先週は暫定HCダン・キャンベルのデビュー戦を素晴らしい勝利で飾ったドルフィンズでしたが、今週末はホームでの初勝利と今年初めての連勝を目指してヒューストンテキサンズと対戦します。

テキサンズとの対戦は直近では2012年の開幕戦まで遡るわけですが、その時はQBライアン・タネヒルのデビュー戦、そしてHCジョー・フィルビン体制となっての初めての試合でした。結果はドルフィンズが10-30で敗れています。

その敗戦も含めて、ドルフィンズは対テキサンズ戦はこれまで0勝7敗とまったく勝っていません。これまでも圧倒的に力の差はなかったんですが、なぜかテキサンズには勝てず非常に相性の悪い相手となっています。

今回の対戦でも戦前の予想ではドルフィンズが有利となっていますが、その相性の悪さが影響しなければいいのですが。というわけで、この試合のドルフィンズ勝利のポイントは次のようなところです。

1 パスオフェンスで相手の弱点を攻めること
テキサンズは先発CBカリーム・ジャクソンがひざを負傷して欠場する見込みです。その代わりを務めるのが新人選手で、ドルフィンズはタネヒルのパスオフェンスでその弱点を攻めていくことが大切です。

2 DE J.J.ワットのプレッシャーからタネヒルを守ること
ワットはこれまで4.0QBサックを記録しておりテキサンズのパスラッシュの要です。このワットのパスラッシュからタネヒルを守れなければターンオーバーなども誘発されオフェンスが苦しくなります。

3 WRデアンドレ・ホプキンスへのパスを防ぐこと
今シーズンのホプキンスは6試合で52回のパスレシーブで726ヤードを獲得して5TDパスレシーブを記録しており、加えて現在4試合連続で100ヤード以上のレシービングを記録しています。このホプキンスにパスを通させないことが重要です。

4 3rdダウンコンバージョンを成功させること
テキサンズは相手チームに対して3rdダウンコンバージョンを31.3%に抑えています。一方のドルフィンズはこれまで31.1%しか3rdダウンコンバージョンを成功させていません。ドルフィンズにとっては3rdダウン時に確実に1stダウンを更新していくことが勝利につながります。

5  ランオフェンスで確実にボールを進めること
ドルフィンズは先週の対テネシータイタンズ戦で計180ヤードのラッシングを記録し、それがチームの勝利に結びついています。テキサンズは相手チームのランプレーを平均3.8ヤードに抑えているものの、6試合で6つのTDランを献上しています。ドルフィンズはランプレーを確実に出してテキサンズのディフェンスを崩していくことが必要です。

テキサンズは現在2勝4敗とドルフィンズの2勝3敗よりも成績は悪いです。しかし先週はジャクソンビルジャガーズに勝利していますし、先発QBがライアン・マレットからブライアン・ホイヤーに変わって、そのホイヤーが活躍していることもあり、ドルフィンズにとっては決して侮れない相手です。

キャンベルが指揮して2試合目となりますが、2000年以降で見るとシーズン中にHCが交代したケースは25回あるようですが、そのうち新HCが最初の2試合に連勝したのはわずか4回しかないようです。キャンベルが5人目となることを願うと同時に、何よりも地元ファンの前での素晴らしい勝利を期待しています。