Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

ブライアント・マッキニー

ドルフィンズ、RBモレノと契約

ドルフィンズはRBノーション・モレノと契約合意しました。契約内容は1年間で300万ドル(約3億600万円)ということです。

モレノについては先週末ドルフィンズと面談したんですが、その時は契約せずにマイアミを去っています。てっきり交渉は決裂したと思っていたんですが、今週に入ってまだ交渉は継続しているというニュースを見ました。

結局のところ、モレノ自身も他のチームのどこからも声もかからないし、唯一興味を持ってくれたドルフィンズに歩み寄ったということなのでしょうか。

ドルフィンズにとっては比較的リスクの少ない契約内容だと思います。これでモレノはRBラマー・ミラーと先発の座を争うということになり、さらにRBダニエル・トーマスの去就がこれで微妙になってきます。

もともとトーマスはミラーよりパスプロテクションが上手いということで起用されていたところがあるんですが、今回パスプロテクションに定評のあるモレノが加入したことにより、トーマスはトレードされるか、あるいは解雇される可能性も出てきたんじゃないでしょうか。

しかし、モレノとミラーどちらが先発の座をつかむのかは全くわかりません。あるいは2年目のRBマイク・ギリスリーが台頭してくるのか、ドラフト下位でRBを指名してくる可能性もあり、今シーズン開幕時に誰がエースRBとなっているのかわかりません。


ところで別な話題なのですが、OTブライアント・マッキニーをトレードで獲得したことの代償が今年のドラフト7巡目指名権だと思っていたんですが、実は来年の7巡目指名権となったようです。これでドルフィンズの今年のドラフト指名権は7つのままとなりました。

だからというわけではないんですが、フィラデルフィアイーグルスでトレード要員となっているプロボウルOGエバン・マシス獲得を狙っているか、という記事がありました。

ただし、マシスは現在32歳で今年の11月には33歳になります。同じく32歳のカロライナパンサーズからFAとなっているOGトラベル・ウォートンという選手にに全く興味を示さなかったドルフィンズが、代償を払ってマシス獲得に動くとは思えません。マシスが解雇されれば検討の余地はあるんでしょうが。



 

ドラフト指名権喪失他 今週の話題

昨年ボルチモアレイブンズとのトレードでドルフィンズはLTブライアント・マッキニーを獲得しましたが、その代償としてドルフィンズは今年のドラフト7巡目指名権をレイブンズに譲渡することが決定したようです。

まあ、これはトレードを行ったので仕方のないことですが、ドラフト指名権が1つ減るということは痛いことで、指名権はたくさんあったほうがいいです。これで現時点では6つの指名権を持っているということですが、もしかしたらドラフト当日に指名権のトレードを行って、下位の指名権を増やすかもしれません。


先日ドルフィンズが元シカゴベアーズのデビン・ヘスターに興味を持っていると報じられていましたが、そのヘスターはアトランタファルコンズと契約合意したようです。契約内容の詳細はわかりませんが、期間は3年間だということです。

ドルフィンズはへスターとは面談を行っておらず、その予定すらなかったようですが、仮に面談していたとしても3年間の契約というオファーは出さなかったでしょう。というか、ヘスターに興味を持っていたチームは他にもあったと思いますが、3年契約を提示できたチームが他にあったかどうか疑問です。その意味ではファルコンズの意図がどのようなものだったのか、当然ヘスターの起用法としてはほぼリターナー専門だと思うのですが。30歳を過ぎたリターナー専門の選手に3年契約はいかがなものかと思います。


一連のハラスメント問題の当事者であるOGリッチー・インコグニトですが、テレビのインタビューなどでドルフィンズへの復帰を望むコメントがありました。また、それとは別にオークランドレイダースへもラブコールを送っているようです。

インコグニトのドルフィンズ復帰は100%ないと断言できますが、本人もそのあたりはわかっているはずです。ただ、どうしてもNFLに復帰したいという気持ちがあるんでしょうね。しかしこれはかなり難しい話で、どこかのチームが拾ってくれる可能性はないと思います。

レイダースについては元ドルフィンズHCのトニー・スパラノがオフェンシブラインコーチを務めているということで、スパラノとの関係からレイダースでのプレーを望んでいるようです。しかしレイダースにしてもインコグニト獲得に動くとはとても思えませんが。


 

今後の補強ポイント

FA解禁から1週間が経過しました。ドルフィンズは先週5人の選手をFAで獲得していますが、今週に入ってその動きは止まっています。しかしドルフィンズの補強ポイントはまだ残っており、先発RTとOG、そしてRB、LBというところでしょうか。

先発RTの選手は是非とも獲得したいところですが、現在のFA市場では選択肢はあまり豊富とはいえません。昨シーズン、先発RTとして8試合以上出場した選手はわずか4人しかいません。

アリゾナカージナルスのエリック・ウィンストン、オークランドレイダースのトニー・パショス、アトランタファルコンズのジェレミー・トゥルーブロード、そしてドルフィンズのタイソン・クレイボの4人ですが、いずれも年齢は30歳以上で実力は似たり寄ったりというところのようです。

他方、昨シーズン途中にドルフィンズに移籍してきて、先発LTとしてプレーしていたブライアント・マッキニーがドルフィンズとの再契約に向けて、RTへのポジションチェンジも受け入れる意向を示しています。ただ、マッキニーはすでに34歳で、NFLではRTでプレーしたことはありません。それがポジションを代わって結果を出せるかというと、かなり疑問が残ります。

またOGの選手としては、タンパベイバッカニアーズを解雇されたダビン・ジョセフという選手がFA市場ではトップクラスです。ジョセフは2度のプロボウル経験があり実績は豊富なんですが、ドルフィンズはジョセフと接触はしていません。

オフェンシブラインの選手に関しては、ドラフトが終わってからでも獲得は可能だと思いますので、その結果待ちというところでしょう。ドラフトの予想をみると、ドルフィンズの1巡目指名はノートルダム大学のザック・マーチンというOTの選手が有力と見られています。 マーチンを指名して、残るOGは現有戦力で競争させるという可能性が大きいかもしれません。

そしてRBについては、ラマー・ミラーが昨シーズン期待外れだったことにより、ベテランRBを補強するかもしれません。候補者としてはデンバーブロンコスからFAとなっているノーション・モレノ、ジャクソンビルジャガーズからFAとなっているモーリス・ジョーンズ-ドリュー、そしてテネシータイタンズのクリス・ジョンソンなどがいます。ただ、どの選手も実績があるだけに好条件での契約を望んでいるでしょうし、交渉は簡単ではないでしょう。

これからFA交渉に関してはあまり積極的な動きはなく、5月のドラフトの結果でまた少し動きが出てくるものと思われます。



 

フリーエージェント

およそ1ヶ月後の3月11日(日本時間3月12日)にはNFLの2014年シーズンがスタートし、他チームのフリーエージェント選手との契約交渉が解禁となります。今年のドルフィンズはチーム内に多くのフリーエージェント選手を抱えています。

フリーエージェントには無制限フリーエージェントと制限付きフリーエージェントがあります。無制限FAは契約期間が満了したり、解雇されるなどでどこのチームにも所属していない選手です。一方制限付きFAはチームには所属しているが、どこのチームからもオファーを受けることができる選手ですが、所属チームが同等以上の条件で引き留めを行ったり、その選手を手放す代わりにドラフト指名権を補償してもらうことができるなどのルールがあります。

ドルフィンズには無制限、制限付きFAの選手が20人います。一般的にフリーエージェントというと、無制限フリーエージェントのことを指しますが、その無制限FAには多くの先発選手が含まれています。

OTタイソン・クレイボ、ブライアント・マッキニー
OGジョン・ジェリー、リッチー・インコグニト
TEダスティン・ケラー
CBブレント・グライムス、ノーラン・キャロル
DTポール・ソリアイ、ランディ・スタークス
Sクリス・クレモンズ

これらの選手はいずれも先発経験のある無制限FA選手ですが、その他にもLBオースチン・スピットラーやWRマーロン・ムーアなど地味ながら控えやスペシャルチームとして貴重な選手も含まれています。

もちろんこれらの選手全員との再契約はできないわけで、優先順位をつけていかなければいけません。さらに、当然他チームのFA選手の獲得も考えられますし、難しい決断を迫られるなど、新しくGMに就任したデニス・ヒッキーには大きな仕事が待っています。



Week 11 対チャージャース戦

この試合を前に、Cマイク・パウンシーが欠場してただでさえ脆弱なオフェンシブラインがさらに弱くなりそうで、どうなることかと思いましたが、なんとか勝利してプレーオフ進出に望みを残しました。勝利の要因はディフェンスの踏ん張りによるところが大きいのですが、もう1つ、控え選手が多くツギハキだらけのオフェンシブラインが勝利に貢献したと言っても過言ではないと思います。

OTジョナサン・マーチン、OGリッチー・インコグニトに加えてパウンシーまで欠場し、この試合の先発オフェンシブラインはRTタイソン・クレイボ、RGジョン・ジェリー、Cネイト・ガーナー、LGサム・ブレナー、LTブライアント・マッキニーという布陣でした。ガーナーはセンターのポジションでは初先発、そしてブレナーは前日に練習生から昇格したばかりの新人選手で、NFL初出場でした。

しかしこのオフェンシブラインがおおかたの予想に反して無難なプレー内容を見せてくれました。パスプロテクションに関してはチャージャースのディフェンスに計4QBサックを許してしまったんですが、ランオフェンスでは平均5.5ヤードのラッシングをサポートし、計104ヤードのラッシングを記録する原動力となりました。

特にブレナーはNFL最初の試合で非常にいい働きをしたと思います。パウンシーの状況次第ですが、来週の試合でも起用される可能性があり、これをきっかけにブレークしてくれればドルフィンズのオフェンシブラインにとっては予想外の大きな収穫と言えます。

それにしても、ドルフィンズのオフェンシブラインにはOGダラス・トーマスとダニー・ワトキンスがいるんですが、いままでロースター入りしていながら練習生にポジションを奪われた格好になっており、そこまで使えない選手なのかということが懸念されます。ただし、この試合では2人とも1プレーぐらい出場したようですが。

それと勝利に大きく貢献したディフェンス陣ですが、チャージャースオフェンスに計435ヤードを献上しました。ただし、要所ではよく抑え第2Q以降はTDを許しませんでした。特に勝負どころの第4Qでは3QBサックを記録しましたが、そのQBサックの中で最も価値があったのがDEオリビエ・バーノンが記録したものでした。

残り試合時間およそ8分半からのチャージャースの攻撃で、チャージャースはドルフィンズ陣内29ヤード地点までボールを進めました。チャージャースにとってはFGも狙える位置で、さらに前進しようかというところでしたが、バーノンがQBサックを決めて7ヤード後退させたためにFG圏内からも外れ、結局パントを蹴らざるを得ませんでした。

仮にFGを決められていたら1点差に迫られており、その後の試合展開に大きく影響したと思います。しかし、結局4点差のままだったので、チャージャースの最後の攻撃も防げたのだと思います。そういう意味ではあのQBサックで事実上試合が決まったと言ってもいいかもしれません。

あとディフェンスではCBブレント・グライムスが試合序盤で素晴らしいインターセプトを決めましたし、最後のTDパスを防ぐ活躍でした。また先発CBディミトリ・パターソンが怪我のために試合後半はプレーできなかったのですが、その他のディフェンスバック陣もQBフィリップ・リバースのパスプレーを要所でよく抑えていたと思います。

オフェンスに関しては、QBライアン・タネヒルがパス35回投中22回成功で268ヤード獲得、1TD、1インターセプトという内容で数字的にはまずまずということですが、この試合でもWRマイク・ウォレスへのロングパスを通せなかったり、試合終盤にはサイドラインを割って時計を止めてしまう失態を演じたりということがありました。

タネヒルに関してはその能力を疑問視する声もあるようですが、今シーズンは特に多くのパスラッシュ、QBサックを受け、さらにチーム状態も悪くなるなどプレッシャーがかかる要素がたくさんあると思います。その中ではよくやっているんじゃないかと思いますので、もう少し長い目で見てやってもいいのではないでしょうか。ウォレスとの連係についてもそのうちによくなるものと期待をしています。

それと試合全体を通して、チャージャースの反則に助けられたところがありました。特に第2Q最初のTDを取って逆転したドライブでWRブライアン・ハートラインがファンブルしてターンオーバーかと思われたところで、ラッフィング・ザ・パッサーの反則があってターンオーバーが取り消されたプレーは、試合の流れを大きき左右したと思います。

この勝利でドルフィンズは5勝5敗となり、AFC東地区ではニューヨークジェッツと並び2位となりました。残り6試合で最低4勝しなければプレーオフには届かないと思いますが、この試合のように先に得点を取ってリードを守りきるという戦い方ができれば可能性は大いにあると思います。怪我人も多く厳しい戦いが続きますが、暗いニュースを忘れさせてくれるような勝利を今後も期待します。



 
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