Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

ジェイソン・アレン

Dolphins Daily News 4.18

制限付きFAだったSマイケル・トーマスが、ドルフィンズが提示していた1年間180万ドル(約1億9600万円)のオファーにサインし再契約したようです。

Palm Beach Postのウェブサイトによると、トーマスは他の2チームから興味を持たれていて、そのうちの1つからは3年契約のオファーを受けていたようですが、ドルフィンズに残る決断をしたということです。

トーマスはスペシャルチームの中心選手として、またニッケルCBやSの控えとして貴重な活躍をしてくれていますので、今回ドルフィンズに残ってくれたことは嬉しいですね。

トーマスが再契約したことにより、ドルフィンズの制限付きFAで去就が決まっていないのはRBダミアン・ウイリアムスだけとなりました。ウイリアムスについてはニューイングランドペイトリオッツと面談を行ったということですが、その後の情報はありません。ウイリアムスもドルフィンズに残ってくれればいいんですが。


ドルフィンズのオフシーズンプログラムが4月17日(日本時間18日)から始まっています。各選手の参加は自由で、練習内容はコンディショニングが主なメニューとなっていますが、QBライアン・タネヒルやCマイク・パウンシー、WRジャービス・ランドリーなどの主力選手も参加しているようです。

そのランドリーについてですが、一部報道ではオフシーズンプログラム開始までに契約延長を締結するかもしれないと言われていましたが、まだ交渉はまとまっていないようです。しかし、自由参加の練習に参加しているということは契約も間近なのではないかなと思います。少なくともシーズン開始までにはまとまるのではないでしょうか。 


Palm Beach Postのウェブサイトではドルフィンズ史上最悪のドラフトとなったシーズンはいつか、というのを投票により決める企画をやっています。それによると、最後の2つが2006年と1984年となっています。

1984年は1巡目でLBジャッキー・シップを指名していますが、このシップという選手はドラフトの失敗例としてたびたび紹介されています。また、2006年はHCニック・セイバンの2年目のシーズンで、1巡目ではSジェイソン・アレンを指名しており、2巡目の指名権はQBダンテ・カルペッパーを獲得するために譲渡しています。そのカルペッパーがまったく使い物にならなかったことは、当時からのファンの方ならよくご存知だと思います。

いずれにしても、数日後にはどちらが最悪のドラフトだったかという結果が出るものと思います。個人的には1984年当時のことはよくわからないので比較のしようがないのですが、2006年に指名された選手の名前を見ると史上最悪候補だと言われるのも頷けます。



 

ドルフィンズ、思い出の対バイキングス戦

ドルフィンズのレギュラーシーズン第16週の対戦相手は、ホームでの対ミネソタバイキングス戦です。ドルフィンズとバイキングスの試合も通常4年に1回で数が少ないです。それだけに、思い出に残っている試合というと、前回の対戦でしょうか。2010年にバイキングスのホームで戦った試合です。

このシーズンのドルフィンズはHCトニー・スパラノ体制の3年目で、スパラノにとってはある意味で勝負の年でした。トレードでWRブランドン・マーシャル、FAでLBカルロス・ダンスビーといったプロボウル選手を補強し、先発QBには3年目のチャド・ヘニーを本格的に起用しました。

このバイキングス戦は開幕第2戦として行われましたが、ドルフィンズはその前の試合でアウェイでバッファロービルズに勝利してこの試合を迎えました。対するバイキングスには先発QBとしてブレット・ファーブがおり、前年12勝4敗で地区優勝した実力チームで、戦前の予想では攻守共に勝るバイキングスが有利とされていました。

しかし試合はドルフィンズのディフェンスが大活躍で、ファーブから3つのインターセプトを含む4つのターンオーバーを奪って14-10でドルフィンズが勝利しています。

第1Q4thダウンギャンブル失敗で得点チャンスを逸したバイキングスに対して、ドルフィンズはヘニーがWRブライアン・ハートラインに5ヤードのTDパスを決めて先制しました。そして第2Qにドルフィンズは自陣13ヤード地点まで攻め込まれながら、CBボンテ・デービスがインターセプトを決めてピンチを脱するなど、前半を終了して7-0とドルフィンズがリードして折り返しました。

後半に入ってもドルフィンズのディフェンスは好調で、DEキャメロン・ウェイクがファーブからQBサックを奪ってファンブルを誘発させ、転がったボールをエンドゾーン内でDEコア・ミーシーが押さえてTDとし、14-0とリードを広げました。

これに対してバイキングスはドルフィンズ陣内1ヤード地点でファンブルリカバーから攻撃権を得ると、RBエイドリアン・ピーターソンが1ヤードTDランを決めて7点を返し、さらに第4Qに入ってFGで4点差まで詰め寄りました。

そしてファーブが3つ目のインターセプトを喫した後、再びファンブルリカバーで攻撃権を得たバイキングスは、ドルフィンズ陣内1ヤード地点で4thダウンギャンブルを敢行しました。しかし、ピーターソンのランはダンスビーに止められて得点ができませんでした。

それにしても、そのドライブでの攻防は圧巻でした。ターンオーバーでドルフィンズ陣内24ヤード地点から攻撃を開始したバイキングスは、ピーターソンのランプレーを6回続けました。特に4ヤード地点からのランプレーではダンスビーを中心とするドルフィンズのランディフェンスとピーターソンが正面からぶつかり、非常に見ごたえがありました。

結果論かもしれませんが、このドライブで4thダウンギャンブルをせずにFGを蹴って1点差としておけば、まだ残り試合時間は2分以上ありましたので、バイキングスにとっては逆転のチャンスは十分ありました。実際に次の攻撃ではドルフィンズ陣内27ヤード地点までボールを進めていたわけで、FGも蹴れた距離でした。しかし4点差だったためパス失敗で攻撃を終わっています。

バイキングスの総獲得ヤード数364が示すように、ドルフィンズは特に後半は攻められっぱなしだったという印象がありました。バイキングスの猛攻をドルフィンズのディフェンスが耐え忍んだという印象の試合だったんですが、バイキングス側にとっては強気の攻めが裏目に出たという試合でもあったと思います。

ちなみにこのシーズンからドルフィンズのディフェンシブコーディネーターがマイク・ノーランに代わっていますが、そのノーランのディフェンスと新加入のダンスビーの活躍が非常に光った試合だったと思います。そのダンスビーがいなくなった昨シーズンのドルフィンズのディフェンスは、特にランディフェンスで大きく落ち込みましたので、この試合を振り返ってみてもダンスビーの存在というのが大きかったんだと思います。

その他、この試合ではCBジェイソン・アレンが2つのインターセプトを記録して勝利に貢献しました。アレンについては2006年ドラフト1巡目指名選手だったんですが、期待外れの成績に終わっていました。この試合の活躍でやっとブレークしてくれるのかと思ったんですが、結果的にそのシーズンの途中で解雇されています。

アレンはその後、ヒューストンテキサンズ、シンシナティベンガルズとチームを変えたんですが、2013年4月にベンガルズを解雇されて以来、実質的にNFLから退いています。

また、この2010年まで何度も引退、復帰をくり返して物議をかもしたファーブも、そのシーズンを最後にNFLのキャリアを終えています。



 

過去のドラフト指名選手の状況

ESPNのブログでAFC東地区のチームのドラフト指名選手がどれぐらいの試合に先発したのかという数字が紹介されていました。ちなみに対象の選手は2002年から昨年までの選手です。


これをみるとドルフィンズが指名したドラフト1巡目から3巡目の選手が先発出場した試合数は25人の選手で599試合、これはNFLで31位という結果になるようです。いかにドルフィンズがドラフト上位指名においてハズレを引いているかということがわかりますが、あるいは選手の育成が下手なんでしょうか。

ドラフト1巡目指名選手についてはこの期間での失敗と言えるのは2006年のDBジェイソン・アレンと2007年のWRテッド・ギンぐらいで2004年のOTバーノン・ケアリー、2005年のRBロニー・ブラウン、2008年のOTジェイク・ロング、2009年のCBボンテ・デービスは悪い選択ではなかったでしょう。

しかし2巡目、3巡目となると失敗が多く、QBではジョン・ベックとパット・ホワイト、RBロレンゾ・ブッカー、WRパトリック・ターナーとデレック・ヘイガン、そしてLBエディ・ムーアなどほとんど戦力にならなかった選手が多数います。

今年のドラフトでドルフィンズがどんな選手を指名するのかわかりませんが、上位指名権が結果として無駄遣いとならないことを願いたいものですね。



ドラフトの失敗ワースト6

NFL.comのブログでドルフィンズの過去のドラフト1巡目指名の失敗ワースト6人が掲載されていました。それによると以下の6人が紹介されています。

1.WRイェイティル・グリーン(1997年全体15番目)
2.LBエリック・クメロウ(1988年全体16番目)
3.DBジャマー・フレッチャー(2001年全体26番目)
4.WRテッド・ギン(2007年全体9番目)
5.RBサミー・スミス(1989年全体9番目)
6.DBジェイソン・アレン(2006年全体16番目)

どの選手もなるほどと思わせる選手ばかりなんですが、この中で唯一クメロウという選手は全く知りません。ただ、このブログだけでなく過去のドラフト失敗例の記事があるたびにこの選手の名前を目にします。

クメロウはオハイオ州立大学出身で、ドルフィンズには3シーズン在籍して36試合に出場し、5QBサックと1インターセプトという記録が残っています。ただ、この選手に関してはドラフト指名が発表された時に、『クメロウってだれ?』と言われたほど無名の選手だったそうです。

あと1位のグリーンですが、怪我のために選手生命を絶たれたので最大の失敗というには本人にとっては酷だと思います。しかし結果としてはやはり失敗だったでしょうね。グリーンについては1度でいいから元気でプレーする姿を見てみたかったと思います。

ロックアウト突入でシーズン開始が危ぶまれていますが、ドラフトまでおよそ40日ほどになりました。今年はどんな選手を指名するんでしょうか。

先発QB交代

2010年シーズンもちょうど半分を過ぎたところで大きなニュースが2つありました。まず1つは、遂にQBチャド・ヘニーの降格を決断しました。次の対テネシータイタンズ戦にはチャド・ペニントンが先発QBとしてプレーするようです。

ヘニーのここまで8試合での成績はパス成功率63.5%で1900ヤードを獲得、8TD、10インターセプトという成績で、QBレイティングはNFLで24位の78.2という内容でした。そしてチームの成績は大きく期待を裏切った4勝4敗に終わっています。

結果から見ればヘニーの降格は当然なのかもしれませんが、これは決してヘニーひとりの責任ではありません。真っ先に非難されるべきはヘニーも含めたオフェンス陣を上手く導けなかったОCダン・ヘニングだと思います。まあ、いまさらヘニングを解雇できないかもしれませんが、ブランドン・マーシャルというプロボウルWRを補強し、大きなけが人も出ていない中でオフェンスTDがAFC最低の12個しかあげられていないというのは責任を取ってしかるべきでしょう。

ヘニー降格の決定的要因となったのは先日の対ボルチモアレイブンズ戦での0TDに対して3インターセプトというプレー内容だったと思います。特に前半終了間際に大きなTDのチャンスがありながら、オープンになっていたTEアンソニー・ファサーノにTDパスを通せなかったのが指摘されています。確かにそのプレーも大きいんですが、その前のプレーでのWRデボン・ベスへのパスもミスしています。

エンドゾーンまで残り9ヤードというところでヘニーがベスにパスを投じたんですが、このパスがやや高かったためにベスはジャンプしてこのボールを捕球しました。その結果スタートが遅れてエンドゾーン1ヤード手前で止められてしまいました。パスがよければベスが捕球後すぐに走れてておそらくTDは取れていたと思います。たぶんこのことはヘニーにもわかっていたでしょうから、そのミスを引きずった結果がファサーノへのパスミスだったような気がします。

しかしこんなことを言っても仕方ないので、ヘニーにはサイドラインでチームに貢献してもらって、ペニントンの活躍に期待したいと思います。ペニントン復帰を待ち望んでいたファンも多くいたでしょうから。

そしてもう1つのニュースはCBジェイソン・アレンが解雇されたことです。アレンは今シーズン開幕前に先発CBの座を勝ち取って、ここまでチームトップの3インターセプトを記録していたんですが、第8週の対シンシナティベンガルズ戦の試合序盤でポジションを外され、レイブンズ戦ではディフェンスのプレーで起用されなかったようです。

個人的にはアレンにとって今シーズンは大きなチャンスで、何とかブレークしてくれればと期待していたんですが、やっぱりだめだったかという結果で残念でした。ただ、アレンはスペシャルチーム選手としては十分使えたと思うので、ここでカットするのはどうかと思います。特にスペシャルチームは内容がよくないですから、ここでまた経験のあるベテランが抜けるのは大きいんじゃないでしょうか。

そのアレンの代わりに元プロボウルCBアル・ハリスと契約しました。ただ、ハリスは実績は十分ですが怪我のリスクがある上に35歳という年齢で、果たしてシーズン途中の加入でどれだけ働けるのか疑問です。ポジションは違いますが同じく怪我のリスクのあったCジェイク・グローブやОGジャスティン・スマイリーを解雇したのにハリスを取るというのは何か矛盾しているような気がするんですが。



 
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