NFLでは7月にサプリメンタルドラフトという追加の新人選手選択会議が開催されます。これはアーリーエントリーとなる学生が4月のドラフトに何らかの理由でエントリーできなかった場合、このサプリメンタルドラフトにエントリーしてNFL入りを目指すというものだそうです。4月のドラフトとはシステムが違うようですが、詳しいことはわかりません。どなたか詳しい方がいらっしゃったら教えていただけるとありがたいです。

ところで、このサプリメントドラフトにエントリーするブリガムヤング大学のRBハービー・ウンガという選手にドルフィンズが大変興味を持っているということです。ウンガは大学記録となっている3455ラッシングヤードを記録しています。You Tubeのハイライト映像を見ましたが体型はFBタイプで非常にパワフルな走りをするという印象がありました。実際に見たことがないので違うかもしれませんが、ドルフィンズの殿堂入り選手ラリー・ゾンカを彷彿とさせる選手のような気がします。

このブログでも再三触れているように、今シーズン終了後にはロニー・ブラウン、リッキー・ウイリアムス、パトリック・コブスの主力RB3人が無制限FAとなります。ウンガが実際にNFLで活躍できるかどうかはやってみなければわからないでしょうが、NFLの少なくとも14チームがこのウンガに注目しているということは特出したものを持っているということでしょう。ドルフィンズにとってはこういう可能性のある新人選手は是非とも獲得しておきたいところでしょうね。

ちなみにこのサプリメンタルドラフトの制度が始まって33年経つそうですが、ドルフィンズが選手を獲得したのは2005年の1回だけで、その時は南カリフォルニア大学のDTマニュエル・ライトという選手を獲得しています。しかしそのライトはわずか3試合に出場しただけで4タックル、1.0QBサックという成績に止まり2007年5月に解雇されました。チーム練習で当時HCだったニック・セイバンの指導に対して泣いてしまったということで話題になった選手でしたね。