ドルフィンズはCBボンテ・デービスがハムストリングの怪我で試合に出られず、解雇したCBベニー・サップの代わりのCBウィル・アレンもハムストリングを痛めていて試合出場は微妙です。過去2試合で平均361.5ヤードを献上しているパス守備に不安がありますが、ブラウンズのQBコルト・マッコイは過去2試合でパス72回投中41回成功で424ヤード獲得、3TDと特出した成績は残していません。DL、OLBのパスラッシュと合わせるとある程度抑えるのは可能だと思われます。
気をつけないといけないのはTEへのパスで、マッコイの3つのTDパスすべてがTEベン・ワトソンとエバン・ムーアへのものです。ドルフィンズは先週の対ヒューストンテキサンズ戦で怪我をしたLBカルロス・ダンスビーが試合に出られるようなので、LBケビン・バーネットと共にこの2人のTEをカバーすることができます。ここをしっかりと抑えることが勝利への鍵となるでしょうね。
ドルフィンズの場合、問題はオフェンスでオフェンシブラインがどれだけ仕事をできるかでしょうね。ブラウンズは過去2試合で平均124.0ヤードのラッシングを相手チームに許していますので、ここが狙い目でしょうか。テキサンズ戦でNFLデビューを飾り、いきなり100ヤード以上のラッシングを記録したRBダニエル・トーマスが同様の活躍をできれば試合を優位に進められます。ただし得点力不足が深刻なので、点の取れる時に確実に点を取っておかないと苦しくなります。
QBチャド・ヘニーは昨シーズンのブラウンズ戦ではパス32回投中16回成功で174ヤード獲得に止まり3つのインターセプトを喫していますが、その時にはWRブランドン・マーシャルが欠場していました。今シーズン、2試合で13パスレシーブで218ヤードを獲得しているマーシャルへのパスがどれだけ決まるかが鍵ですね。
ブラウンズはここまで1勝1敗ですが、先週はインディアナポリスコルツに勝利しています。QBペイトン・マニングがいないコルツとはいえ、敵地での試合で勝利していますのでチーム状態はいいと思われます。逆にドルフィンズは開幕連敗でチーム状態は悪く、昨シーズン6勝2敗と好調だったロードゲームなんですが同じ成績をあげられる保証はありません。勝つためには相手チームよりミスを少なくして確実に点を取ること、これしかないと思います。
巷ではこの試合に負けたらHCトニー・スパラノの首が飛ぶ、などというようなことも言われているようですが、それはさておいて、是非とも今シーズンの初勝利を望みたいと思います。しかも今後に勢いをつけるような勝ち方になれば最高なのですが… 期待しています。