Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

マーク・デューパー

ドルフィンズ、思い出の対ビルズ戦

過去の思い出の試合を振り返る企画、今シーズンの開幕カードである対ニューイングランドペイトリオッツ戦で2回やりましたが、好評であるし自分でも楽しいので、今シーズンの対戦相手毎に続けてみたいと思います。

というわけで、今回はレギュラーシーズン第2週の相手であるバッファロービルズについてです。第2週はビルズのホームゲームなので、過去のアウェイの対ビルズ戦の思い出の試合にふれてみます。

ビルズに関してはドルフィンズと同地区なので、毎年ホーム&アウェイで2試合ずつ行われます。それだけに過去の試合でもいろいろあるのですが、特に印象に残っているのはレギュラーシーズンゲームではなくてプレーオフでの試合です。

1990年シーズン、ドルフィンズは12勝4敗の成績でAFC東地区2位となりプレーオフに進出しました。プレーオフ第1ラウンドではカンサスシティチーフスを相手に第3Qまで3-16の劣勢でしたが、第4QにQBダン・マリーノが2つのTDパスを決めて逆転勝利しました。そして第2ラウンドでビルズと対戦することになります。

ビルズの本拠地(当時はリッチスタジアムという名称でした)で行われたこの試合は、氷点下で雪の降る、ドルフィンズにとっては苦手とするコンディションの下でのものとなりました。

QBジム・ケリーからWRアンドレ・リードへの40ヤードTDパスでビルズが先制した試合は、前半を終わってビルズが20-3とリードしました。後半に入ってマリーノがWRマーク・デューパーに64ヤードTDパスを決めれば、ケリーもWRジェームス・ロフトンに13ヤードTDパスを通しました。しかしその後マリーノが自ら2ヤードTDランを決めるなど激しく点を取り合いました。

第4Qに入って、マリーノがレシーバーとしてプレーに参加していたOGロイ・フォスターに2ヤードTDパスを決めて、ドルフィンズは30-27と3点差に迫りました。しかしRBサーマン・トーマスの5ヤードTDランで突き放したビルズは、直後のキックオフ時にファンブルリカバーでボールを奪うと、ケリーがリードに26ヤードTDパスを決めて44-27と試合を決定づけました。

敗色濃厚のドルフィンズは残り試合時間1分15秒でマリーノがWRトニー・マーチンに8ヤードTDパスを決めましたが、直後のオンサイドキックをリカバーすることができず、結局44-34でドルフィンズはビルズに敗れてしまいました。

1stダウン数は両チームとも24で同数、総獲得ヤード数もビルズの493ヤードに対してドルフィンズが430ヤードとあまり差がない中で、勝敗を分けたのはドルフィンズが2つのインターセプトを含む3つのターンオーバーを犯したのに対して、ビルズはターンオーバーが2つだったことが要因となりました。

この試合はNHKが衛星放送で初めてプレーオフの試合を生中継したものであったと記憶しており、私も早起きをして観戦しましたが、ビルズに終始リードされっぱなしで敗れたことで非常に落胆しました。特にビルズには80年代終りから90年代前半は負けることが多かったので、この試合もそうですが、何とかビルズにだけは勝ってほしいという気持ちで、いつもビルズ戦を見ていました。

ちなみにこの試合に勝ったビルズはスーパーボウルに進出し、ニューヨークジャイアンツと対戦しました。湾岸戦争の最中に行われた試合で、故ホイットニー・ヒューストンさんのアメリカ国歌斉唱が感動を呼びました。試合はKスコット・ノーウッドがFGを失敗したことによりビルズが敗れましたが、ビルズにとってはその後のスーパーボウル4連敗の始まりとなりました。


 

記憶に残るOJのプレー

元マイアミドルフィンズのWRО..マクダフィーのことがニュースに掲載されていました。それによるとマクダフィーが元ドルフィンズのチームドクターを相手とした裁判で1150万ドル(約103500万円)を勝ち取ったというものでした。マクダフィーはつま先の怪我に対する対応についてチームドクターと訴訟になっていたようです。

マクダフィーについて思い出すのは2000年シーズンのプレーオフ、対インディアナポリスコルツ戦です。10-17とリードされた第4Q終盤、同点TDとなったドライブでワンハンドパスレシーブを決めました。結局ドルフィンズはその試合、オーバータイムの末にRBラマー・スミスの決勝TDランで勝利したわけですが、マクダフィーのあのプレー、そして試合後のインタビューを受けていたシーンが印象的でした。

殿堂入りのQBダン・マリーノのパスターゲットといえばマーク・クレイトンとマーク・デューパーのマークブラザースが有名ですが、晩年のマリーノのNo.1パスターゲットといえばマクダフィーでした。1998年シーズンにはAFCの最多パスレシーブ数を記録しています。

テッド・ギン

かつてマイアミドルフィンズで活躍したプロボウルWRマーク・デューパーがWRテッド・ギンについて語っています。

『テッド・ギン? 多くの練習が必要だ。まずはルートランニング、そしてキャッチング、集中力をつける練習。彼に必要なのは基本的な練習だ。彼にはスピードがある。それは誰もが知っていることだ。彼はいかにオープンになってパスをキャッチするかを学ばなければいけない』

またデューパーはドルフィンズがギンのスピードを生かすオフェンスをしなかったことを指摘しています。QBチャド・ヘニーからギンへ通ったパスのうち20ヤード以上のパスがわずかに2本しかありませんでした。ニューヨークジェッツとのマンデーナイトゲームでの53ヤードTDパスと第16週の対ヒューストンテキサンズ戦での35ヤードパスの2本だったようです。

2007年ドラフト1巡目指名、NFL3年目でブレークできなかったギンですが、来シーズンはドルフィンズにいないかもしれませんね。
 

Top Wide Receiver Tandem in the NFL

アリゾナカージナルスのWRアンクワン・ボールディンのトレード話が現実味を帯びてきています。ボールディン自身はどのチームでもOKで、なるべく早く去就が決定することを望んでいるということです。

ところでアリゾナカージナルスはボールディンとラリー・フィッツジェラルドという2人のトップWRを持っているわけですが、この2人は現在のNFLにあって最強のWRタンデムと言ってもいいでしょう。そのWRタンデムがボールディンのトレードによってなくなるわけですね。

マイアミドルフィンズにもかつてトップWRタンデムと言える2人がいました。1980年代から90年代にかけて活躍したマーク・クレイトンとマーク・デューパーの2人で、『マークブラザース』と呼ばれていました。

1984年シーズンにはクレイトンが73回のパスレシーブで1389ヤードを獲得して18TD、デューパーが71回のパスレシーブで1306ヤードを獲得して8TDという大活躍、ドルフィンズのスーパーボウル進出にも大きく貢献しました。

その後このマークブラザースは1986年と1991年にも2人揃って1000ヤード以上のパスレシーブを記録しています。

WRの補強が急務のドルフィンズにかつてのマークブラザースのような選手が加入してくれたら、大変心強いんですけどね。
 
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