Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

タイラー・シグペン

Hall of Fame Game 対カウボーイズ戦

ドルフィンズのプレシーズンゲーム第1戦、Hall of Fame Game の対ダラスカウボーイズ戦ですが、24-20でドルフィンズが敗れました。1TDで逆転ですから点数の上では接戦のようですが、カウボーイズの完勝と言ってもいい内容でしたね。まあ、プレシーズンゲームですから完敗したとしてもどうということもないんですが、気になる点もありました。

何といっても不安なのはオフェンシブラインですね。レギュラークラスはほとんどプレーしなかったのでこの試合だけで評価を下すことはできないんですが、控え選手も含めて、全体的なオフェンシブラインのプレー、特にパスプロテクションはよくなかったように思えました。ドルフィンズのオフェンシブラインに関しては、シーズン前から不安視されていたんですが、この試合を見てさらに不安定感が増大したようなきまします。プレシーズンゲームは残り4試合あるので、それぞれの試合で注目してみてみたいと思います。

今年の新人選手を見てみると、ドラフト1巡目指名のDEディオン・ジョーダンはさすがに期待できそうなプレー内容でした。3巡目指名のダラス・トーマスはLTでプレーしていましたが、パスラッシュをほとんど止められません。2軍、3軍の選手を相手にそうですからレギュラークラスに対しては全く使いものにならないでしょう。3巡目指名のCBウィル・デービスもパスインターフェアを犯すなど、こちらもちょっとまだ使えない感じですね。

5巡目指名のRBマイク・ギリスリーは7キャリーで21ヤード獲得(平均3.0ヤード)でした。数字的にはこの試合ではよくなかったんですが、期待はできそうな雰囲気はありました。このギリスリーをどういう使い方をするのか楽しみなところではあります。また5巡目指名のKカレブ・スターギスが出場しなかったのは残念でした。

あとドラフト外のWRチャド・バンフィスがこの試合で最高の5キャッチ、85レシービングヤードを記録しています。パスを取り損ねてインターセプトリターンTDのきっかけとなったのはマイナス点ですが、いい結果を残したと思います。WRに関しては第4、第5の枠がまだ決まっていないので、今後のプレー次第では最終ロースターに残れるかもしれませんね。

試合終盤にQBマット・ムーアが出てきてなぜかな、と思っていたら、第3QBパット・デブリンが怪我をしたようです。ドルフィンズはQB3人体制なので、練習用にデブリンの代わりのQBが必要となり、2年前ドルフィンズに在籍していたタイラー・シグペンを獲得しそうです。シグペンは今年はどこのチームとも契約していなかったんですね。

今年のドルフィンズはプレシーズンゲームが他チームより1試合多いので、それだけ怪我のリスクも高くなります。くれぐれも大きな怪我人が出ないように、今後のキャンプ、プレシーズンゲームを消化していってもらいたいですね。


 

デプスチャート(オフェンス編)

Sun Sentinelのウェブサイトでオマー・ケリー氏が現時点でのドルフィンズのオフェンスのデプスチャートをブログに掲載しています。それによると、1stチームは以下の通りとなっています。

QB:チャド・ヘニー
RB:レックス・ヒリアード
FB:ルーサカ・ポライト
WR:ブランドン・マーシャル
WR:ブライアン・ハートライン
TE:アンソニー・ファサーノ
LT:ジェイク・ロング
LG:ネイト・ガーナー
C:リッチー・インコグニト
RG:ジョン・ジェリー
RT:バーノン・ケアリー

先日3年契約を結んだインコグニトはやはりCと考えられているようですが、このコンバートが成功するかどうかが来シーズンのドルフィンズのオフェンスに大きく影響しそうです。控えにはジョー・バーガーがいますが、いまさらポジション争いということもないでしょう。バーガーはGもこなせるので控えで置いておく方がいいでしょうね。

あとRBは当然これでは不十分でしょうから補強等が行われるでしょうし、両Gのポジションもこれで確定ではないはずです。優秀なTの選手が獲得できればケアリーをGにコンバートすることも考えれれますね。

それとQBに関してはドラフトでの上位指名はないと思われますがここをどうするのか。チャド・ペニントンの去就によっても変わってくるでしょうし、先日1年契約のオファーを出したタイラー・シグペンがおそらく残留するでしょう。いずれにしても今後に注目しています。

とにかく新しい労使交渉が締結されないことにはFAなどの交渉もできないわけですから、一日も早く決着してロックアウトなどがないように願いたいです。

対ペイトリオッツ戦

今日の対ニューイングランドペイトリオッツ戦はドルフィンズにとって2010年シーズンの最終戦でした。ということは我々ファンにとっても今シーズンの見納めでした。すでにプレーオフ進出はなくなっていたんですが、最後の試合なので楽しみにしていました。結果は…全く情けない、惨敗でした。なんでこのチームはこんな試合しかできないのか、理解に苦しみます。

今日の試合を見ていて1999年シーズンのプレーオフ、対ジャクソンビルジャガーズ戦を思い出しました。あの試合はQBダン・マリーノとHCジミー・ジョンソンの最後の試合で、ドルフィンズは7-62で歴史的大敗を喫しました。ただし、あの時のドルフィンズはその前の試合ですべての力を使い果たしチームは疲弊していました。でも今日の試合はどうでしょう、確かに怪我人は少なくないですが、ただ選手の不甲斐なさだけが目立ちました。

WRブランドン・マーシャルは、『ドルフィンズのオフェンスは同じ言葉を話していない』と言っています。意思疎通ができていないというかチームが1つになっていないという意味なんでしょうね。まあ、そう言っているマーシャル自身がQBチャド・ヘニーと口をきいてなかったようですから、マーシャルの言葉にも説得力があるとは言えないでしょうけどね。

でもそういうふうになってしまったというのはやっぱりコーチ陣の責任ではないでしょうか。先週の対デトロイトライオンズ戦後にHCトニー・スパラノはまだ自信を持っていると言っていました。その言葉の意味をこの試合で出してくれればと思っていたんですが、一体この一週間、このペイトリオッツ戦に向けて何を準備していたんでしょう。それはOCダン・ヘニングもしかりですが、まあ退団が決定的だからやる気がなかったんでしょうかね。

ディフェンス陣が今シーズン最悪の502ヤードを献上しましたが、これはあまり非難する気にはなりません。苦労してターンオーバーをとってもTDはおろかFGもミスしてしまわれたらディフェンスとしての士気も大きく下がりますよね。

この試合を前にして、負けてもいいからせめてLBキャメロン・ウェイクにサック王のタイトルを取らせてやりたいと思っていました。しかし前半はあまりウェイクのパスラッシュがなかったようですし、結果的にQBサックはなくサック王にはなれなかったようです。ペイトリオッツがRBベンジャーバス・グリーン-エリスに1000ヤード走らせようと試合が決まってもずっと使い続けていたのとは対照的でした。

ヘニーは自信喪失にダメ押しをしてしまった感じですし、QBタイラー・シグペンもよくやったと思いますがエースQBとしては不足だと思います。やはり新しいQBを探さなければいけないんでしょうね。

本当に情けない試合で完封負けも仕方ないと思っていたんですが、最後にWRデボン・ベスがワンハンドキャッチでTDパスレシーブを決めてくれたことが唯一の救いだったと思います。あのプレーを来シーズンにつなげていってもらいたいです。




DEマーリング復帰

リザーブリストに登録されていていたDEフィリップ・マーリングがロースターに追加されました。マーリングは7月にアキレス腱を怪我して今シーズンは絶望だと見られていましたが、残り5試合というこの時期に復帰することができました。

マーリングがどの程度プレーできるのかわかりませんが、ドルフィンズにとってはディフェンスラインのデプスが厚くなるのでそれだけでもプラスになるでしょう。マーリング自身にとっても正念場でしょうね。2008年に入団してこれまで際立った活躍ができておらず、加えて今年の5月にはガールフレンドへの暴行で逮捕されています。そういったマイナスイメージを払拭するためにも素晴らしいプレーを見せてもらいたいと思います。

なお、マーリングをロースター入りさせるためにQBパトリック・ラムゼイを解雇しました。これで現在ドルフィンズはQBがチャド・ヘニーとタイラー・シグペンの2人になってしまいましたが、ロースター外で練習生のトム・ブランドステイターというQBがいます。この選手は2009年ドラフト6巡目指名でデンバーブロンコスに入団しましたが解雇され、今年はインディアナポリスコルツに拾われましたがこちらも解雇されていました。

WRブランドン・マーシャルが練習に復帰したようです。ただし練習メニューは限定的なもので、今週末の対クリーブランドブラウンズ戦への出場は微妙のようです。故障箇所がハムストリングなので大事をとったほうがいいでしょうね。あとLBチャニング・クロウダーが練習に参加してないようで、こちらもブラウンズ戦への出場が微妙となっています。LBカルロス・ダンスビーも怪我をしておりLB陣がちょっと不安です。

RBロニー・ブラウンがドルフィンズのMan of the Year賞を受賞しています。フィールド外での慈善活動が評価されてのことでしょうが、今シーズンのフィールド内での成績、そして過去の故障暦を考えると、シーズン終了後にFAとなるブラウンは来シーズンはドルフィンズにいないかもしれませんね。

対レイダース戦 Part 1

対オークランドレイダース戦は予想外の今シーズン最高得点で勝利しました。久しぶりというか、今シーズン初ですかね、オフェンスが爆発しての素晴らしい勝利でした。しかし、プロボウルWRブランドン・マーシャルが欠場したにもかかわらず33得点をあげての快勝とは、ちょっと皮肉な結果となりました。

試合前にマーシャル欠場のために出番が増えるだろうWRマーロン・ムーアかロバート・ワラスのどちらかが活躍してくれること、そしてランを止めてランを出すという基本的なことが出来ることを期待していたんですが、そのどちらも実現しました。

まずムーアですが、第3Qに逆転となる57ヤードTDパスレシーブというビッグプレーを決めてくれました。後半に入って最初のオフェンスで逆転できたことでチームのムードも上がって、その後の追加得点も呼び込んだと思います。ややレイダースのディフェンスの動きが悪かったとも言えますが、新人のムーアにとっては大きな自信となるプレーだったでしょうね。

それから勝利の最も大きな要因となったランオフェンスですが、ロニー・ブラウンが24キャリーで85ヤード獲得、リッキー・ウイリアムスが20キャリーで95ヤード獲得と2人合わせて180ヤード獲得という内容でした。特にウイリアムスは第4Qに45ヤードTDランというビッグプレーも決めました。平均獲得ヤードはそんなに特筆すべき数字ではないんですが、何よりもランプレーを重ねることによって時間を消費できたことが大きかったと思います。

ひざの怪我から復帰したQBチャド・ヘニーですが、パス30回投中17回成功で307ヤード獲得2TD、1インターセプトという結果でした。パス成功率は60%を切っていますしインターセプトとなったパスは明らかにミスで、その点ではマイナスでした。しかしパスディフェンスがいいレイダースを相手に300ヤード以上を投げてオフェンスを指揮したのは大きな貢献だったと思います。

インターセプトを犯した後はやや内容がよくなかったんですが、10-14と逆転された直後のオフェンスで3rdダウンロングという状況に3回直面しながらいずれもWRデボン・ベスにパスを通して1stダウンを更新し、最終的に15プレー、75ヤードというドライブを演出して、TDは奪えなかったもののFGで3点をあげたのはヘニーにとっても自信になったと思うし、この試合全体を考えても非常に意味のあるオフェンスだったと思います。

第3Qに一時タイラー・シグペンがQBを務めていたんですが、昨シーズンのパット・ホワイトのようなプレー内容でした。ワイルドキャットはこの試合でも何度か使って少しは効果があったと思いますが、シグペンが入ることによりパスが投げられますしワイルドキャットもより効果的に使うことができるのではないでしょうか。このシグペンを起用したプレーはこれから使えるかなと思いました。

ドルフィンズがこの試合で記録したTDはいずれも25ヤード以上のビッグプレーで、オフェンスが不調で得点力不足が深刻だった今シーズンの状況を考えたら素晴らしい内容でした。これをきっかけにしてオフェンスが向上してくれたらと期待しています。

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