ドルフィンズはピッツバーグスティーラーズからFAとなっているLBショーン・スペンスと3月11日(日本時間12日)に面談を行っています。スペンスは地元マイアミ大学出身の選手です。

スペンスは2012年にドラフト3巡目指名でスティーラーズに入団しました。最初の2年間は膝の怪我でプレーできなかったようですが、過去2年間はパートタイムの先発インサイドLBとしてプレーしていました。2014年は53タックルで1QBサック、昨年は37タックルで1QBサックという成績でした。

スティーラーズでは3-4のディフェンス隊形だったんですがドルフィンズでは4-3隊形です。そのあたりの違いがどうなのかはわかりませんが、地元出身の選手ですので、もしドルフィンズ入りすることになれば活躍してもらいたいです。

また12日(日本時間13日)にはダラスカウボーイズからFAとなっているQBブランドン・ウィーデンと面談する予定です。ウィーデンは2012年にドラフト1巡目指名でクリーブランドブラウンズに入団しています。全体22番目なのでQBライアン・タネヒルより下位指名だったことになります。

2014年にダラスカウボーイズに移籍し、昨年は11月にカウボーイズを解雇された後、ヒューストンテキサンズでプレーしました。昨年カウボーイズとテキサンズで計6試合に出場(4試合に先発)してパス成功率69.3%、1043ヤードを獲得して5TDパスを記録し、さらにTDランも1つ記録しています。

ドルフィンズではベテランQBマット・ムーアがチームを離れることが確実で、すでにカウボーイズやインディアナポリスコルツと面談を行っているようです。ということでドルフィンズのロースターにはタネヒルの他にローガン・トーマスとザック・ディザートという2人の若いQBがいます。ただ控えQBとしてベテランの存在も必要となりますので、ウィーデン獲得へと動いているんでしょう。

その他ドルフィンズと面談予定だったDEロバート・アイヤーズですが、面談することなくタンパベイバッカニアーズと契約しました。3年契約で総額2100万ドルと報じられています。

ところでそのバッカニアーズはドルフィンズを解雇されたCBブレント・グライムスとも契約しています。こちらの方は2年間で総額1650万ドルということだそうです。グライムスに関してはサラリーの見直しに応じなかったということで解雇されたという報道がありましたが、それとは別にドルフィンズはトレードを打診していたようです。ただ、そのトレードがまとまらなかった1つの要因にグライムスの夫人の存在があったとのことです。

その記事の真偽については不明なのですが、ある意味納得させられる話だと思います。サラリーの見直しを拒否したのも夫人の存在が大きかったと予想されますし、夫人の存在は他チームからも少なからず疎まれているようです。グライムス夫人はSNSを使って多方面に口撃を加えており、選手本人ではないんですが、そんな問題児を抱えるのを嫌がるのは当然でしょうね。