ベテランLBドナルド・バトラーと契約しました。LBのデプス強化に動いたドルフィンズはバトラーの他に元デンバーブロンコスのネイト・アービング、元グリーンベイパッカーズのA.J.ホークの3人をテストしたようですが、その結果バトラーを獲得しています。

バトラーは2010年にドラフト3巡目指名でサンディエゴチャージャースに入団し、チャージャースでは62試合の先発を含む71試合に出場して370タックル、7QBサック、3インターセプト、12パスディフェンス、5ファンブルフォースを記録しています。2016年にはアリゾナカージナルスと契約しましたが、最終ロースターに残れず解雇されていました。

ドルフィンズの先発LBはキコ・アロンソ、コア・ミーシー、ジェラニー・ジェンキンスの3人なんですが、いずれも過去に怪我をした経験があり、特にジェンキンスは今年のプレシーズンゲーム第3戦でひざを痛めて、開幕戦には出場したものの万全の状態ではありませんでした。そのような背景もありバトラー獲得に至ったんですが、当面は控えLBとして限定的な出場に留まるでしょう。

そして怪我ということでは、先発DTアール・ミッチェルがふくらはぎを痛めて故障者リスト入りしました。先日の開幕戦では0.5QBサックを記録したんですが、今年はトレーニングキャンプのほとんどを怪我のために休んでおり、やっと開幕に間に合ったと思ったらまた怪我をして不運なシーズンとなっています。シーズン後半に復帰できるかどうかは現時点ではわかりません。

ミッチェルの怪我によりドルフィンズのディフェンシブラインは黄色信号が点灯したと言ってもいいでしょう。先発DEマリオ・ウイリアムスも開幕戦で脳震とうを起こして途中退場しており、次の対ニューイングランドペイトリオッツ戦の出場も微妙となっています。これによってディフェンシブラインの先発選手が2人抜けることになりますので、DTジョーダン・フィリップス、DEジェイソン・ジョーンズとアンドレ・ブランチ、そしてプレシーズンゲームで活躍したジュリアス・ワームズレイの奮起が期待されます。


ドルフィンズは9月29日のサーズデーナイトゲームでシンシナティベンガルズと対戦しますが、その試合では全身オレンジのジャージを着用してプレーすることになりました。ちなみに相手のベンガルズは全身ホワイトのジャージでプレーするようです。オレンジはベンガルズのチームカラーでもあるので、どちらかというとベンガルズがオレンジでプレーするのが合っていると思うのですが。

ドルフィンズは全身オレンジは初めてですが、上半身だけオレンジというのは過去4試合あります。2003年の対ワシントンレッドスキンズ、2004年の対ペイトリオッツ、2009年の対ニューヨークジェッツ、そして2010年の対ジェッツで、最初の3試合は勝利しており、直近のジェッツ戦は敗れています。