Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

ドリュー・ブリーズ

Week 4 対セインツ戦

第4週のロンドンゲーム、ドルフィンズにとって先週の対ニューヨークジェッツ戦での惨敗からどれだけ復調できるかが1つの注目だったんですが、オフェンスに関してはさらに悪化した結果となりました。実質的には2試合連続で完封負けしたようなものですから、かなり深刻かもしれません。

この試合、スタートはよかったです。パスとランを絡めて敵陣4ヤード地点まで攻め込んで、さあこれでTD取って先制だ、という状況を作りました。そこまではよかったんですが、最後の詰めで最悪の結果を招いてしまいました。あそこですんなりTDを取っていればこの試合はもっと違う展開になって、勝利していた可能性も高かったと思います。

思い返せば開幕の対ロサンゼルスチャージャース戦で、試合に勝ったとはいえTDが1つしか取れなかったのがもしかしたらここまで尾を引いているのかもしれないというのはちょっと考えすぎでしょうか。あるいは先週のジェッツ戦で予想外に相手のディフェンスに封じられたことが影響しているのでしょうか。

QBジェイ・カトラーのパスの精度については前にも触れましたが、それもあってカトラー自身、そしてオフェンス全体が何か自信を失っているように感じました。これが1つのビッグプレーや1つのTDで変わってくると思うのですが、それがなかったというのが苦しんでいる要因のような気がします。

自信がないから思い切ったプレーができない、それで結果が出ないから焦りが出てきて反則やミスを犯してしまうという悪循環に陥っているように感じます。そしてそんな時には何をやっても裏目に出てしまいます。この試合でも相手側に有利になったことがいくつもありました。

RBジェイ・アジャイも生まれ故郷での試合で相当気合が入っていたと思いますが、結果はよくなかったです。先週の対ジェッツ戦よりはましだったものの、12キャリーで46ヤード獲得は決して十分ではありません。ただ、アジャイだけの問題ではなくて、オフェンシブラインも先週もそうでしたが、相手のディフェンシブラインに押されてしまってランブロックが上手くできていません。

この3試合、ドルフィンズではいろいろと問題が起こっていました。ハリケーンによる開幕戦の延期と地元で練習が十分できなかったこと、それとともに長距離の遠征の連続、さらにはLBローレンス・ティモンズの件、国歌斉唱時の大統領の発言など、試合に100%集中できる状態ではなかったことも影響しているかもしれません。

HCアダム・ゲイスは試合後の会見でカトラーをベンチに下げることはしないと言っています。また、長距離の遠征がチームの成績に影響していないとも言っています。しかし、少なくともハリケーンと長距離の移動の連続は少なからず影響していると思われます。

しかし、来週は本当のホームゲームを行えるわけで、長距離の遠征も終わりました。1勝2敗と負けが先行してしまいましたが、幸いAFC東地区は混戦状態ですので、まだパニックになる状況ではありません。これまでの結果は結果として、この最悪の状態が続くわけはないので気持ちを切り替えて次の試合に臨んでもらいたいと思います。

ほとんどいいところがなかったこの試合ですが、ディフェンスについてはセインツのオフェンスを20得点に抑えたんですから、よく守っていたと思います。後半17失点しているんですが、これはオフェンスの不甲斐なさを考えれば仕方ないと思います。

この試合がドルフィンズデビューとなったティモンズと、CBバイロン・マックスウェルの代わりに先発した新人CBコードレイ・タンカーズレイに注目していたんですが、ティモンズが加わったことによりディフェンス全体が締まったように感じました。またタンカーズレイは最初はQBドリュー・ブリーズに狙われ続けていたんですが、その後はあまり狙われなくなりました。タンカーズレイのプレーは今後に期待させる内容だったと思います。


Week 4 対セインツ戦 プレビュー

NFL第4週、ドルフィンズはニューオーリンズセインツとロンドンで対戦します。ロンドンでの公式戦はドルフィンズにとってこれが4試合目で、過去の成績は1勝2敗となっています。一方セインツは過去ロンドンでは1戦して1勝という記録が残っています。

この試合のポイントは何と言ってもセインツQBドリュー・ブリーズ対ドルフィンズのパスディフェンスということになるんですが、これまでの結果と数字から見るとブリーズが圧倒的に有利と言えます。

今シーズンのブリーズはこれまでの3試合でパス成功率は68.5%でパス獲得ヤード数は867ヤード、6TDパスに対してインターセプトは犯していません。

逆にドルフィンズのパスディフェンスは相手QBに対して平均8.6ヤードのパスを許しており、これはNFL最下位となっています。そしてこれまで2試合消化していますが、相手QBのパス成功率はおよそ80%となっています。

ディフェンスバック陣が不安要素のドルフィンズではパスラッシュに頼らざるをえないところがあるんですが、相手チームもそれは十分承知していますし、ブリーズはパスのリリースが速いのであまり通用しないかもしれません。ちなみにブリーズは111回のパスプレー中3度しかQBサックを受けていません。

しかもセインツはブリーズがいるためにパスに特化したチームとなっており、当然相手チームのパスディフェンスに勝ってパスを通す戦術には長けていますから、単純なパスディフェンスではブリーズのリズムを崩すことは難しいでしょう。何かブリーズのリズムを崩すディフェンスの戦術が必要になりますが、今のドルフィンズでは厳しいでしょうね。

そうなるとセインツにある程度得点を取られるのは覚悟しなければいけないのですが、それに対抗するためにはドルフィンズもオフェンスで得点を重ねていくしかありません。ただ、先週の対ニューヨークジェッツ戦のオフェンスを見ていると、それも難しいと思われます。

僅かな救いとしてはセインツのディフェンスがよくないということで、トータルディフェンスはNFL31位の452.3ヤード、また失点も同ワースト3位の26失点となっています。ただ、これも数字的なことは試合が始まったらまったく違う展開になるのであてになりません。

ジェッツ戦でもランディフェンスが最下位だったにも関わらず、RBジェイ・アジャイはわずか11キャリーで16ヤード獲得に抑えられました。それに伴ってQBジェイ・カトラーのパスプレーも低調で、ドルフィンズのオフェンスはジェッツに対して最後の最後で完封を免れるのがやっとという状態でした。

アジャイやWRのジャービス・ランドリー、デバンテ・パーカーが怪我を抱えているということもありましたが、オフェンス全体にリズムがなく、オフェンシブラインもパスプロテクションがしっかりできていません。さらに3rdダウン時の1stダウン更新率もNFLワーストとなっています。

こういう状況の中でドルフィンズが試合に勝つことは難しく、当然戦前の予想でもセインツが圧倒的に有利となっています。しかしそこを何とか打開していかなければいけないわけで、勝つためにはやはりアジャイのランプレーを中心に組み立てていかざるを得ないでしょう。ランプレーで時間を消費してオフェンスを保持し、セインツの攻撃時間をなるべく少なくしなければいけません。

幸い今シーズンのドルフィンズはランディフェンスはよくてNFL5位の70.5ヤードとなっています。セインツのランオフェンスは平均96.7ヤードで決してあなどれないんですが、LBローレンス・ティモンズも復帰してきますし、もうひとりのベテランLBレイ・マウアルーガもプレーする可能性があり、ランに対してはしっかり守れるのではないかと思います。

相手のランを止めればパスディフェンスもしやすくなり、逆に自分たちのオフェンスではランプレーを出していけばパスも通しやすくなるということでリズムも出てくると思います。そのリズムが出てくることによりオフェンスが噛み合えば得点力も上がってきます。そうすれば試合に勝利する可能性も高まってくるでしょう。

この試合はドルフィンズのホームゲーム扱いなんですが、マイアミから遠く離れていますのでロードゲームのような状況だと思います。ただ、過去のロンドンでの試合を見ているとドルフィンズに対する観客の声援はかなりありますので、そのファンの期待に応えるためにも素晴らしいプレーを期待しています。

開幕がハリケーンで流れて西海岸に遠征し、それからマイアミに戻った後にニューヨークに遠征、さらにマイアミに戻ってロンドンへと連続する移動で選手も厳しいと思いますが、なんとかもうひと踏ん張りして自分たちのフットボールを取り戻してもらいたいと思います。


500-Yard passing game

NFL NETWORKのビデオで Top 10 500-Yard passing games というのが紹介されていました。

http://www.nfl.com/videos/nfl-videos/0ap3000000811790/Top-10-500-Yard-passing-games

この中でドルフィンズのQBダン・マリーノが521ヤードで6位にランクされていました。1988年10月23日の対ニューヨークジェッツ戦で記録したものです。ビデオの中では1998年となっていますが、1988年の間違いです。

ただし、この試合ドルフィンズは30‐44でジェッツに敗れていて、マリーノは3つのTDパスを決めたものの同時に5つのインターセプトも犯しています。ドルフィンズは前半終了時点で10−30と20点リードされていたため、マリーノがパスを投げまくったと思われ、実に60回のパスを投げています。

ちなみにトップはロサンゼルスラムズのQBノーム・バンブロックリンという人で、1951年9月28日に554ヤードのパスを投げておりNFL記録となっています。近年のQBがトップかと思ったんですが、今から半世紀も前の記録だったとは意外でした。昔のフットボールというのはランプレーが中心だというイメージがあるんですが、必ずしもそうではないんですね。

NFLで500ヤード以上パスを投げたQBが何人いるのかと思って調べてみたところ延べ20人いるようで、ピッツバーグスティーラーズのベン・ロスリスバーガーとニューオーリンズセインツのドリュー・ブリーズがそれぞれ2回ずつ記録しています。マリーノは前述の1回しか記録してなかったというのも意外でした。また、意外と言えばブレット・ファーブやペイトン・マニング、ジョン・エルウェイも500ヤードは投げていないということです。

1試合で500ヤード以上パスを投げるということはそれだけパスとランのバランスが崩れているということですから、必ずしもいい傾向ではないようで、20回の500パスヤード以上の試合の勝率は12勝8敗となっています。やはり試合に勝つためにはパスとランのバランスが大事だということですね。



数字で振り返る ドルフィンズの50年 Part 3

ドルフィンズの過去49シーズンを1年ごとに1つの数字で振り返る企画。今回は1983年シーズンからで、QBダン・マリーノの時代となります。

1983 - 96.0
この年のドラフト1巡目指名でドルフィンズは全体27番目でピッツバーグ大学のQBダン・マリーノを指名しました。そのマリーノは10月9日の対バッファロービルズ戦でNFL初先発を果たしました。そしてシーズン終了時にはQBレイティング96.0のNFL新記録を更新しましたが、この記録は2004年にピッツバーグスティーラーズのQBベン・ロスリスバーガーに98.1で更新されるまで、新人のNFL記録として残りました。

1984 - 5,084
この年、QBダン・マリーノはパス獲得ヤード数で5,084ヤードのNFL新記録を樹立しましたが、この記録は2011年にニューオーリンズセインツのQBドリュー・ブリーズとニューイングランドペイトリオッツのQBトム・ブレイディに破られるまでNFL記録として残りました。ちなみにこのマリーノの記録はパス全盛期の近年のNFLでは特出した数字ではありませんが、当時としては前人未到の大記録でした。

1985 - 12.2
この年の12月2日に地元でシカゴベアーズと対戦したドルフィンズは、ディフェンスが6つのQBサックと3つのインターセプトを記録するなどで38-24でベアーズに勝利しました。この勝利はこのシーズンにスーパーボウル制覇を果たしたベアーズにとっては唯一の敗戦となりました。

1986 - 12.22
この年の12月22日、ドルフィンズの本拠地のオレンジボウルの最後の試合が行われました。ニューイングランドペイトリオッツと対戦したドルフィンズは27-34で敗れ、その結果ペイトリオッツがAFC東地区の優勝を決めました。 ちなみにドルフィンズはオレンジボウルを本拠地としていた21年間で通算110勝38敗3引分(勝率.738)の成績を残しています。

1987 - 42
新しい本拠地であるジョーロビースタジアムでの開幕戦が10月11日に行われ、ドルフィンズがカンサスシティチーフスに42-0で完封勝ちしました。ちなみにこの試合はNFL選手会がストライキを決行していたために、代替選手で戦った試合でした。ストライキは9月22日に決行されて、ストライキの終結により正規の選手が出場できるようになったのは10月25日からでした。

1988 - 193
12月12日の対クリーブランドブラウンズ戦で、QBダン・マリーノがチーム記録を更新する通算193個目のTDパスを記録しました。それまでの記録保持者はボブ・グリーシーだったんですが、グリーシーが14年かかって記録したものをマリーノはわずか6年で更新しています。

1989 - 4.4
この年のシーズン最終戦、地元マイアミで行われた対カンサスシティチーフス戦はプレーオフ進出をかけた一戦だったが、24-27でドルフィンズが敗れた。ちなみにこの日の気温はわずか4.4℃で、ドルフィンズのホームゲーム史上最低温下での試合となりました。

1990 - 400
10月18日に行われた対ニューイングランドペイトリオッツ戦で、ドルフィンズは17-10で勝利しましたが、この勝利はHCドン・シューラにとって、NFLのHCとしてのレギュラーシーズンゲーム通算400勝目となりました。

1991 - 51,122
この年の8月3日に東京ドームで行われたアメリカンボウルに来日したドルフィンズはロサンゼルスレイダースと対戦しました。東京ドームには51,122人の観衆が訪れましたが、ドルフィンズは19-17でレイダースに勝利しています。ちなみに今思えば、なぜこの時にこの試合を観戦しにいかなかったのかということが非常に残念です。

1992 - 31
このシーズン、1985年以来のAFC東地区優勝を決めたドルフィンズは、ディビジョナルプレーオフでサンディエゴチャージャースと対戦し、31-0で勝利しました。ちなみにこの31点差での勝利はドルフィンズのプレーオフ史上最大得点差での勝利となっています。

1993 - 145
この年の10月10日、アウェイでクリーブランドブラウンズと対戦したドルフィンズは、試合途中にQBダン・マリーノが右足のアキレス腱を断裂して欠場、それに代わって出場したスコット・ミッチェルの活躍もありドルフィンズは24-14で勝利しました。ちなみにマリーノは故障者リスト入りして残りのシーズンを棒に振り、レギュラーシーズンゲームの連続先発出場は145試合でストップしました。

1994 - 300
レギュラーシーズン開幕戦でニューイングランドペイトリオッツと対戦したドルフィンズは、前年アキレス腱の断裂により欠場していたQBダン・マリーノの復帰戦となりました。マリーノはその試合でパスで473ヤードを投げてチームを39-35の逆転勝利に導くとともに、5つのTDパスを決めて通算300個目のTDパスを記録しています。

1995 - 347
レギュラーシーズン最終戦の対セントルイスラムズ戦に41-22で勝利して、9勝7敗の成績で2年連続のプレーオフ進出を決めました。そしてこの試合がHCドン・シューラにとっての最後の勝利、通算347勝目となりました。 



 

Week 14 対レイブンズ戦 プレビュー

両チームとも7勝5敗同士でプレーオフ進出の可能性を残しており、どちらにとっても負けられない試合です。特に、現時点ではドルフィンズがカンファレンス内の勝率で一歩リードしているだけに、レイブンズはなおさら負けられない試合で必死になってくるでしょうから、ドルフィンズにとっては厳しい相手となります。

ドルフィンズは対レイブンズ戦にプレーオフも含めて4連敗中で、最後に勝ったのは7年前の2007年にオーバータイムの末に22-16で勝利した試合です。ちなみにそのシーズンのドルフィンズは史上最悪の1勝15敗シーズンで、そのレイブンズ戦での勝利が唯一の勝利でした。

ドルフィンズは先日のマンデーナイトゲームでニューヨークジェッツに16-13で勝利しました。QBライアン・タネヒルはパス35回投中25回成功で235ヤードを獲得して、5試合連続でパス成功率70%超という今シーズンのNFLで唯一の記録を作っています。しかしその一方で、開幕以来続けてきた毎試合TDパスを決めるという記録は途絶えてしまいました。

タネヒルは昨年のレイブンズとの対戦ではパス40回投中21回成功で307ヤードを獲得して1TDパスを記録しましたが、ドルフィンズは26-23で敗れています。タネヒルにとってはその雪辱を果たすべく試合となりますが、ドルフィンズのパスオフェンスは20ヤード以上のTDパスがわずか1度しかなくNFL最下位、そして20ヤード以上のパス成功も27回で同29位となっています。ただ、レイブンズのパスディフェンスは現在同31位の273.9ヤード喪失となっており、タネヒルにとっては有利な材料となるかもしれません。

ドルフィンズは2008年シーズン以来プレーオフに進出していませんが、その2008年シーズンのプレーオフではレイブンズに1stラウンドで27-9と完敗しています。その時の雪辱を果たすためにも今回の試合でレイブンズを破って、プレーオフ進出にさらに弾みをつけたいところです。

一方レイブンズは現時点ではプレーオフ進出枠には入っていませんが、AFC北地区の地区優勝の可能性も多いにあり、もし地区優勝すればタイブレークなどは関係なくプレーオフに進出することができます。現在首位にいるのは8勝3敗1引分のシンシナティベンガルズですので、地区優勝を十分狙える位置にいます。しかしその一方で、同地区の他の2チーム、ピッツバーグスティーラーズとクリーブランドブラウンズも同じく7勝5敗なので一気に最下位に落ちる可能性もあります。

先週レイブンズは同じくプレーオフ進出を争っているサンディエゴチャージャースをホームに迎えての一戦で、QBジョー・フラッコがWRトレイ・スミスに2つのTDパスを決めるなどで第4Q開始時まで10点リードしていました。しかし試合終了間際に逆転を許して、結局34-33で敗れて痛い星を落としています。

レイブンズはチャージャースのQBフィリップ・リバースに383ヤードを投げられて3TDパスを決められました。しかしその前週の対ニューオーリンズセインツ戦ではセインツのQBドリュー・ブリーズに420ヤードを投げられて3TDパスを決められたにもかかわらず、試合は34-27で勝利しています。

パスディフェンスのよくないレイブンズですが、このドルフィンズ戦には第6週以降欠場していた先発CBアサ・ジャクソンが復帰してくるようです。また12.5QBサックを記録しているLBエルビス・デュマービルと7.0QBサックを記録しているLBテレル・サッグスを中心としたパスラッシュはタネヒルにプレッシャーを与えてくるでしょう。

そしてドルフィンズにとって最大の懸念材料は今シーズン好調のレイブンズのランオフェンスです。RBジャスティン・フォーセットは現在NFLのRBの中でトップの1キャリー当り5.6ヤードを記録しています。さらに過去3試合では計400ヤードラッシング、4TDランを記録しており、そのフォーセットの活躍もあり、相乗効果でフラッコのパスもその3試合で4TDパスに対して0インターセプトと向上しました。その結果もあり、レイブンズの得点力はNFL6位の27.3点と好調です。

ドルフィンズは過去2試合でいずれも200ヤード以上のラッシングを許していますが、レイブンズは当然フォーセットを中心としたランプレーで攻めてくるでしょう。そこをどう防ぐかがドルフィンズにとっては勝利のポイントとなり、この試合の勝敗を左右するところとなるでしょうが、ランばかりに気をとられているとフラッコのパスオフェンスも好調なので痛いビッグプレーを許す可能性もあります。

特にドルフィンズはディフェンスバック陣に怪我人が続出しており、控えCBジャマー・テイラーの欠場が決定しています。また怪我で欠場中の先発CBコートランド・フィネガンの復帰も微妙です。ジェッツ戦では契約したばかりのR.J.スタンフォードを先発CBとして起用せざるを得ないという苦しい状況でしたが、幸いジェッツには強力なパスオフェンスがなかったために大怪我には至っていません。しかしレイブンズにはトレイ・スミスの他にもチームトップの819ヤードパスレシーブを記録しているスティーブ・スミスがいます。

レイブンズはプロボウルDTハロティ・ナタがこの試合を前にしてNFLから4試合の出場停止処分を受けました。これがドルフィンズにとって追い風となるのか、またはレイブンズにとって発奮材料になるのか、そのあたりが勝敗の分かれ目を決するポイントになるかもしれません。

戦前の予想ではアウェイのレイブンズが有利のようですが、ドルフィンズのランディフェンスとレイブンズのランオフェンスが関係していると思われます。しかし最も怖いのは経験の差で、ドルフィンズは過去5年間プレーオフに進出していませんが、レイブンズは2年前にスーパーボウル制覇をしています。大事な試合であるだけにそこの差が気になるところです。


 
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