Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

ビリー・ターナー

Preseason Game 対カウボーイズ戦

ドルフィンズとダラスカウボーイズのプレシーズンゲーム第2戦ですが、予想外の大差がついた試合となりました。ドルフィンズが完膚なきまでにカウボーイズに叩きのめされたという結果だったんですが、プレシーズンゲームですから勝敗は関係なく、この敗戦をレギュラーシーズンにどう活かしていくかが課題となります。

注目は先週の対ニューヨークジャイアンツ戦で不調だった1stチームのオフェンスでした。計4回の攻撃シリーズでプレーして、最初こそスリー&アウトで不安定なスタートだったんですが、その後の3シリーズではいずれも得点チャンスをつかんだのはよかったと思います。

そのうち2回でQBライアン・タネヒルがWRケニー・スティルスにTDパスを通したんですが、残りの1回も敵陣4ヤード地点まで攻め込んで、レギュラーシーズンならばFGを蹴るところでしょうが、ギャンブルを敢行してパス失敗となっています。

ただ、そのドライブも敵陣4ヤード地点からのプレーでTEジョーダン・キャメロンかWRジャービス・ランドリーがパスを落球しなければTDを取れていたので、内容的には1stチームオフェンスで3つTDを取ったと言ってもいいかもしれません。

ここで気になるのは、ランドリーはともかく、特にキャメロンはあの場面でしっかりとパスをレシーブしてTDを決めてほしかったです。今年はTE、特にキャメロンの活躍が期待できそうだったので、この落球によって信頼感が薄れ、キャメロンへのパスが減少してしまうことが懸念されます。まあ、そんな単純なものではないでしょうが、キャメロンには元プロボウラーとしての堅実なプレーを期待します。

WRデバンテ・パーカーが出場して、ランドリーとスティルスの3人が同時にフィールドに立つと相手のディフェンスに対してはかなり脅威を与えられそうです。その結果TEやRBの選手にもパスが通りやすくなると思うので、攻撃の幅は広がってくるのではないかという印象を受けました。

あとオフェンスではRBアリアン・フォスターが初出場でしたが、2キャリーでマイナス5ヤードといいところがありませんでした。ただし、フォスターにとってはとにかくプレーができたということでよかったと思います。ベテランなので開幕までに調整してくれればいいと思います。

それとこれも懸念材料であったオフェンシブラインですが、この試合での1stチームはRGジャーモン・ブッシュロッド、LGラレミー・タンシルでした。特に大きな問題もなくプレーしていたように思えましたので、もしかしたらこの2人が開幕時の先発になるかもしれません。その後RGビリー・ターナー、LGダラス・トーマスという形でプレーしていたのでまだ競争している時点なのかもしれませんが、次の試合で誰が先発するのかでおおよそ決まってくるのではないでしょうか。しかしブッシュロッドとタンシルはいずれも本職ではないので不安は残りますが。

もう1つオフェンスで注目はRBアイザイア・ピードです。この試合ではランでは4キャリーで48ヤード獲得、パスレシーブでも1回で30ヤード獲得と活躍しています。正直言ってあまり期待はしていなかったんですが、フォスターやジェイ・アジャイと違うタイプの選手なので使い方次第では大化けするような気がします。

先週のジャイアンツ戦でよかった新人QBブランドン・ドーティですが、この試合ではまったくいいところがありませんでした。もしかしたら第2QBになるかと思ったんですが、まだ難しそうです。特にこの試合で現在第2QBのマット・ムーアが脳震とうを起こしているので、ムーア自身はもちろん、第2QBの存在についても心配です。ムーアの脳震とうが長引くようだとベテランQBを補強しなければいけないかもしれません。

一方、この試合で散々だったディフェンスですが、確かに相変わらずミスタックルなども目立っておりよくなかったのですが、見ていて感じたことはそれ以上にカウボーイズの勢いというかオフェンスが素晴らしかったと言わざるを得ません。オフェンシブラインが安定していたのと、あとは新人QBダック・プレスコットのプレーは出来過ぎじゃないかと思うぐらい素晴らしかったです。トニー・ロモに変わって先発でもいいのではないかと思えるほどでした。

それとカウボーイズはオフェンシブラインを中心としてブロッキングが完璧だったと思います。そのブロッキングの良さがロングゲインにつながっていました。また控え選手に変わってもブロッキングはしっかり出来ていたと思いますので、チーム全体でそれが徹底しているのではないかと感じました。そこはドルフィンズも見習うところでしょうね。

まあ相手チームのことはともかく、ドルフィンズのディフェンスに関してはちょっと残念でしたが、それほど心配はしていません。まだプレシーズンゲームだということと、あとはこれを反省材料として次に活かしてくれればいいと思っています。ドルフィンズのディフェンスはトレーニングキャンプ中ずっと調子がよかったので、逆にこの結果がいい薬となってレギュラーシーズンに向けて調整してくれることを期待しています。 



 

今週のドルフィンズ 7.25―7.30

今週は29日(日本時間30日)からトレーングキャンプが始まっています。そのキャンプ開始前に今年のドラフト2巡目指名のCBザビアン・ハワードがPUPリスト入りしたことが発表されました。PUPとはphysically unable to performの略で、身体的に練習などの参加できる状態ではないということです。

報道によると、ハワードは6月下旬のミニキャンプの最終日にひざを痛めていたということで、それがまだ完治していないようです。シーズン開始までには間に合うようですが、手術を行ったということなのでその影響はどうなのでしょうか。新人ですしキャンプやプレシーズンゲームに出場できないとなると、本番のレギュラーシーズンになっても使えるかどうか不安が残ります。

この報道を受けて、ドルフィンズがベテランCBを補強する必要があるのではないかということで、元ニューヨークジェッツのアントニオ・クロマティや元シンシナティベンガルズのレオン・ホールの名前があがっていましたが、結局どちらにも興味はないようでキャンプ2日目に26歳のラシャーン・メルビンという選手と契約しています。

ちなみにこのメルビンは2013年にドラフト外でタンパベイバッカニアーズに入団しましたが、翌年には一時練習生としてドルフィンズに在籍していました。昨年はニューイングランドペイトリオッツで8試合、ボルチモアレイブンズで1試合のプレー経験があり、5タックルを記録したのみです。


キャンプ初日にはハワードの他にRBアリアン・フォスター、CBボビー・マッケイン、RBダミアン・ウイリアムス、LBザック・ビジルの4人がPUPリスト入りしていましたが、マッケインは翌日にはPUPリストから復帰しています。 フォスター、ウイリアムス、ビジルの3人も数日以内には復帰する可能性があるようで、特に心配はなさそうです。

その他のキャンプの話題としては、オフェンシブラインについて初日は1stチームのRGはビリー・ターナー、LGはダラス・トーマスが務めていました。期待されているドラフト1巡目指名の新人ラレミー・タンシルですが、まだ1stチームでは使えないということなのでしょうか、2ndチームのLTで練習していたようです。

2日目の入るとRGをベテランのジャーモン・ブッシュロッドが務めたようです。ブッシュロッドはNFL9年のキャリアでOGでプレーしたことはありません。そしてタンシルはわずかですが1stチームのLGで練習をしていました。今後両OGのポジションでは競争が行われ、最終的にシーズン開始時に誰が先発選手となるのかまだわかりません。


話が前後しキャンプに入る前の話題ですが、QBライアン・タネヒルに第一子の男の子が生まれたようです。父親となって初めてのシーズンとなりますが、オフェンスも変わりなお一層の飛躍に期待したいと思います。



 

今週のドルフィンズ 3.21―3.26

今週は、まずFAで元バッファロービルズのOGクレイグ・アービックとの契約を発表しています。アービックは2009年にドラフト3巡目指名でピッツバーグスティーラーズに入団しましたが、翌年からビルズに在籍していました。

現在30歳のアービックですが、2011年から先発に定着してRGを務め、過去2年間はLGとして、2014年が9試合、2015年が4試合の先発に止まっています。ただし試合出場はいずれも全16試合に出場しています。

アービックは両ガードのポジションを若手のビリー・ターナー、ダラス・トーマス、ジャミル・ダグラスと争うことになります。またFA加入したベテランのOTジャーモン・ブッシュロッドがOGに転向することが考えられていますが、まだ正式には決定していないようです。


また今週はNFLのオーナーミーティングが行われましたが、そこでHCアダム・ゲイスがインタビューに答えていろいろと発言していますが、その中でゲイスはWRケニー・スティルスのより一層の活躍を期待させる発言を行っています。

スティルスは昨年ドルフィンズにトレードで移籍してきましたが、27回のパスレシーブで440ヤード獲得、TDパスレシーブはわずかに3つと成績はいまひとつでした。

しかし昨年ゲイズがOCとして在籍していたシカゴベアーズはスティルスの能力に注目してトレードで獲得することを考えていたようです。結果的にスティルスはドルフィンズに移籍したんですが、それがなければゲイスのオフェンスでプレーしていたかもしれません。

スティルスを自分のオフェンスで使うことを考えていたゲイスにとっては、今シーズンのオフェンスにおいてスティルスを重要な武器として使うことは確実です。WRとしてはジャービス・ランドリー、デバンテ・パーカーに次ぐ第3WRでしょうが、昨年以上の活躍ができるようならばオフェンスの幅も広がるでしょう。

またゲイズは同じくオーナーミーティングの席で、現在のドルフィンズは決して再建段階ではないと明言しています。要はドルフィンズはタレントは、十分ではないにしろ、そこそこ揃っているのに、それをうまく使っていないということが言いたいのかなと思います。言い換えれば前政権の能力が足りなかったということでしょう。

前政権について言えば、オーナーのスティーブン・ロスはオーナーミーティングの席で、QBライアン・タネヒルが成長できなかったのはコーチ陣のせいだ、みたいなことを言っていました。どんな言い方だったかはわかりませんが、そこまであからさまに言うのもどうかと思いますが、程度は別として的を得ているのは確かだと思いました。


それとあるギャンブルサイトでは2016年シーズンの選手の成績予想がされているようで、それによると新加入のDEマリオ・ウイリアムスが移籍したDEオリビエ・バーノンよりもいい成績をあげると予想しています。具体的にはウイリアムスは10.5QBサックを記録するのに対して、バーノンは7.5QBサックしか記録できないということです。

あくまでも予想ですのでこの通りにいくとは限らないのですが、バーノンについては過大評価がされているという見方をする人は少なくないと思いますし、個人的にもそう思います。まあ、実際にやってみなければわからないのですが、今年の年末にその結果は出ることになります。


その他、タネヒルが430万ドル(約4億8600万円)の家を買ったとか、ドルフィンズの本拠地スタジアムがスポンサーを探していて名前が決まっていないなどといったニュースもあった1週間でした。



 

控え選手の奮起を望む

DEキャメロン・ウェイクが故障者リストに登録されて今シーズンの出場が不可能になったドルフィンズですが、そのウェイクの代わりに先発を務めるのがDEデリック・シェルビーです。当然ウェイクとは比べられないのですが、こうなったらシェルビーに期待をするしかありません。

ただし、実際にはウェイクの位置にはもうひとりの先発DEであるオリビエ・バーノンが入り、シェルビーはバーノンが入っていた位置で先発するようです。バーノンも今シーズンは反則が目立ち、実際のプレーではいまひとつインパクトに欠けていますが、心機一転でより一層の奮起を望みたいと思います。

またそれに伴って出場機会が増えそうなのが、本来LBであるクリス・マッケインです。マッケインはトレーニングキャンプからプレシーズンゲームまではアウトサイドLBだったのですが、DEのポジションもこなせる選手です。確か昨シーズンの開幕戦ではニューイングランドペイトリオッツのQBトム・ブレイディからQBサックを奪っています。

昨年の新人の年はディフェンスに、そしてスペシャルチームに活躍したマッケインでしたが、今年は試合に出場する機会がほとんどありませんでした。しかしこれをきっかけに、昨年のような要所での活躍を期待しています。

それと先日のペイトリオッツ戦で怪我をした先発RTジャワン・ジェームスとWRデバンテ・パーカーですが、パーカーの方は練習には復帰していませんが怪我の方はあまり重症ではないようです。ジェームスの方は結構重症だったのですが、どうやら手術の必要はなく、当初は4〜6週間の欠場と見られていたのが、もしかすると1か月ぐらいで復帰できるかもしれません。

ただしジェームスが復帰するまでに誰が先発RTを務めたとしてもオフェンシブラインの弱体化は否めません。順当にいけばジェームスの代わりにはOTジェイソン・フォックスが務めるはずですが、チームはもうひとつの可能性も考慮しています。

先発LGダラス・トーマスをジェームスの代わりにRTに入れて、その代わりガードのポジションには新人のジャミル・ダグラスを入れるというものです。ダグラスは開幕当初は先発RGを務めていたんですが、暫定HCダン・キャンベルとなってからビリー・ターナーにポジションを奪われています。もしトーマスがRTに入れば、先発RGだったターナーがLGに入り、そしてダグラスがRGを務めるということになるでしょうが、最終的に次の対バッファロービルズ戦ではどんな布陣で臨むのか注目されます。

そしてそのビルズ戦からは新人RBジェイ・アジャイが復帰してくることが濃厚です。アジャイはすでに練習を再開しており、今後ロースター入りしてくるものと思われます。アジャイはプレシーズンゲーム最終戦の対タンパベイバッカニアーズ戦で肋骨を痛めて故障者リスト入りしていました。

アジャイはハムストリングを痛めてプレシーズンゲームに出遅れましたが、そのバッカニアーズ戦で初出場して9キャリーで66ヤードを獲得していました。ドルフィンズはペイトリオッツ戦ではランプレーがほとんど機能せず、それが大きな要因となって試合に敗れました。アジャイの復帰によってランオフェンスに厚みが出てくることを期待したいです。

過去3試合を見ても明白なように、ドルフィンズはやはりランプレーが出なければ試合に勝つことが難しいです。QBライアン・タネヒルのプレーも今シーズンは特に波が激しいんですが、ランプレーが出ない時はやはり相手ディフェンスのプレッシャーにおされてミスを犯すことが多くなります。ジェームスの欠場によりオフェンシブラインの不安定さは増すでしょうが、代わりの選手が奮起してこの状況を打破してもらいたいと思います。



 

Week 6 対タイタンズ戦

暫定HCダン・キャンベルの初戦ということで、いろいろな意味で注目していたんですが、まさかこんな大差で勝利するとは思っていませんでした。そもそも勝てるかどうかも怪しかったし、キャンベルにとっては大きな重圧だったのでしょうが、最高の形で終わってくれました。

暫定HCがその初戦で勝利したというのはNFLの歴史の中でもキャンベルが3人目だそうです。他の2人はドルフィンズのトッド・ボウルズとカンサスシティチーフスのロメオ・クレネルで、いずれも2011年シーズンでのことでした。まあ、HCが交代しなければいけないというのはチーム状態が相当悪くなってのことでしょうから、その中で試合に勝つというのはかなり難しいことなのでしょうね。

この試合でのキャンベルのコーチングについては、タイムアウトの取り方などで?と思うことはありましたが、HCとしての経験がなく、予期せぬHC就任だったことでしょうから仕方がないところもあるでしょう。今後接戦になった時にどうなのかというところはありますが、まずはチームを勝利に導いたということで評価に値するのではないでしょうか。

試合内容についてはこれまでとは見違えるほどで、特にランオフェンスとディフェンスが素晴らしかったと思います。ランオフェンスについては、RBラマー・ミラーが19キャリーで113ヤード獲得したのを筆頭に、計32キャリーで180ヤードを獲得しました。オフェンシブラインのRGが新人のジャミル・ダグラスからビリー・ターナーに交代し、LTブランデン・アルバートが怪我から復帰してきたということもあるでしょうが、いままでほとんど走れなかったのが不思議なぐらいです。

またディフェンスに関しても特にパスラッシュが覚醒し、これまで4試合でわずか1つしか記録できなかったQBサックを6つ記録しています。圧巻だったのはDEキャメロン・ウェイクで、前半だけで4つのQBサックを記録しています。ランディフェンスもNFL最下位だったドルフィンズですが、この試合ではタイタンズのランを18キャリーで63ヤード獲得に抑えています。

ちなみにウェイクの1試合4QBサックは自己最多だと思っていましたが、実は2012年の対アリゾナカージナルス戦で4.5QBサックを記録していたみたいです。しかし4QBサックに加えて2ファンブルフォースですから、場合によっては週間MVPに選出されるかもしれませんね。 

そしてQBマーカス・マリオタからは2つのインターセプトを奪っていますが、最初のSレシャッド・ジョーンズのインターセプトもリターンTDに結びついてタイタンズにはダメージだったでしょうが、試合の流れから言うと2つ目のCBブレント・グライムスのインターセプトが大きな勝利のポイントだったと思います。

あの場面は24-10と14点のリードはあったものの、オフェンスがまったく進めず、QBライアン・タネヒルがQBサックを受けて攻撃が終了し、パントを蹴ったにもかかわらず反則も絡んで自陣の27ヤード地点でタイタンズに攻撃権を与えてしまいました。ここでTDを取られていたらかなり追い込まれていたでしょうから、グライムスのインターセプトは本当に値千金だったと言えます。

グライムスは試合前には出場できるかどうか微妙なところで、実際に試合前半などはパスを通されていて、やっぱり怪我の影響があって無理してプレーしているのではないかと感じていました。しかし大事なところでの素晴らしい活躍はさすがにプロボウラーだと思いました。事実上、あのインターセプトとその後のドルフィンズの得点で試合が決まりました。

タネヒルはパス29回投中22回成功で266ヤード獲得という内容だったんですが、レシーバーとのミスコミュニケーションも目立ちました。特に2つ目のインターセプトはその典型です。ただ、タネヒル自身もここまで苦しいシーズンだったでしょうから、何よりも勝利したことが一番大きかったと思います。

それにしてもHCジョー・フィルビンとDCケビン・コイルがいなくなったわけですが、これだけ違いが出るとは思いませんでした。ということは、フィルビンとコイルはよほどチームに悪影響を及ぼしていたということなんでしょうか。まあ、それはなんとも言えませんが、ドルフィンズを蘇らせたのはキャンベルであることは間違いないでしょう。

キャメロンの初陣は素晴らしい形で終わったんですが、真価を問われるのはこれからだと思います。この勝利はキャメロンの下でチームが一丸となった結果だと思いますが、勝って兜の緒を締めよではないですが、この勝利をきっかけとしてよりチームが強固な結束を得られるように願っています。



 
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