Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

ジャービス・ランドリー

Week 4 対セインツ戦 プレビュー

NFL第4週、ドルフィンズはニューオーリンズセインツとロンドンで対戦します。ロンドンでの公式戦はドルフィンズにとってこれが4試合目で、過去の成績は1勝2敗となっています。一方セインツは過去ロンドンでは1戦して1勝という記録が残っています。

この試合のポイントは何と言ってもセインツQBドリュー・ブリーズ対ドルフィンズのパスディフェンスということになるんですが、これまでの結果と数字から見るとブリーズが圧倒的に有利と言えます。

今シーズンのブリーズはこれまでの3試合でパス成功率は68.5%でパス獲得ヤード数は867ヤード、6TDパスに対してインターセプトは犯していません。

逆にドルフィンズのパスディフェンスは相手QBに対して平均8.6ヤードのパスを許しており、これはNFL最下位となっています。そしてこれまで2試合消化していますが、相手QBのパス成功率はおよそ80%となっています。

ディフェンスバック陣が不安要素のドルフィンズではパスラッシュに頼らざるをえないところがあるんですが、相手チームもそれは十分承知していますし、ブリーズはパスのリリースが速いのであまり通用しないかもしれません。ちなみにブリーズは111回のパスプレー中3度しかQBサックを受けていません。

しかもセインツはブリーズがいるためにパスに特化したチームとなっており、当然相手チームのパスディフェンスに勝ってパスを通す戦術には長けていますから、単純なパスディフェンスではブリーズのリズムを崩すことは難しいでしょう。何かブリーズのリズムを崩すディフェンスの戦術が必要になりますが、今のドルフィンズでは厳しいでしょうね。

そうなるとセインツにある程度得点を取られるのは覚悟しなければいけないのですが、それに対抗するためにはドルフィンズもオフェンスで得点を重ねていくしかありません。ただ、先週の対ニューヨークジェッツ戦のオフェンスを見ていると、それも難しいと思われます。

僅かな救いとしてはセインツのディフェンスがよくないということで、トータルディフェンスはNFL31位の452.3ヤード、また失点も同ワースト3位の26失点となっています。ただ、これも数字的なことは試合が始まったらまったく違う展開になるのであてになりません。

ジェッツ戦でもランディフェンスが最下位だったにも関わらず、RBジェイ・アジャイはわずか11キャリーで16ヤード獲得に抑えられました。それに伴ってQBジェイ・カトラーのパスプレーも低調で、ドルフィンズのオフェンスはジェッツに対して最後の最後で完封を免れるのがやっとという状態でした。

アジャイやWRのジャービス・ランドリー、デバンテ・パーカーが怪我を抱えているということもありましたが、オフェンス全体にリズムがなく、オフェンシブラインもパスプロテクションがしっかりできていません。さらに3rdダウン時の1stダウン更新率もNFLワーストとなっています。

こういう状況の中でドルフィンズが試合に勝つことは難しく、当然戦前の予想でもセインツが圧倒的に有利となっています。しかしそこを何とか打開していかなければいけないわけで、勝つためにはやはりアジャイのランプレーを中心に組み立てていかざるを得ないでしょう。ランプレーで時間を消費してオフェンスを保持し、セインツの攻撃時間をなるべく少なくしなければいけません。

幸い今シーズンのドルフィンズはランディフェンスはよくてNFL5位の70.5ヤードとなっています。セインツのランオフェンスは平均96.7ヤードで決してあなどれないんですが、LBローレンス・ティモンズも復帰してきますし、もうひとりのベテランLBレイ・マウアルーガもプレーする可能性があり、ランに対してはしっかり守れるのではないかと思います。

相手のランを止めればパスディフェンスもしやすくなり、逆に自分たちのオフェンスではランプレーを出していけばパスも通しやすくなるということでリズムも出てくると思います。そのリズムが出てくることによりオフェンスが噛み合えば得点力も上がってきます。そうすれば試合に勝利する可能性も高まってくるでしょう。

この試合はドルフィンズのホームゲーム扱いなんですが、マイアミから遠く離れていますのでロードゲームのような状況だと思います。ただ、過去のロンドンでの試合を見ているとドルフィンズに対する観客の声援はかなりありますので、そのファンの期待に応えるためにも素晴らしいプレーを期待しています。

開幕がハリケーンで流れて西海岸に遠征し、それからマイアミに戻った後にニューヨークに遠征、さらにマイアミに戻ってロンドンへと連続する移動で選手も厳しいと思いますが、なんとかもうひと踏ん張りして自分たちのフットボールを取り戻してもらいたいと思います。


Week 3 対ジェッツ戦

戦前の予想ではドルフィンズが圧倒的に有利だったんですが、試合はやはりやってみないとわからないものですね。これでドルフィンズは1勝1敗となり、数字的にはそんなに問題ではないんですが、内容とか今後を占うとかいうことを考えると、本当に深刻な敗戦だったと思います。

まず感じたことは、ニューヨークジェッツはRBジェイ・アジャイを徹底的に止めにきていたと思います。その戦術が見事にハマったというところもあるんですが、アジャイ自身も怪我をしていたので本調子ではなかったところもあるのではないでしょうか。

いかにジェッツがNFL最悪のランディフェンスだったとはいえ、いざやってみるとこういうことが起きるわけですから、改めて思うことは数字というのは全くあてにならないということですね。

アジャイのランプレーが止められたこともあるんですが、本質的な敗因はQBジェイ・カトラーにあったと思います。この試合ではパス44回投中26回成功で220ヤード獲得で1TD、1インターセプトということだったんですが、内容が非常に悪かったです。

直感的に感じたのはパスがしっかり投げられていないということです。まあ、アジャイのランが止められたということでパスラッシュがより厳しかったということもありました。ジェッツ側は時には6〜7人ぐらいでパスラッシュを仕掛けていたこともあって、さすがにそれでは思うようにパスを投げられないですね。ただ、それを差し引いてもパスの精度や内容はよくなかったです。

ここで思い出されるのが先週の対ロサンゼルスチャージャース戦なんですが、この試合でドルフィンズは非常に保守的なプレーコールが目立ちました。アジャイのランプレーが中心だったんですが、カトラーのパスも短いものが多くてしかもWRジャービス・ランドリーに異常に集中していました。

なぜそうせざるを得なかったのかというと、やはりカトラーがパスを投げられないからということになるんだと思いました。カトラーは一度引退した選手で、復帰してからまだ2か月ほどしかたっていませんし、公式戦は2試合目です。プレシーズンゲームではよかったんですが、所詮プレシーズンはプレシーズンだったということでしょうね。

カトラーのパスはスピードがないし不正確でした。試合の後半だったと思いますがエンドゾーン内でオープンになっているランドリーにパスを投げられなかったことやインターセプトを犯したパスもですが、状況判断がよくできていませんでした。これはやはり一度引退していたということが大きく影響しているのだと思います。

今後試合を重ねていってそのあたりが修正できればいいんですが、シーズン中は本格的には練習ができないでしょうから難しいところもあると思います。シーズン開始前にはプレシーズンのカトラーの調子を見て結構勝てるのではないかと思っていましたが、この試合を見た後はかなり厳しく感じました。まあ、私の予想が外れてくれればいいんですけどね。

最後のTDパスはおまけですね。完封されてもおかしくない試合でしたが、最後はジェッツのディフェンスもソフトになっていたのでパスも通りやすかったと思います。したがって、あれが本来の姿だと思うと大きな間違いで、これからの試合は本当に苦しくなってくるでしょうね。

オフェンスが行き詰まってフェイクパントを敢行しましたが、あれは完全に愚策でした。トリックプレーというのはチームの調子がよくてリズムがある時にやって効果があるもので、追い込まれた状態でやっても成功する可能性は低いです。まあ、それだけ打つ手がなくなってどうしようもなくなったということでしょうが、やってはいけない状況だったと思います。パントを蹴ればそこからターンオーバーということもよくあるんですから。

これでドルフィンズの攻略法が今後対戦するチームにわかってしまった形になりましたが、この敗戦を教訓にどういう対策を考えるのかが課題となります。オフェンスをどのように立て直すのか、カトラー次第だと思いますが、その点に注目したいと思います。


Week 3 対ジェッツ戦 プレビュー

NFL第3週でドルフィンズはニューヨークジェッツと敵地で対戦します。現在ドルフィンズは1試合を消化して1勝、対するジェッツは2試合を消化して2敗、両チームの成績は対照的で、戦前の予想ではアウェイながらドルフィンズが圧倒的に有利となっています。

ドルフィンズは先週のロサンゼルスチャージャースとの開幕戦では19-17で勝利しましたが、相手のミスに助けられての勝利で、どちらかといえば幸運な結果でした。しかし試合内容を見ればRBジェイ・アジャイが122ヤードを走り、QBジェイ・カトラーが堅実なプレーでチームを牽引し、Kコディ・パーキーが4本のFGをすべて成功させるなど、鍵となる選手が活躍して、ミスを犯さなかったところが勝利につながっています。

このジェッツ戦でも同様な戦い方ができれば勝利する可能性は高いと思いますが、いろいろと懸念される材料もあります。まず怪我人ですが、アジャイとWRのジャービス・ランドリーとデバンテ・パーカーがいずれも怪我を抱えているということです。アジャイとランドリーはひざを、そしてパーカーは足首を痛めています。

この3人はいずれもチャージャース戦では活躍し勝利に貢献しているだけに、100%の状態ではないところが不安です。仮にアジャイのランプレーが出なければドルフィンズのオフェンスは苦しくなり、カトラーにも負担がかかって思うように得点が取れないかもしれません。特にチャージャース戦では敵陣レッドゾーン内でTDが取れていないので、さらに苦しくなる可能性があります。

一方のジェッツはオフェンスがパス29位、ラン22位でディフェンスがパス18位、ラン32位と低調です。ただ、まだ2試合しか消化していませんし、その2試合がいずれもアウェイだったということもありますし、数字というのはほとんど信用できず、いざ試合が始まってみれば状況が全く違うというのはよくあることです。

また、ドルフィンズはチャージャース戦ではQBフィリップ・リバースのパスに苦戦してパス成功率79%で331ヤードを許しています。ジェッツのパスオフェンスは29位なんですが、QBジョシュ・マッカウンはパス成功率67%とそれほど悪くありません。マッカウンに自由にパスを通されるようだとジェッツのオフェンスにリズムを与えてしまうことになります。

パスに対するディフェンスは結構苦しむことが予想されますので、QBへのパスラッシュが非常に重要になってきます。DEキャメロン・ウェイクは過去15試合のジェッツ戦で計7つのQBサックを記録していますが、そのウェイクを中心としたパスラッシュでマッカウンのリズムを崩すことが必要です。

ドルフィンズが勝利するためにはアジャイのランプレーが欠かせません。ジェッツは過去2試合でランで計370ヤードを喪失していますので、そこは1つのポイントとなるでしょう。ただし、アジャイが本調子でなかった時に控えRBケニアン・ドレイクやダミアン・ウイリアムスがどこまで走れるかというのもポイントとなります。

それとドルフィンズのオフェンスで課題となるのはより積極的な攻撃です。チャージャース戦ではやや保守的なオフェンスとなっていたような気がします。カトラーがドルフィンズでの最初の公式戦だったということもあるでしょうが、HCアダム・ゲイスのオフェンスとしては物足りませんでした。そこが今回の試合では改善されてくると思います。

いろいろな角度から見てもドルフィンズが優位なんですが、ジェッツも今シーズン初めてのホームゲームなので初勝利に向けて全力を尽くしてくるでしょう。試合は本当にやってみなければわかりませんので、とにかくミスをせずに堅実なフットボールをすることですね。


Dolphins Daily News 9.22―怪我人情報

今週末の対ニューヨークジェッツ戦を前に怪我人情報が発表されています。

それによると、WRジャービス・ランドリーが前日の練習欠場から限定的な練習を行ったということです。また、WRデバンテ・パーカーとCマイク・パウンシーは前日に限定的な練習を行っていましたが、今日は練習を休んでいます。

そしてRBジェイ・アジャイとDTジョーダン・フィリップスは共に昨日に続いて練習をしていません。特にフィリップスは足首を痛めており、ジェッツ戦への出場は無理なのではないでしょうか。ただ、アジャイに関しては重症ではなく、ジェッツ戦への出場は可能なようです。

また、LBレイ・マウアルーガは依然として練習に参加できない状態です。ハムストリングを痛めていますので、簡単にはいかないですね。次の試合も先発LBはマイク・ハル、キコ・アロンソ、そしてドラフト外新人のチェイス・アレンですかね。

ちなみにドラフト外新人選手が開幕戦で先発したのは1970年のLBダグ・スイフトという選手以来、47年ぶりのことだそうです。


Dolphins Daily News 9.21―Kパーキーが週間MVP

Kコディ・パーキーが第2週のAFC週間最優秀スペシャルチーム選手に選出されました。パーキーは9月17日に行われた対ロサンゼルスチャージャース戦で決勝の54ヤードを含む4本のFGをすべて決めて、チームの19-17の勝利に大きく貢献しました。

ドルフィンズのスペシャルチーム選手が同賞を受賞するのは2015年シーズンの開幕戦でジャービス・ランドリーがパントリターンTDを決めて受賞して以来のこととなっています。また、キッカーの選手に限ってみると、2010年にダン・カーペンターが第6週と第8週に受賞していますが、その時以来のこととなります。


出場停止となったローレンス・ティモンズの続報ですが、試合を欠席したのはドルフィンズやフットボールではなく、個人的な出来事が原因となっているようです。それが何なのかはわかりませんが、私の推測が誤っていてよかったと思うと同時に、ドルフィンズでのプレーが嫌になったなどとティモンズに対して失礼なことを書いてしまいました。

そのティモンズの今後についてですが、Miami Heraldの記者であるアーマンド・サルゲロ氏は、ティモンズは最終的にはドルフィンズに戻ってくるだろうと考えています。またドルフィンズの選手たちもティモンズが戻るのを歓迎しているということです。こうなると問題を解決して早く戻ってほしいですね。


ティモンズの出場停止に伴ってトレードで獲得したLBステファン・アンソニーですが、現在25歳で2015年のドラフト1巡目(全体31番目)指名の選手です。

新人の年は16試合すべてに先発出場して112タックル、1QBサック、1インターセプト、2ファンブルフォースを記録して、プロフットボールの記者協会が選ぶオールルーキーチームの一員に選出されています。

しかし、2年目にはミドルLBからアウトサイドLBにコンバートされてから状況が一変し、3試合の先発を含む10試合の出場に止まりわずか16タックルしか記録できませんでした。そして今年はこれまで試合には出場していませんでした。

移籍後早速ドルフィンズの練習に参加したようですが、状態はいいようで週末の対ニューヨークジェッツ戦には出場できる状態だということです。ただ、アンソニーを使う場合にティモンズの代わりとしてプレーさせるんでしょうか。ドラフト1巡目指名選手ですからそれなりに能力はあるんでしょうが。


ドルフィンズはジェッツ戦に向けて練習を開始していますが、RBジェイ・アジャイ、ランドリー、DTジョーダン・フィリップスが練習を休んでいます。特にアジャイとランドリーはいずれもひざを痛めているようで心配されます。また、ハムストリングを痛めているLBレイ・マウアルーガは依然として練習ができず、ジェッツ戦も欠場が濃厚でしょうか。LBが手薄になっているんで早く復帰してほしいんですけどね。


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