シーズン開幕まで1週間を切りましたがドルフィンズはまたまた選手の入れ替えをしています。LBボビー・カーペンターを獲得して、その代わりにLBチャーリー・アンダーソンを解雇しました。
カーペンターといえば2006年にビル・パーセルズがダラスカウボーイズのHCだった時にドラフト1巡目で指名した選手です。以前ドルフィンズが獲得に興味を示しているというニュースがあったんですが立ち消えになり、その後今年の5月にセントルイスラムズにトレードされ9月4日にはラムズを解雇されていました。
期待されてカウボーイズに入団したカーペンターだったんですが、これまでの4シーズンで先発出場はわずかに3試合のみ、合計で58試合出場で96タックルという記録が残っています。
解雇されたアンダーソンはドルフィンズがパーセルズ体制になって初めてFAで獲得した選手でもともとOLBの選手なんですが、最近ではLBチャニング・クロウダーの怪我の影響でILBの練習もしていたようです。
そのクロウダーなんですが、怪我だと言われていますが本当のところはどうなんでしょうか。このままだと開幕に間に合わないかもしれませんし、アンダーソンを切ってカーペンターを補強したということでそのまま故障者リスト入りということも考えられます。
ドルフィンズは昨日ベテランのオフェンス、ディフェンスのラインマンを解雇して、その代わりに経験のない若手ラインマンを獲得していたりで、開幕前に非常にゴタゴタしている印象があります。本当にこんなので今シーズン大丈夫なのか、という気がしていますが、HCトニー・スパラノは自信を持っていると発言しています。その言葉に期待するしかないですね。
チャーリー・アンダーソン
今シーズンのドルフィンズで非常に楽しみであり、また同時に不安でもあるのがОLBのポジションです。昨シーズンのレギュラーだったプロボウラーの2人、ジェイソン・テイラーとジョーイ・ポーターが抜けた穴は決して小さくはないと思います。昨シーズンはテイラーとポーターが2人合わせてチームのQBサック総数の3分の1以上(44個中16個)を記録しています。
ドルフィンズは4月のドラフトでパスラッシャーのコア・ミーシーを指名しましたが、これまでのチーム練習ではそのミーシーと昨シーズンまで控えОLBだったチャーリー・アンダーソンが1stチームだったようです。その2人と2年目のキャメロン・ウェイク、そしてクエンティン・モーゼスらでカバーしていかなければいけませんが、ミーシーはNFLでの実績がなく未知数、その他の選手も経験不足は否めません。一番経験があるアンダーソンでも過去3シーズンで4.5QBサック、4ファンブルフォースに止まっています。
昨シーズン、1年目で限られた試合出場ながら存在感を示したウェイクは5.5QBサックを記録、また相手QBに与えた20回のプレッシャーはチームトップの成績でした。2年目となる今シーズンはさらなる飛躍が期待されますが不安なのは課題のラン守備とパスカバー、そして2年目のジンクスですかね。ただ、このウェイクには個人的にもそうですし、多くのドルフィンズファンがその活躍を期待していると思います。
新しいディフェンシブコーディネーターのマイク・ノーランとLBコーチのビル・シェリダンの指導の下に全体的な底上げが必要になりますが、今シーズンのドルフィンズのОLB陣が相手QBに対してどれだけのプレッシャーを与え、いくつのQBサックを記録するのか、それによってディフェンス全体が向上してくれることを期待しています。さしあたって今月末から始まるトレーニングキャンプでのポジション争いが注目されますね。
LBジェイソン・テイラーが肩の手術を行うようです。昨シーズンの第5週対ニューヨークジェッツ戦で怪我をしていたそうですね。テイラーについては来シーズンの動向が気になりますが、再びドルフィンズでプレーするのでしょうか。
ドルフィンズはLBジョーイ・ポーターがいなくり、テイラーとの契約が切れるとアウトサイドLBはチャーリー・アンダーソンとキャメロン・ウェイクが先発最有力候補となります。当然補強が必要になりますが、テイラーにも戻ってきてもらいたいですね。
テイラーは今年の9月で36歳になりますのでフルタイムでのプレーは難しいでしょうが、プレー数を制限すればまだ十分に実力を発揮できると思います。補強ポイントの多いドルフィンズにとってはテイラーをこのまま見逃す手はないと思うんですが。
どるふぃんわん