Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

ジョン・デニー

2013年チームMVPとQBクインの話題

ドルフィンズの2013年シーズンの表彰選手が発表されています。チームMVPと言える Dan Marino Most Valuable Player にはCBブレント・グライムスが選出されています。また Don Shula Leadership Award にはDEキャメロン・ウェイクが、そして Nat Moore Community Service Award にはLSジョン・デニーとPブランドン・フィールズが選出されています。

CBの選手がチームMVPに選出されるのは過去に1度だけで、1999年にサム・マディソンが選出されています。ちなみに2012年にはウェイクがMVPに選ばれています。

昨シーズンのグライムスの活躍はチームMVPに値するのに十分な内容で、16試合すべてに先発出場して60タックル、17パスディフェンス、4インターセプトを記録、ハロウィーンの夜に行われた対シンシナティベンガルズ戦では94ヤードのインターセプトリターンTDを決めています。シーズン終了時にはプロボウルに選出されるなど、2012年のシーズンを棒に振るほどの大怪我から見事に復活を果たしています。

今年も少なくとも昨年並みの活躍を期待したいんですが、まずは怪我をしないようにシーズンを通して活躍しチームの勝利に貢献してくれたらと思います。


それと今回ドルフィンズ入りしたQBブレイディ・クインについてですが、この選手についてあまり知識はなかったんですが、よく調べてみると2007年のドラフト1巡目指名選手なんですね。もっと最近NFL入りした選手かと思っていました。

ノートルダム大学時代には優秀な成績を残しドラフト前の評価も高かったようですが、1巡目指名ながら全体では22番目という位置でクリーブランドブラウンズに指名されました。ちなみにその年のドルフィンズのドラフト1巡目指名選手は、今はもうチームにいないWRテッド・ギンで、全体9番目で指名されています。

ブラウンズとは5年契約を結んだんですが、契約交渉が難航したためにトレーニングキャンプを欠席したことが大きく影響して思うような成績を残せず、契約期間途中の2010年シーズン終了後にRBペイトン・ヒリスなどとの交換でデンバーブロンコスにトレードされています。

その後、カンサスシティチーフス、シアトルシーホークス、ニューヨークジェッツ、セントルイスラムズを転々としたわけですが、今回のドルフィンズ入りも控えQBとして最終ロースターに残れるかどうかは微妙なところだと思います。


 

Week 3 対ファルコンズ戦 Game Notes

TEディオン・シムズはキャリア初のパスレシーブがTDとなったが、これは2009年シーズンのTEコリー・スペリー以来のこと。

LSジョン・デニーは131試合連続出場となり、ジェイソン・テイラーを抜いてチーム史上最長記録となった。

QBライアン・タネヒルはキャリア2回目の第4Qの逆転勝利、そしてQBレイティング94.5はキャリアで5番目に高い数字。

RBラマー・ミラーの49ヤードランはキャリア最長で、それまでは28ヤードが最長だった。チーム史上ではTDにならなかったランプレーとしては8番目に長い記録。TDとならなかったランプレーで最長のものは2005年に対デンバーブロンコス戦でWRクリス・チャンバースが記録した61ヤードラン。

新人Kカレブ・スタージスは46、50ヤードのFGを決めて今シーズン6本のFGをすべて成功させている。50ヤード以上のFGも2本記録しているが、チーム史上新人で1シーズンに50ヤード以上のFGを2本記録したのはスタージスの他には1979年のユー・ボンシャーマンただ1人。

LBダネル・エラビーは10タックルを記録して2試合連続で二桁タックルを記録した。

ドルフィンズは今シーズン3度のチャレンジを行っていずれも成功している。





 

Week 3 対ファルコンズ戦

ドルフィンズのホーム開幕戦、激しい試合でしたがドルフィンズの素晴らしい逆転勝利でした。ファルコンズのオフェンスをなかなか止められず、特に前半はほとんど攻められっぱなしみたいな印象でしたが、前半を終わったところで13-10とわずか3点差だったというのは、ディフェンスが要所でよくやってくれたということでしょう。

試合序盤でDEキャメロン・ウェイクとLBコア・ミーシーが怪我でサイドラインに下がり、先発DTポール・ソリアイとCBディミトリ・パターソンも欠場していました。ディフェンスの主力選手を欠きながら、試合後半はファルコンズのオフェンスをよく抑えました。QBライアン・タネヒルが演出した鮮やかな逆転劇がクローズアップされますが、このディフェンスの活躍も大きく評価されるべきだと思います。

ファルコンズのオフェンスはランプレーを多用してきました。これはドルフィンズ側にとっては予想外で、ファルコンズのRBジェイソン・スネリングとFBジャクイズ・ロジャースの2人はほとんどノーマークだったのではないでしょうか。ファルコンズのランプレーを多用して時間を使いながら得点をするという戦略は作戦どおりだったでしょう。また、ドルフィンズのパスラッシュを警戒する意味もあったと思います。

結局ドルフィンズはファルコンズのランプレーで146ヤードを許し、時間も37分とオフェンスで倍近くの時間を使われたわけですが、要所でよく守りFGに止めたということが勝利の要因だったと思います。

試合のポイントとしては、前半最後の攻撃でFGを決めて3点を取れたこと、そして第3Qにターンオーバーをきっかけに同点に追いついたことで、試合展開からして同点になった時点でドルフィンズ側に勝利が大きく傾いたと言ってもいいでしょう。ターンオーバーを誘発した新人DBドン・ジョーンズのタックル、そしてその後のLSジョン・デニーのファンブルリカバーは大殊勲だったと思います。

タネヒルはファルコンズのディフェンスのパスラッシュに晒されて5つのQBサックを受けました。逆転を演出したプレーは見事だったんですが、こんな調子で何度もQBサックを受けていたらそのうち怪我をしてしまうのではないかと心配です。パスプロテクションの酷さ、ランプレーが思うように出ないということがより多くのプレッシャーを受ける要因ですから、オフェンシブラインを中心に早急に改善してもらいたいところです。

RBラマー・ミラーも8キャリーで62ヤード獲得という成績ですが、49ヤードランというビッグゲインがあったので、それを除くと7キャリーで13ヤード獲得と平均2ヤードにも満たない内容です。ミラーだけの責任ではないですが、ファルコンズのランプレーは控え選手であの成績ですから、今のドルフィンズのランプレーに関してはもっと何とかならないのかと思います。

それにしてもタネヒルが決めた最後の逆転TDパスは素晴らしかったですね。当初のプレーコールを変えるようにOCマイク・シャーマンに進言したそうですが、あの場面でそれができる冷静さがタネヒルの素晴らしいところだと思います。まだまだ一流のQBとしては足りないところもあると思いますが、これからの成長がさらに楽しみになってきました。それに加えて新人TEディオン・シムズのワンハンドキャッチも見事でした。これからシムズにはもっとオフェンスに絡んでいってもらいたいです。

シーズン開始前、最初の5試合が1つの山だということがありましたが、これで開幕3連勝でその5試合に対して勝ち越しを決めました。ただ、それで満足していてはいけないのでできるだけ勝ち続けてほしいのですが、怪我人も数多く出てきています。戦いの激しさを物語っているわけですが、それでも勝てるというのはチーム力向上の証ですね。



 

Week 2 対コルツ戦 Game Notes

WRマイク・ウォレスが記録したパスレシーブ9回はレギュラーシーズンゲームでは最多で、2011年に行われたグリーンベイパッカーズとのスーパーボウルで記録したのと並ぶ自己最高記録。

TEチャールズ・クレイは5回のパスレシーブで109ヤードを獲得したが、これはドルフィンズのTEとしては史上2番目の1試合での獲得ヤード数で、1位は1988年の対ニューヨークジェッツ戦でフェレル・エドモンズが記録した117ヤード(パスレシーブ2回)。 

RBラマー・ミラーは14キャリーで69ヤード(平均4.9ヤード)を獲得したが、ミラーが10キャリー以上した試合ではドルフィンズは4勝0敗の負けなし。

QBライアン・タネヒルはパスで319ヤードを獲得したが、これはキャリア2度目の300ヤード以上の試合で、昨シーズンの対アリゾナカージナルス戦で記録した431ヤード以来のこと。またQBレイティング107.4はキャリア3番目の成績で、昨シーズンの対ジャクソンビルジャガーズ戦での123.2、対セントルイスラムズ戦での112.0に次ぐもの。

ドルフィンズが開幕から2試合連続で20得点以上したのは2003年以来、また開幕からのロード2連戦に連勝したのは過去2度あり、1977年シーズンは10勝4敗で終わったがプレーオフ進出を逃し、2010年シーズンは7勝9敗に終わった。 

ドルフィンズにとってはチーム史上6度目の反則なしの試合で、1998年の対デンバーブロンコス戦以来15年ぶりのこととなった。

LSジョン・デニーがジェイソン・テイラーの持つ130試合連続出場のチーム記録に並んだ。

オープニングドライブでの得点(ウォレスの18ヤードTDパスレシーブ)は昨年の9月23日の対ジェッツ戦以来。 

Kカレブ・スタージスの54ヤードFGは新人Kが記録した2番目に長いFG。最も長かったのは1989年の対ジェッツ戦でピート・ストヤノビッチが記録した59ヤードFG。

 

 

LSデニーと契約延長

正式発表はまだのようですが、LSジョン・デニーと3年間の契約延長に合意したようです。非常に地味で目立たないポジションの選手ですが、堅実なプレーをし、2010年と2012年シーズンにはプロボウルにも選出されています。

デニーは2005年にドラフト外でドルフィンズに入団していますので、チームの中では最も長く在籍しているとともに、最年長の選手です。安定したスペシャルチームの選手というのは本当に貴重な存在です。なかなか代わりは見つからないと思うので、できるだけ長くプレーしてもらいたいですね。

その他の話題として、DEアントワン・アップルホワイトと契約しています。アップルホワイトは2007年にドラフト外でサンディエゴチャージャースに入団してNFLのキャリアをスタートさせました。チャージャースで2010年までプレーした後、過去2シーズンはカロライナパンサーズでプレーしていました。6年間のNFLのキャリアでの通算成績は、48試合に出場して99タックル、6.5QBサック、3ファンブルフォースということです。

しかし、ドルフィンズはディフェンシブラインの選手は十分足りているのに、このアップルホワイトをさらに獲得したという意図がどこにあるのかよくわかりませんが、果たしてDEの控えとして最終ロースターに残ることができるのか。



 
livedoor プロフィール

どるふぃんわん

楽天市場
最新コメント
記事検索
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ