Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

ノーラン・キャロル

ドルフィンズ解雇のCBがライバルチームへ

およそ1カ月前、ドルフィンズを解雇されたCBディミトリ・パターソンがAFC東地区のライバルチームである、ニューヨークジェッツと契約したようです。

パターソンは昨シーズン開幕時はドルフィンズの先発CBでした。しかし股関節の怪我の影響で4試合の先発を含む6試合しか出場できず、12月には故障者リスト入りしました。

だたし、その6試合で記録したインターセプトの数はチームトップタイの4つという成績で、怪我さえなければもっとインターセプトを記録できていた可能性が大きいと思うと、パターソンを失うのは惜しいことで、さらにもしライバルチームで怪我なく活躍されるということになれば、ドルフィンズにとっては大きな損失です。

ドルフィンズを解雇された最大の理由はその年俸で、もしドルフィンズに残っていたら今シーズンの年俸は540万ドルでした。ちなみにジェッツとは1年間300万ドルで契約合意しています。

ちなみにドルフィンズはこのパターソンとノーラン・キャロルの先発CB2人を失っており、その穴埋めとして獲得したのがコートランド・フィネガン1人です。数の上から見ると1人減ということになりますので、それを補う上でも2年目のCBコンビ、ジャマー・テイラーとウィル・デービスの飛躍に期待したいところです。

とはいえ、テイラーとデービスがどこまで伸びてくれるのかわかりませんので、ブレント・グライムスとフィネガンのベテラン2人が怪我をしないことを願いたいですね。


 

順調に進むFA契約

ドルフィンズは元セントルイスラムズの2選手、CBコートランド・フィネガンとOGシェリー・スミスを獲得しました。昨シーズンの先発CBノーラン・キャロルがフィラデルフィアイーグルスと契約したのでその穴埋めにフィネガン、そしてオフェンシブラインの一員としてスミス、ということになります。

フィネガンとの契約内容は2年間で1100万ドルということですが、キャロルがイーグルスと交わした契約は2年間で総額520万ドルとなっています。単純に比べるとキャロルと再契約したほうが安くすみ、かつ年齢的にもキャロルのほうが若い、さらにフィネガンは昨年怪我をして満足にプレーできていない、ということを考えるとあまり理にかなっていないと思えるのですが、その他の事情があるのか、詳しいことはわかりません。

フィネガンは目を怪我したということですが、その怪我からの回復度が100%ならば実績のある選手ですし、期待は持てると思います。フィネガンは2年目のCBジャマー・テイラー、ウィル・デービスとポジション争いをすることになるでしょうが、そのポジション争いから若い選手が成長してくれれば将来的にもプラスになると思います。

スミスに関しては先発選手ではないのでこちらも他の選手と競わせることになると思います。パスプロテクションには不安定要素があるということで、そのあたりが先発を任せきれないというところでしょうが、ただしランブロックに関しては非凡なものがあるようで、その面では期待できそうです。ちなみにスミスはこの週末に結婚式をあげるそうです。新チームとの契約、そして結婚と本人にとっては特別な週末となりましたね。

というわけで、ドルフィンズがFAで新たに獲得した選手はOTブランデン・アルバート、DTアール・ミッチェル、Sルイス・デルマスとあわせて5人となりました。弱点と言われるポジションの選手を獲得し、FAで失ったポジションを埋めたここまでの動きはほぼ順調と言えるのではないでしょうか。

新しい選手のジャージナンバーも決定したようで、アルバートが71、デルマスが28、フィネガンが24、そしてミッチェルが90ということです。スミスに関してはまだ決まっていないようです。

ひとつ残念だったのはニューオーリンズセインツからFAとなっていたRTザック・ストリフ獲得に動いたんですが、面談することができなかったということです。ストリフはセインツに戻る可能性が高くなっていますので、ドルフィンズとしては新たにRTの選手を探さなければいけません。ここはFAでダメならドラフトでとも考えられるところです。

その他にはシカゴベアーズからFAとなっているWR兼リターナーのデビン・ヘスターに興味を持っているということですが、WRのポジションは補強の必要はありませんし、リターナーとしてもヘスターはすでに30歳を超えていますのであまり大きな期待は持てそうにありません。

ひとまず一段落した感じですが、今後もFAの動きがいろいろと出てくると思います。ドルフィンズ中心で見ていますが、他チームでも結構派手な動きがありましたし、今後もあることでしょう。





 

FA解禁前夜のニュース

いよいよ明日、FA交渉が解禁しNFLの2014年シーズンが始まるわけですが、その前日にドルフィンズでは動きがありました。

まず決定事項からですが、CBディミトリ・パターソンが解雇されました。そしてSルイス・デルマスと契約しています。この2つについてはすでに公式に発表されています。

パターソンは昨シーズン先発CBとして開幕を迎え、チームトップタイの4インターセプトを記録しましたが、怪我のためにわずか6試合しか出場できませんでした。実力的にはそんなに悪くないのですが怪我のリスクがあること、そのわりに高額であることが解雇の理由でしょう。今回パターソンを解雇したことにより、ドルフィンズはサラリーキャップ枠が540万ドル増えたということです。

パターソン解雇の結果、もしFAとなるCBノーラン・キャロルが他チームと契約するとドルフィンズのCB陣が手薄になります。キャロルについては数チームが興味を持っており、ドルフィンズと再契約する可能性は低いと見られています。そうなれば2年目のCBジャマー・テイラーとウィル・デービスが先発争いをすることになりますが、現時点ではいずれも先発CBとしては不十分です。

パターソンと安価で再契約する可能性も残っていますが、怪我のリスクのため可能性としては低いでしょう。そうなるとFAでベテランCBを補強することになりますが、どうなるでしょうか。

デルマスについては1年350万ドル(約3億6000万円)ということです。デルマスは昨シーズンは16試合すべてに出場していますが、2011〜12年の2シーズンでは怪我のために計13試合を欠場しています。怪我のリスクはありますが、比較的安価な1年契約ということで、悪くない契約だと思います。

このデルマスを獲得したことにより、FAとなるSクリス・クレモンズとの再契約はほぼなくなったと見ていいでしょう。デルマスとクレモンズは実力的にはほぼ同等だと思われますが、パスカバーについてはデルマスの方が優れていると見られています。

セーフティの補強については、バッファロービルズからFAとなるジャイラス・バードに興味を持っているという報道もされていますが、現実的にバードと契約するにはかなりの出費を要します。それよりもオフェンシブラインやDTの補強が優先されるドルフィンズにとっては、高額でバードと契約する余裕はないでしょう。

そのオフェンシブラインについて、まだ未確定ですが、LTブランデン・アルバートとの契約が内定していることが複数のメディアで報道されています。早ければ明日のFA交渉解禁と同時に契約発表があるものと思われます。契約内容が注目されますが、年平均800〜1000万ドルの複数年になることが予想されます。実力のあるLTの選手がほしいドルフィンズですから、多少無理をしても獲得に動くと思っていましたが、結局アルバートに落ち着くようです。

オフェンシブラインの選手については、その他にもう1人ぐらいFAで獲得できればいいんですが。なにしろLTの他にもRTや左右のOGも先発選手がいない状態ですから。

明日からしばらくの間はFAの話題で忙しくなると思います。ドルフィンズに関する情報を迅速にとはいきませんが、可能な限りわかりやすく状況を伝えようと思います。


 

フランチャイズ選手指定

3月11日(日本時間3月12日)にはフリーエージェント交渉が解禁となり、NFLの2014年シーズンが動き出すわけですが、その前に各チームは1人だけフランチャイズ選手の指定を行うことができます。

フランチャイズ選手指定というのは、フリーエージェントとなった選手を自分のチームに残すための手段で、複数年契約を結びにくいが他のチームには取られたくないというときにそのチームが行います。ただし、各チームが必ず毎年行うとは限りません。

フランチャイズ選手指定を受けた選手は、ポジション別に年俸の高い5選手の平均年俸額か、本人の前年度の年俸20%増のいずれか高い方が契約額となる1年契約ということになります。

今年のドルフィンズの場合は、CBブレント・グライムスがフランチャイズ選手の有力候補と言われていますが、その指定を行わないことも考えられるということです。

仮にグライムスがフランチャイズ選手の指定をされた場合、グライムスの2014年の年俸は1130万ドル(約11億5800万円)となります。これはかなりの高額で、ドルフィンズのサラリーキャップの増額枠はおよそ3600万ドル(約36億9000万円)あるようですが、そのうち約3分の1をグライムスとの契約に費やすことになります。

ドルフィンズには先発選手のFAが数多く、またオフェンシブラインなどFAで獲得しなければいけないポジションもあります。したがって、グライムスとの契約をできるだけ抑えて、浮いたお金を別のFA選手との契約に使いたいところです。

グライムスは現在30歳で、CBというポジションと年齢的な面、さらには過去の故障歴など長期契約を結びにくい状況であることは確かです。しかし、昨シーズンのプレー内容を見ていると2012年の怪我の後遺症は全くないようですし、新しい怪我さえなければ2,3年は十分やれると思います。

複数年契約にすれば年平均800〜1000万ドル(約8億2000〜10億2500万円)ぐらいの年俸に抑えられるかもしれないということで、3年契約ぐらいでもしかしたらもう少し安く契約をまとめることもできるかもしれません。

ドルフィンズはもう1人の先発CBノーラン・キャロルもFAですし、昨シーズン開幕時に先発CBだったディミトリ・パターソンは怪我のリスクが大きい選手です。さらに昨年のドラフトで指名した新人CB2人、ジャマー・テイラーとウィル・デービスがどの程度成長してくれるかわからない状態です。

今後の交渉次第でしょうが、グライムスには是非ともドルフィンズに残ってもらいたいと思います。



 

フリーエージェント

およそ1ヶ月後の3月11日(日本時間3月12日)にはNFLの2014年シーズンがスタートし、他チームのフリーエージェント選手との契約交渉が解禁となります。今年のドルフィンズはチーム内に多くのフリーエージェント選手を抱えています。

フリーエージェントには無制限フリーエージェントと制限付きフリーエージェントがあります。無制限FAは契約期間が満了したり、解雇されるなどでどこのチームにも所属していない選手です。一方制限付きFAはチームには所属しているが、どこのチームからもオファーを受けることができる選手ですが、所属チームが同等以上の条件で引き留めを行ったり、その選手を手放す代わりにドラフト指名権を補償してもらうことができるなどのルールがあります。

ドルフィンズには無制限、制限付きFAの選手が20人います。一般的にフリーエージェントというと、無制限フリーエージェントのことを指しますが、その無制限FAには多くの先発選手が含まれています。

OTタイソン・クレイボ、ブライアント・マッキニー
OGジョン・ジェリー、リッチー・インコグニト
TEダスティン・ケラー
CBブレント・グライムス、ノーラン・キャロル
DTポール・ソリアイ、ランディ・スタークス
Sクリス・クレモンズ

これらの選手はいずれも先発経験のある無制限FA選手ですが、その他にもLBオースチン・スピットラーやWRマーロン・ムーアなど地味ながら控えやスペシャルチームとして貴重な選手も含まれています。

もちろんこれらの選手全員との再契約はできないわけで、優先順位をつけていかなければいけません。さらに、当然他チームのFA選手の獲得も考えられますし、難しい決断を迫られるなど、新しくGMに就任したデニス・ヒッキーには大きな仕事が待っています。



livedoor プロフィール

どるふぃんわん

楽天市場
最新コメント
記事検索
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ