Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

テッド・ラーセン

Week 11 対バッカニアーズ戦 プレビュー

3連敗中のマイアミドルフィンズがホームでタンパベイバッカニアーズを迎えます。ドルフィンズは現在4勝5敗、対するバッカニアーズは3勝6敗です。ドルフィンズにとってはこの試合絶対に勝利して勝率を5割に戻したいところです。

この試合は本来ですと今シーズンの開幕戦のカードでした。しかし、ハリケーン・イルマの影響で当初両チームにとってバイウイークだったこの第11週に延期されています。

ドルフィンズはこの3連敗中、合計で112失点をするなどディフェンスが崩壊しつつあります。この試合でのポイントの1つは、そのディフェンスが果たして建て直せるかというところが注目されます。バッカニアーズのオフェンスはNFL14位(ラン28位、パス3位)となっています。

バッカニアーズのオフェンスではパスが優れているという数字が残っているんですが、それに貢献したのはエースQBジェイミー・ウィンストンです。ただし、この試合でウィンストンは肩を怪我して出場できず、控えQBライアン・フィッツパトリックが先発します。

ベテランのフィッツパトリックはこれまでにいろいろなチームでドルフィンズと対戦しており、通算で5勝5敗という数字が残っています。昨シーズンはニューヨークジェッツのQBとして対戦していますが、27-23で敗れています。

そのフィッツパトリックは先週古巣のジェッツと対戦して、パス34回投中17回成功で187ヤード獲得、1TD、1インターセプトという内容だったんですが、チームを15-10の勝利に導いています。

ウィンストンがいないバッカニアーズのオフェンスは怖くないように思えますが、問題はドルフィンズのディフェンスがどれだけ抑えられるかというのが勝敗に大きく影響すると思われます。過去3試合のような内容だとバッカニアーズにかなり攻められることになります。

この試合ドルフィンズが勝利するためにはディフェンスがしっかりと抑えることはもちろんですが、それに影響を与えると思われるのがオフェンスのパフォーマンスです。

QBジェイ・カトラーは肋骨を痛めて欠場した後、復帰した過去2試合では合計で524ヤードを投げて5つのTDパスを記録しています。そしてその2試合でチームは平均22.5得点をあげています。

シーズン当初よりもオフェンスが向上しつつあるんですが、オフェンスの問題点としては試合前半に得点を取ることが少ないということです。その結果相手に先に得点を取られて試合展開を苦しくする場面がしばしば見られています。

試合に勝つためにも、そしてディフェンスをよくするためにも、バッカニアーズよりも先に得点をあげて試合を優位に進めることが大切です。バッカニアーズも先週は勝利したとはいえ、その前には5連敗しており決して好調とはいえません。バッカニアーズの戦意を砕くためにも是が非でも先に得点を取りたいところです。

幸いにも心配されたRBのポジションはダミアン・ウイリアムスとケニアン・ドレイクを併用することで、ジェイ・アジャイの穴はほぼ埋められていると思われます。それとRTジャワン・ジェームスが抜けたオフェンシブラインもその代わりをジェシー・デービスが務め、LGにはテッド・ラーセンが復帰したことにより戦力ダウンは見られません。あとはオフェンス全体でターンオーバーや反則などのミスを犯さず、安定した内容を継続することだと思います。

戦前の予想ではドルフィンズが有利とされていますが、チーム状態などから見るとほぼ互角だと思われます。それだけにつまらないミスが試合の流れを大きく変えてしまいそうです。先週の対カロライナパンサーズ戦ではカトラーの1つのパスミスが取り返しのつかない大失態につながっただけに、絶対に注意が必要です。

それと繰り返しますが、ディフェンスが大きな注目ポイントです。仮にこの試合でも酷い内容に終わると、今シーズンは立て直しがきかずズルズルと落ち込んでしまいそうです。DTダムコン・スーやDEウイリアム・ヘイズなど怪我を抱えている選手もおり苦しい状態ですが、なんとか奮起してもらいたいと思います。


Week 10 対パンサーズ戦

マイアミドルフィンズは第10週のマンデーナイトゲームでカロライナパンサーズと対戦しました。戦前の予想でもドルフィンズが圧倒的に不利だったんですが、結果は45-21という惨敗でした。得点差も去ることながら、内容的にも見ていて辛い敗戦でした。

まあ、一言で言えば前半終了間際のQBジェイ・カトラーのインターセプトに尽きると思います。第2QにドルフィンズがTDを奪って7-10と3点差まで追い上げ、直後のパンサーズの攻撃をパントに抑えて攻撃権を得て、残り時間でFGでも蹴られれば、というところでした。

ところが最初のプレーでいきなりインターセプトを犯し、さらにパンサーズはそれをきっかけにしてTDを奪い、17-7として前半を終了しました。あそこでドルフィンズが仮に得点は取れなくてもターンオーバーを犯さなければ、この試合はもっと違う展開になっていたかもしれません。

ドルフィンズが攻撃権を得たところで前半残り時間が47秒でしたから、無理に攻めなくても時間を流せばよかったという見方もあると思いますが、試合の流れがドルフィンズの方に傾きかけていたところだったので、攻めるのは当然でしょう。ただ、その結果が悪かった、というか投げたパスが最悪でした。

前半終了間際にあげたTDがパンサーズに勢いを与えてしまい、その結果試合後半はもうほぼ一方的なパンサーズペースになりました。後半5回の攻撃で最初の4回がすべてTDということで、ドルフィンズのディフェンスはまったく止められなかったですね。最後の1回も時間切れにならなければTDを取られていたと思います。

この試合を迎えるにあたって、NFLトップのディフェンスを崩すようなプレーコールをドルフィンズのオフェンスに期待したんですが、逆に崩されたのはドルフィンズのディフェンスの方だったというのがなんとも皮肉な結末でした。

総喪失ヤード数が548ヤードでそのうちラン喪失ヤードがなんと294ヤード、これはこれまでのドルフィンズのランディフェンスを考えると3試合分以上の喪失ヤード数でした。さらに3rdダウン時の1stダウン更新が14回中11回で79%と、まったくディフェンスが機能していないかのような結果でした。

先週からオフェンスが少しよくなってきたと思ったんですが、その代わりにディフェンスが悪くなってきて、昨シーズンの状況に戻りそうな状況です。シーズン開始からしばらくディフェンスがよかったんですが、中盤に差し掛かってきて対戦相手に研究されてきているんでしょうか。もしそうならばここから立て直しを図らなければいけないのですが、ディフェンシブコーディネーターとしては1年目のマット・バークには難しいかもしれませんね。

それともうひとつ気になるのは試合前半に得点が取れない、特に相手より先に得点できないというのがオフェンスもディフェンスも苦しくなる要因だと思います。この試合でも先にパンサーズに10点リードを許してしまっています。10点というと一度の攻撃では追いつけない点差で、同点あるいは逆転するためには最低2回の攻撃が必要になりますので、オフェンスには焦りが出ますし、相手のディフェンスには余裕を与えてしまうという悪循環に陥ります。この点を改善できなければ今後も苦しい試合は続くでしょう。

酷い試合内容でしたが、数少ない明るい話題といえばまずはRBケニアン・ドレイクでしょうか。この試合で今シーズン、チーム初となる66ヤードのTDランを決めました。RBジェイ・アジャイがいなくなってランオフェンスが懸念されたんですが、このドレイクとRBダミアン・ウイリアムスで計100ヤード走っています。アジャイがいなくても問題はないということを証明しています。

それとこの試合からオフェンシブラインが変わり、LGにテッド・ラーセン、RTにジェシー・デービスが入りました。特にデービスはどうかと思ったんですが、カトラーはQBサックを受けませんでしたので、よくやっていたと思います。

あとディフェンスでは出場停止処分があけてS T.J.マクドナルドが復帰しました。ある程度の存在感は示したものの、ミスタックルもあったりしてまだ真価は発揮されませんでした。マクドナルドについてはこの試合が復帰第一戦でしたから、今後に期待をしたいと思います。

今シーズンの1つの山場とも言えるプライムタイムゲームの3連戦が終了しました。ドルフィンズはその3試合にすべて敗れたわけですが、その3試合での失点が計112点ということで、全米のみならず世界中のNFLファンに醜態を晒した結果になりました。1つぐらいは勝ってほしかったんですが、これが今年の実力でしょうか。まだもう1試合プライムタイムゲームが残っていますが、相手がニューイングランドペイトリオッツだけにこれも難しいかな、でも今度こそはなんとか勝ってほしいです。

3連勝の後の3連敗で遂に勝率5割を割りました。しかしシーズンはまだあと7試合残っています。まだ諦めるような状況ではないですし、来週はホームゲームなのでチームを立て直してもらいたいと思います。


Dolphins Daily News 11.11―Injury Report

第10週のマンデーナイトゲーム、対カロライナパンサーズ戦の怪我人情報が発表されています。

ドルフィンズは今週DTダムコン・スーが練習を休んだりしていましたが、直近の練習には参加しており、パンサーズ戦への出場は可能のようです。ただ、先週の対オークランドレイダース戦でひざを痛めており、体調としては万全ではないかもしれません。

心配なところはRTジャワン・ジェームスとSマイケル・トーマスです。ジェームスはハムストリングを痛めているようで、パンサーズ戦には出場できないでしょう。

ジェームスの代わりにはレイダース戦で先発LGを務めていたジェシー・デービスが先発RTとしてプレーするようです。そしてLGには故障者リストから復帰したテッド・ラーセンが今シーズン初出場を果たします。

またトーマスに関してはひざを痛めて今週は練習を全休しており、パンサーズ戦への出場は難しいかもしれません。レイダース戦では先発Sを務めていたトーマスですが、その穴は出場停止から復帰したT.J.マクドナルドが務めるので特に問題はないと思いますが、トーマスはスペシャルチームとしての活躍も貴重です。そこが欠けるのが痛いかもしれません。

ところでマクドナルドですが、まだ正式にロースターに登録されていません。パンサーズ戦までには登録されるでしょうが、代わりに解雇する選手を誰にするのかが決まっていないんでしょうか。ひょっとしてジェームスがシーズンアウトで故障者リスト入りという可能性もあるんでしょうか。


Week 9 対レイダース戦

マイアミドルフィンズとオークランドレイダースのサンデーナイトゲーム、ドルフィンズにとってはプロボウルRBジェイ・アジャイが抜けて初めての試合で、特にオフェンスに注目して見ていました。

これまで控えRBだったケニアン・ドレイクとダミアン・ウイリアムスでどれだけ走れるのか、その結果オフェンス全体がどうなるのかというところでしたが、総獲得ヤード数は今シーズン最多の395ヤードでした。内訳としてはランが86ヤード、パスが309ヤードでいずれもレイダースを上回っています。

先発はウイリアムスだったんですが、走った回数はドレイクの方が多くて9キャリーで69ヤード獲得でした。特に42ヤードというロングランが1つありました。ウイリアムスの方は7キャリーで14ヤード獲得ということで、2人合わせてもやはりアジャイよりは見劣りするかもしれません。

しかしこの2人はパスを受けて走ることができますので、それが結構効果的で、オフェンスの幅が広がったように思えました。その結果でしょうか、今まで期待外れだったTEジュリアス・トーマスがチームトップの6キャッチで84ヤードを獲得して1TDパスレシーブを記録しています。

また、肋骨を痛めて前週の対ボルチモアレイブンズ戦を欠場していたQBジェイ・カトラーですが、怪我の影響を感じさせない動きで、パス42回投中34回成功で311ヤード獲得、3TDパス、0インターセプトと今シーズン最高の内容でした。特に試合開始から16回連続でパスを成功させています。しかし、それだけパスが連続で通ればオフェンスにも勢いが出てくるものですが、そういうところが見られなかったのが残念でした。

これで結果は27-24でドルフィンズが敗れたんですが、今まで7点差以内の試合では12連勝中だったんですが、その記録が途絶えてしまいました。ただ、得点差以上に敗北感は大きかった試合でした。しかし勝てるチャンスがなかったかというとそうではなかったと思います。

試合展開から見て2つのポイントがすごく残念というかもったいなかったと思います。その2つを活かしていたらこの試合は勝っていた可能性が高かったと思います。

まずその1つ目ですが、第2QにドルフィンズがカトラーからウイリアムスへのTDパスで逆転に成功した直後のキックオフで意表をついたオンサイドキックを成功させました。しかしそれで得た攻撃でレイダース陣内24ヤード地点まで攻め込みながらドレイクがファンブルしてターンオーバーを犯してしまいました。

もしこの攻撃でTDを取っていたら試合の流れはドルフィンズ側に傾いていったと思います。しかも逆にレイダースはそれで得た攻撃でTDを取って再逆転しています。

そしてもう1つは4点差を追う第4Q、序盤にドルフィンズはDTダムコン・スーがレイダースQBデビッド・カーの腕を叩いてファンブルを誘発させて攻撃権を奪いました。自陣48ヤード地点からという絶好のフィールドポジションだったんですが、反則などもあって結局5ヤードしか前進できませんでした。

ターンオーバーでボールを奪って、さあ逆転だ、というチャンスを活かせなかったんですが、ここで少なくともFGでも決めていればその後の試合展開がどうなっていたかわからなかっただけに、ここも非常に残念でした。

この試合でドルフィンズは計11回の反則を犯して107ヤードを罰退しているんですが、オフェンスで特に痛いのがホールディングの反則でした。ホールディングは10ヤード罰退ですから、いくらいいゲインをしても逆に10ヤード下げられてしまうとオフェンスもリズムをつかめないと思います。

それと後はやはりオフェンシブラインですね。この試合で復帰したOGテッド・ラーセンが先発すると思っていたんですが、結局先発LGはジェシー・デービスでした。デービスもそれなりに内容は悪くなかったと思いますが、ここはラーセンを使ってほしかったですね。

一方ディフェンス面ですが、前半はTEへのパスにやられました。それも含めてパスディフェンスはやはり厳しかったです。カーはパス30回投中21回成功(成功率70%)だったんですが、パスの落球もいくつかありましたので、それがなければもっとパスを通されていたと思います。

パスラッシュもあまり効果がなかったので、その分ディフェンスバック陣も守りきれなかったということもあるんですが、レイダースのオフェンシブラインがよくカーを守っていました。そこがドルフィンズと違うところでしたね。

いろいろと残念な部分や課題も浮き彫りになった試合だったんですが、オフェンス向上の兆しなど今後に期待させるものも見られました。『我々は望むところには到達していない、だが望みは失っていない』とHCアダム・ゲイスは言っています。この言葉を信じたいと思います。


Dolphins Daily News 11.5―OGラーセンが故障者リストから復帰

レギュラーシーズン開始前に上腕二頭筋を痛めて故障者リストに登録されていたOGテッド・ラーセンがロースターに復帰しました。明日の対オークランドレイダース戦に出場すると思われます。

ラーセンについてはすでに練習を始めており、レイダースとの試合に間に合うかどうかというところだったんですが、最終的にロースターに登録されたということはプレーできる状態になったということでしょう。

ラーセンが復帰したことにより、ドルフィンズのオフェンシブラインはやっとベストメンバーが揃ったことになります。これによりLTラレミー・タンシルの負担が減り、オフェンシブラインが上手く機能することを期待したいです。

タンシルは今シーズンから先発LTとなりましたが、LGの選手が不安定なためにそれが影響してプレー内容がよくなかったんですが、これで安定してくれればいいんですが。

明日のレイダース戦はやはりオフェンシブラインのプレー内容がポイントとなるでしょうね。
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