Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

トニー・スパラノ

Dolphins Daily News 5.9

Palm Beach PostのウェブサイトにLSジョン・デニーの記事が掲載されていました。デニーはこれから24歳のウィンストン・チャップマンという選手とのポジション争いが予想されています。

デニーは2005年にドラフト外でドルフィンズに入団しました。Palm Beach Postの記事の中では36歳と紹介されているんですが、実際には1978年12月13日生まれの38歳です。そして新人の年からLSとしてプレーし、これまで192試合連続出場で1試合も欠場していません。

LSですから当然目立った記録はないんですが、41タックル、3ファンブルリカバーという記録があります。また2010年と2012年にはプロボウルにも選出されています。

2005年といえば、ニック・セイバンがドルフィンズのヘッドコーチに就任した年で、その年にドルフィンズ入りしたデニーはその後カム・キャメロン、トニー・スパラノ、トッド・ボウルズ、ジョー・フィルビン、ダン・キャンベル、そしてアダム・ゲイスと、暫定ヘッドコーチも含めて計7人のヘッドコーチの下でプレーしてきました。

プロボウルにも選出されていますから非常に堅実な選手で、192試合連続出場はもちろんチーム記録で、それが今シーズンも継続される可能性は高いと思います。しかしチャップマンとのポジション争いがどうなるのか注目すべきポイントとなります。

チャップマンは現在25歳で、ミシシッピー州立大学の出身なんですが2015年の4年生の時に靭帯を痛めています。ただし、その怪我も今は完治しているようです。ちなみにPalm Beach Postの記事の中ではチャップマンの年齢も間違っていて、24歳と紹介されていました。

スペシャルチームコーディネーターのダレン・リジーによると、チャップマンは非常に堅実なプレーをするスナッパーだそうです。チームの運営としてはよりサラリーが安くて若いチャップマンがベテランのデニーを上回る結果を出してほしいところもあるでしょうが、デニーとしても簡単にはポジションを明け渡さないでしょうね。




Dolphins Daily News 4.25

元ドルフィンズのOTジェイク・ロングが引退を表明しました。まだ31歳なんですが、度重なる怪我のために短い選手生命となりました。

ロングは2008年ドラフト1巡目指名(全体1番目)でドルフィンズに入団しました。当時は、これでドルフィンズのLTは10年間は安泰だとか、リッチモンド・ウェブの再来だ、などと言われていました。

ドルフィンズでは2008年から2012年まで5年間プレーして74試合に先発出場しました。最初の3年間は全試合に出場していたんですが、2011年と2012年はそれぞれ怪我のために計6試合欠場しています。

その後2013年にはFAでセントルイスラムズに移籍して2年間、そして2015年はアトランタファルコンズ、2016年はミネソタバイキングスでプレーしていました。しかしラムズ時代の2014年とファルコンズ時代にはともに靭帯を痛め、昨年のバイキングス時代はアキレス腱を断裂するなど最近3年間では合計で10試合しかプレーできませんでした。ちなみにバイキングスでは元ドルフィンズのHCだったトニー・スパラノがオフェンシブラインコーチを務めていました。

プロボウルには計4回、オールプロにも2回選ばれていますが、すべてドルフィンズ在籍時でした。怪我さえなければ本当に素晴らしい選手で、いまだにドルフィンズのLTで先発を務めていたと思います。

2008年のドラフトをやり直すとすれば、ドルフィンズは全体1位でロングではなくてQBマット・ライアンを指名するだろうと言われます。ただ、ロングの実力はあの当時では本当に全体1位だったと思います。

いつだったか正確に覚えていませんが、プレシーズンゲームの最終戦だったと思います、ロングを不必要に長くプレーさせてその結果怪我をさせてしまった、ということがありました。それがすべてではないでしょうが、引退を早めた要因の1つとなったような気がします。NFLの財産となるべき選手だったんですが、怪我に弱かったんでしょうか、本当に残念な結果となりました。

今後ロングがどのような人生を歩むのかわかりませんが、素晴らしいリーダーシップを持った人物だったようですし、いつの日か指導者としてNFLの世界に戻ってきてほしいですね。



 

Dolphins Daily News 4.10

NFL.comのウェブサイトで、2008年のドラフトをやり直したら1巡目指名はどんな結果になるか、という企画をやっていました。毎年ドラフトの前になると過去のドラフトのやり直しの企画は近年必ず行われています。

そしてそのやり直しの結果は、ドルフィンズの1位指名選手はボストンカレッジのQBマット・ライアンだということになっています。

2008年のドラフトといえば、前年1勝15敗というチーム史上ワーストの記録に終わったドルフィンズが全体1番目の指名権を持っていました。そしてその指名権を使って指名したのがミシガン大学のOTジェイク・ロングでした。

当時ドルフィンズはビル・パーセルズがフロント入りして、トニー・スパラノをヘッドコーチに据えてチーム再建を目指したシーズンでした。注目の全体1位指名はジェイク・ロングかバージニア大学のクリス・ロングのどちらかだろうと予想されていたような気がします。ライアンの予想もあったと思いますが、あまり記憶にありません。

結果的にジェイク・ロングを指名したドルフィンズは2巡目指名で同じミシガン大学のQBチャド・ヘニーを指名して将来の先発QB候補としています。その年のFAでQBジョシュ・マッカウンを獲得していますので、ヘニーはいきなり先発というわけではなく、ある程度育ててから使うという計画だったと思います。

ただ、トレーングキャンプなどの結果で先発QBが定まらなかったドルフィンズは、突然解雇されたチャド・ペニントンを獲得して先発QBとして起用しました。そしてワイルドキャットという秘密兵器なども手伝って、ドルフィンズはその年に地区優勝を果たしています。

しかしその翌年にペニントンの故障により先発QBに抜擢されたヘニーは期待に応えられず平凡な成績に終わり、あげくにパーセルズに失格の烙印を押されてしまいました。

もし2008年のドラフトでライアンを指名していたらペニントンを獲得することもなかったでしょうし、ワイルドキャットという秘密兵器も登場しなかったかもしれません。また、ドルフィンズもその後何回かはプレーオフに進出していたのかもしれません。

その当時、ジェイク・ロングを獲得したことにより、これでドルフィンズのLTは10年間は安泰だ、などという話題も出ていましたが、結局ジェイク・ロングは怪我のために5年もドルフィンズに在籍することはありませんでした。またその裏返しで、ライアンがドルフィンズに入っていても、今のように大成していたかというとその保証はなかったと思います。

そう考えると、いつも思うのですが、ドラフトというのは本当に予測ができないもので、ほとんどギャンブルに近いです。また、選手も指名されるチームによって明暗がはっきりと分かれたりします。才能のある若い選手の一生を大きく左右するものだと思うと、ある意味怖い気もします。



 

Dolphins Daily News 2.22

ドルフィンズはウィンストン・チャップマンという24歳のロングスナッパーの選手と契約しました。

チャップマンは2012〜15年までミシシッピー州立大学に在籍していましたが、4年生の時に靭帯を痛めるまで通算40試合に出場して、その間一度もスナップミスを犯したことがなかったようです。

卒業後はドラフトにもかからず、ドラフト外でもNFLのチームと契約することはなかったようで、今回ドルフィンズと契約したのがNFLとの最初の関わりです。

現在の先発LSデニーは2005年にドラフト外でドルフィンズに入団して以来、12年間に渡ってドルフィンズでプレーし1試合も欠場したことがありませんでした。そしてその間、ニック・セイバン、カム・キャメロン、トニー・スパラノ、トッド・ボウルズ、ジョー・フィルビン、ダン・キャンベル、アダム・ゲイスと暫定も含めれば7人のヘッドコーチの下でプレーしてきました。

38歳となるデニーは今年FAとなりますので、今回のチャップマンとの契約により、もしかしたらドルフィンズには戻ってこないかもしれません。しかしデニーは非常に安定したLSで、2010年と2012年にはプロボウルにも選出されていますので、再契約してチャップマンと競争させるということも考えられます。

ただ、ドルフィンズとしてはデニーの年齢のこともありますので、若い選手に出てきてもらいたいということもあるんでしょうね。2017年シーズンの開幕時にドルフィンズのLSが誰になっているのか、気になるところですね。




 

新ヘッドコーチはアダム・ゲイス

ドルフィンズの新しいヘッドコーチにシカゴベアーズのオフェンシブコーディネーターだったアダム・ゲイスが就任しました。数人に候補者との面談の結果、このゲイスに決定したんですが、この人はどんな人なのかよくわからないので調べてみました。

1978年3月29日生まれで現在37歳ということで、NFLで最年少のヘッドコーチということです。これまでにヘッドコーチの経験はありませんが、37歳という若さのわりには16年間のアシスタントコーチ歴があるということです。

キャリアのスタートは2000年にルイジアナ州立大学でのアシスタントということですが、その当時ゲイスは22歳で、ルイジアナ州立大学のヘッドコーチはニック・セイバンが新しく就任した年です。セイバンはその前年までミシガン州立大学でヘッドコーチを務めており、ゲイスもその間同大学の学生でした。

ということはセイバンがゲイスをルイジアナ州立大学にアシスタントとして連れてきたということになります。ちなみにゲイスは大学でのプレー経験がなかったということですが、それにもかかわらずセイバンがゲイスをアシスタントに加えたということは、ある意味ゲイスはセイバンに認められていたということで、何か特筆すべきものを持っていたということでしょうか。

その後ゲイスは2003年にデトロイトライオンズでスカウトのアシスタントに就任してNFLでのキャリアをスタートさせました。そしてライオンズでは2005年からオフェンスのアシスタント、2007年にはQBコーチを歴任しています。

2008年にはサンフランシスコ49ersでアシスタントを務め、2009〜2014年はデンバーブロンコスに在籍していました。ブロンコスではWRコーチ、QBコーチ、そしてオフェンシブコーディネーターを歴任し、2011年にはQBコーチとしてティム・ティーボウを指導してプレーオフに導いています。

2013年と2014年はオフェンシブコーディネーターを務め、QBペイトン・マニングという存在があったとはいえ、総得点、トータルオフェンス、パスオフェンスでいずれもNFL1位の成績を残しています。特に2013年には、ブロンコスはゲイスの指導の下、オフェンスのスコアリングで14ものNFL記録を更新しています。

2015年はシカゴベアーズのオフェンシブコーディネーターとしてベアーズのランオフェンスを前年のNFL27位から同11位に向上させ、同時にQBジェイ・カトラーの成績向上に大きな影響を与えています。

今回のヘッドコーチ就任にあたって、ゲイスはオフェンスのプレーコールを担当するということと、それに加えて53人のロースターの決定権も与えられているということです。今まであまり聞いたことがないのですが、新人のヘッドコーチがそこまでの権限を与えられるということは特別なことではないでしょうか。つまりはそれだけの資質がゲイスにはあるということでしょうね。

しかし、これでドルフィンズではカム・キャメロン、トニー・スパラノ、ジョー・フィルビンに続いて今回もオフェンスマインドの新人ヘッドコーチの就任となりました。個人的にはヘッドコーチ経験のある人物を想像しており多少不安もあるんですが、他チームを見るとカロライナパンサーズのロン・リベラやピッツバーグスティーラーズのマイク・トムリンなど過去にヘッドコーチ経験がなくても成功している例もありますので、今回のゲイスには期待しています。

ちなみに、すでにアシスタントコーチの名前も報道されており、ディフェンシブコーディネーターにシンシナティベンガルズのDBコーチのバンス・ジョセフ、そしてベンガルズのLBコーチのマット・バークやベアーズのDLコーチのクリント・ハート、ダラスカウボーイズのDBコーチのジェローム・ヘンダーソンが加わるだろうと予想されています。

オフェンシブコーディネーターの名前はあがってきていませんが、ゲイス自身がプレーコールも担当するということで、もしかしたらゲイスが兼任するのかもしれませんね。また現在のアシスタントで誰が残留するのか、一部ではダン・キャンベルも残るのではと言われていますが、いずれにしてもこれからアシスタントコーチも順次発表されるものと思われます。



 
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