Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

テレル・プライヤー

Week 3 対ブラウンズ戦

ドルフィンズのホーム開幕戦、どうしても勝ちたい試合でしたが、結果は勝つには勝ったが…という試合でした。勝利するにしてもその勝利の仕方が問題で、今後に勢いやリズムをつける内容になればいいと思っていましたが、その期待とは違う結果になりました。
QBライアン・タネヒルがサックされてファンブルし、ブラウンズがFGを狙った時にはほとんどすべてのファンの方がドルフィンズの負けを覚悟したと思います。当然私もそうでした。しかし、ブラウンズがミスしてくれたおかげで、最終的にドルフィンズに勝利が転がり込んできました。

最後のRBジェイ・アジャイのTDランはちょっとあっけないものでしたが、その前のWRジャービス・ランドリーへのパス成功で試合が決してしまったようでした。1つよかったのはオフェンスがFGで終わらず、TDで決めてくれたのが幸いでした。

第3週目にして今シーズン初勝利をあげたわけですが、試合内容の数字的なものは負けた2試合よりも悪く、開幕からだんだん悪くなってきています。特にディフェンスはほとんどいいところがなく、悪いところばかりが目立っていた印象があります。

ディフェンス面から見ると、この試合で意外だったのはブラウンズのWRテレル・プライヤーを使ったワイルドキャットフォーメーション、そしてプライヤーがQBとしてプレーしたことでした。これはおそらくほとんどの人が予想をしていなかったことでしょう。実際にドルフィンズもこれは予想していなかったと思いますので、その点でディフェンスが撹乱されたというところはあったでしょう。そうしているうちに先発QBだった新人のコディ・ケスラーも自信を持ってきていいプレーをしてきましたから、なおさらディフェンスとしては慌ててしまったという印象がありました。

それと相変わらずランプレーが止められません。これも開幕戦からどんどん喪失ヤード数が増えてきており、この試合では169ヤードも走られています。試合前からブラウンズの武器はランオフェンスが主であろうと思っていましたが、それ以上にパスが好調だったのでランの方もよくなるという相乗効果があったと思います。

ドルフィンズのディフェンスを見ていると、何か動きが空回りしているような印象を受けます。気持ちは焦っているんだけど体がついていかず、各選手が自分の役割をしっかり守っていないという気がしました。パスラッシュについても激しくプレッシャーをかけているようですが、相手QBにはパスを通されていまい、それがさらに焦りを助長しているような気がします。確かにパスラッシュは必要ですが、そればかりに重点を置いて後ろがおろそかになっている印象があります。

この試合ではDEキャメロン・ウェイクが今までの倍ぐらいの時間でプレーしていたようですが、それにもかかわらず喪失ヤード数は最悪になっています。ディフェンスのシステムが本当にこれでいいのか疑問が残りました。バンス・ジョセフもディフェンシブコーディネーターとしては1年生ですから、その点は不安があります。 

オフェンスにしても第4Qに24-13と11点差をつけた時には、これでこの試合は余裕で勝てるかなと思ったんですが、その後のオフェンスがスリー&アウトの連続で、挙句の果てには同点に追いつかれた後に浮足立ってしまいファンブルを誘発させられたところは正直いってがっかりさせられました。

ちなみにそのファンブルのきっかけとなったプレーで、RTジャワン・ジェームスが先発から降格されられたようです。さすがにその1プレーだけで降格を決めたのではないと思いますが、試合に勝ったのに非常に後味が悪い状況になっています。ジェームスの代わりはビリー・ターナーが務めたようですが、次の試合はどうするのか、注目されるところです。

本当に悪いところばかりが目立った試合でしたが、いいプレーもいくつかありました。最初のタネヒルからWRデバンテ・パーカーへのTDパスとなったドライブはオフェンスのリズムもよかったですし、パーカーへのパスもよかった、素晴らしいドライブでした。その要因はやはりランプレーにあると思いますので、ランとパスのバランスが取れたオフェンスをすれば得点をあげられる可能性は高いです。

そのランプレーですが、先発RBケニアン・ドレイクの9キャリーで37ヤード獲得を筆頭に、チーム全体で25キャリー、115ヤード獲得(平均4.6ヤード)と悪くなかったです。今シーズン最高の数字なんですが、それでもまだ物足りなさはあります。

あと気になる点は、ボール保持時間がおよそ8分間ブラウンズより少なかったです。これはランプレーが少ないということもありますが、それに加えて3rdダウン時の1stダウン更新率が10回中わずか2回だったということもあります。ボール保持時間はこれまでの3試合でいずれも相手チームよりかなり少なく、今シーズンはこういう傾向が続くのでしょうか。そのあたりを改善しなければ本当に勝てる試合は少なくなってきます。

まあしかし、酷い内容でも勝ちは勝ちなので、この勝利が次につながってくれればいいのですが、怪我人も多く出ているようですし、次は木曜日の試合なので通常より間隔が短いです。オーバータイムを戦った後でもあり力を出し尽くした感もあって、しかも敵地での試合と厳しい条件が重なっています。ここをどう戦うのか、ある意味真価が問われるかもしれません。



 

Week 2 対コルツ戦 プレビュー

ドルフィンズの第2週の試合は、またロードゲームでインディアナポリスコルツとの対戦です。コルツとの対戦成績は現在4連敗中ですが、開幕戦のクリーブランドブラウンズとの対戦でも4連敗中だったのを勝って連敗を止めています。それと同じ流れで今回の対戦もコルツの勝利してもらいたいです。

コルツといえばQBアンドリュー・ラックとの対戦ということになりますが、昨シーズンも対戦しておりドルフィンズは途中までリードしていたんですが、逆転されて23-20で敗れています。その試合では、ラックはNFLの新人記録となる433ヤードのパスを投げています。 

ドルフィンズが勝利するためにはやはりラックのパスを封じることが重要ですが、コルツは先発RBビック・バラードが怪我をしてシーズンアウトとなったようで、ますますパスオフェンスに比重を置かざるをえない状況になっています。

ドルフィンズは先週のブラウンズ戦では、QBブランドン・ウィーデンに対してDEキャメロン・ウェイクの2.5QBサックを筆頭に計6QBサックを記録しています。またコルツは先週のオークランドレイダース戦で4QBサックを受けています。当然コルツはドルフィンズのパスラッシュを警戒してくるものと思われます。

ウィーデンとラックは違うので、ドルフィンズがブラウンズ戦と同じようにQBサックを量産できるかどうかはわかりませんが、ブラウンズ戦以上のパスラッシュをコルツに対しては仕掛けてくるでしょう。そうなった場合、少なくとも昨年の対戦のように、ラックに400ヤード以上も投げられることはないと思います。

ラックは素晴らしいQBでコルツは強豪だと思われていますが、はたしてそうなのかなと思います。レイダース戦では勝利したとはいえ、レイダースのディフェンスに苦戦し試合終盤までリードされていました。最後に逆転TDで勝利したわけですが、パスではなくてラックのTDランでした。詳しい状況はわかりませんが、パスをなげられなかったので走ってTDを取ったということで、それは本来のラックの姿ではないはずです。そしてパス獲得ヤードも178ヤードに抑えられています。

ディフェンスではレイダースよりドルフィンズの方が勝っていると思いますので、レイダースに苦戦したコルツはドルフィンズのディフェンスに対してはさらに苦戦すると思われます。ただしドルフィンズにとっては油断は禁物で、対ランについてもバラードがいないからと侮れません。実績のあるベテランRBアーマド・ブラッドショーがいるので、ランプレーに対しても注意が必要です。

ドルフィンズは心配されたCBディミトリ・パターソンがどうやら試合に出場できそうです。パターソンはブラウンズ戦でインターセプトを2つ決めていて、今シーズンはブレークの予感さえするのでこれ以上の怪我は避けてもらいたいし、このコルツ戦でも期待しています。

QBライアン・タネヒルは昨年の対戦では290ヤードを投げて1TDを記録しましたが、チームを勝利に導くことはできませんでした。試合後の悔しそうな表情が印象に残っているんですが、今回の対戦はかなり気合が入っていると思われます。

ドルフィンズもランオフェンスに不安を抱えていますので、コルツは当然タネヒルをターゲットにパスを警戒し激しいパスラッシュを仕掛けてくるでしょう。その中で、タネヒルへのプレッシャーを軽減する上でもランプレーを出していかなければいけないんですが、コルツはレイダース戦ではRBダレン・マクファーデンのランを17キャリーで48ヤード獲得(平均2.8ヤード)に抑えています。ただし、QBテレル・プライヤーには112ヤード走られていますが。 

戦前の予想ではホームであるコルツがやや有利かと見られていますが、ドルフィンズの勝利を予想する人も少なくありません。コルツはホームゲームでは7連勝中なのですが、昨シーズンほどの勢いも強さもないと思いますので、ドルフィンズが勝利する可能性は十分あると思います。逆にドルフィンズがコルツとラック相手にどんな勝ち方をするのか、この試合はそういう期待感をもって見たいと思います。



 
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