Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

ポール・ソリアイ

Week 4 対セインツ戦 プレビュー

開幕3連勝のドルフィンズの第4週の相手は、これも開幕3連勝中のニューオーリンズセインツです。全勝チーム同士の対戦で、しかもマンデーナイトゲームですが、ドルフィンズにとってはアウェイでの試合となり戦前の予想では圧倒的に不利、厳しい対戦が予想されます。

セインツといえばQBドリュー・ブリーズを中心としたオフェンスのチームという印象がどうしても強いんですが、今シーズンの強さはディフェンスにあると思います。1試合の平均得点はセインツの23.3点に対してドルフィンズは24.7点と上回っています。ただし、1試合の平均失点はセインツが12.7点でドルフィンズの17.7点を5点も下回っています。

セインツは先週の試合でもアリゾナカージナルスを7点に抑えました。最初の攻撃で7点を奪われたんですが、その後10回の攻撃を8回のパントと2つのインターセプトで完封しています。ディフェンス力の向上については、新しくディフェンシブコーディネーターに就任したロブ・ライアンの下で、それまでの4-3隊形から3-4隊形に移行したことが成功していると言えます。

ドルフィンズはこれまでインディアナポリスコルツ、アトランタファルコンズといった強豪を撃破してきています。チームの総合力を比べた場合、少なくともファルコンズの方がセインツより勝っていると思うんですが、今回の対戦ではセインツのホームであるということがセインツ有利と言われる大きな理由でしょう。

ドルフィンズとセインツを比べた場合、圧倒的に違うのはパスオフェンスで、平均で60ヤードセインツが勝っています。ブリーズは最初の2試合では3TDパスをあげる一方で3つのインターセプトも犯しているんですが、先週の試合では3つのTDパスに対してインターセプトは1つでした。そしてこれまで8試合連続で300ヤード以上のパスを投げて、その間の平均獲得パスヤードは358.1です。

ただ、3連勝中のブリーズとドルフィンズQBライアン・タネヒルを比べると、QBレイティングはブリーズの91.4に対してタネヒルは94.3、パス成功率もブリーズの63.8%に対してタネヒルは66.4%です。獲得ヤード数はブリーズの方が圧倒的に多いものの、安定感という点ではタネヒルの方に分があります。さらに特筆すべきはタネヒルは3試合で14QBサックが示すように、ディフェンスのプレッシャーに晒されながらもそれだけの成績を残しているということです。

今回の試合でもセインツはタネヒルに対して激しくパスラッシュを仕掛けてくることでしょう。現在のドルフィンズのパスプロテクションでは相手のパスラッシュを完璧に抑えることは難しいと思います。確かにタネヒルはよくやっていますが、QBサックなどを受けすぎることは怪我などの危険性もあり好ましくありません。

ドルフィンズが勝利するためにはタネヒルを助けるためにも、そして時間を消費してセインツに攻撃させないためにもランプレーを出していきたいところです。 ドルフィンズのランオフェンスはNFL27位、平均獲得ヤード数は同26位の3.2ヤードと低調ですが、セインツのランディフェンスも同20位の111.3ヤードと決してよくありません。ドルフィンズとしてはなんとかランプレーでリズムを作っていきたいところです。

ドルフィンズは怪我でセインツ戦の出場ができないと思われていたDTポール・ソリアイとDEキャメロン・ウェイクがプレーできる可能性が出てきました。この2人がいなかったために、ファルコンズ戦ではランで146ヤード献上とQBサックを奪えませんでした。100%のコンディションではないとしても、この2人がプレーするかしないかではディフェンスの内容は変わってくると思います。

今年のドルフィンズにはリードされても追いつき追い越す力が、そしてミスをしてもそれを挽回する力が備わっていると思います。とにかく相手のペースに巻き込まれず、落ち着いて自分たちのフットボールをすればセインツは恐れる相手ではありません。この試合もドルフィンズがどんな勝ち方をするのかを楽しみにしてみたいと思います。 



 

Week 3 対ファルコンズ戦

ドルフィンズのホーム開幕戦、激しい試合でしたがドルフィンズの素晴らしい逆転勝利でした。ファルコンズのオフェンスをなかなか止められず、特に前半はほとんど攻められっぱなしみたいな印象でしたが、前半を終わったところで13-10とわずか3点差だったというのは、ディフェンスが要所でよくやってくれたということでしょう。

試合序盤でDEキャメロン・ウェイクとLBコア・ミーシーが怪我でサイドラインに下がり、先発DTポール・ソリアイとCBディミトリ・パターソンも欠場していました。ディフェンスの主力選手を欠きながら、試合後半はファルコンズのオフェンスをよく抑えました。QBライアン・タネヒルが演出した鮮やかな逆転劇がクローズアップされますが、このディフェンスの活躍も大きく評価されるべきだと思います。

ファルコンズのオフェンスはランプレーを多用してきました。これはドルフィンズ側にとっては予想外で、ファルコンズのRBジェイソン・スネリングとFBジャクイズ・ロジャースの2人はほとんどノーマークだったのではないでしょうか。ファルコンズのランプレーを多用して時間を使いながら得点をするという戦略は作戦どおりだったでしょう。また、ドルフィンズのパスラッシュを警戒する意味もあったと思います。

結局ドルフィンズはファルコンズのランプレーで146ヤードを許し、時間も37分とオフェンスで倍近くの時間を使われたわけですが、要所でよく守りFGに止めたということが勝利の要因だったと思います。

試合のポイントとしては、前半最後の攻撃でFGを決めて3点を取れたこと、そして第3Qにターンオーバーをきっかけに同点に追いついたことで、試合展開からして同点になった時点でドルフィンズ側に勝利が大きく傾いたと言ってもいいでしょう。ターンオーバーを誘発した新人DBドン・ジョーンズのタックル、そしてその後のLSジョン・デニーのファンブルリカバーは大殊勲だったと思います。

タネヒルはファルコンズのディフェンスのパスラッシュに晒されて5つのQBサックを受けました。逆転を演出したプレーは見事だったんですが、こんな調子で何度もQBサックを受けていたらそのうち怪我をしてしまうのではないかと心配です。パスプロテクションの酷さ、ランプレーが思うように出ないということがより多くのプレッシャーを受ける要因ですから、オフェンシブラインを中心に早急に改善してもらいたいところです。

RBラマー・ミラーも8キャリーで62ヤード獲得という成績ですが、49ヤードランというビッグゲインがあったので、それを除くと7キャリーで13ヤード獲得と平均2ヤードにも満たない内容です。ミラーだけの責任ではないですが、ファルコンズのランプレーは控え選手であの成績ですから、今のドルフィンズのランプレーに関してはもっと何とかならないのかと思います。

それにしてもタネヒルが決めた最後の逆転TDパスは素晴らしかったですね。当初のプレーコールを変えるようにOCマイク・シャーマンに進言したそうですが、あの場面でそれができる冷静さがタネヒルの素晴らしいところだと思います。まだまだ一流のQBとしては足りないところもあると思いますが、これからの成長がさらに楽しみになってきました。それに加えて新人TEディオン・シムズのワンハンドキャッチも見事でした。これからシムズにはもっとオフェンスに絡んでいってもらいたいです。

シーズン開始前、最初の5試合が1つの山だということがありましたが、これで開幕3連勝でその5試合に対して勝ち越しを決めました。ただ、それで満足していてはいけないのでできるだけ勝ち続けてほしいのですが、怪我人も数多く出てきています。戦いの激しさを物語っているわけですが、それでも勝てるというのはチーム力向上の証ですね。



 

トレーニングキャンプ始まる

2013年シーズンを前にしたトレーニングキャンプが始まりました。開始直前の話題としては、噂のあったプロボウルFBボンテ・リーチとの契約は、結局ありませんでした。契約内容の提示があったかどうかわかりませんが、リーチ側が望む内容では契約できないということなんでしょうか。

それとドラフト1巡目指名のDEディオン・ジョーダンとの契約がまとまりました。しかし、ジョーダンは練習不足などの理由から、このキャンプは故障者リストからのスタートだそうです。ただし、キャンプ中にはチームに合流でき、開幕ロースターには名を連ねることと思います。

そのジョーダンとポジション争いをすると見られていた2年目のDEオリビエ・バーノンがキャンプ初日から目立った動きをしているようです。昨シーズンのバーノンは主にスペシャルチームでの活躍が光りましたが、それでも控えDEとして3.5QBサックを記録しました。

バーノンは、今シーズンは開幕からプロボウルDEキャメロン・ウェイクの反対サイドのDEとして先発出場が予想されます。ジョーダンにポジションを譲らないような活躍をしてくれれば、ドルフィンズのパスラッシュもさらに向上していくことになります。

キャンプはまだ始まったばかりですが、順調なスタートを切っているようです。契約問題が話題となったDTランディ・スタークスとポール・ソリアイ、Sレシャッド・ジョーンズもホールドアウトなどすることなくキャンプに参加しています。

今後のキャンプも順調に練習をこなして、チームの連携などをしっかりと強化して、プレシーズンゲームから本番のレギュラーシーズンに向けて調整を行なってもらいたいです。一番気をつけなければいけないのは大きな怪我ですね。

その他の話題として、フロント内部で最高経営責任者のマイケル・ディーがドルフィンズを去りました。ディーは2009年にドルフィンズの最高経営責任者に就任して経営に携わってきましたが、近年はチーム力の低下もあり観客動員など上手くいかなかったところもあったでしょう。

しかし、それ以前に14年間MLB(メジャーリーグベースボール)の世界で仕事をしてきたディーにとっては、フットボールの世界はまた違った面もあったと思います。その中で6年間にわたってドルフィンズに貢献してくれたことには、ファンとして拍手を送りたいと思います。

今後は1995年から2002年までの間経営に携わっていたMLBのサンディエゴパドレスの社長兼最高経営責任者に就任するようです。古巣での活躍を祈念しています。

 

 

ベテラン選手の契約問題

今年のサマーキャンプは7月20日に始まりあと2週間ほどと迫ってきました。キャンプではポジション争いなどいろいろな話題があると思いますが、キャンプ開始前のこの時期はほとんど話題がありません。そんな中で、ベテラン選手の長期契約問題が話題として取り上げられていました。

まずNFLでも屈指のDTコンビ、ポール・ソリアイとランディ・スタークスは共に今シーズン終了後には契約が切れるのですが、彼らに対する契約延長などのオファーはないということで、シーズン終了後には2人ともドルフィンズを去るのではと言われています。

また、こちらもNFLでトップクラスのSという評価があるレシャッド・ジョーンズも今シーズン終了後にはFAとなります。契約延長については水面下で話が行われていたようですが、結局まとまらなかったようです。

これらの選手について今後どういう展開になるかわかりませんが、ドルフィンズは今年のFAなどで大金を投じていますので、そうそう大きな契約は結べないでしょう。加えてソリアイとスタークスはいずれも来年30歳となるので、年齢的な面でも長期契約というのはまず考えられないと思います。それは今年共に30歳を超えていたLBカルロス・ダンスビーとケビン・バーネットをあっさりと解雇したことからも考えられます。

ジョーンズの場合はまだ25歳と若く、ディフェンスバックが弱いドルフィンズにとっては絶対に手放したくない選手ですので、おそらく何らかの形での契約延長なり再契約というのは考えられると思いますが、シーズン開始までに契約がまとまる可能性は低いのではないでしょうか。

ただ、これらの選手が契約問題に不満を持ったまま今シーズンに突入し、プレーに集中できないなどのことが起きるとチームワークにも影響します。加えてその結果チームに悪い影響を及ぼし成績が悪くなると、チーム全体にとって決していい状態ではありません。

プロの選手ですから契約問題というのは重要な部分なのでしょうが、いざシーズン開始となればその問題は忘れて、チームのためにいいプレーを見せてもらいたいと思います。それが結果的には今後いい契約を勝ち取ることにもつながるし、またチーム全体のためにもなるのではないでしょうか。

今シーズンのドルフィンズには多くのファンの方が期待を寄せていると思います。その期待に応えるためにも、選手にはお金ではなく、フィールド上のプレーに集中してもらいたいと思います。 


 

ラインマンのデプス補強

ここ数日間、FAの動きが止まっていたドルフィンズなんですが、オフェンスとディフェンスのラインマンの補強を相次いで行なっています。

まずオフェンシブラインの補強としてOGランス・ルイスを獲得しました。ルイスは4年間シカゴベアーズでプレーしていました。昨シーズンは開幕から先発RGを務めていました。ベアーズではベストラインマンという評価もされていたようですが、11月に靭帯を損傷して故障者リスト入りし、残りのシーズンを全休しています。

現在はその怪我の回復具合が100%ではないようですが、トレーニングキャンプまでにどこまで回復してくるかが問題ですね。怪我が完治すればRGのポジションをジョン・ジェリーと争うことになりそうです。

そしてディフェンシブラインの補強としては、DTボーン・マーチンを獲得しています。こちらは4年間サンディエゴチャージャースに在籍し、過去2シーズンは先発として活躍しており、4年間通算で78タックル、3QBサックを記録しています。

ドルフィンズは控えDTトニー・マクダニエルがシアトルシーホークスと契約したようで、ボーンはその穴埋めとしての位置づけだと思うのですが、2013年シーズン終了後にFAとなるDTポール・ソリアイにとって代わるような選手に成長してくれれば、という目論見もあるかもしれませんね。

その他にずっと噂されていたOTエリック・ウィンストンですが、本人はドルフィンズでプレーしたい意向があるようですが、ドルフィンズ側が本気で獲得に乗り出さない現状です。おそらく金額などのオファーは提示しているのでしょうが、本人にとって満足できる内容ではないのかもしれません。

いずれにしてもOTの補強は必須だと思うのですが、FAでダメならドラフトでということなのでしょうか。引き続き動向が注目されます。



 
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