先日行われた開幕戦の対ニューイングランドペイトリオッツ戦で、先発LBダネル・エラビーが臀部を痛めて欠場、その結果シーズンアウトとなる故障者リストに登録されました。
LB陣のリーダーとも言えるエラビーの不在は今後のディフェンスに大きく影響すると思われますが、ドルフィンズはその穴埋めとしてNFL4年目のベテランLBケルビン・シェパードを獲得しています。
シェパードは2011年にバッファロービルズにドラフト3巡目指名されてNFL入りをし、最初の2年間をビルズで過ごした後、2013年にはインディアナポリスコルツにトレードされており、NFL3年間でほぼ全試合に出場し196タックル、3.0QBサックを記録しています。
ただ、シェパードはいままでドルフィンズのディフェンスシステムを全く知らなかったわけで、試合に出場させるとなるとシステムの習得期間が必要になります。次の試合からいきなり即戦力となるのは難しく、現時点ではペイトリオッツ戦でも先発出場したジェイソン・トゥルースニックが引き続き先発する見込みです。
ドルフィンズのLB陣は他にもコア・ミーシーもペイトリオッツ戦で怪我をして次戦の出場が危うい状態です。またペイトリオッツ戦を欠場したフィリップ・ウィーラーが引き続き欠場する可能性もあります。
エラビーとミーシーが欠場したペイトリオッツ戦では、ドルフィンズはトゥルースニックとジェラニー・ジェンキンスの2人が主にLBのポジションを守っていました。そしてディフェンスバックを5人にしたり、控えLBクリス・マッケインをディフェンスラインに配置してパスラッシュをさせたりということをしていたと思います。
そのマッケインですが、ペイトリオッツ戦ではLBとしてはQBトム・ブレイディからQBサックを奪い、スペシャルチームとしてはパントブロックを決めるなど大活躍でした。
マッケインについてはドラフト外入団の新人選手ということしか知らなかったんですが、カリフォルニア大学時代は18試合の先発を含む24試合に出場して90タックル(そのうち14.5ロスタックル)、5.0QBサックという成績を残すなど才能のある選手だったようです。ただし、詳しくはわかりませんが何かトラブルがあったということで、そのためにドラフトの対象から外れたんじゃないかと思います。
ビルズ戦にも同じ布陣で臨むとすると、ビルズにはフレッド・ジャクソンとC.J.スピラーという2人のRBがいますが、この2人を止められるかどうかでその真価が問われることになります。