Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

ジョシュ・マッカウン

Week 3 対ジェッツ戦 プレビュー

NFL第3週でドルフィンズはニューヨークジェッツと敵地で対戦します。現在ドルフィンズは1試合を消化して1勝、対するジェッツは2試合を消化して2敗、両チームの成績は対照的で、戦前の予想ではアウェイながらドルフィンズが圧倒的に有利となっています。

ドルフィンズは先週のロサンゼルスチャージャースとの開幕戦では19-17で勝利しましたが、相手のミスに助けられての勝利で、どちらかといえば幸運な結果でした。しかし試合内容を見ればRBジェイ・アジャイが122ヤードを走り、QBジェイ・カトラーが堅実なプレーでチームを牽引し、Kコディ・パーキーが4本のFGをすべて成功させるなど、鍵となる選手が活躍して、ミスを犯さなかったところが勝利につながっています。

このジェッツ戦でも同様な戦い方ができれば勝利する可能性は高いと思いますが、いろいろと懸念される材料もあります。まず怪我人ですが、アジャイとWRのジャービス・ランドリーとデバンテ・パーカーがいずれも怪我を抱えているということです。アジャイとランドリーはひざを、そしてパーカーは足首を痛めています。

この3人はいずれもチャージャース戦では活躍し勝利に貢献しているだけに、100%の状態ではないところが不安です。仮にアジャイのランプレーが出なければドルフィンズのオフェンスは苦しくなり、カトラーにも負担がかかって思うように得点が取れないかもしれません。特にチャージャース戦では敵陣レッドゾーン内でTDが取れていないので、さらに苦しくなる可能性があります。

一方のジェッツはオフェンスがパス29位、ラン22位でディフェンスがパス18位、ラン32位と低調です。ただ、まだ2試合しか消化していませんし、その2試合がいずれもアウェイだったということもありますし、数字というのはほとんど信用できず、いざ試合が始まってみれば状況が全く違うというのはよくあることです。

また、ドルフィンズはチャージャース戦ではQBフィリップ・リバースのパスに苦戦してパス成功率79%で331ヤードを許しています。ジェッツのパスオフェンスは29位なんですが、QBジョシュ・マッカウンはパス成功率67%とそれほど悪くありません。マッカウンに自由にパスを通されるようだとジェッツのオフェンスにリズムを与えてしまうことになります。

パスに対するディフェンスは結構苦しむことが予想されますので、QBへのパスラッシュが非常に重要になってきます。DEキャメロン・ウェイクは過去15試合のジェッツ戦で計7つのQBサックを記録していますが、そのウェイクを中心としたパスラッシュでマッカウンのリズムを崩すことが必要です。

ドルフィンズが勝利するためにはアジャイのランプレーが欠かせません。ジェッツは過去2試合でランで計370ヤードを喪失していますので、そこは1つのポイントとなるでしょう。ただし、アジャイが本調子でなかった時に控えRBケニアン・ドレイクやダミアン・ウイリアムスがどこまで走れるかというのもポイントとなります。

それとドルフィンズのオフェンスで課題となるのはより積極的な攻撃です。チャージャース戦ではやや保守的なオフェンスとなっていたような気がします。カトラーがドルフィンズでの最初の公式戦だったということもあるでしょうが、HCアダム・ゲイスのオフェンスとしては物足りませんでした。そこが今回の試合では改善されてくると思います。

いろいろな角度から見てもドルフィンズが優位なんですが、ジェッツも今シーズン初めてのホームゲームなので初勝利に向けて全力を尽くしてくるでしょう。試合は本当にやってみなければわかりませんので、とにかくミスをせずに堅実なフットボールをすることですね。


Dolphins Daily News 4.10

NFL.comのウェブサイトで、2008年のドラフトをやり直したら1巡目指名はどんな結果になるか、という企画をやっていました。毎年ドラフトの前になると過去のドラフトのやり直しの企画は近年必ず行われています。

そしてそのやり直しの結果は、ドルフィンズの1位指名選手はボストンカレッジのQBマット・ライアンだということになっています。

2008年のドラフトといえば、前年1勝15敗というチーム史上ワーストの記録に終わったドルフィンズが全体1番目の指名権を持っていました。そしてその指名権を使って指名したのがミシガン大学のOTジェイク・ロングでした。

当時ドルフィンズはビル・パーセルズがフロント入りして、トニー・スパラノをヘッドコーチに据えてチーム再建を目指したシーズンでした。注目の全体1位指名はジェイク・ロングかバージニア大学のクリス・ロングのどちらかだろうと予想されていたような気がします。ライアンの予想もあったと思いますが、あまり記憶にありません。

結果的にジェイク・ロングを指名したドルフィンズは2巡目指名で同じミシガン大学のQBチャド・ヘニーを指名して将来の先発QB候補としています。その年のFAでQBジョシュ・マッカウンを獲得していますので、ヘニーはいきなり先発というわけではなく、ある程度育ててから使うという計画だったと思います。

ただ、トレーングキャンプなどの結果で先発QBが定まらなかったドルフィンズは、突然解雇されたチャド・ペニントンを獲得して先発QBとして起用しました。そしてワイルドキャットという秘密兵器なども手伝って、ドルフィンズはその年に地区優勝を果たしています。

しかしその翌年にペニントンの故障により先発QBに抜擢されたヘニーは期待に応えられず平凡な成績に終わり、あげくにパーセルズに失格の烙印を押されてしまいました。

もし2008年のドラフトでライアンを指名していたらペニントンを獲得することもなかったでしょうし、ワイルドキャットという秘密兵器も登場しなかったかもしれません。また、ドルフィンズもその後何回かはプレーオフに進出していたのかもしれません。

その当時、ジェイク・ロングを獲得したことにより、これでドルフィンズのLTは10年間は安泰だ、などという話題も出ていましたが、結局ジェイク・ロングは怪我のために5年もドルフィンズに在籍することはありませんでした。またその裏返しで、ライアンがドルフィンズに入っていても、今のように大成していたかというとその保証はなかったと思います。

そう考えると、いつも思うのですが、ドラフトというのは本当に予測ができないもので、ほとんどギャンブルに近いです。また、選手も指名されるチームによって明暗がはっきりと分かれたりします。才能のある若い選手の一生を大きく左右するものだと思うと、ある意味怖い気もします。



 
livedoor プロフィール

どるふぃんわん

楽天市場
最新コメント
記事検索
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ