Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

スティーブン・ロス

ペイトンが新HC候補か?

NFL第5週、ドルフィンズはバイウイークで試合がなかったんですが、暫定HCダン・キャンベルが就任してからまだ1試合も消化しない時点で、早くも来シーズンの新HC候補の名前が上がってきました。

ESPNのアダム・シェフター氏によると、現ニューオーリンズセインツのHCであるショーン・ペイトンがドルフィンズの新HCになるのではないかと報じています。なお、同時にインディアナポリスコルツもHCとしてペイトンを迎える可能性があるとのことです。

ペイトンはセインツとの契約があと2年残っているんですが、その残りの2年間をセインツのHCとして過ごすという保証はありません。セインツは昨年、ペイトンの下で7勝9敗と2007年以来の負け越し、そして今年もここまで1勝4敗と不調です。このまま低迷してしまえばシーズン途中での解任ということもあり得るかもしれません。

他方、ドルフィンズはシーズンが終了すれば当然新しいHC獲得に動くでしょう。チームは実績がありビッグネームのHCを求めており、過去にセインツをスーパーボウル制覇に導いたペイトンは適任と言えます。

またペイトンはかつてビル・パーセルズがダラスカウボーイズのHCを務めていた時のOCでしたが、そのパーセルズはドルフィンズのフロントから去った後もオーナーのスティーブン・ロスとは関係が深く、今回暫定HCとしてキャンベルを起用したのもパーセルズの助言によるものだということです。さらにチームの上級副社長のマイク・タネンバウム、渉外担当のドーン・アポンテもパーセルズにつながっています。

ただ、まだシーズンも半分以上残っている状態でのこの話は時期尚早でしょうし、セインツやドルフィンズがこの先どんな成績を残して終わるのかもわかりません。セインツもチームが不調だからこんな話が出てきているわけで、今後の状況によっては変わってくることだと思います。

もし仮にドルフィンズの成績が向上すれば、その結果次第ですが、個人的にはキャンベル続投でもいいかと思いますが、その議論もまだ早すぎます。いずれにしてもシーズンが終わってみないとなんとも言えませんね。



 

HCフィルビン解任に思う

HCジョー・フィルビンが解任されました。まあ、これについては今シーズンのチーム状態を見れば当然なのですが、これによってあと12試合残っている今シーズンがどうなるのか、また暫定HCに就任したダン・キャンベルがどのようにチームを率いていくのか気になるところです。

ところでフィルビンの解任ですが、オーナーのスティーブン・ロスとしてはフィルビンよりもDCケビン・コイルを切りたかったようです。しかしフィルビンがコイルを擁護したことから、フィルビン自身が解任されたということのようです。

コイルに関しては昨シーズン終了後に解任されて当然だと見られていましたが、その時もフィルビンが引き止めて今シーズンに至った経緯があります。もしその時にコイルを切っていたら、ドルフィンズの今シーズンの成績ももっと違ったものになっていたかもしれませんが、フィルビンがそこまでコイルに執着していた理由がよくわかりません。

暫定HCにキャンベルが選ばれたのもよくわかりませんが、本来ならばコイルが務めるところだと思います。しかし、フィルビンがいなくなった今、コイルを残す理由もなくなるため、もしかしたら今後コイルの解任もあるのかもしれません。実際に一部の選手はコイルの解任を望んでいるという噂もありますし、コイルと選手の間には溝ができているのも事実でしょう。

フロントではもうすでに次のHC選びに動いているのかもしれませんし、今シーズンはもう終わったという気持ちでいるでしょう。その中でチームを率いて3ヶ月戦わなければいけないキャンベルにとっては大きな重圧だと思います。

キャンベルはHCの経験もなく、選手や他のコーチ陣の信頼をどの程度得ているのかわかりませんが、チームや選手を掌握して規律をもたらし、NFLの試合を戦っていく準備ができているのかどうかが疑問です。ただ、こうなったからには個人的にはキャンベルを応援したいと思います。ある報道によると、キャンベルは反フィルビン派だということですから、フィルビンとは違う考え方をするんでしょうか。

キャンベルについてはNFLのTEの選手だったというぐらいしか知らなかったのですが、1999年にドラフト3巡目指名でニューヨークジャイアンツに入団し、その後ダラスカウボーイズ、デトロイトライオンズ、ニューオーリンズセインツに在籍し、主にブロッキングTEしてプレーしました。

2010年にドルフィンズにコーチ見習いとして入団し、翌年には正式にTEコーチに就任して今シーズンに至っていました。ビル・パーセルズやショーン・ペイトンの影響を受けており、選手時代からリーダーシップに長けた存在だったようです。QBライアン・タネヒルと同じくテキサス農工大学出身だということも暫定HCに任命された要因だったのかもしれません。

結果論ですが、昨年プレーオフを逃した時点でフィルビンを解任してコーチ陣を一掃すべきだったと思います。多くのファンもそう思っているでしょうし、ロス自身もそれを悔やんでいるのではないでしょうか。

フィルビンはHCとしては失格となったわけですが、人間的には好人物だったようです。来シーズン以降、どこかのチームか大学でコーチ業を続けるかもしれませんね。成績は残念でしたが、ドルフィンズの勝利のために尽力してくれたことは間違いありません。そのことにはファンとして感謝し、今後の活躍を祈念したいと思います。



 

今週のドルフィンズ 2.23ー2.27

今週はNFLのオーナー会議がアリゾナ州フェニックスで行われ、オーナーのスティーブン・ロスをはじめマイク・タネンバウム、GMデニス・ヒッキー、HCジョー・フィルビンなどがそちらに出席していました。その関係であまり目立ったニュースはないんですが、いくつかの話題を紹介します。

ドルフィンズはLBのフィリップ・ウィーラーを解雇、ダネル・エラビーをトレードで放出してLB陣の層が薄くなっています。FAでもLBの補強は行われず、今シーズンの先発LBがどうなるのか不透明な状況です。

そんな中で、以前から噂されていたDEディオン・ジョーダンのLB転向ですが、現時点ではジョーダンはDEのままのようです。また昨年ミドルLBに転校したコア・ミーシーですが、今シーズンも同じポジションを務めることが予想されています。

昨年ブレイクして先発LBの座をつかんだジェラニー・ジェンキンスとミーシーの2人は先発確定として、もうひとりのアウトサイドLBは誰になるかというと、2年目のクリス・マッケインが有力視されています。

ただし、ドラフトで即戦力のLBを指名する可能性もあり、そうなった場合にはまたポジションの変更があるのかもしれません。いずれにしてもかなり層が薄いので、FAとなっていて去就が決まっていないジェイソン・トゥルースニックを呼び戻す可能性もあるでしょう。


ベテランWRマイケル・クラブツリーと面談したんですが契約までには至らず、もうひとりベテランのWRグレッグ・ジェニングスとも面談を行ったようです。しかしこちらも契約のニュースはなく、両者とも不適格なのか、あるいはドラフトでWRを指名するのか、こちらもまだわかりません。

まあ、ジェニングスについてはフィルビンがグリーンベイパッカーズ時代に一緒だったのでよくわかっているでしょうから、どうしてもほしかったらクラブツリーよりも先に声をかけているでしょう。それをしなかったということはそれほど重要視していないということでしょう。

WRに関してはベテランが一気にいなくなって若い選手ばかりになったんですが、ベテランのリーダーシップを持った選手がいればなおいいんでしょうが、適任者がいなければ無理やり加入させることもないと思います。


昨年ドルフィンズからサンフランシスコ49ersにトレードされたOTジョナサン・マーチンが49ersを解雇されました。しかしすぐにカロライナパンサーズが獲得したようです。

マーチンに関してはドルフィンズのみならずNFL全体を揺るがせたハラスメント問題の主人公なんですが、恩師であるジム・ハーボーが49ersに引き取った恰好になっていました。しかしそのハーボーも49ersを去ってしまって、その結果マーチンが解雇されたと言ってもいいでしょう。

昨年49ersでは9試合に先発出場したようですが、パンサーズでは控えのOTとなる可能性が大きいということです。さらにもしかしたらシーズン開始前までにパンサーズを解雇されるかもしれません。いずれにしてもマーチンのNFLでのキャリアもそう長くないような気がします。

一連のハラスメント問題の加害者とされたOGリッチー・インコグニトがバッファロービルズに加入した今、あのハラスメント問題は本当のところは何だったのかとあらためて考えさせられます。



 

フィルビン残留に思う

ジョー・フィルビンが来シーズンもドルフィンズのヘッドコーチを務めることになりました。これは先日行われた対ミネソタバイキングス戦の試合後に、オーナーのスティーブン・ロスが発表したものです。この件に関してはいろいろな意見があると思いますが、個人的にはこれでよかったのではないかと思っています。

確かに3年連続でプレーオフには進出できませんでした。特に昨年、今年とプレーオフ進出の可能性が大きかったにもかかわらず実現できなかったというのは責任問題なのかもしれません。しかし現在8勝7敗、そして次週の対ニューヨークジェッツ戦に勝利すれば9勝7敗となり、2008年シーズン以来の勝ち越しとなります。

また、こういう考え方はよくないかもしれませんが、もしフィルビンが解雇されたら次のヘッドコーチは誰なのかと考えた時に、果たしてフィルビン以上の適任者が見つかるかという問題もあります。

NFLでは選手と同様にヘッドコーチも経験が必要だと思います。コーディネーターとヘッドコーチはまったく違うもので、いくら優秀なコーディネーターでもそれが優秀なヘッドコーチになれるとは限りません。いままでも何人もの優秀なコーディネーターがヘッドコーチになっていますが、ほとんどが上手くいかずにヘッドコーチの職を失っています。

そういうわけでNFLでは新人のヘッドコーチというのはほとんどの場合失敗しているように思います。ドルフィンズの例で言えばニック・セイバンしかり、カム・キャメロンしかり、そしてトニー・スパラノしかりです。ちなみにスパラノの場合は就任1年目で地区優勝を果たしましたが、あれは偶然手に入ったチャド・ペニントンというQBとワイルドキャットという奇策のおかげで、スパラノの手腕ではありません。

サンフランシスコ49ersを退団するであろうジム・ハーボーがドルフィンズのヘッドコーチに? という報道もありましたが、ハーボーがドルフィンズに来ることはありませんし、そもそもハーボーが優秀なヘッドコーチだったかというと、それも疑問です。

確かにハーボーは低迷していた49ersをプレーオフに導き、2シーズン前にはあと一歩でスーパーボウル制覇というところまで持っていきました。しかし、ではなぜ契約期間を1年残して49ersを去らなければいけなかったのか、その点はよくわかりませんが、何か問題があったとも思われます。そして今シーズンは第15週を終わった時点で早くもプレーオフ進出の可能性が途絶えていました。

ドルフィンズではフィルビンと共にGMのデニス・ヒッキーの残留も決定しています。ヒッキーの残留は疑問の余地のないところで、今年のFAやドラフトなどは概ね良好だったと感じています。しかしオフェンス、ディフェンスのコーディネーターの去就はまだ不透明となっています。

ただ、オフェンシブコーディネーターのビル・レイザーの留任も間違いないところでしょう。ドルフィンズのオフェンスは彼の指揮の下で確実に向上したと思います。1試合当りの平均得点は前年のNFL26位から12位へ、平均獲得ヤードは同27位から16位へそれぞれ上昇しています。QBライアン・タネヒルもレイザーのオフェンスを確実に習得しつつあります。

しかしその一方でディフェンシブコーディネーターのケビン・コイルの場合はそれほど単純ではありません。1試合当りの平均喪失ヤード数は前年のNFL21位から同8位へと向上しましたが、平均失点は同8位から17位へと落ち込んでいます。

特に第12週以降の5試合では平均失点が31.2点です。思うに第12週のデンバーブロンコス戦でランディフェンスが崩壊したんですが、それ以降ここまでその崩れたディフェンスを立て直すことが結果的にできていません。コイルについては退団が濃厚だという見方が大勢を占めているようです。

話をフィルビンに戻すと、フィルビンの続投が決定した後のドルフィンズの各選手の反応は概ね良好だったようです。中には対外的なリップサービスもあるのかもしれませんが、選手たちに歓迎され信頼されているのが一番なのではないでしょうか。ただ、来シーズンに向かってはより以上にチーム力を向上させていかなければいけません。


 

新GM選考、最終章?

一部報道でドルフィンズの新しいGMが現地時間月曜日に決定すると伝えられています。本当にこの日に決まるのか、もしそうならば誰に決まるのか、その発表が待ち遠しいです。

前GMジェフ・アイルランドが退団してから2週間以上経過していますが、いまだに新GMは決定していません。その間7人の候補者と面談を行ったドルフィンズですが、話はまとまらなかったようです。そして昨日は有力候補と見られていたクリーブランドブラウンズのレイ・ファーマーが最終面談を断ったことにより、候補者から除外されました。

その結果、最終的な有力候補としてはアシスタントGMのブライアン・ゲイン、そしてテネシータイタンズのレイク・ドウソンだと見られています。結局ゲインが内部昇格で新GMに就任するのかな、という気もしていますが、オーナーのスティーブン・ロスはどうもまだ満足していないようです。

そしてここにきてまた新たな候補者と面談を行いました。ニューイングランドペイトリオッツの人事担当であるニック・カセリオという人です。現在38歳ということですから、これまでの候補者の中で一番若いんですかね。

カセリオの経歴を見てみると、2001年にペイトリオッツに人事アシスタントとして加わり、その後スカウトなども歴任しながら、現在の人事契約担当に至っています。いわゆるペイトリオッツの黄金期にフロントで貢献した人と言えますが、2007年にはWRコーチとしてフィールドに立ち、その年のWRランディ・モスの23TDパスレシーブ、QBトム・ブレイディの50TDパスにも貢献しています。

このカセリオとの面談の結果がどう出るのかわかりませんが、カセリオについては以前ドルフィンズが面談を申し込んだ時には断られたということです。それがこの土壇場に来て面談に応じたということは、何かの事情でカセリオの心境に変化があったということでしょうか。

いずれにせよ、今後の動向に目が離せないとともに、来週の正式発表を待ちたいと思います。


 
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