Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

マイケル・クラブツリー

Week 9 対レイダース戦 プレビュー

マイアミドルフィンズとオークランドレイダースは共に昨シーズンはプレーオフに進出しました。しかし、今シーズンは現時点ではプレーオフ進出は難しくなっています。その両チームがサンデーナイトゲームで対戦します。

レイダースは現在3勝5敗ですが、過去6試合で5敗しています。昨シーズンの12勝4敗という成績から考えると信じられない数字なのですが、詳しいことはわかりませんが、それなりの理由があるのでしょう。

レイダースは今シーズン、2015年を最後に引退していたRBマーショーン・リンチを獲得しましたが、これまで7試合に出場して72キャリーで266ヤード(平均3.7ヤード)獲得で2TDラン、100ヤード以上走った試合はなしと、かつてシアトルシーホークスでみせたような活躍にはほど遠い内容になっています。

さらに第7週の対カンサスシティチーフス戦で退場処分を受け、それに続いて先週の対バッファロービルズ戦は出場停止となっていました。それが関係しているのかどうかわかりませんが、レイダースはビルズに34-14で大敗しています。そのリンチがこの試合では出場停止から復帰してきます。

リンチが復帰してくるのでランプレーには警戒が必要ですが、レイダースはやはりQBデレック・カーとWRのマイケル・クラブツリー、アマリ・クーパーのコンビネーションによるパスオフェンスにより警戒しなければいけません。またTEジャレッド・クックもカーのパスターゲットとして注意が必要です。レイダースのオフェンスはパスがNFL15位、ランが同26位となっています。

このレイダースのパスオフェンスに対抗するのがドルフィンズの若いCBコンビ、ザビアン・ハワードとコードレイ・タンカーズレイとなります。2年目のハワードと新人のタンカーズレイという経験の少ない2人がクラブツリーとクーパーをカバーできるかどうかにかかっていますが、非常に厳しいと考えざるを得ません。

そうなるとパスラッシュでカーにプレッシャーをかけることが必須になりますが、DEアンドレ・ブランチが足の付け根を痛めて先週の対ボルチモアレイブンズ戦を欠場しています。この試合には出場できるかもしれませんが万全の状態ではなく、パスラッシュの威力が半減しそうです。

一方でドルフィンズのオフェンスですが、これまでオフェンスの中核を担っていたRBジェイ・アジャイがトレードされて、ただでさえNFL最低だったオフェンスがさらに弱体化すると思われます。ただし、先週のレイブンズ戦を欠場していたQBジェイ・カトラーと過去3試合を欠場していたWRデバンテ・パーカーが復帰して、またアジャイの代わりをRBケニアン・ドレイクが務めることになりオフェンスも変わってくる可能性があります。

レイダースのディフェンスはパスがNFL21位、ランが同22位と数字上はあまりよくありません。ドレイクを中心としたRB陣がどれだけヤードを稼げるかということと、肋骨を痛めていたカトラーの回復具合がポイントとなるでしょうが、最も懸念されるのはオフェンシブラインの状態です。

先発LGのアンソニー・スティーンが故障者リストに登録されて、もしかしたらその代わりを故障者リスト入りしていたベテランOGテッド・ラーセンが務める可能性も出てきています。もしラーセンがプレーできるようならばオフェンシブラインもこれまでより向上が望めますが、おそらくこの試合では控えのジェシー・デービスがLGを務めることになり、あまり多くは期待できないかもしれません。

レイダースにはチームトップの4.5QBサックを記録しているDEカリル・マックがいますが、このマックを中心としたパスラッシュをドルフィンズのオフェンシブライン、特に両OTのラレミー・タンシルとジャワン・ジェームスが抑えてカトラーを守ることができるかどうかが大きなポイントとなります。

カトラーがパスラッシュから開放されれば、レイダースのセカンダリー陣は先発CBデビッド・エマーソンの欠場が決定し、先発Sカール・ジョセフも怪我をしていることから、パスである程度ヤードを稼げる可能性はあります。

戦前の予想ではアウェイであり勝率も低いレイダースの方が有利となっていますが、両チームの直接対決を見てみるとドルフィンズは過去5試合を全勝しています。その相性の良さとホームゲームである地の利を活かしたいドルフィンズですが、もうひとつの注目はアジャイがいなくなった後の新しいオフェンスです。このオフェンスが機能すれば光明が見えてくるかもしれません。

今シーズン後半のドルフィンズを占うということを考えると、この試合は勝敗という結果だけでなく、その内容についても非常に大きな意味を持ってくると思います。


今週のドルフィンズ 4.6ー4.9

今週はFAのベテランWRが2人、マイアミを訪問しました。ミネソタバイキングスからFAとなっているグレッグ・ジェニングス、そしてデンバーブロンコスからFAとなっているウェス・ウェルカーです。

ジェニングスに関しては先週オーナーミーティングが開催されていたアリゾナで面談したようですが、正式にマイアミを訪れたのは今週が初めてでした。またウェルカーに関してはドルフィンズと初めて面談を行いました。しかしいずれも契約せずにマイアミを去ったようです。

ベテランWRの獲得については、先月にもマイケル・クラブツリーと面談を行っていますが、ドルフィンズが提示したサラリーが300万ドルだったのに対して、クラブツリー側は450万ドルを要求したようで、折り合いがつかなかったということです。

ジェニングスやウェルカーについても金銭面での折り合いがつかなかったということが予想されますが、今後まだ契約する可能性が残されているようにも思われます。ただ、それについてはドラフト終了後ということになるのでしょうか。

ドラフトといえば、今週の報道でドルフィンズが1巡目指名をトレードアップしてWRの指名を画策してるという話がありました。ターゲットはウエストバージニア大学のケビン・ホワイトという選手で、今年のドラフトでのNo.1 WRという評価を受けています。

ただし、WRについては2巡目以降でも有力な選手が残っている可能性があり、無理してトレードアップする必要があるかは疑問です。仮にホワイトを獲得しても必ず活躍する保証はないのですから。

最近のドラフト予想でもミシガン州立大学のトラエ・ウェインズやワシントン大学のマーカス・ピータースといったCBの選手を推す専門家が多くなっており、当初の14巡目で一番いい選手を指名するのが妥当ではないかと思います。


週末の話題で、Cマイク・パウンシーの契約延長が伝えられています。詳細はまだ明らかにされていませんが、5年間で5000万ドル以上の契約内容になると予想されています。

パウンシーは2011年にドラフト1巡目指名でドルフィンズに入団して以来先発Cとしてプレーしてきましたが、昨年は怪我の手術の影響もありRGでプレーしていました。しかし、今年は先発Cとしてプレーすることが予想され、プロボウル級の活躍が期待されます。

ちなみに双子の兄弟であるピッツバーグスティーラーズのCマーキス・パウンシーは昨年5年間で4400万ドルという契約を結んでいます。今回の契約はそれを上回り、NFLのCの選手では最高額となる可能性があります。 



 

新たなFA獲得候補

ドルフィンズは他チームからFAとなっている3選手との面談を行いました。WRマイケル・クラブツリー、QBターバリス・ジャクソン、C J.D.ウォルトンの3人ですが、このうちウォルトンと契約を結びました。

ウォルトンはニューヨークジャイアンツで先発Cを務めていましたが、Pro-Football Focusのウェブサイトでは昨シーズンのランキングは41人中38番目だったということです。ドルフィンズではマイク・パウンシーが先発Cを務めるので、ウォルトンはその控えとしての契約です。

ただし、ドルフィンズのオフェンシブラインは両サイドのガードが定まっていないので、ウォルトンは先発OGの座を争うことにもなりそうです。 

そしてジャクソンについては、過去3年間シアトルシーホークスでラッセル・ウイルソンの控えQBでしたが、QBライアン・タネヒルの控え候補となるんでしょうか、ただしまだ契約は結んでいないようです。現在の控えQBはマット・ムーアなんですが、ムーアもFAとなっており金銭的に見ても再契約は難しい状態です。かといってムーアも他チームと面談を行っているわけでもないようですので、今後控えQB問題がどうなるのかわかりません。

そしてこの3人の中で一番のビッグネームであるクラブツリーですが、ドルフィンズに不足している経験のあるベテランWRです。2009年にドラフト1巡目指名でサンフランシスコ49ersに入団し、先発WRとして2012年シーズンのスーパーボウル進出に貢献しています。しかし2013年にはアキレス腱を断裂して5試合しか出場できず、昨シーズンは16試合すべてに出場したものの68回のパスレシーブで698ヤード獲得、4TDパスレシーブに止まっています。

クラブツリーは経験はあるんですが、怪我の影響もあり、また若手の手本となるリーダーとなれるのかというところが疑問です。しかしドルフィンズの上級副社長であるマイク・タネンバウムのお気に入りだそうですし、最新の情報では年平均350〜400万ドルで契約間近だということです。

もしクラブツリーがドルフィンズに加わるとなると、TEチャールズ・クレイの退団が決定したドルフィンズにとっては貴重な戦力となるんですが、くれぐれも自己中心的な態度や言動は慎んでもらいたいものです。



 

チーム練習

OTAと呼ばれるチーム練習が5月21日から23日の3日間の日程で行われました。ドルフィンズのほとんどの選手はこの練習に参加していますが、報道陣に公開されたのは初日だけだったようです。その中から気になる話題を1つ。

新加入のCBブレント・グライムスとWRブライアン・ハートラインがパントリターンの練習を行ったようです。ドルフィンズのパントリターナーはマーカス・シグペンが昨年に続いて努めると思われますが、昨年はもう1人、WRデボン・ベスもパントリターナーに入っていました。しかし、そのベスはクリーブランドブラウンズに移籍してしまったので、そのベスの代わりになる誰かが必要です。

グライムスもハートラインもNFLではパントリターナーを務めたことはないんですが、大学時代は2人とも経験していたようです。特にハートラインは2年生の時にオハイオ州立大学記録となる90ヤードのパントリターンTDを記録しています。あとはこちらも新加入のWRブランドン・ギブソンもパントリターナーの候補者の1人となっているようです。

OTAは今後も5月29日〜31日、6月3日〜6日にも行われ、さらに6月11日〜13日にはミニキャンプも行われます。他チームのことですが、サンフランシスコ49ersのOTAでは、WRマイケル・クラブツリーが今シーズン絶望かとも言える大怪我を負っています。ドルフィンズではくれぐれも大きな怪我人が出ないことを望みたいですね。



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