ジョーダン・フィリップス

March 17, 2017

Dolphins Daily News 3.17

今週のドルフィンズにとって最も大きな話題であったDTドンタリ・ポーですが、ドルフィンズとの交渉が決裂した翌日、アトランタファルコンズと契約しました。契約内容は1年間で800〜1000万ドルだということです。

ポーはドルフィンズと交渉する前にファルコンズと面談しており、最終的にファルコンズに決めたということはドルフィンズとファルコンズを天秤にかけていたということでしょうね。これは推測ですが、どちらかといえばドルフィンズに行きたかったんじゃないでしょうか。

ドルフィンズがポーに対してどれだけの条件を提示したのかはわかりませんが、年俸とは別に保証とかプラスαのところで合意に達しなかったのかもしれません。

ポーに関しては2012年にドラフト1巡目指名(全体11番目)でカンサスシティチーフス入団しました。入団して最初の3年間はNFLでもトップクラスのパスラッシングDTとして活躍し、2013〜14年シーズンには2年連続でプロボウルにも選出されています。

しかし過去2年間は背中の故障に悩まされていたこともあったようで、必ずしもいいパフォーマンスをみせていなかったようです。昨シーズンは27タックルで1.5QBサックという平凡な記録に終わっています。ドルフィンズもそのあたりを考えて評価を下げたとも考えられます。

いずれにしても、これでドルフィンズはDTのポジションに関して、別な誰かを獲得するか、あるいは控えDTだったジョーダン・フィリップスを先発として起用するかということになります。個人的にはできればフィリップスにステップアップしてもらって、控えクラスのDTを補強するのがいいかと思います。


FAとなっていたOGジャーモン・ブッシュロッドと再契約しました。契約内容は明らかにされていません。

ブッシュロッドはHCアダム・ゲイスがシカゴベアーズから引っ張ってきた選手で、もともとはOTの選手だったんですが、ドルフィンズに来てOGに転向しました。そして昨シーズンは先発RGとして16試合すべてに先発出場しています。ちなみにドルフィンズのオフェンシブラインで16試合すべてに先発出場したのはブッシュロッドとRTジャワン・ジェームスだけでした。

ブッシュロッドは今年の8月には33歳となるので、おそらくドルフィンズで引退するものと思われます。今シーズンも先発RGとしてプレーするのかどうかはわかりませんが、今の選手層をみるとドラフトで有能なオフェンシブラインの選手が指名できなければブッシュロッドが先発ということになるのではないでしょうか。

ベテランらしい堅実なプレーをする選手ですので、今シーズンもドルフィンズのオフェンシブラインの一員としての活躍を期待しています。



 

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November 09, 2016

Week 9 対ジェッツ戦

ドルフィンズはニューヨークジェッツに勝利して3連勝を飾り勝率5割となりました。3連勝は2014年シーズン以来ということになり、この結果ドルフィンズはAFC東地区でニューイングランドペイトリオッツに次ぐ2位に浮上しました。

最後は新人KRケニアン・ドレイクの96ヤードキックオフリターンTDで試合を決めました。このリターンTDにはいろいろなことが関係していて、非常に価値のある、素晴らしいTDでした。特に逆転された直後だっただけに、余計に盛り上がったような気がします。

まずこのリターンTDの背景としては、ドルフィンズがパントキック時にスナップをファンブルし、それをきっかけに逆転されました。残り試合時間はまだ6分近くあったんですが、状況としてはドルフィンズにとっては点の取られ方が悪かったので、やや追い込まれたような場面だったと思います。ファンブルしたPマット・ダーは今シーズン序盤はチームのMVP的な活躍をしていただけに、ちょっとくらいムードも漂ったかもしれません。

それを打ち消す形でのリターンTDだっただけに、チームだけでなくダーも救われたような気がしました。またそのリターンTDの直前にはジェッツ側のキックオフ時に反則があり、その結果キックオフをやり直すことになったのですが、これも1つのポイントだったと思います。

最初に取り消されたキックオフでは正KRともいえるジャキーム・グラントがリターンしました。あまりいいリターンではなかったものの、グラントはジェッツのカバーチームのタックルを5,6回受けながらボールを前に進めました。そのグラントのプレー内容が、反則後のキックオフをドレイクに取らせるように蹴られたのではないかと思いました。グラントは前半終了間際に、反則で取り消されたとはいえ、パントリターンTDを決めていましたから、ジェッツ側もグラントのリターンを恐れたのではないでしょうか。

ちなみにそのグラントが取り消されたパントリターンTDですが、その時にはドレイクが反則を犯したことによりTDが取り消されています。ドレイクもその反則のことは気持ちのどこかには残っていたでしょうから、最後に逆転のリターンTDを決めた時には本当に嬉しかったのではないかと思います。

結果は別として、形としてはこの試合で新人のリターナーがパントリターンTDとキックオフリターンTDを決めたことになりますが、この事実は今後の対戦相手にとって、ドルフィンズのスペシャルチーム恐るべしという印象を与えることになるのではないでしょうか。そういう意味でも価値あるリターンだったと思います。

ところで、もしドレイクのリターンTDがなくてドルフィンズが3点差を追いかける展開になっていたらどうだったかというのも見てみたかったんですが、後半ドルフィンズはTDを取れていなかったので、もしかしたらそのままジェッツが勝利していたかもしれません。

試合全体を通してみると、お互いに反則がポイントとなって得点したり失点したりというのが目立ったんですが、ドルフィンズの勝因としてはRBジェイ・アジャイのランプレーが大きかったのではないかと思います。ジェッツはNFLトップのランディフェンスを誇るチームでしたから、そのディフェンスに対してアジャイがどれだけ走れるかが注目でした。

ドルフィンズの最初の攻撃でアジャイのランプレーは-3、-1、-5ヤードと3回続けてロス(そのうち2回は反則で取り消されていますので公式には記録に残りませんが)しています。そのあたりはジェッツのディフェンスはさすがだと思いましたし、この試合ではほとんど走れないのではないかと思いました。しかしその後に20ヤードのTDランを決めたことが非常に大きかったと思います。結果としてアジャイはジェッツのランディフェンスを相手に111ヤードを走りました。

パスオフェンスに関しては、QBライアン・タネヒルはパス28回投中17回成功で149ヤード獲得1TDパスでした。パスディフェンスの悪いジェッツに対しては物足りない内容だったのですが、試合前半にWRケニー・スティルスが退いたこと、そしてWRデバンテ・パーカーが本調子でないことで長いパスが投げにくかったというのもあるかもしれません。特にパーカーは2回のパスレシーブでわずか8ヤードしか獲得できず、今後に不安を残しています。

第3QにDTジョーダン・フィリップスがインターセプトを決めてジェッツ陣内レッドゾーン内で攻撃権を獲得した時にTDを取っていれば、あるいはこの試合はもっと楽な展開で勝てたかもしれません。そこの詰めの甘さが今後の課題でしょうが、ジェッツのディフェンスもよく守っていたと思いますので、簡単には得点は取れませんね。

一方ドルフィンズのディフェンスですが、RBマット・フォルテにはロングランを許しましたし、後半は攻め込まれていた印象がありました。しかし3rdダウンコンバージョンは11回中3回に抑えましたし、インターセプトを2つ奪ったのが勝利に結びついたと思います。ただ、抑えていた攻撃を反則で継続させてしまうというのが目立ちますので、そのあたりを改善していかなければいけないでしょうね。

バイウイーク前の対バッファロービルズ戦もそうですが、同地区のチームとの対戦は重要です。その意味でもこの勝利は大きいです。



 


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September 14, 2016

今週のドルフィンズ 9.12―9.13

ベテランLBドナルド・バトラーと契約しました。LBのデプス強化に動いたドルフィンズはバトラーの他に元デンバーブロンコスのネイト・アービング、元グリーンベイパッカーズのA.J.ホークの3人をテストしたようですが、その結果バトラーを獲得しています。

バトラーは2010年にドラフト3巡目指名でサンディエゴチャージャースに入団し、チャージャースでは62試合の先発を含む71試合に出場して370タックル、7QBサック、3インターセプト、12パスディフェンス、5ファンブルフォースを記録しています。2016年にはアリゾナカージナルスと契約しましたが、最終ロースターに残れず解雇されていました。

ドルフィンズの先発LBはキコ・アロンソ、コア・ミーシー、ジェラニー・ジェンキンスの3人なんですが、いずれも過去に怪我をした経験があり、特にジェンキンスは今年のプレシーズンゲーム第3戦でひざを痛めて、開幕戦には出場したものの万全の状態ではありませんでした。そのような背景もありバトラー獲得に至ったんですが、当面は控えLBとして限定的な出場に留まるでしょう。

そして怪我ということでは、先発DTアール・ミッチェルがふくらはぎを痛めて故障者リスト入りしました。先日の開幕戦では0.5QBサックを記録したんですが、今年はトレーニングキャンプのほとんどを怪我のために休んでおり、やっと開幕に間に合ったと思ったらまた怪我をして不運なシーズンとなっています。シーズン後半に復帰できるかどうかは現時点ではわかりません。

ミッチェルの怪我によりドルフィンズのディフェンシブラインは黄色信号が点灯したと言ってもいいでしょう。先発DEマリオ・ウイリアムスも開幕戦で脳震とうを起こして途中退場しており、次の対ニューイングランドペイトリオッツ戦の出場も微妙となっています。これによってディフェンシブラインの先発選手が2人抜けることになりますので、DTジョーダン・フィリップス、DEジェイソン・ジョーンズとアンドレ・ブランチ、そしてプレシーズンゲームで活躍したジュリアス・ワームズレイの奮起が期待されます。


ドルフィンズは9月29日のサーズデーナイトゲームでシンシナティベンガルズと対戦しますが、その試合では全身オレンジのジャージを着用してプレーすることになりました。ちなみに相手のベンガルズは全身ホワイトのジャージでプレーするようです。オレンジはベンガルズのチームカラーでもあるので、どちらかというとベンガルズがオレンジでプレーするのが合っていると思うのですが。

ドルフィンズは全身オレンジは初めてですが、上半身だけオレンジというのは過去4試合あります。2003年の対ワシントンレッドスキンズ、2004年の対ペイトリオッツ、2009年の対ニューヨークジェッツ、そして2010年の対ジェッツで、最初の3試合は勝利しており、直近のジェッツ戦は敗れています。

 

 

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June 12, 2016

オフシーズンでのポジション争い

オフシーズンでのチーム練習や7月のトレーニングキャンプで、ドルフィンズではいくつかのポジションで先発争いなどが予想されます。主だったところをあげてみると次のようになります。

1 先発DT(ジョーダン・フィリップス 対 アール・ミッチェル)
2年目のフィリップスと7年目のミッチェルの争いですが、昨シーズンはミッチェルが先発を務めていましたが、あまり大きなインパクトはありませんでした。フィリップスがこのオフに調子を上げているようですので、開幕時はフィリップスが先発DTを務めるかもしれません。

2 先発CB(トニー・リペット 対 ザビアン・ハワード)
2年目のリペットと新人のハワードの先発争いです。ハワードは新人なのでNFLの経験はありませんし、リペットも2年目とはいえほとんどプレーしていません。

3 先発LG(ラレミー・タンシル 対 ダラス・トーマス)
タンシルは本来はLTが本職ですからLGのポジションをどこまでこなせるのかは未知数です。トーマスは過去2年間でOGとして25試合に先発出場しており経験はありますが、プレー内容は控え選手レベルでした。OGとしてはトーマスの方が適しているかもしれませんが、タンシルは身体能力に長けています。

4 ニッケルCB(ボビー・マッケイン 対 ジョーダン・ルーカス)
昨年4試合に先発出場した2年目のマッケインが一歩リードしており、今シーズンはプレーメーカーとしての資質も求められています。これにドラフト6巡目指名の新人ルーカスがどう挑むのか。ルーカスはペンシルベニア州立大学時代には3年間ニッケルCBとしてプレーしていました。

5 先発RB(ジェイ・アジャイ 対 ケニアン・ドレイク)
現時点で先発RBはアジャイで決定と言われています。昨年はシーズン途中から出場して49キャリーで187ヤードを記録しており、今シーズンはフル出場が期待されています。一方ドレイクは現時点では控えRBですが第2RBという位置づけで、新人で未知数ということもありますがチーム練習などでも評判はあがってきています。

この他にもRGのポジションをビリー・ターナーとジャーモン・ブッシュロッドのベテラン2人と2年目のジャミル・ダグラスが争い、Kは2年目のアンドリュー・フランクスに新人のマーシャル・コーンが挑む形になっています。 

いずれにしても開幕時の先発選手がどうなるのか、また53人のロースターに誰が残るのかが今後のチーム練習やトレーニングキャンプで決まってきます。ハイレベルでのポジション争いになればチーム力も向上してくるので、その点を期待しています。






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December 07, 2015

Week 13 対レイブンズ戦

1stダウン更新回数8回、総獲得ヤード数219ヤード、ボール保持時間21分51秒、そしてQBライアン・タネヒルはパス19回投中9回成功で86ヤード獲得…これらの数字だけを見ると、とても勝利チームのスタッツではないのですが、結果は15-13でドルフィンズが勝利しました。

オフェンスのプレーコール担当がビル・レイザーからザック・テイラーに代わって初めての試合だったのですが、オフェンスのプレーはラン26回に対してパス19回と結果的にバランスの取れた攻撃はできていたと思います。

勝利の立役者は何と言ってもディフェンスで、2つのインターセプトをいずれも得点に結びつけたことが大きく、逆にRBラマー・ミラーのファンブルロストで失点を防いだのが鍵となりました。と言ってもこれはレイブンズがFGを失敗してくれたので相手のミスですが、1stダウンを更新させなかったディフェンスも評価されていいと思います。

それからディフェンスの殊勲といえば、第2Qのゴールラインディフェンスでした。自陣2ヤード地点での3rdダウン残り1ヤード、そして4thダウン残り1ヤードでいずれもランプレーをノーゲインに止めました。ちなみにいずれも新人DTジョーダン・フィリップスが絡んでいました。NFLワーストと言われているランディフェンスですが、このようなプレーもできるのですから、もっと自信を持ってプレーしてもいいのではないかと思います。

このフィリップスは最初のインターセプトでも貢献しており、QBマット・ショーブのパスを弾いています。その弾かれたボールが幸運にもSレシャッド・ジョーンズの頭上に飛んできたのでインターセプトとなっています。

また2度目のインターセプトもDEデリック・シェルビーがパスを弾いて、それが幸運にもシェルビーがキャッチできるところにあったので、そのままリターンTDともなりました。2つのパスディフェンスが両方ともドルフィンズ側に有利に働くとは、本当に信じられない幸運だったと思います。

あともう1つドルフィンズが助けられたのは第1Qでの審判の判定で、ショーブからWRダニエル・ブラウンへの52ヤードTDパスが反則で取り消されたことです。これはブラウンのパスインターフェアの反則だったんですが、ビデオリプレイで見る限り、そんなに明らかな反則でなく、場合によれば取られなかったようなものだと思ったのですが、これもドルフィンズ側に有利に働きました。

そういういろいろな要素が重なってのドルフィンズの勝利だったのですが、この試合で光ったのは新人選手の活躍でした。前述のフィリップスの活躍もしかり、そして唯一のオフェンスTDとなった38ヤードのTDパスレシーブを決めたWRデバンテ・パーカーのプレーも素晴らしかったと思います。

パーカーはこの試合で3回のパスレシーブで63ヤードを獲得しているんですが、先週の試合に続いて2試合連続でTDパスレシーブを記録しました。WRリシャード・マシューズに代わって先発出場したんですが、マシューズが復帰してもプレー回数を減らすことなく起用してほしいです。ちなみにシーズン終了後にFAとなるマシューズを引き止める必要はなく、来シーズンのWRはパーカーとジャービス・ランドリーの先発でいくべきだと思いますが、いかがでしょう?

またもうひとりの新人選手はCBボビー・マッケインです。この試合で初先発を果たしていますが、ショーブに結構狙われていました。新人らしく厳しい場面もあったんですが、概ねカバーリングはよかったように思えました。記録的にもチーム3位の7タックルと1パスディフェンスで及第点ではないでしょうか。

勝ったとはいえ、やはり問題は低調なオフェンスです。この試合ではミラーのランプレーに助けられたんですが、得点力のなさに加えてタネヒルの不安定なプレーが気になります。一部では次のQBを探したほうがいいのではないかということも言われているようですが、結論を出すには早いと思います。今年は特にメンタル的な部分も影響していると思うので、そこがクリアできればいいのですが…と言ってもあと4試合では難しいですかね。

とはいえ、どんな酷い勝ち方でも勝ちは勝ちです。強いものが勝つのではなく勝ったものが強いのですから、ドルフィンズの選手たちはこの勝利に胸を張っていいと思います。今シーズンも残り4試合となりましたが、次の試合も楽しみにしたい、そしてこの勝利をつなげていってもらいたいですね。






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