレーオフでの対戦を紹介したいと思います。

このシーズン、AFC東地区ではニューヨークジェッツが12勝4敗で地区優勝し、ドルフィンズとビルズが10勝6敗、そしてニューイングランドペイトリオッツが9勝7敗で、これら4チームがすべてプレーオフに進出しました。そしてドルフィンズとビルズがワイルドカードプレーオフで対戦することになりました。

3年でスーパーボウル制覇…これは1996年にドルフィンズのHCに就任したジミー・ジョンソンの公約だったんですが、その3年目のシーズンが1998年で、ジョンソンとドルフィンズにとっては絶対に負けられない、勝負のプレーオフという背景がありました。

ビルズのQBはダグ・フルーティでしたが、このフルーティとジョンソンは過去カレッジフットボールの試合での因縁がありました。ジョンソンがマイアミ大学のHCだった時に、全米選手権でフルーティがQBを務めるボストンカレッジと対戦しましたが、その試合の終了間際にフルーティがヘイルメアリーパスからの逆転TDを決めて、ジョンソンのマイアミ大学は敗れています。このフルーティの逆転TDパスはその後も語り継がれ、現在でもユーチューブに動画がアップされているほど有名なシーンとなっています。

試合は最初のプレーからフルーティのロングパスが決まりましたがファンブルしてターンオーバーとなる嵐の幕開けとなりました。ドルフィンズがKオリンド・マレーの2本のFGでリードしましたが、ビルズはRBサーマン・トーマスが1ヤードTDランを決めて逆転し、前半をビルズの1点リードで折り返しました。

後半、第3Qに共にTDを決めて14-14の同点で第4Qを迎えましたが、この第4Qにいろいろなドラマがありました。ドルフィンズはマレーのFGで勝ち越すと、さらにQBダン・マリーノがWRラマー・トーマスに11ヤードのTDパスを決めて24-14と10点リードを奪いました。そしてその時点で勝利を確信したんでしょうか、大変珍しいことにジョンソンが試合中に笑顔を見せました。

しかしそこからビルズが猛反撃、ドルフィンズ陣内1ヤード地点まで攻め込み得点チャンスをつかみました。ただ、ここでビルズのWRアンドレ・リードが審判の判定に抗議して退場処分となり、結局この攻撃でビルズはFGの3点に止まりました。

ビルズは次のプレーで最後の望みをかけたオンサイドキックを敢行しましたが、これが見事に成功して残り試合時間1分40秒ほどで再び攻撃権を獲得しました。ビルズはこの攻撃でドルフィンズ陣内5ヤード地点まで攻め込んで同点に追いつく最大のチャンスをつかみました。

残り試合時間17秒、この時点で同点でオーバータイム突入をほとんどすべての人が考えていたことでしょう。私もビルズの攻撃の勢いを見ていて、これは同点も仕方ないと思っていました。しかし次の瞬間、パスを狙ったフルーティをドルフィンズDEトレース・アームストロングがサックしてファンブルを誘発、転がったボールをドルフィンズ側がリカバーして試合が終わりました。

ジョンソンの勝利を確信した笑顔、リードの退場、アームストロングのQBサックなど印象に残るシーンがいくつもあり、最後まで手に汗握る素晴らしい試合でしたが、ファンとしてはドルフィンズが勝利したことでさらにおもしろい試合となりました。

ジョンソンはドルフィンズのHCとしてプレーオフでは2勝3敗という成績だったんですが、その中でもこの試合がいろいろな意味でベストゲームだったと思います。


 

ドルフィンズ、思い出の対ビルズ戦

過去の思い出の試合を振り返る企画、今シーズンの開幕カードである対ニューイングランドペイトリオッツ戦で2回やりましたが、好評であるし自分でも楽しいので、今シーズンの対戦相手毎に続けてみたいと思います。

というわけで、今回はレギュラーシーズン第2週の相手であるバッファロービルズについてです。第2週はビルズのホームゲームなので、過去のアウェイの対ビルズ戦の思い出の試合にふれてみます。

ビルズに関してはドルフィンズと同地区なので、毎年ホーム&アウェイで2試合ずつ行われます。それだけに過去の試合でもいろいろあるのですが、特に印象に残っているのはレギュラーシーズンゲームではなくてプレーオフでの試合です。

1990年シーズン、ドルフィンズは12勝4敗の成績でAFC東地区2位となりプレーオフに進出しました。プレーオフ第1ラウンドではカンサスシティチーフスを相手に第3Qまで3-16の劣勢でしたが、第4QにQBダン・マリーノが2つのTDパスを決めて逆転勝利しました。そして第2ラウンドでビルズと対戦することになります。

ビルズの本拠地(当時はリッチスタジアムという名称でした)で行われたこの試合は、氷点下で雪の降る、ドルフィンズにとっては苦手とするコンディションの下でのものとなりました。

QBジム・ケリーからWRアンドレ・リードへの40ヤードTDパスでビルズが先制した試合は、前半を終わってビルズが20-3とリードしました。後半に入ってマリーノがWRマーク・デューパーに64ヤードTDパスを決めれば、ケリーもWRジェームス・ロフトンに13ヤードTDパスを通しました。しかしその後マリーノが自ら2ヤードTDランを決めるなど激しく点を取り合いました。

第4Qに入って、マリーノがレシーバーとしてプレーに参加していたOGロイ・フォスターに2ヤードTDパスを決めて、ドルフィンズは30-27と3点差に迫りました。しかしRBサーマン・トーマスの5ヤードTDランで突き放したビルズは、直後のキックオフ時にファンブルリカバーでボールを奪うと、ケリーがリードに26ヤードTDパスを決めて44-27と試合を決定づけました。

敗色濃厚のドルフィンズは残り試合時間1分15秒でマリーノがWRトニー・マーチンに8ヤードTDパスを決めましたが、直後のオンサイドキックをリカバーすることができず、結局44-34でドルフィンズはビルズに敗れてしまいました。

1stダウン数は両チームとも24で同数、総獲得ヤード数もビルズの493ヤードに対してドルフィンズが430ヤードとあまり差がない中で、勝敗を分けたのはドルフィンズが2つのインターセプトを含む3つのターンオーバーを犯したのに対して、ビルズはターンオーバーが2つだったことが要因となりました。

この試合はNHKが衛星放送で初めてプレーオフの試合を生中継したものであったと記憶しており、私も早起きをして観戦しましたが、ビルズに終始リードされっぱなしで敗れたことで非常に落胆しました。特にビルズには80年代終りから90年代前半は負けることが多かったので、この試合もそうですが、何とかビルズにだけは勝ってほしいという気持ちで、いつもビルズ戦を見ていました。

ちなみにこの試合に勝ったビルズはスーパーボウルに進出し、ニューヨークジャイアンツと対戦しました。湾岸戦争の最中に行われた試合で、故ホイットニー・ヒューストンさんのアメリカ国歌斉唱が感動を呼びました。試合はKスコット・ノーウッドがFGを失敗したことによりビルズが敗れましたが、ビルズにとってはその後のスーパーボウル4連敗の始まりとなりました。


 
livedoor プロフィール

どるふぃんわん

楽天市場
最新コメント
記事検索
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ