Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

ピート・ストヤノビッチ

ドルフィンズ、思い出の対チャージャース戦

ドルフィンズのレギュラーシーズン第9週の対戦相手は、ホームでの対サンディエゴチャージャース戦です。チャージャース戦は過去プレーオフも含めて29回の対戦があり、ドルフィンズが15勝14敗と1勝リードしているんですが、印象に残っている試合は結構あります。その中で今回は1992年シーズンのディビジョナルプレーオフでの対戦を振り返ります。

この年ドルフィンズは11勝5敗でAFC東地区優勝を決めました。プレーオフでは1stラウンドはシードされて試合がなく、最初の対戦がこのチャージャース戦でした。この試合はドルフィンズが攻守でチャージャースを圧倒して、31-0という完璧な内容で勝利しました。

第2QにQBダン・マリーノからFBトニー・ペイジへの1ヤードTDパスで先制したドルフィンズは、その後マリーノがTEキース・ジャクソンに9ヤード、30ヤードの2つのTDパスを決めて、前半で21-0とリードして主導権を握りました。

そして、第4QにもKピート・ストヤノビッチのFGとRBアーロン・クレイバーの25ヤードTDランで10点を追加してドルフィンズが勝利しました。

この試合で特筆すべきはドルフィンズのディフェンスで、チャージャースのQBスタン・ハンフリーズから4つのインターセプトを奪っています。CBトロイ・ビンセントが2つ、Sルイス・オリバーとLBブライアン・コックスが1つずつの計4つなんですが、このターンオーバーがチャージャースを完封した大きな要因となりました。

マリーノはパス29回投中17回成功で167ヤード獲得と数字的には物足りなかったんですが、TD3に対してインターセプトは0、加えて前半リードしたので後半はボールコントロールのためのランプレーが多かったというのも、パス獲得ヤードに影響しています。この試合でドルフィンズは実に40回のランプレーで157ヤードを獲得しています。

その当時ドルフィンズはマリーノのパスのチームだというイメージが強くて、いいRBがいればスーパーボウルに進出して勝てるだろうと言われていましたが、この試合はその理想どおりの試合展開での完璧な勝利だったと思います。

ところでこの試合で2つのTDパスレシーブを記録したジャクソンですが、このシーズンの途中にFAでドルフィンズに移籍してきました。それまではフィラデルフィアイーグルスに在籍していたんですが、移籍先としてドルフィンズを選んだ理由として、イーグルスよりもドルフィンズの方がスーパーボウルで勝てる可能性が大きいというコメントを残していました。

ジャクソンは1994年シーズンまでドルフィンズに在籍していたんですが、結局ドルフィンズではスーパーボウル制覇はおろか進出もできませんでした。しかし、1996年シーズンにグリーンベイパッカーズで念願のスーパーボウル制覇を経験しています。

そのジャクソンの話は余談として、この試合でのドルフィンズの完璧な勝利を見て、AFC決勝でもホームで戦えるということもあり、スーパーボウル進出は間違いないだろうと感じていました。しかし、その勝つと思っていたAFC決勝でバッファロービルズに敗れてしまうわけですが、そのビルズ戦についてはいずれ振り返ることもあるかもしれません。

本当に今して思えば、1990年代以降ではこの1992年シーズンがドルフィンズにとって最もスーパーボウル進出の可能性が大きかったと言えるシーズンだったと思います。それぐらいこのチャージャースとのディビジョナルプレーオフでの試合では、ドルフィンズの強さが表れていました。

ちなみにドルフィンズのプレーオフでの完封勝利はこの試合だけだろうと思って調べてみると、意外にも他に2試合ありました。1971年シーズンの対ボルチモアコルツ戦の21-0、そして1982年シーズンのAFC決勝の対ニューヨークジェッツ戦の14-0です。逆に完封負けは2000年シーズンの対オークランドレイダース戦の0-27の1試合だけです。



 

チーム史上2番目の高得点

ドルフィンズの公式ウェブサイトで紹介されているホームスタジアムの TOP TEN MOMENTS ですが、No.7は1995年シーズンの開幕戦、対ニューヨークジェッツ戦でした。前年の1994年シーズン、ドルフィンズは惜しい敗戦でプレーオフ敗退、1995年シーズンは今度こそスーパーボウルという期待を抱いて開幕しました。

http://bcove.me/tep8luk0

このジェッツ戦、第2Qにドルフィンズが14点をリードしたんですがジェッツに追いつかれ、それでも前半終了時には21-14とドルフィンズがリードして後半を迎えました。

後半になるとドルフィンズの一方的な試合展開…まずRBバーニー・パーマリーの4ヤードTDラン、そしてCBトロイ・ビンセントの69ヤードインターセプトリターンTD、さらにQBダン・マリーノからWRアービン・フライヤーへの50ヤードTDパスとたたみかけました。

なおも攻撃の手を緩めないドルフィンズは第4Qに入ってKピート・ストヤノビッチが29ヤードFGを決め、ダメ押しのダメ押しはRBアービン・スパイクスが17ヤードTDランを決め、終わってみれば大量52得点でした。これはドルフィンズのチーム史上2番目の高得点だったようです。

この試合の結果を見て、今年のドルフィンズは強いぞ、と思いスーパーボウル進出に期待を持ったんですが、チームはシーズン途中で失速し、なんとか9勝7敗でプレーオフに滑り込んだものの、初戦でバッファロービルズに22-37と大敗しました。そしてこれを最後にHCドン・シューラが引退してドルフィンズの一時代が終焉しました。

この試合のように、1試合で50点以上の得点をあげるオフェンスを再び見てみたいものですが、今度はいつになるんでしょう。近い将来に実現してほしいものですね。




2011 試合日程発表

今日、NFLが2011年シーズンの試合日程を発表しました。それによると、ドルフィンズは開幕戦からいきなりマンデーナイトのニューイングランドペイトリオッツ戦、第5週がバイウイーク、そしてバイウイーク明けの第6週はマンデーナイトでアウェイでのニューヨークジェッツ戦です。

第12週の対ダラスカウボーイズ戦はサンクスギビングデーの試合です。ダラスでのサンクスギビングデーの試合は過去4試合あるんですが、ドルフィンズが3勝1敗と勝ち越しています。最もインパクトがあるのは1993年シーズンの雪の中での試合で、Kピート・ストヤノビッチの逆転FGで16-14で勝利した試合です。

その後1999年シーズンにもダラスでのサンクスギビングデーの試合を行っていますが、この時はQBダン・マリーノが5つのインターセプトを喫して0-20で完封負け、そして直近の2003年シーズンの試合ではQBジェイ・フィードラーがWRクリス・チャンバースに3つのTDパスを決めるなどで40-21で勝利しています。

終盤の日程は厳しく、特に最終3試合は同地区対決でアウェイでバッファロービルズ、ペイトリオッツと戦った後、最終戦は地元マイアミでジェッツと対戦します。

その他特徴的なのはニューメドウランズスタジアムで2試合行うことです。第6週のジェッツ戦の2週間後にはニューヨークジャイアンツと対戦します。

しかし、労使交渉が解決せず戦力補強もままならない、シーズン開幕も危ぶまれる中でのレギュラーシーズンの日程発表では盛り上がりも半減です。一日も早い解決を望みたいですね。




雪のダラス

現地時間2月6日(日本時間7日)に行われるスーパーボウルの開催地であるテキサス州ダラスは現在大寒波が襲来していて雪が降っているみたいです。気温はかなり低く氷点下となっていますが積雪量は大したことはないみたいですし、試合が行われるカウボーイズスタジアムは屋根付きなので試合そのものに影響はありませんが、予期せぬ悪天候で混乱しているみたいです。

もともとテキサス州ダラスで雪が降るということはほとんど考えられないんですが、ダラスで雪といえば、1993年のサンクスギビングデーに行われたドルフィンズとカウボーイズの試合を思い出します。その時は今のスタジアムではなくフィールド部分に屋根のないテキサススタジアムだったので、当然フィールド上は真っ白い雪に覆われていました。足下がおぼつかない中での試合なのでいろいろとハプニングが起こりましたね。

当時カウボーイズのHCは後年ドルフィンズのHCを務めることになるジミー・ジョンソンでした。まさかこの時はのちにドルフィンズのHCになるとは思ってなかったでしょう。そしてドルフィンズはこの年、先発QBダン・マリーノがアキレス腱を断裂して欠場し、この試合のQBはスティーブ・ディバーグでした。試合はドルフィンズがKピート・ストヤノビッチの逆転FGで16-14で勝利しました。

カウボーイズが99%勝っていた試合だったんですが、ストヤノビッチのFGのきっかけとなったカウボーイズDTレオン・レットのミスがいつまでも語り草になっている試合です。


 







livedoor プロフィール

どるふぃんわん

楽天市場
最新コメント
記事検索
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ