Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

ニューイングランドペイトリオッツ

オフェンシブライン、またも受難

現地火曜日の練習でCサム・ブレナーが右足を痛めてカートで運ばれたようです。怪我の状況はよくわかりませんが、ドルフィンズのオフェンシブラインにまた難問が降りかかりました。

ドルフィンズのCはキャンプ開始時はシェリー・スミスが務めていたんですが、ミスなどもあってブレナーが代わって務めていました。そのブレナーが怪我をしてしまったということで、その後はネイト・ガーナーが入っていたようです。

仮にブレナーの怪我が長引くようならばスミスかガーナーが務めざるを得ないんですが、この先が非常に不安になってきました。

改めて思うことですが、マイク・パウンシーが欠場した時点でなぜNFLでの経験のあるベテランCを補強しなかったのか、非常に疑問です。仮にベテラン選手を補強したとしても、それまでの現有戦力で戦えるということになれば控えにおいておくとか解雇すればいいことだと思いますが。

オフェンシブラインの中のCのポジションは重要でNFLでの経験値が大きな要素になってくると思います。現在のドルフィンズにはそのNFLでの実戦経験のあるCの選手がまったくいないと言ってもいいでしょう。

9月7日の開幕戦で誰が先発Cを務めているのかわかりませんが、現時点では非常に不安です。特に開幕戦の相手はニューイングランドペイトリオッツですので、必ずドルフィンズの弱点であるオフェンシブラインを攻めてきます。そうなればその後対戦する各チームのディフェンスもそれに習ってくるでしょう。ドルフィンズのオフェンシブラインは昨年以上に酷い状況になるかもしれません。この不安が杞憂に終わればいいのですが。

ところで現地日曜日の練習で怪我をしたLBコア・ミーシーは練習に復帰したようです。こちらの方は一安心ということでしょうか。今後はすべての選手について大きな怪我などがないように願いたいものです。


 

ドルフィンズ、思い出の開幕戦

今シーズンの開幕戦が地元マイアミでのニューイングランドペイトリオッツ戦に決まりましたが、ホームでのペイトリオッツとの開幕戦といって思い出すのは、1994年シーズンです。

今から20年前なので新しいファンの方にはよくわからないかもしれませんが、そのシーズンはドルフィンズのHCはドン・シューラ、エースQBはダン・マリーノという時代でした。

特にその開幕戦は、前年にアキレス腱を断裂してシーズンの半分以上を棒に振ったマリーノが、怪我からの復活をかけた最初の試合でした。マリーノとペイトリオッツのQBドリュー・ブレッドソーとの壮絶な投げ合いとなった試合でしたが、結果は第4QにマリーノからWRアービン・フライヤーへの35ヤードTDパスが決まってドルフィンズが逆転、39-35でペイトリオッツに勝利しています。

当時はホームスタジアムがMLBのフロリダマーリンズ(現マイアミマーリンズ)との共用だったため、9月の試合では野球のフィールドが残っており、芝の部分と土の部分が混在していました。加えて雨が降った影響で土の部分がぬかるんでおり、グラウンドコンディションはあまりよくなかったんですが、マリーノは怪我の影響を感じさせない素晴らしいプレーで復活をアピールしたのが印象的でした。

この試合、前半を14-10とペイトリオッツのリードで折り返したんですが、特にすごかったのは後半で、第3Qは共に2本のTDパスを決めた後、第4Qにマリーノからフライヤーへの50ヤードTDパスがヒットしてドルフィンズが32-28と逆転しました。しかしペイトリオッツもすぐにブレッドソーが23ヤードのTDパスを決めて35-32と再逆転しました。

しかしドルフィンズは残り試合時間3分19秒でマリーノがフライヤーに35ヤードTDパスを通して39-35とし、そのまま逃げ切りました。なお、このTDパスは4thダウンでのギャンブルプレーが成功したものでした。ペイトリオッツ陣内35ヤード地点、4thダウン残り5ヤードで3点差でしたので、ギャンブルをせずに52ヤードFGを蹴る選択もあったんですが、距離があることのリスクを考え、マリーノの能力を信頼した強気のプレーコールが勝利を呼び込んだと思いました。

この試合でマリーノはパス42回投中23回成功で473ヤード獲得、5TD、1インターセプト、一方のブレッドソーはパス51回投中32回成功で421ヤード獲得、4TD、2インターセプトという内容で、2人合わせてのパス獲得ヤード894は当時のNFL記録だったような気がしますが、違っていたらごめんなさい。

ちなみに、この時のペイトリオッツのHCは後にドルフィンズのフロント入りすることになるビル・パーセルズでした。まさかこの時はパーセルズがドルフィンズ入りするとは誰も思っていなかったでしょうね。

ドルフィンズのチーム史上に限らず、NFL全体で見てもこの開幕戦は歴代トップ10にもピックアップされるような素晴らしい試合だったと思います。

この試合の逆転TDドライブの模様はYouTubeにアップされていますので、参考までに紹介しておきます。

2014年シーズンのスケジュールが決定!

NFLの2014年シーズンのスケジュールが発表されました。各チームの詳細は次のページをご覧ください。

またドルフィンズに限ってのスケジュールは次のページです。
http://www.nfl.com/schedules/2014/REG/DOLPHINS

ドルフィンズについては、開幕戦は2011年シーズン以来のホームゲームとなり、対戦相手はその時と同じくニューイングランドペイトリオッツです。ただし3年前と違うのは、その時はマンデーナイトでの開幕で全米注目の試合だったんですが、今回は日曜日の昼の試合です。

いきなりペイトリオッツとの試合で厳しいのですが、逆にこれに勝てば一気に波に乗っていけそうな気がします。ただ、昨シーズンも開幕3連勝の後、結局失速してしまい最終的にプレーオフ進出も逃してしまったので、本当にどうなるのかわからないのですが。

プライムタイムゲームは2試合、ホームでの対バッファロービルズ戦とアウェイでの対ニューヨークジェッツ戦で、いずれもシーズンの後半です。これは第11週と第13週に行われるのですが、その間にアウェイでの対デンバーブロンコス戦があるということですから、ここの18日間での3試合がシーズン後半の大きな山になりそうです。

第4週の9月28日にロンドンでの対オークランドレイダース戦があり、その翌週はバイウイークとなっており、バイウイーク明けの第6週からの5試合は比較的勝ち星が稼げそうかなとも思うんですが、これもやってみなければわかりません。そして12月はホームゲームが3試合あり、最終戦は昨シーズン同様ホームでの対ジェッツ戦です。

しかし今年のスケジュールをよく見ると、開幕戦と最終戦は共にホームゲームなんですが、ホームでの連戦というのが最後の2試合になるまでありません。これがどのように影響してくるのか、ホームでプレーオフ進出、または地区優勝決定なんてことになると最高なんですがね。

ホームゲームでの試合、そして同地区対決での勝率を上げることがプレーオフへの近道だと思います。今シーズンは特にその部分に重点を置いた戦い方ができて、結果がそのとおりついてくればいいと思います。

まあ何はともあれ、レギュラーシーズンゲームのスケジュールが発表されると、さらに開幕が待ち遠しくなってきますね。



 

2014シーズン日程 来週発表

2014年のレギュラーシーズンゲームのスケジュールが来週にも発表されるようです。ドルフィンズのスケジュールがどうなるのか興味深いんですが、今シーズンはロンドンでの試合が予定されていますし、昨シーズンのプレーオフ進出チームとの対戦が6試合あるなど厳しい対戦が予想されます。

ロンドンではオークランドレイダースと対戦しますが、この試合はレイダースのホームゲーム扱いです。したがって、アメリカでの試合はホームゲームがアウェイゲームより1試合多いことになります。これは有利かと思いきや、昨シーズンのドルフィンズは8勝8敗だったんですが、ホーム、アウェイとも4勝4敗でした。まあ、対戦相手との兼ね合いもあるしたまたまなんでしょうが、今年は地の利を活かせるようなチームになってもらいたいですね。

あとは最近の5年間でシーズン開幕をホームゲームで迎えたのは2011年のみ、他の4年はすべてアウェイでシーズン開幕を迎えています。今年はホームでシーズン開幕といきたいんですが、これはどうなるかわかりません。ちなみに2011年シーズンの開幕はニューイングランドペイトリオッツとのマンデーナイトゲームでした。

それとスケジュールとはあまり関係ないんですが、同地区対決の成績が悪く昨年、一昨年と2勝4敗など、過去4年間勝ち越していません。この同地区対決の成績を向上させない限りプレーオフ進出や地区優勝は非常に難しくなってきます。

シーズンの成績は対戦相手はもちろんですが、スケジュールとか、同じチームと対戦するにしても巡り合わせなどが大きく影響するものです。ただ、スケジュールが決まったからといってどんな成績に終わるのかはやってみないとわかりませんね。



 

プレーオフの行方

2013年のレギュラーシーズンもいよいよあと1試合を残すのみとなりました。ドルフィンズは最終戦をホームでニューヨークジェッツと対戦しますが、その結果と他チームの勝敗によっては2008年シーズン以来のプレーオフ進出の可能性もあります。

ここでドルフィンズのプレーオフ進出条件を整理すると、次のようになっています。

1 ドルフィンズ勝利 + ボルチモアレイブンズ敗戦
2 ドルフィンズ勝利 + サンディエゴチャージャース勝利

なお、厳密に言えば引き分けの場合も想定されていますが、引き分けという結果はほぼないと思いますので省略しています。

ドルフィンズは負けてしまうとその時点で終りなので絶対に勝利することが必要ですが、勝利したと仮定してレイブンズとチャージャースの結果が問題です。

レイブンズは敵地でシンシナティベンガルズと対戦します。ベンガルズはすでに地区優勝を決めており、プレーオフ進出は問題ないのですが、レイブンズ戦に勝ってニューイングランドペイトリオッツが敗れるとプレーオフでの第2シード、すなわち第1ラウンドでの試合が免除されます。ベンガルズは全力で戦ってくると思われ、ホームゲームなのでレイブンズが勝つには厳しい状況です。

そしてチャージャースはドルフィンズ、レイブンズの試合が終わったころに試合開始となります。ホームでの対カンサスシティチーフス戦ですが、こちらもチーフスはすでにプレーオフ進出を決めており、その試合の結果がどうであれ第5シードという状況は変わりません。したがって、チーフスにとっては敵地での試合でもあり、その試合で主力選手を温存するなど全力で戦わない可能性があります。

ただ、仮にドルフィンズとレイブンズが両方とも負けない限りプレーオフ進出のチャンスはないわけで、試合開始時にはドルフィンズとレイブンズの結果がわかっている可能性が高いです。もしプレーオフ進出のチャンスがなくなった場合、チャージャースのその試合に対するモチベーションは低下すると思われます。

しかし、チャージャースにとってはホームゲームですし、チーフスはおそらくその試合で主力選手を温存してくるでしょう。やはりプレーオフを前にして選手の怪我などは致命的となります。したがって、前の試合がどうであれチャージャースが勝利する可能性は高いと思います。

参考までに各チームの戦績は次のとおりです。

ドルフィンズ:ホームで4勝3敗
ジェッツ:アウェイで1勝6敗
レイブンズ:アウェイで2勝5敗
ベンガルズ:ホームで7勝0敗
チャージャース:ホームで4勝3敗
チーフス:アウェイで6勝1敗

以上のように考えると、ドルフィンズは勝てばプレーオフ進出という可能性が高くなりますが、前述のようにまずはジェッツに勝つことです。今シーズン最初の対戦では23-3と快勝していますが、決して楽な戦いにはならないと思います。ジェッツはプレーオフ進出の可能性はありませんが、おそらくドルフィンズに勝つために全力を尽くしてくると思います。

ジェッツ戦については後日触れますが、先日大敗したバッファロービルズ以上の難敵だと思われます。ドルフィンズはしっかりと対策を立て、ホームゲームであるという優位性を持って試合に臨んでもらいたいと思います。


 
livedoor プロフィール

どるふぃんわん

楽天市場
最新コメント
記事検索
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ