Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

バッファロービルズ

今週のドルフィンズ 2.1−2.7

ニューヨークジェッツのディフェンシブコーディネーターに就任するためにドルフィンズを退団したディフェンシブラインコーチのケーシー・ロジャースの後任が決定しました。テレル・ウイリアムスという人で、過去3年間はオークランドレイダースで同職を務めていました。

1974年生まれの40歳で、NFLでプレーした経験はありません。1998年から昨年まで17年間のコーチ経験があり、NFLでのコーチ経験はレイダースだけということです。ちなみにその17年間はすべてディフェンシブラインコーチを務めていました。

2010〜11年の2年間はテキサス農工大学で同職を務めており、その時のヘッドコーチがドルフィンズの前オフェンシブコーディネーターのマイク・シャーマンでした。今回のドルフィンズ入りはそのシャーマンとのつながりから実現したのかもしれません。

ただ、このウイリアムスは今年に入ってフロリダ大学の同職に内定していたようですが、それを断ってドルフィンズに加入しました。詳しい経過はわかりませんが、形としてはドルフィンズが引き抜いたということになります。まあ、ビジネスの世界ですからいろいろとあったんでしょうが。

このウイリアムスの下でのレイダースのディフェンシブラインの評価ですが、Football Outsiders というWeb Siteでの評価システムではNFL15位だったそうです。ちなみにドルフィンズは16位だったのでそれほど変わらないようです。ただ、ディフェンシブライン一筋でコーチを歴任してきただけに、経験は豊富と言えるでしょう。あとは選手との信頼関係をしっかりと築いていってもらいたいです。


すでにドルフィンズとは直接関係ありませんが、リッチー・インコグニトがバッファロービルズと1年契約を結んだようです。ビルズがどのような意図を持ってインコグニトを獲得したのかわかりませんが、7月で33歳となる選手をこの時期に獲得するというのは得策とは思えません。



 

2014年シーズンのスケジュールが決定!

NFLの2014年シーズンのスケジュールが発表されました。各チームの詳細は次のページをご覧ください。

またドルフィンズに限ってのスケジュールは次のページです。
http://www.nfl.com/schedules/2014/REG/DOLPHINS

ドルフィンズについては、開幕戦は2011年シーズン以来のホームゲームとなり、対戦相手はその時と同じくニューイングランドペイトリオッツです。ただし3年前と違うのは、その時はマンデーナイトでの開幕で全米注目の試合だったんですが、今回は日曜日の昼の試合です。

いきなりペイトリオッツとの試合で厳しいのですが、逆にこれに勝てば一気に波に乗っていけそうな気がします。ただ、昨シーズンも開幕3連勝の後、結局失速してしまい最終的にプレーオフ進出も逃してしまったので、本当にどうなるのかわからないのですが。

プライムタイムゲームは2試合、ホームでの対バッファロービルズ戦とアウェイでの対ニューヨークジェッツ戦で、いずれもシーズンの後半です。これは第11週と第13週に行われるのですが、その間にアウェイでの対デンバーブロンコス戦があるということですから、ここの18日間での3試合がシーズン後半の大きな山になりそうです。

第4週の9月28日にロンドンでの対オークランドレイダース戦があり、その翌週はバイウイークとなっており、バイウイーク明けの第6週からの5試合は比較的勝ち星が稼げそうかなとも思うんですが、これもやってみなければわかりません。そして12月はホームゲームが3試合あり、最終戦は昨シーズン同様ホームでの対ジェッツ戦です。

しかし今年のスケジュールをよく見ると、開幕戦と最終戦は共にホームゲームなんですが、ホームでの連戦というのが最後の2試合になるまでありません。これがどのように影響してくるのか、ホームでプレーオフ進出、または地区優勝決定なんてことになると最高なんですがね。

ホームゲームでの試合、そして同地区対決での勝率を上げることがプレーオフへの近道だと思います。今シーズンは特にその部分に重点を置いた戦い方ができて、結果がそのとおりついてくればいいと思います。

まあ何はともあれ、レギュラーシーズンゲームのスケジュールが発表されると、さらに開幕が待ち遠しくなってきますね。



 

Week 16 対ビルズ戦

本当に酷い試合でした。NFLでは連勝を続けることは簡単なことではないので、この試合を前にしてドルフィンズが負ける可能性も考えないではなかったんですが、まさか完封負けするとは思いませんでした。しかも敵陣に進入することはあっても得点するチャンスすら全くありませんでした。

負けた上に得点も取れずほとんどいいところもなかったんですが、そうなった要因はいくつかありました。まず何といっても、試合全体を通してビルズのパスラッシュに全く対応できなかったのが大きかったのではないかと思います。QBライアン・タネヒルは結局今シーズン最多となる7つのQBサックを受けました。

その結果、タネヒルが受けたQBサックは計58回となり、1969年の53回というチームワースト記録を更新してしまいました。またタネヒルはこの試合で82ヤードしかパスを投げられず、今シーズン残り1試合で3709ヤードに止まっていますので、シーズン4000ヤードパッシングも微妙になってきました。

ビルズはNFLトップのQBサック数をあげており、逆にドルフィンズはNFLで最も多くのQBサックを受けているので、こういう結果に終わるのは当然の流れとも言えるのですが、ビルズのパスラッシュに対する備えというか対策を考えなかったはずはないでしょうが、あまりにもお粗末すぎました。

タネヒルに対するプレッシャー軽減のためにランプレーを多用することも必要だったんですが、そのランプレーもほとんど出すことができませんでした。RBラマー・ミラーとダニエル・トーマスの2人合わせて12キャリーでわずか14ヤード獲得に抑えられました。しかも途中からトーマスばかりがランプレーに起用されてミラーは全くボールを持てませんでした。

怪我をしたわけではないのになぜミラーを使わなかったのか疑問なのですが、パスプロテクションのことも考えたらトーマスを使わざるを得なかったんでしょうかね。しかし、確かにランプレーも最長3ヤードしか出せなかったんですが、前半で大量得点差がついたわけでもなかったので、もう少しランプレーを出してもよかったのではないかと思います。

ミラーは前半2キャリーで5ヤード獲得、後半にいたってはわずか1キャリーで3ヤード獲得でした。いくらランプレーが止められていたとはいえ、ボールを持たせなければ走ることもできません。たとえヤードが稼げなくても走り続けることでパスが通りやすくなるなど活路も見出せたのではないかと思います。

結局ランプレーも出ず、激しいパスラッシュに終始晒されていたので、何回攻撃してもオフェンスにリズムが出せなかったのが得点を取れなかった要因と言えるでしょう。あげくの果てにタネヒルも怪我をしてしまいましたが、こちらはたいしたことはないようでひと安心です。

WRブライアン・ハートラインが4回のパス落球をしていますが、これもオフェンスにリズムを作れなかった要因の1つです。ハートラインはタネヒルのNo.1ターゲットですので、この不調が痛かったところもありました。ただ、ハートラインが落球を続けたのでリズムが狂ったのか、元々オフェンスにリズムがなかったからハートラインが落球したのか、それはどちらとも言えるでしょう。

ディフェンスの方もよくなかったです。ビルズのオフェンスを止めるにはランを止めることが第一なのですが、ほとんど止められず203ヤードを献上してしまいました。それでも前半は62ヤードしか許していなかったんですが、後半に倍以上の141ヤードを走られました。後半に走られたのはオフェンスが不調でディフェンスにそれだけ負担がかかったため、仕方がなかったところもありますが。

ドルフィンズはパスラッシュもほとんど効いていなかったようで、QBサド・ルイスにはあまりプレッシャーがかかっていなかったように思えました。ただ、これはビルズのオフェンシブラインのパスプロテクションがよかったんでしょうね。オフェンシブラインについてはビルズとドルフィンズを比べると格段の相違がありました。

ビルズは先発QBとエースWRが欠場し、第2、第3のWRも試合途中で退いたんですが、ドルフィンズはそのビルズに惨敗しています。これが先週ニューイングランドペイトリオッツに勝利したのと同じチームとは思えないほど、何か信じられない結果ですが、これもNFLなんですね。

ドルフィンズはこの敗戦で自力でのプレーオフ進出が消滅しており、次週の対ニューヨークジェッツ戦に勝利しても他チームの結果次第ではその時点でシーズンが終了してしまいます。現在のドルフィンズの実力がプレーオフ進出チームにふさわしいかどうかわかりませんが、とにかく次週のレギュラーシーズン最終戦はなんとしても勝利してもらいたいと思います。


 

あと2試合

マイアミドルフィンズは次週の結果いかんでは、プレーオフ進出が決定するようです。その条件とは、ドルフィンズが勝って、ボルチモアレイブンズとシンシナティベンガルズがいずれも敗れた場合だということです。

そこで、3チームのそれぞれの残りの対戦チームを見てみると、

ドルフィンズ:@Buf、vs.NYJ
レイブンズ:vs.NE、@Cin
ベンガルズ:vs.Min、vs.Bal

となっています。

前述の3つの条件がすべてクリアされる可能性は低いと思います。一番可能性が低いと思われるのはベンガルズがミネソタバイキングスに敗れるということでしょうか。特にベンガルズは今週敗れているだけに、2週続けて勝率5割未満のチームに敗れるとは思えません。バイキングスは4勝9敗です。

ドルフィンズはバッファロービルズと対戦するわけですが、敵地でしかも前回の対戦では敗れています。さらにビルズはQBが前回のサド・ルイスではなくてE.J.マニュエルで、初対戦のQBであるところがちょっと不気味なんですけどね。

レイブンズはニューイングランドペイトリオッツに敗れる可能性が大なのですが、レイブンズも調子を上げているというか予想外に勝ち続けています。ただ、今週敗れたペイトリオッツが連敗するとは、こちらも考えにくいですね。

ドルフィンズとしては残りの試合いずれも勝ちたいところですが、そうなれば10勝6敗ということになります。ただし、そうなってもおそらくプレーオフでは第6シードのチームですから常にアウェイでの戦いを強いられます。

予想は当たらないので難しいのですが、最終的にはベンガルズが地区優勝してドルフィンズがプレーオフに残るという気がしますが、どうなるでしょうか。いずれにしてもプレーオフの行方は最終週までもつれ込むでしょう。




対ラムズ戦

今日の対セントルイスラムズ戦、ドルフィンズは勝つには勝ったが、本当にきわどい勝利でした。それにしても、ラムズはこの試合に対して万全の体制で臨んできたというのがよくわかりました。ラムズにとってはほとんど予定通りのゲームプランで進んだのではないかと思います。そういう意味ではHCジェフ・フィッシャー、恐るべしですね。最後のFGは距離は十分だっただけに、それてくれて本当にホッとしました。

ただ、勝敗を分けたのはやはりミスでしたね。総獲得ヤード数はドルフィンズの192ヤードに対してラムズは462ヤード、ラン獲得ヤードにいたっては19対162です。にもかかわらずドルフィンズが勝てたのはミスをしなかったこと、ターンオーバーを得点に結びつけたこと、そしてラムズの3本のFGミスが最大の要因でした。

勝利の立役者は、オフェンスで言えばやはりQBライアン・タネヒルでしょうか。ランが出ない中、またパスラッシュのプレッシャーにさらされながらパス29回投中21回成功(成功率72.4%)は見事でした。パス獲得ヤードがわずか185ヤードだったのが、ラムズのパスディフェンスのよさを物語っています。そして2つのTDパスはいずれも素晴らしいものでしたし、QBレイティングはキャリア最高の112.0と毎試合よくなっています。

そしてタネヒルのTDパスの1つをキャッチしたのがWRマーロン・ムーアです。この試合、エースWRブライアン・ハートラインはしっかりとマークされていて0キャッチでした。しかしその分、このムーアが3キャッチで46ヤード獲得と活躍しました。待望の第3のWR出現、とまではまだいかないでしょうが、この試合での活躍はムーアにとっては自信になったことと思います。スペシャルチームでいいプレーをしているだけに、本職のWRでもブレークしてもらいたいですね。

ディフェンスで光ったのは新人DEオリビエ・バーノンです。2つのQBサックを決めましたが、そのいずれもが勝利の大きなポイントとなっています。まず最初のQBサックは、第2Q0-6と劣勢の中で、自陣26ヤード地点まで攻め込まれたところでした。ここで追加点を取られるようなら、この試合はかなり苦しくなっていました。しかし、バーノンのQBサックでラムズは8ヤード後退し、その結果52ヤードという長い距離のFGを狙わなければならず、結局それを失敗しています。それによって試合の流れがドルフィンズ側に移り、直後のドライブで逆転しています。

そして2つ目はラムズ最後のドライブで、残り試合時間37秒で自陣45ヤード地点まで攻め込まれた場面です。3rdダウン残り4ヤードでのバーノンのQBサックは3ヤード後退させるとともに、時間も消費させました。その結果ラムズは66ヤードという、これもまた長いFGを強いられ、再び失敗して敗れています。この時のバーノンのQBサックがなければ、あるいはFGが決まって同点、オーバータイムということになっていたかもしれません。

それともう1つ注目したいのが、第4Q3点差に追い上げられた後、残り試合時間8分30秒で攻撃権を得たドルフィンズが、しぶとくドライブを続けて7分近くの時間を消費させたものです。特に自陣40ヤード地点、4thダウン残り1ヤードでフェイクパントを敢行しました。これはもう大ギャンブルだったんですが、見事に成功したためにおよそ2分半の時間が消費できました。もし失敗していたら最低でも同点にはされていたでしょうから、非常に大きなプレーだったと思います。しかし、こういう強気な姿勢がその後のラムズのFG失敗を呼び込んだと言ってもいいかもしれません。まあ、理想を言えばそのまま最後までボールをキープできればなおよかったんですけどね。

ちなみにこの試合のハーフタイムには、ザック・トーマスとジェイソン・テイラーの表彰セレモニーがありました。それがあったのにスタジアムに空席が目立ったのはちょっと残念だったのですが、そんな記念の試合を勝利で飾ることができてよかったと思います。

この勝利で3勝3敗の勝率5割となり、AFC東地区では4チームが同率首位という珍しい現象になっています。しかしドルフィンズの場合、3勝3敗ではなくて5勝1敗となっていても内容的にはおかしくなかったので、現時点で言えば地区内で最も状態のいいチームと言えるのではないでしょうか。

シーズン開始前は断トツの最下位候補だったのですが、前評判の高かったニューイングランドペイトリオッツ、バッファロービルズの低迷により、今やプレーオフを狙えるチームとまで見られるようになりました。ファンとしても今年は我慢のシーズンだと思っていましたが、非常に楽しみなシーズンに変わっています。

来週はバイウイークで試合がありません。怪我をしている選手はここで回復させて、十分準備をした上で2週間後の試合に備えてもらいたいと思います。残り10試合、どんな結果に終わるのかわかりませんが、1試合1試合、我々ファンを楽しませる試合を続けてもらい、その結果プレーオフに出られれば言うことはありませんね。





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