Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

ブランドン・ギブソン

今週のドルフィンズ 5.4ー5.9

今週は今年のドラフト指名7選手の契約発表が行われました。詳細が明らかにされているのは1巡目指名のWRデバンテ・パーカーだけで、他の選手についてはよくわからないんですが、おそらくすべての選手が4年契約だと思われます。

その7人とドラフト外で契約した新人選手は現地時間5月8日から新人選手のミニキャンプに参加しています。内容を見るとパーカーの評判はいいようで、早くも先発WRかという報道もされており、ベテランWRグレッグ・ジェニングスやケニー・スティルスも出場機会が減るのではないかと言われています。

そのWRに関してですが、リシャード・マシューズがトレードに出すか解雇してくれとアピールしているようです。このオフの動きによりドルフィンズのWR陣は2年目のジャービス・ランドリー、ジェニングス、スティルス、そしてパーカーで4人がすでに決定しているような形となっています。したがってマシューズは5番手のWRとなっています。

マシューズにしてみればマイク・ウォレス、ブライアン・ハートライン、ブランドン・ギブソンの3人が退団して、自分の出場機会が増えると思っていたところに、チームが次々とWRを補強し、挙句の果てにドラフト1巡目でもWRを指名し、それによって自分がプレーできないということでおもしろくないでしょう。

マシューズの気持ちもわからないではないですが、チームを批判する前にまず自分が実力で出場機会を勝ち取るという姿勢を見せなければいけないでしょう。いくら外から選手が入ってきてもその選手が必ず活躍できるとは限らないわけで、戦う前から自身の負けを認めているようなものです。そんな選手は仮に他のチームに行っても先発の座を勝ち取れないでしょうし、そもそもそんな発言を公然とするような選手を良識のあるチームは欲しがらないでしょう。

マシューズの去就が今後どうなるのかはわかりませんが、ドルフィンズに置いていてもプラスになる可能性はほとんどなく、いずれ放出されるものと思われます。実際にドラフトでパーカーを指名した時点で放出を考えたんでしょうが、適当なトレード先がなかったというのが現状なのではないでしょうか。わざわざ見返りを出してまで獲得するような価値がある選手ではないですし。


今週はNFLの各チームでも新人のミニキャンプが行われていますが、ジャクソンビルジャガーズのドラフト1巡目指名選手であるLBダンテ・ファウラーが靭帯断裂でシーズンアウトというニュースが入ってきています。こういうニュースを聞くと、元ドルフィンズ選手のWRイェイティル・グリーンを思い出します。

グリーンは1997年にドラフト1巡目指名でドルフィンズに入団しました。地元マイアミ大学出身ということで非常に期待され、QBダン・マリーノのパスターゲットとしての活躍が確実視されていました。しかしそのグリーンはキャンプ初日にひざの靭帯を断裂してそのシーズンを全休しました。

そして再起をかけた翌年だったんですが、またしてもシーズン開始前に同じところを怪我してしまい、結局2年間を怪我のために棒に振ってしまいました。3年目の1999年は開幕からロースター入りしたんですが、すでに怪我の影響なのか満足な活躍ができず、やがてNFLから姿を消してしまいました。

もしグリーンが怪我などせずに順調に育っていたら、どんな活躍をしていたかと思うと残念でなりません。今年の新人はもちろん、NFLでプレーする選手が怪我のためにその選手生命を断ってしまうことがないように願っています。



 

これまでの異動内容まとめ

FAが解禁となってからおよそ1週間が経過していますが、これまでのドルフィンズ選手の異動関係をまとめてみました。

IN:DTダムコン・スー、TEジョーダン・キャメロン、CBブライス・マッケイン、WRケニー・スティルス

OUT:WRマイク・ウォレス、WRブライアン・ハートライン、WRブランドン・ギブソン、LBダネル・エラビー、LBフィリップ・ウィーラー、CBコートランド・フィネガン、DTランディ・スタークス、OGシェリー・スミス、OLネイト・ガーナー

RE-SIGN:OTジェイソン・フォックス、DT A.J.フランシス、Sジョーダン・コバックス、LBケルビン・シェパード、Sマイケル・トーマス、CB T.J.ヒース

これを見ると切るべき選手を切ってよく整理されているという印象があります。もちろんスーの獲得というのが最優先だったんでしょうが、他の補強についても理にかなっていると思われます。これが正しかったかどうかは結果論になりますので、少なくとも1シーズンが終了しなければわかりませんが、ほぼ納得できるわかりやすいものだと思います。

あと気になるところは、トランジション選手の指定をしたTEチャールズ・クレイの去就ですが、どうやらほぼバッファロービルズに行きそうです。残念ですが、ドルフィンズとしてもその可能性が大きいからキャメロンを獲得したとも言えますし、仕方のないところでしょう。ただ、そうなった場合にはサラリーキャップ枠に約700万ドルの空きができます。

それとマッケインについては先発CBレベルかと思っていたんですが、どうやらニッケルバックで、FAとなったジミー・ウイルソンの穴埋めという選手のようです。先発CBについてはジャマー・テイラーか、あるいはドラフト1巡目でCBを指名してテイラーと競わせるか、というところのようです。もちろん、マッケインにも先発CBの可能性はあると思いますが。

そしてレシーバー陣が一気に若返りましたが、リーダーシップを発揮できるベテラン選手が必要ではないでしょうか。まあ、昨年までもリーダーといえるWRの選手はいなかったと思いますが、経験のあるベテランWRがいないのが気になります。



 

週末の話題

今週末のドルフィンズはいろいろと重大なニュースが次々に飛び込んできました。まず3月12日(日本時間13日)にはクリーブランドブラウンズからFAとなっていたTEジョーダン・キャメロンのドルフィンズ入りが報じられました。

キャメロンに関してはFA解禁直後にマイアミに訪れていたんですが、その後古巣のブラウンズと再契約したとのニュースが報じられました。しかしその直後に一転、ドルフィンズとの契約が発表されています。

契約内容はブラウンズもドルフィンズも同一で2年間で総額1500万ドルだったようですが、そのあたりの経緯は詳しいことはわかりません。ただ、キャメロン自身が語るところによると、最終的にドルフィンズを選んだ決め手はQBライアン・タネヒルの存在だったようです。

元プロボウラーでレッドゾーンでの重要なパスターゲットとなりうるキャメロンの加入はドルフィンズのオフェンスに大きな武器をもたらすことになります。ただ1つ不安な要素はキャメロンが過去に脳震とうを起こしていることですが、その点がどうなのかわかりません。

しかしこのキャメロンの獲得により立場が微妙となるのがTEチャールズ・クレイです。クレイはバッファロービルズが積極的に獲得に動いており、場合によってはドルフィンズに戻らないかもしれません。ただし、最新の情報ではドルフィンズはクレイと複数年契約を結ぶ動きがあるようで、キャメロンとクレイの両方をオフェンスの武器として考えているようです。


そしてその翌日には大きな2つのトレードが発表されました。まず1つ目はかねてから解雇の噂のあったLBダネル・エラビーをニューオーリンズセインツに譲渡し、その代わりにセインツからNFL3年目のWRケニー・スティルスを獲得しています。なお、ドルフィンズはエラビーに加えて今年のドラフト3巡目指名権もセインツに譲渡しました。

ドラフト3巡目指名権を失ったのは痛いんですが、裏を返せばそれぐらいつけなければエラビーだけではスティルスを獲得できなかったことになり、エラビーの価値がそれまでだったとも言えます。

スティルスという選手のことはまったく知らないのですが、一言で言えば安くて若いマイク・ウォレスという感じのようです。ただし、スティルス本人はウォレスの代わりにはならないと言っているようですが。

スティルスは今年の4月に23歳となる若い選手で、昨シーズンは7試合の先発を含む15試合に出場して、63回のパスレシーブで931ヤードを獲得、3TDパスレシーブを記録したスピードスターです。本当にウォレスと似たようなタイプの選手なんでしょうが、ウォレスほど口を出さないでしょうから、タネヒルにとってはウォレスよりもプレーしやすい選手だと思われます。

そして2つ目のトレードはそのウォレスに関してで、こちらも解雇、トレードの噂があったウォレスをミネソタバイキングスに譲渡しています。ドルフィンズはウォレスに加えて今年のドラフト7巡目指名権を譲渡する代わりに、バイキングスから今年のドラフト5巡目指名権を獲得しています。

一時は契約見直しで残留かとも報道されたウォレスなんですが、結局放出されました。まあ、これは仕方がないことで、無理してウォレスを残しても絶対にチームのためにはならなかったと思われます。ちなみにウォレスは2013年にFAでドルフィンズ入りしていますが、その時にドルフィンズとウォレス獲得を争ったのがバイキングスで、偶然なんでしょうが因縁のようなものを感じます。

この結果ドルフィンズのWR陣は昨年のウォレス、ブライアン・ハートライン、ブランドン・ギブソン、ジャービス・ランドリーという布陣からスティルス、ランドリー、リシャード・マシューズと大きく若返り、おそらくドラフト1巡目指名でもWRを指名するものと思われます。


FA解禁から5日ほどしか経過していませんが、ドルフィンズでは数々の重要な動きがありました。しかしまだ補強ポイントはいくつか残っており、今後またいろいろと動きがあるものと思われます。差し当たって次はクレイの処遇が正式に決まってくるんでしょうか、あるいは新たな名前があがってくるのか、目が離せないところです。



 

ドルフィンズのスー、発表はまだ

FA解禁初日、DTダムコン・スーのドルフィンズ入りが大きく報道されるのではと思っていたんですが、まだ正式発表はなく拍子抜けしたような感じでした。

NFL全体ではいろいろな選手の契約情報が発表されたんですが、ドルフィンズ関連ではまず解雇されるであろうと思われていたPブランドン・フィールズが、サリーカットを受け入れて残留が決定しました。フィールズ自身もドルフィンズで長年プレーしていたので、ドルフィンズに留まりたかったのでしょう。

それと解雇のニュースで、OGシェリー・スミスとLBフィリップ・ウィーラーが解雇されています。ウィーラーは6月1日に解雇かと報道されていたんですが、それを待たずに解雇となりました。まあ、6月1日まで待たされたら飼い殺し状態ですから、さすがにそれは酷だったんでしょう。

スミスに関してはわずか1年で解雇です。確か昨年の契約の時に、ほぼ同時に結婚もして人生最高の年だ、みたいなことだったんですが、まさか気を抜いてしまったわけではないでしょうが、それに近いことはあったのではないでしょうか。ドルフィンズはOGのポジションが手薄なのですが、それでも解雇したというのはそれだけの選手だったということでしょう。そのスミスですが、早速明日にはシアトルシーホークスと面談するようです。

その他、先週トランジション選手の指定を受けたTEチャールズ・クレイですが、バッファロービルズと面談したようで、これはややショッキングなニュースでした。ビルズもよほどクレイが欲しいのでしょうが、ドルフィンズは移籍に関しては拒否権を持っているのでまさかビルズにはいかないと思います。ただ、もしクレイがいなくなったらドルフィンズはクリーブランドブラウンズのTEジョーダン・キャメロンをその穴埋めとして考えているようです。

あくまでも必要以上のお金はかけないということでしょうが、こういうニュースをクレイが見たら条件次第ではビルズ入団に気持ちが傾くかもしれません。そうなってほしくないのですが、ちょっと不安になってきます。

またドルフィンズを解雇されたWRブランドン・ギブソンですが、ニューイングランドペイトリオッツと1年契約で合意に達したようです。ギブソンはドルフィンズに対していい印象は持っていないでしょうから、直接対決で思い切り活躍されたら怖いです。まさか以前のウェス・ウェルカーの二の舞にはならないと思いますが…

過去2年間、FA解禁初日に大きなニュースがあったので、それに比べると今年は本当に静かなんですが、解禁前に大きなニュースがあったのでしょうがないですかね。これからいろいろと動きが出てくると思いますので、しばらくは目を離せないところです。



 

今週のドルフィンズ 2.23ー2.28

今週の大きな話題といえば、何と言ってもブライアン・ハートラインとブランドン・ギブソンというベテランWR2人の解雇でしょう。前々から噂されていたことですから大きな驚きではなかったんですが、それでも寂しいニュースです。

特にハートラインの場合は2009年にドラフト4巡目指名でドルフィンズに入団して、昨シーズンまで6シーズンに渡ってチームに貢献してくれた生え抜きの選手です。それだけに思い入れのあるファンの方などにとっては非常に残念でしょうし、解雇を惜しむ声も伝えられています。

ハートラインは2012〜13年シーズンは2年連続で1000ヤードレシービングを記録しましたが、昨シーズンは474ヤードに止まりました。新しいオフェンスシステムに適合できなかったなどとも報道されたりしていましたが、成績が落ちたためにシーズン中は不満を漏らしたりしていたそうです。

チームに対する不満というと同じく解雇されたギブソンもそうだったでしょう。ギブソンの場合は新人WRジャービス・ランドリーにその役割を奪われて、それが成績の低下につながっています。そしてまだ去就が定まりませんが、もう一人放出確実となっているWRマイク・ウォレスにしてもチームに対する不満から、昨シーズン最終戦には試合出場をボイコットしています。

確かに自分の成績が落ちたりプレー機会が減ったりすることはおもしろくないでしょうが、こういったベテラン選手の行動が周りにも影響しており、3年目のWRリシャード・マシューズもプレー機会の少なさから放出を望んでいるということです。ただマシューズの場合は純粋にランドリーとの争いに敗れたからであって、チームに対して不満をぶつけるのは筋が違うと思うのですが…

最終的にウォレスがどうなるのかわかりませんし、個人的にはハートラインはサラリーカットしてでも残してほしかったという気もします。しかし前述のとおり、チームに対して悪い影響を及ぼすのなら、この際ベテラン陣を一掃して新たな布陣で出直すのも1つの選択でないかと思いました。

NFLではサラリーキャップという制度があるので高額なベテラン選手は何かがあると容赦なく切られます。これもビジネスの世界なので仕方がないことであり、本人たちも十分承知していることです。ドルフィンズの場合はまだこれから解雇される選手が続くと思います。ファンにとっては寂しいことですが、放出された選手の新天地での健闘を祈りたいと思います。



 
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