Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

マイク・タネンバウム

Dolphins Daily News 5.21

デニス・ヒッキーがバッファロービルズのスカウトに就任したことが報道されています。ヒッキーは2014〜15年シーズンにドルフィンズでGMを務めていました。

ビルズは先日、ドルフィンズのフロントからジョー・ショーンを引き抜いたんですが、今回のヒッキー獲得にはそのショーンの意向が反映されていると思われます。ドルフィンズ時代はショーンとヒッキーは一緒に仕事をしていました。

前GMのジェフ・アイルランドが解任された後、ドルフィンズは数人のGM候補者との面談を行いましたが次々と断られ続け、最終的に残ったのがヒッキーでした。当時のドルフィンズはHCジョー・フィルビンを解任させられなかったため、面談したGM候補には嫌がられました。

それまでGMの経験がなかったヒッキーでしたが、ドルフィンズでは堅実でいい仕事をしてくれたと思います。2014年のドラフトでは1巡目でOTジャワン・ジェームス、2巡目でWRジャービス・ランドリーを指名しました。特にランドリーを獲得できたのは大きな収穫で、ヒッキーの功績は大きかったと思います。その他にもSウォルト・エイケンズ、DEテレンス・フーデイが現在もロースターに残っています。

2015年もGMを務めていたんですが、その時は実質的にマイク・タネンバウムが選手人事の実権を握っており、ヒッキーはほとんど形だけのGMだったと思われます。そして2015年シーズンの最終戦前日にドルフィンズを解雇されました。

ドルフィンズでは地味ながら貴重な貢献をしてくれたヒッキーですが、ビルズでの活躍を祈念したいと思います。



Dolphins Daily News 1.28

1月28日(日本時間29日)にはアラバマ州モービルでカレッジフットボールのオールスター戦であるシニアボウルが行われます。ここでは4月に行われるNFLドラフトで指名されそうな選手が一堂に会することから、NFL各チームのGMやスカウトなどが視察に訪れます。ドルフィンズも例外ではなく、上級運営副代表のマイク・タネンバウムとGMクリス・グリアーが現地入りしています。

その場所でこのオフにFAとなるWRケニー・スティルスとDEアンドレ・ブランチの代理人がドルフィンズと再契約についての話し合いを行うということです。ということは、今年の無制限FA選手の中で、スティルスとブランチを最優先でチームに残したいということだと思います。

スティルスとブランチは共にドルフィンズの8年ぶりのプレーオフ進出に貢献した選手でした。スティルスはHCアダム・ゲイスのオフェンスに適合し、自己最高でチームトップの9TDパスレシーブを記録しました。またブランチはチーム2位の5.5QBサックを記録しました。

2人ともドルフィンズと再契約しそうな雰囲気ですが、NFLの契約の問題は本当にわかりません。仮にこの2人がドルフィンズから去ってしまうとかなりの痛手です。特にブランチの場合は、昨年2年契約で獲得したDEマリオ・ウイリアムスの解雇がほぼ決定的ですし、実績のあるベテランDEジェイソン・ジョーンズもすでに解雇されており、もしブランチまで失うことになればDEの選手が手薄になります。

ドルフィンズは他のポジションでも補強ポイントがありますが、FAやドラフトでいい選手が獲得できる保証はありません。したがって、スティルスとブランチには是非ともチームに残ってもらいたいと思います。


ひざの靭帯を痛めているQBライアン・タネヒルについてですが、怪我をした直後の検査では手術の必要はないということでしたが、その後手術の可能性が報道され、現在は今後の状況が不透明となっています。

タネヒルは今月末にもひざの靭帯の再検査を行う予定で、その結果しだいでは手術を行う可能性もあるでしょうが、どちらにしてもその結果しだいで今後の復帰までのプロセスが概ね判明してくるものと思われます。

2017年シーズンのタネヒルはひざにニーブレイスを装着してのプレーが想定され、そうなると今までのように脚力を活かしたプレーも制限されてくるでしょうか。ただ、いずれにしてもタネヒルの一日も早い復活を願っています。



 

今週のドルフィンズ 2.29―3.5

今週、最も大きなニュースとなったのがDEオリビエ・バーノンのトランジション選手指定です。このオフに無制限FAとなるバーノンの処遇が注目されていたんですが、ドルフィンズはフランチャイズ選手ではなくてトランジション選手に指定しました。

この結果バーノンは2016年シーズンにおよそ1273万ドルでの1年契約でドルフィンズに残留するということになります。ただし、他チームと交渉することはできて、ドルフィンズが同条件で引き留めなければ移籍することになります。

それで思い出されるのが、昨年ドルフィンズはTEチャールズ・クレイを今回と同様にトランジションに指定しました。一時はドルフィンズ残留かと思われていたんですが、バッファロービルズがオファーし、ドルフィンズが移籍を容認したためにクレイはビルズに移りました。

今年のバーノンに関しても同じことが起こる可能性は低くないと思いますが、仮に他チームがバーノンと交渉して好条件を提示したとして、ドルフィンズがバーノンを引き止める可能性は低いのではないかと思っています。

仮にバーノンがフランチャイズ選手に指定されていたら、およそ1570万ドルでの1年契約になります。つまりドルフィンズとしてはバーノンに1273万ドルは支払うことができるが、1570万ドルまでは支払わないということでしょう。フランチャイズ選手に指定してその選手が他チームに移籍したら補償としてドラフト1巡目指名権が2つ獲得できるんですが、バーノンがフランチャイズ選手に指定されたら他チームは手を出さないでしょう。

バーノンは今年のFA選手の中でもかなり評価が高いんですが、個人的には多少疑問を持っています。確かに素晴らしい能力は持っていると思いますが、プロボウルにも選出されていませんし、昨シーズンは反則が多くてあまりいい印象はありませんでした。ただ、チームトップの7.5QBサックを記録しており、数字に表れにくいところでのパスラッシュ能力は高かったと思います。FA解禁後のバーノンの動向は注目されます。


同じく無制限FAとなるRBラマー・ミラーについてですが、チームは再契約を望んでいるようですがどうも交渉はうまく行っていないようです。特に金銭面で折り合いがつけられないかもしれません。ミラー側は年平均500万ドル以上の複数年契約を望んでいるようですが、ドルフィンズはそこまで出したくないようです。

ミラーが移籍するとなるとドルフィンズのRBは実質的に2年目のジェイ・アジャイだけとなり、当然FAなどで補強しなければいけません。アジャイを先発で起用するという選択もありますが、まだそこまで思いきれないのではないでしょうか。そうなればベテランRBを安価な1年契約で補強するというのが妥当なところだと思います。今後、ミラーとドルフィンズの交渉がどのように発展していくのかわかりませんが、これも再契約は難しそうです。


その他契約のニュースですが、LBコア・ミーシーがサラリーの見直しを行ったようです。ただし、これでミーシーが2016年シーズンも先発LBとしてプレーできるかというとそうでもないと思いますが、現時点での解雇などはなくなりました。

LBのポジションも補強が必要でFAやドラフトでの選手獲得は必須なのですが、ドルフィンズのフットボール部門の最高責任者であるマイク・タネンバウムはミーシーをミドルLBとして起用することも視野に入れているようです。ミーシーは2014年シーズンに先発ミドルLBとしてプレーしていました。

ただ、そのタネンバウムのプランは現実的ではなく、2014年はどちらかというとやむを得ずミーシーをミドルで起用したという方が適切です。そのシーズン、ミーシーのプレーは決して高いレベルではなかったですし、さらに慣れないポジションだったのか怪我をして5試合欠場しています。

2013年シーズン以来、ドルフィンズのミドルLBは安定していませんので、今年は是が非でも本職のレベルの高いミドルLBを補強してもらいたいと思います。それでディフェンス全体が少なからず向上することは間違いないと思います。 



 

今週のドルフィンズ 2.22―2.28

今週は2月23日(日本時間24日)から恒例のNFLスカウティングコンバインが行われていて、ドルフィンズからも上級副社長のマイク・タネンバウムやGMクリス・グリアー、そしてHCアダム・ゲイスなどがインディアナポリスに行っています。

コンバインは29日(日本時間30日)までの予定で行われています。ここではドラフト指名候補生の体力測定や身体検査などが行われ、この結果でドラフトの指名順に影響が出てしまうかもしれない重要なイベントです。ドルフィンズの首脳陣も当然ドラフト指名を見据えていろいろな選手に注目しているものと思われます。


さて、今週その他の話題ですが、公式には発表されていませんが、ドルフィンズはカナディアンフットボールリーグ(CFL)のパスラッシャーのクレヨン・ライングという選手と3年契約を結んだということです。

ライングは昨年はCFLのトロントアルゴノーツというチームで16試合に出場して、40タックル、8QBサック、2ファンブルフォースという記録を残しています。CFL出身ということで、DEキャメロン・ウェイクを彷彿とさせそうですが、身長190cmで体型的にもウェイクと同じです。

現在25歳と若く、ニューヨークジェッツやニューイングランドペイトリオッツからも誘いを受けたということですが、本人はドルフィンズを選びました。その理由としては、ウェイクやDTダムコン・スーの存在があったからだということです。


ゲイスがメディアに語ったところによると、新しいオフェンスにはTEジョーダン・キャメロンがフィットするだろうということです。キャメロンは昨年FAでドルフィンズに入団したんですが、わずか35回のパスレシーブしか記録できずに、このオフにはサラリーキャップ対策もあり放出されるのが確実との見方をされていました。

しかしここにきて一転、残留する可能性も出てきています。ただ、やはり問題となるのはサラリーの面で、補強ポイントが多いドルフィンズにあってキャメロンをそのまま残留させるのは結構リスクがあるのではないでしょうか。サラリーの見直しが行われるのかどうかはわかりませんが、やはりキャメロンは実績のあるプロボウラーですからただ手放すのは惜しい気もします。


FAといえば、DEオリビエ・バーノンの動向が気になります。ドルフィンズはバーノンをフランチャイズ選手に指定して、その後トレードに出すという報道がされていましたが、真意の程はわかりません。ただ、バーノンを引き止めるとなると相当高額な複数年契約が必要で、フランチャイズ選手に指定するのも1つの手ではあると思います。

フランチャイズ選手に指定する場合には、独占、非独占という2種類があって、独占フランチャイズ指定は他チームと契約することはできません。一方非独占フランチャイズ指定の場合には他チームとの契約交渉が可能ですが、もし他チームと契約した場合には、ドルフィンズはそのチームからドラフト1巡目指名権2つを得ることになります。

前述のようにフランチャイズ指定をした後にトレードするというのはどのような仕組みによるものなのかよくわかりませんが、もしドルフィンズがバーノンをフランチャイズ選手に指定するならば3月1日(日本時間2日)までにしなければいけないようです。



ジェッツを解雇のパスラッシャー獲得

先日ニューヨークジェッツを解雇されたDEクイントン・コプレスをドルフィンズが獲得したというニュースが伝わってきました。コプレスが解雇されたと知った時に、もしかしたらドルフィンズが獲得に動くかもしれないと思ったのですが、そのとおりになりましたね。

ドルフィンズではパスラッシャーであるDEキャメロン・ウェイクがシーズンアウトとなっていますので、コプレスにはウェイクの代わりというわけではありませんが、パスラッシャーとして貢献してもらえる可能性はあります。ちなみにその代わりにCBザック・ボウマンが解雇されています。

コプレスは2012年にドラフト1巡目指名(全体16番目)でジェッツに入団し、1年目から活躍して5.5QBサックを記録しています。翌年にはアウトサイドLBにポジションチェンジして4.5QBサック、そして昨年は6.5QBサックを記録しています。

しかし今シーズンはジェッツが新HCトッド・ボウルズの下で4-3から3-4にディフェンス隊形を変更したため、コプレスはその戦術になじめず12タックルでQBサックなしという成績に終わっていました。そして特に過去3試合では出場機会が激減していました。

コプレスをドラフトで指名したのは現ドルフィンズの上級副代表であるマイク・タネンバウムで、その時からのつながりもあり今回の獲得に至ったものと思われます。

ドルフィンズは4-3のディフェンス隊形を取っており、コプレスがその隊形で活きてくる可能性は高いですが、実際にドルフィンズで活躍できるかどうかは未知数です。しかしコプレスにとっては2度目のチャンスとなり、最大限の努力をしてチームに貢献しようとしてくれていると思われます。

潜在能力はある選手ですので、ドルフィンズに上手く適合してくれれば来シーズン以降も非常に楽しみな存在となってきますし、今シーズン終了後にFAとなるDEオリビエ・バーノンや年齢的に衰えが懸念されるウェイクの代わりになれるかもしれません。残りの試合でどんなプレーをしてくれるのか注目です。




 
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