スパラノがジェッツへ

元ドルフィンズＨＣトニー・スパラノがニューヨークジェッツのオフェンシブコーディネーターに就任するようです。ジェッツは今シーズン、オフェンシブコーディネーターを務めていたブライアン・ショッテンハイマーが退団し、かねてから噂のあったスパラノのＯＣ就任が決定的となったようです。まあ、ショッテンハイマーについてはシーズン中からオフェンス低迷について非難を浴びていましたから、これは自然な流れだったでしょうね。

スパラノがジェッツのオフェンスを向上させることができるのかは疑問ですが、ドルフィンズに対してはいい印象を持っていないだけに、ドルフィンズ相手には闘志を燃やしてくるでしょうね。しかもドルフィンズのことをよく知っているだけに、ちょっと嫌な感じはします。ただ、ジェッツだけを相手にするわけではないですから大きな問題ではないですね。

その他、ドルフィンズの新ヘッドコーチ候補と言われていたマイク・ムラーキーがジャクソンビルジャガーズのヘッドコーチに就任したようです。またヘッドコーチ候補として面談を行ったジョー・フィルビンは、息子が死亡したためにヘッドコーチ就任どころではなくなってしまいました。

というわけで、ジェフ・フィッシャーの動向がわかりませんが、それ以外では今日面談を行ったマイク・ジマーが有力候補になってきたんでしょうかね。しかしこうなってくると、暫定ＨＣを務めたトッド・ボウルズがそのままヘッドコーチに昇格するという可能性も高くなってきたような気がします。

フィッシャーはラムズへ？

ドルフィンズが新しいヘッドコーチ候補として目論んでいたジェフ・フィッシャーですが、どうやらセントルイスラムズ行きが濃厚になってきたようです。ラムズにはサム・ブラッドフォードという将来有望なＱＢがいますし、今年のドラフト順位は全体の２位指名権を持っているなど魅力のある部分がありました。そういうことも影響してのことでしょうね。

というわけで、ドルフィンズはまた新たなヘッドコーチ候補を模索していくようです。Miami Heraldなどのウェブサイトによると、アトランタファルコンズのオフェンシブコーディネーターであるマイク・ムラーキーとシンシナティベンガルズのディフェンシブコーディネーターであるマイク・ジマーとの面談を行うだろうとのことです。

ムラーキーは2004〜05年にかけてバッファロービルズのヘッドコーチを務めており、その後ドルフィンズで2006年はオフェンシブコーディネーターを、2007年はタイトエンドコーチを務めていました。またジマーは12年間にわたってＮＦＬでディフェンシブコーティネーターを務めており、ダラスカウボーイズ時代には現ＧＭジェフ・アイルランドと友好関係にあったようです。

ただ、ムラーキーのファルコンズとジマーのベンガルズはいずれもプレーオフで敗退しており、すぐにでも交渉は可能でしょうが、今回の敗戦でちょっと印象を悪くした感は否めません。

ちなみに現地時間金曜日と土曜日の両日にわたって面談したグリーンベイパッカーズのオフェンシブコーディネーター、ジョー・フィルビンは好感触だったと報じられていますが、パッカーズはまだシーズンが終了していませんのでどうなんでしょうかね。

あと関係ない話ですが、ドルフィンズを解雇されたトニー・スパラノがニューヨークジェッツの新しいオフェンシブコーディネーターの候補にあがっていると報じられています。ジェッツは現オフェンシブコーディネーターのブライアン・ショッテンハイマーの去就が未定なのでどうなるかわかりませんが、もしスパラノがジェッツに加わったらドルフィンズファンはますますジェッツを嫌いになるでしょうね。