Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

ザビアン・ハワード

Week 13 対ブロンコス戦

マイアミドルフィンズとデンバーブロンコス、共に連敗中の両チームの対戦だったんですが、予想外に一方的な試合となり、ドルフィンズが35-9で圧勝しました。35得点は今シーズン最高得点で、アダム・ゲイス政権となってからも最高得点となっています。

とにかく11月は勝ちがなく、10月22日以来の勝利でしたので、ファンとしては久しぶりにいい気分です。得点差では圧勝ですが、内容的にはミスもあったりしてスッキリとしない部分もあったんですが、勝ったということでよしとしなければいけないでしょう。ただし、ブロンコスの不調に助けられたところもあります。

この試合、ドルフィンズはオフェンス、ディフェンス、スペシャルチームでそれぞれビッグプレーを見せてくれました。

まずオフェンスですが、RBケニアン・ドレイクがよかったです。23キャリーで120ヤード獲得はいずれも自己最高記録となりました。ドレイクは大学時代も控えRBだったので1試合に20回も走ったことはなかったんですが、この試合でNFLで十分1試合を任せられるRBであることを証明しました。

ダミアン・ウイリアムスが怪我をしたためにドレイクひとりに頼らざるを得なかったんですが、NFL4位のブロンコスのランディフェンスを相手にしたこの結果にはファンとしては満足ですし、ドレイクも自信が持てたのではないでしょうか。ファンブル癖があるという悪評を吹き飛ばしてくれましたね。

ディフェンスでは先制得点となったセーフティを記録するとともに、CBザビアン・ハワードが2つ、S T.J.マクドナルドが1つの計3つのインターセプトをブロンコスQBトレバー・シーミアンから奪いました。特にハワードの最初のインターセプトはリターンTDとなった価値あるものでした。

QBジェイ・カトラーがTEジュリアス・トーマスにTDパスを決めて逆転した直後、どうしてもブロンコスの攻撃を抑えなければいけない場面でターンオーバーを奪っただけでなく、得点を奪ってリードを広げたということで、一気にドルフィンズ側に試合の流れを引き寄せました。

ハワードは2年目となり期待された今シーズンだったんですが、ここまでインターセプトはなく、パスディフェンスでもほとんど目立った活躍はできていませんでした。それどころかCBとしての評価も非常に低かったんですが、この試合での活躍はハワードに自信をもたらすのではないでしょうか。

それとブロンコスの攻撃で3rdダウンコンバージョンを13回中1回しか成功させなかったのも勝利の要因の1つでした。しかもその1回も大量得点差がついた第4Qの試合終了間際ですから、3rdダウン時にまったく1stダウン更新を許さなかったと言ってもいいでしょう。

それからスペシャルチームですが、テレンス・フーデイのパントブロック、そしてKコディ・パーキーのオンサイドキック成功、さらにパントキックのカバーチームが記録したセーフティとビッグプレーの連続でした。ちなみに1試合で2度セーフティを記録したのはチーム史上初のことです。その他にもPRジャキーム・グラントが4回のパントリターンで計61ヤードを獲得したのも見逃せません。

あとはPマット・ハークのパントキックが素晴らしかったです。9回のパントのうちブロンコス陣内20ヤード以内に落としたパントが実に7回ありました。これによりブロンコスは自陣奥深くの厳しいフィールドポジションからの攻撃を強いられることになり、その結果インターセプトやセーフティを犯すきっかけとなっています。

ドルフィンズのオフェンスがいいフィールドポジションから攻撃を開始できたことは、ハークのパントキックによるところが大きかったと思います。

ただし、大差で勝利したとはいえ反省点もいくつかありました。カトラーはブロンコスのパスラッシュに苦しめられたとはいえ、2つのインターセプトを犯して、そのうちの1つはリターンTDを決められています。それも含めてパスは不安定なところもありました。

それから3rdダウンコンバージョンは15回中わずか4回しか成功していません。普通これだけの勝利ならばもっと数字がよくてもいいと思うのですが、3rdダウン残り1ヤードを更新できなかったのもいくつかあったと思いますので、そのあたりを確実に取れるようにならないといけません。

あとはランディフェンスですね。この試合でもブロンコスに100ヤード以上走られています。シーミアンのパスオフェンスが不調だったので助かっていますが、もう少しランプレーを止められるようにならないと成績のいいチームを相手にした時には厳しいでしょうね。

それと心配なのはWRデバンテ・パーカーです。連敗中はほとんど目立ったプレーはなく、この試合でもパスレシーブはわずか1回で獲得したのは5ヤードのみです。シーズン開始前は最も活躍するWRだと言われていたんですが、これではシーズン終了後には戦力外となってしまうかもしれません。なんとか復調してほしいのですが。

これで連敗を5でストップさせたわけですが、相手のブロンコスも連敗中だったということでこの勝利も少し割り引いて考えなければいけないでしょうね。それにしてもブロンコスの不振ぶりを見ていたら、なかなか得点が取れず苦しんでいた時のドルフィンズを見るようでした。ブロンコスHCバンス・ジョセフの苦悩する姿は、昨年ドルフィンズのディフェンシブコーディネーターだっただけに痛々しく感じました。

ともあれ、これで5勝7敗となり、残り4試合にも希望が持てるように感じました。プレーオフ進出は厳しいでしょうが、来週のニューイングランドペイトリオッツとの試合に勝利すれば、ひょっとすると光明が見えてくるかもしれませんね。


Week 9 対レイダース戦 プレビュー

マイアミドルフィンズとオークランドレイダースは共に昨シーズンはプレーオフに進出しました。しかし、今シーズンは現時点ではプレーオフ進出は難しくなっています。その両チームがサンデーナイトゲームで対戦します。

レイダースは現在3勝5敗ですが、過去6試合で5敗しています。昨シーズンの12勝4敗という成績から考えると信じられない数字なのですが、詳しいことはわかりませんが、それなりの理由があるのでしょう。

レイダースは今シーズン、2015年を最後に引退していたRBマーショーン・リンチを獲得しましたが、これまで7試合に出場して72キャリーで266ヤード(平均3.7ヤード)獲得で2TDラン、100ヤード以上走った試合はなしと、かつてシアトルシーホークスでみせたような活躍にはほど遠い内容になっています。

さらに第7週の対カンサスシティチーフス戦で退場処分を受け、それに続いて先週の対バッファロービルズ戦は出場停止となっていました。それが関係しているのかどうかわかりませんが、レイダースはビルズに34-14で大敗しています。そのリンチがこの試合では出場停止から復帰してきます。

リンチが復帰してくるのでランプレーには警戒が必要ですが、レイダースはやはりQBデレック・カーとWRのマイケル・クラブツリー、アマリ・クーパーのコンビネーションによるパスオフェンスにより警戒しなければいけません。またTEジャレッド・クックもカーのパスターゲットとして注意が必要です。レイダースのオフェンスはパスがNFL15位、ランが同26位となっています。

このレイダースのパスオフェンスに対抗するのがドルフィンズの若いCBコンビ、ザビアン・ハワードとコードレイ・タンカーズレイとなります。2年目のハワードと新人のタンカーズレイという経験の少ない2人がクラブツリーとクーパーをカバーできるかどうかにかかっていますが、非常に厳しいと考えざるを得ません。

そうなるとパスラッシュでカーにプレッシャーをかけることが必須になりますが、DEアンドレ・ブランチが足の付け根を痛めて先週の対ボルチモアレイブンズ戦を欠場しています。この試合には出場できるかもしれませんが万全の状態ではなく、パスラッシュの威力が半減しそうです。

一方でドルフィンズのオフェンスですが、これまでオフェンスの中核を担っていたRBジェイ・アジャイがトレードされて、ただでさえNFL最低だったオフェンスがさらに弱体化すると思われます。ただし、先週のレイブンズ戦を欠場していたQBジェイ・カトラーと過去3試合を欠場していたWRデバンテ・パーカーが復帰して、またアジャイの代わりをRBケニアン・ドレイクが務めることになりオフェンスも変わってくる可能性があります。

レイダースのディフェンスはパスがNFL21位、ランが同22位と数字上はあまりよくありません。ドレイクを中心としたRB陣がどれだけヤードを稼げるかということと、肋骨を痛めていたカトラーの回復具合がポイントとなるでしょうが、最も懸念されるのはオフェンシブラインの状態です。

先発LGのアンソニー・スティーンが故障者リストに登録されて、もしかしたらその代わりを故障者リスト入りしていたベテランOGテッド・ラーセンが務める可能性も出てきています。もしラーセンがプレーできるようならばオフェンシブラインもこれまでより向上が望めますが、おそらくこの試合では控えのジェシー・デービスがLGを務めることになり、あまり多くは期待できないかもしれません。

レイダースにはチームトップの4.5QBサックを記録しているDEカリル・マックがいますが、このマックを中心としたパスラッシュをドルフィンズのオフェンシブライン、特に両OTのラレミー・タンシルとジャワン・ジェームスが抑えてカトラーを守ることができるかどうかが大きなポイントとなります。

カトラーがパスラッシュから開放されれば、レイダースのセカンダリー陣は先発CBデビッド・エマーソンの欠場が決定し、先発Sカール・ジョセフも怪我をしていることから、パスである程度ヤードを稼げる可能性はあります。

戦前の予想ではアウェイであり勝率も低いレイダースの方が有利となっていますが、両チームの直接対決を見てみるとドルフィンズは過去5試合を全勝しています。その相性の良さとホームゲームである地の利を活かしたいドルフィンズですが、もうひとつの注目はアジャイがいなくなった後の新しいオフェンスです。このオフェンスが機能すれば光明が見えてくるかもしれません。

今シーズン後半のドルフィンズを占うということを考えると、この試合は勝敗という結果だけでなく、その内容についても非常に大きな意味を持ってくると思います。


Dolphins Daily News 10.25―CBマックスウェルを解雇

ドルフィンズはCBバイロン・マックスウェルを解雇しました。その代わりにQBデビッド・ファレスと契約しています。

QBジェイ・カトラーが負傷して明後日の対ボルチモアレイブンズ戦には出場できなくなったので、ドルフィンズはマット・ムーアが先発するものの、控えQBがいなくなりました。それでファレスと契約したんですが、そのファレスを入れるために解雇されたのがマックスウェルということです。

マックスウェルの解雇についてはちょっと驚きましたが、今シーズンのマックスウェルはプレー内容の悪さから新人CBコードレイ・タンカーズレイに先発の座を奪われていました。それ以来ずっと試合に出場していなかったんですが、怪我があったということですが、実質的には戦力外となっていました。

ドルフィンズとしてはあわよくばトレードで放出したかったのでしょうが、さすがに高額のベテランCBの代わりにドラフト指名権を放出しようというチームはなかったんでしょうね。

マックスウェルは昨シーズンも序盤でプレー内容が悪く一度は先発を外されてベンチに下げられました。しかしその後は奮起して素晴らしい活躍でチームに貢献しました。しかし今年はやり直すチャンスも与えられませんでしたね。

しかしディフェンスバック陣が不安定なドルフィンズにとって、経験のあるベテランCBがいなくなるのはちょっと痛い気がします。これでもしCBの選手に怪我人が出てしまうとかなり苦しくなりそうです。

先発CBがザビアン・ハワードとタンカーズレイ、スロットCBがボビー・マッケインとなっていますが、控えは実質的にアルテラウン・バーナーだけという状況です。ハワード、タンカーズレイ、マッケインが怪我をしないことを願うばかりです。


一方ドルフィンズに復帰したファレスですが、プレシーズンゲームではパス55回投中27回成功で424ヤードを獲得して5TDパスを記録しています。内容はよかったと思いますが、シーズン開始前に解雇されて、その後どこのチームとも契約していなかったんですね。


Dolphins Daily News 10.19―Injury Report

第7週の対ニューヨークジェッツ戦の怪我人情報が掲載されていました。

脳震とうのプロトコル中のCマイク・パウンシーと足首を痛めて先週の対アトランタファルコンズ戦を欠場したWRデバンテ・パーカーが練習を行っていません。この2人はジェッツ戦も欠場する可能性が高いです。

あとはDEアンドレ・ブランチがひざを、CBザビアン・ハワードが足首を痛めて練習を行っていません。ブランチが出場できなければその代わりにはウイリアム・ヘイズとチャールズ・ハリスがローテーションすると思われます。

また、ハワードが出場できなければその代わりは誰になるんでしょうか。いずれにしてもCBのポジションは戦力ダウンが見込まれます。

その他にはRBジェイ・アジャイ(ひざ)、DEテレンス・フーデイ(肩)、CBバイロン・マックスウェル(足)、DTダムコン・スー(ひざ)が Injury Report に名前があがっています。これらの選手は心配ないと思いますが、プレー内容の悪かったマックスウェルはプレーさせてもらえるのかどうかわかりませんね。


対ファルコンズ戦における評価

Sun Sentinelのオマー・ケリー氏が対アトランタファルコンズ戦でのドルフィンズを評価しています。それによると、次のようになっています。

パスオフェンス:D
ランオフェンス:A
パスディフェンス:B
ランディフェンス:C
スペシャルチーム:B−
コーチング:C
評価を上げた選手:DTジョーダン・フィリップス
評価を下げた選手:CBザビアン・ハワード

概ね妥当かなと思うのですが、コーチングがCというのはちょっと辛いような気がします。圧倒的不利と言われていたファルコンズに勝てたんですから、もう少し評価を上げてもいいと思います。

フィリップスは足首の怪我から復帰していいプレーをしていました。ハワードはそんなに悪かったとは思わないんですが、一発ロングTDパスを決められたんでそれがマイナスでしたね。


今シーズンのNFLはまれに見る大混戦で、全勝チームはなく、1敗もカンサスシティチーフスとフィラデルフィアイーグルスの2チームだけです。

ここまでで一番意外だったのはオークランドレイダースで現在2勝4敗です。昨シーズンの大躍進がウソのような成績です。昨日もロサンゼルスチャージャースにホームで敗れていますし。

ちなみにほとんど意味はないですが、第6週終了時点でのプレーオフ進出チームを見ると、ドルフィンズはプレーオフ第6シードとなっています。あの最低のオフェンスで勝ち越していること自体も意外ですよね。


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