Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

デリック・ヘンリー

Week 5 対タイタンズ戦 プレビュー

ドルフィンズにとって今シーズン初めての地元マイアミでの試合です。ドルフィンズは先週、先々週とオフェンスが不調で試合に勝つ以前に得点を取るのにも苦労している状態で、ほとんど2試合連続完封負けをしたも同然です。

一方、対戦相手のテネシータイタンズは現在2勝2敗ですが、先週はヒューストンテキサンズを相手にして57失点という大敗を喫しています。それに加えて先発QBマーカス・マリオタがハムストリングを痛めており、ドルフィンズ戦への出場が微妙となっています。

この試合のポイントは、そのマリオタがプレーできるかどうかということがあるんですが、それ以上にドルフィンズのオフェンスがどれだけ得点を取れるかが問題です。

タイタンズのディフェンスはランが21位、パスが28位と決してよくないのですが、ドルフィンズのオフェンスがラン30位、パス28位とそれ以上に悪くなっています。特に頼みのランオフェンスに関して、RBジェイ・アジャイは過去2試合で23キャリーで62ヤード獲得に止まっています。

オフェンス不調の原因としては、アジャイやQBジェイ・カトラーのプレー内容もそうですが、それ以上にオフェンシブラインが相手のディフェンスに押されてしまい、ランブロックもパスプロテクションも酷い状態であることが指摘されています。ここが改善されない限り、これまで3試合でわずか2TDしかあげられていないオフェンスが向上することはないでしょう。

タイタンズはテキサンズに57点を取られたということもあり、この試合ではディフェンスを修正してくるでしょうから、簡単には得点を取らせてくれないと思われます。それに加えて得点力の乏しいドルフィンズのオフェンスではさらに苦戦しそうです。

またディフェンスに関しては、タイタンズのランオフェンスに要注意です。タイタンズはランオフェンスが6位ですので当然ランを主体にオフェンスを組み立ててきます。仮にマリオタがプレーできないとなるとなおさらランに比重をおいたオフェンスを展開してくることが予想されます。タイタンズのRB陣、デマルコ・マレーとデリック・ヘンリーは2人合わせて393ヤードを走り2TDランを記録しています。

それに対してドルフィンズのランディフェンスは4位となっていますが、過去2試合に限ってみると、相手チームに計189ヤード走られており、決して完璧に抑えているという内容ではありません。

しかし、先週からLBローレンス・ティモンズが、そしてこの試合からはLBレイ・マウアルーガが出場するなどベテランが復帰して、ようやくLB陣が揃いました。タイタンズのランを止めることが試合を優位に進めることになりますが、試合を壊さない絶対条件だと思います。この試合でドルフィンズのランディフェンスの真価が問われることになりそうです。

ホームゲームであるという優位性が唯一の頼みの綱で不安要素ばかりのドルフィンズですが、ディフェンスはそこそこタイタンズのオフェンスを抑えられるでしょうし、オフェンスもこれ以上は悪くならないということを考えると、何か1つのプレー、1つのTDでチームにリズムが出てくる可能性はあります。そうなれば勝利するチャンスも出てくるはずです。

ドラフト2日目

NFLドラフトの2日目は2巡目と3巡目の指名が行われました。ドルフィンズは当初それぞれ1つずつの指名権を保有していたんですが、まず2巡目指名権についてはボルチモアレイブンズとのトレードで4巡目指名権を譲渡して、2巡目の指名を繰り上げて全体38番目でベイラー大学のCBザビアン・ハワードを指名しました。

CBの選手はドルフィンズにとって必要だったのですが、同ポジションではマッケンジー・アレキサンダーやケンドール・フラーが残っており、それらの選手が先に指名される価値があるのではないかと考えられていました。

しかしドルフィンズがハワードを指名したのは特にアレキサンダーやフラーよりも大型だったということがあります。DCバンス・ジョセフは大型のディフェンシブバックを好んでいるということがハワード指名の決め手になっているのではないでしょうか。

ハワードは過去2年間で26試合すべてに先発出場して、合計93タックル、9インターセプト、23パスディフェンスを記録しており、インターセプトはいずれもチームトップで、2014年は4つ、2015年は5つ記録しています。


そして3巡目は当初の予定どおり全体73番目でアラバマ大学のRBケニアン・ドレイクを指名しました。アラバマ大学ではデリック・ヘンリーに次ぐNo.2のRBだったんですが、そのヘンリーがまだ残っていたにも関わらずドルフィンズはドレイクを指名しましたので、ドレイクにとっては驚きの指名だったようです。

昨年は13試合に出場して77キャリーで408ヤード獲得(平均5.8ヤード)、1TDランを記録するとともに、29回のパスレシーブで276ヤードを獲得して1TDパスレシーブも記録しています。 

パスレシーブができるというのも新しいオフェンスにとっては魅力だったようですし、スペシャルチーム選手としてキックオフリターンもこなせるというのが指名の決め手になったようです。

身長185cmという大型のRBで、大学時代には腕と足の両方を骨折したことがあるようですが、それも完治してプレーには影響がないようです。上手くいけば3rdダウン時のRBとして起用されることが予想されます。


さらにドルフィンズはミネソタバイキングスとのトレードで3巡目指名をもう1つ増やし、全体86番目でルトガー大学のWRレオンテ・カルーを指名しました。

このトレードでドルフィンズは今年の6巡目指名権と来年の3巡目、4巡目の指名権をバイキングスに譲渡しています。それほどまでにしてこのカルーが欲しかったのは意外ですし、ドルフィンズのWR陣はジャービス・ランドリー、デバンテ・パーカー、ケニー・スティルスの3人がいますのでドラフトで指名する必要がないと思われます。

しかしカルーは身長183cmの長身WRで、昨年は39回のパスレシーブで809ヤードを獲得して10TDパスレシーブを記録しています。特に平均獲得ヤードは20.7ヤードですので、スピードを活かしたロングパスのレシーブ能力に長けているのでしょうか。またキャリア通算では29TDパスレシーブを記録しています。

そうなってくると現在のドルフィンズにあってスティルスの立場が微妙になってきますが、その点に関してはあまり触れられていません。しかしもしカルーが使えるとなるとサラリーキャップの問題もありますし、スティルスをトレードするということも視野に入れているでしょう。


以上、ドラフト2日目は3人の選手を指名していますが、共通して言えることはいずれの選手も身長180cmを越える大型であるということです。首脳陣が入れ替わったドルフィンズは大型でフィジカルが強い選手を好むということなんでしょうか。

明日は最終日で4巡目以降の指名が行われます。ドルフィンズは5巡目を1つ、7巡目を2つと3つの指名権を保有しているんですが、今年の傾向を見ているとその時々でポジションに関係なく、チームのシステムに合いそうな最良の選手を選択をしてきていると思われます。明日の指名も楽しみにしたいと思います。



 

ドラフト1日目

2016年のNFLドラフトが始まりました。3日間の予定で初日は1巡目指名のみが行われたんですが、ドルフィンズは全体13番目の指名でミシシッピー大学のOTラレミー・タンシルを指名しました。

RBかCBかLBか、と思われていた1巡目指名でしたが、タンシルの指名はまったくの想定外でした。確かこれまでのドラフト予想でもタンシルの名前はあがっていなかったように思いましたが…RBエゼキール・エリオットやCBバーノン・ハーグリーブスがすでに指名されて残っていなかったということもあったのでしょう。

しかしこの指名に関して、ドルフィンズのGMクリス・グリアーは、タンシルはドルフィンズで2番目に高い評価をしていた選手で、13番目まで残っているとは思わなかったと言っています。

実際に実力的には全体1位に指名されてもおかしくない選手だったということですが、ドラフト直前にガスマスクを着用して薬物を吸っているような映像がネット上に流れたことから、その素行面が懸念されて指名するチームがなかったようです。

ただ、映像が流れたことは誰かにツイッターのアカウントを乗っ取られたためだということで、大学時代にも薬物テストで陽性と判定されたことはなかったようです。

タンシルは大学時代にはLTでプレーしており、28試合の試合出場で許したQBサックはわずかに2つだったということです。ドルフィンズではブランデン・アルバートが先発LTなので、タンシルの起用方法としてはLGかRTが有力ですが、もしRTとなれば昨年までの先発RTジャワン・ジェームスがRGにコンバートされそうです。

ただし状況によってはアルバートが32歳ですので、早い段階でタンシルに先発LTを任せるかもしれません。そうなった場合にはアルバートをOGで起用するという選択肢も考えられるようですが、実際にどうなるのかはトレーニングキャンプが終わるまでわかりません。


ドラフト2日目は2巡目と3巡目の指名が行われますが、ドルフィンズはそれぞれ11番目と10番目の指名が予定されています。ドルフィンズがどんな選手を考えているのかわかりませんが、1巡目での指名が予想されていたLBのマイルズ・ジャックやレジー・ラグランドがまだ残っています。

またCBの選手ではマッケンジー・アレキサンダーやケンドール・フラー、ザビアン・ハワードなど、そしてRBの選手ではデリック・ヘンリーやデボンテ・ブッカーといったところの指名が予想されています。

どのポジションのどんな選手が指名されるのか、2日目の指名も楽しみにしたいと思います。



 
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