またディルファーは新しいOCブライアン・ダボールが昨シーズンまでのOCダン・ヘニングよりもヘニーにはいい影響をもたらすだろうと信じています。
一方、同じくESPNのドラフト解説者であるメル・キッパーは、ドルフィンズがヘニーを将来の先発QBとして指名したことは間違いだったと言っています。
どちらの味方が正しいのか、現状ではキッパーの意見が正しいということになりますが、果たしてダボールという新しい要素が加わってどうなるかはシーズン開幕を待つしかありませんね。
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Palm Beach Postのブログで、QBチャド・ヘニーは自信を回復することができるか? という記事がありました。その中でNFLネットワークのアナリストであるチャールズ・デービス氏、元QBでCBSテレビの解説者であるリッチ・ギャノン氏はいずれも、簡単ではないが可能性はあると言っています。
ドルフィンズは昨シーズン、最後の5試合で1勝4敗に終わりプレーオフ争いから脱落しました。その間のヘニーの成績は4TDパス、7インターセプトという内容で戦犯の1人にあげられていました。そしてОCダン・ヘニング、QBコーチのデビッド・リー、そしてWRブランドン・マーシャルとの関係も悪化していました。
両氏はまず第一にヘニーが信頼できる人たちと良好な関係を築くことが必要だといっています。新ОCブライアン・ダボール、新QBコーチのカール・ドレル、そしてマーシャルとの信頼関係がヘニー復活には不可欠だということですね。
ダン・マリーノ引退後、ドルフィンズの先発QBは短いスパンで次々と代わっており、現在もファンの目はすでに新しいQB獲得に向けられています。近年のNFLは短期間で成果をあげることを求められる傾向になってきているので、長い目で見て選手を育てるのは難しいかもしれません。
しかし、仮にドラフトなどで新しいQBを取ってきても必ず勝てる保障はありません。個人的にはもう少しヘニーにチャンスを与えてもいいんじゃないかと思います。確かにヘニーは超一流のQBではないかもしれませんが、非凡なものは必ず持っているはずです。ヘニーを取り巻く環境が良好になれば必ず向上していくものと信じています。
QBコーチのデビッド・リーがミシシッピー大学のオフェンシブコーディネーターに就任するそうです。ドルフィンズの2008年シーズンの地区優勝はリーが発案したワイルドキャットフォーメーションによるところが大きいのでその意味ではチームに貢献してくれたと思いますが、QBチャド・ヘニーに対する指導力はどうだったかと考えると決して十分ではなかったような気がします。
しかし、これによってドルフィンズはQBコーチと、そして引退するダン・ヘニングの代わりのオフェンシブコーディネーターを探す必要が出てきました。Palm Beach Postのウェブサイトでは次期ОC候補の名前が報じられていますが、その顔ぶれは次の7人です。
モーリス・カーソン
現カンサスシティチーフスのアシスタントHC。ダラスカウボーイズでビル・パーセルズの下でОCを務めていた。
ビル・マスグレイブ
現アトランタファルコンズのQBコーチ兼アシスタントHC。マット・ライアンとマット・シャウブを育てた。
クリス・パーマー
現UFL(ユナイテッドフットボールリーグ)のハートフォードコロニアルズのHC。カウボーイズでパーセルズの下でQBコーチを務めた。
ロブ・チャドジンスキー
現サンディエゴチャージャースのアシスタントHC兼TEコーチ。2004年と2007〜08年にクリーブランドブラウンズでОCを務めた。
カール・ドレル
現ドルフィンズのWRコーチ。現在のコーチングスタッフの中では一番の適任者。
ジミー・レイ
前サンフランシスコ49ersのОC。2001年はワシントンレッドスキンズでОCとして、トニー・スパラノと一緒に働いた。
ポール・クリスト
現ウィスコンシン大学のОC。
この中の誰かか、あるいは別の名前が出てくるのかわかりませんが、いずれにしても選手の能力を最大限生かせる指導力を持った人に就任してもらいたいです。
どるふぃんわん