Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

ラッセル・ウイルソン

Dolphins Daily News 7.6―マット・ムーア

Pro Football FocusのウェブサイトにQBマット・ムーアの記事が掲載されていました。

ムーアは昨シーズン、QBライアン・タネヒルが負傷欠場した後、レギュラーシーズン第15週から第17週とプレーオフの初戦に先発出場しましたが、そのうちレギュラーシーズン3試合での内容が非常によかったです。

まず、その3試合でポケット内でのQBレイティングがNFL7位の113.4でした。さらにプレッシャーを受けた場面でのQBレイティングは99.1で、これはアーロン・ロジャース、ラッセル・ウイルソンに次いで3番目にいい数字でした。

また、スナップされてからパスを投げるまでが2.5秒以内の時のパス成功率は72.9%でNFL9位、その時のQBレイティングは111.7だということです。

昨シーズン、ドルフィンズは2008年シーズン以来のプレーオフ進出を果たしたんですが、ムーアの貢献度は非常に高かったと思います。途中出場も含めた4試合で3勝1敗の好成績をあげたからこそドルフィンズはプレーオフに進出することができました。

NFLの先発QBとして十分やっていけますが、あえてタネヒルの控えとしてドルフィンズに残ってくれています。本当に心強い存在です。



Week 1 対シーホークス戦

2016年シーズンの開幕戦、ドルフィンズの相手はスーパーボウル王者候補のシアトルシーホークスということで、大方の予想では圧倒的にシーホークス有利、ドルフィンズが勝利する可能性は20%にも満たない、などと見られていましたが、実際には非常に僅差のゲームでした。

予想通りドルフィンズが敗れてしまったわけですが、内容的には互角の勝負を展開し、最後の最後までシーホークスを、特にQBラッセル・ウイルソンを苦しめたのではないかと思います。特にディフェンスは本当に素晴らしかったと思います。確かに最後の3分間はシーホークスのオフェンスにやられっぱなしでしたが、それまでの57分間は非常によかったと思います。

逆転TDドライブとなった最後のシーホークスの攻撃の時にはドルフィンズのディフェンスが疲れていたんでしょうか、特にディフェンシブラインの動きが鈍かったように思いました。DEマリオ・ウイリアムスが脳震とうを起こしたみたいで、最後までプレーできなかったのも響いたように思います。

シーホークスのオフェンスもミスを犯しました。インターセプト、ファンブル、パスミスなどなんですが、それを誘発させたのもドルフィンズのディフェンスが予想以上によかったという証明ではないかと思います。

最後に守りきれず逆転を許したことで、結局よくなっていないという見方もあるかもしれませんが、あのドライブはもうウイルソンを褒めるしかないでしょう。足首を痛めていたにも関わらずプレーを続け、2度の4thダウンギャンブルを成功させてチームを逆転に導いたのは、ドルフィンズのディフェンスがどうだという次元ではないと思います。

一方オフェンスに関してはシーホークスのディフェンスにほとんど封じ込められていた印象があります。それでもいくつかのチャンスがあり、第4QにQBライアン・タネヒルがTDランを決めた時には、これで何とか逃げ切ってほしいと思ったんですが、簡単ではなかったですね。

この試合で注目されるのがオフェンスでのミスです。第1Qに敵陣17ヤード地点まで攻め込んだ時の4thダウンギャンブルで、残り1ヤードもなかったのに1stダウンが取れなかった、またタネヒルからのロングパスをWRケニー・スティルスが落球してTDが取れなかった、そして第3QにKアンドリュー・フランクスが27ヤードのFGをブロックされたという3点が悔やまれます。

ただ、例えばスティルスが落球せずにTDを決めていたら、その後の試合展開がもしかしたら点の取り合いとなっていたかもしれません。そうなると地元の観客を味方につけているシーホークスが有利となり、最後には大差でドルフィンズは敗れていたかもしれません。1つのプレーによって試合展開がガラッと変わってしまうのもNFLですから、もしかしたらドルフィンズがミスして点を取れなかったから最後までロースコアの展開が続いたのではないかとも思いました。

RBアリアン・フォスターのランプレーが出るのかが1つの注目点だったんですが、前半は7キャリーで28ヤードと悪くなかったです。しかし後半は6キャリーで10ヤードと落ち込みました。落ち込んだというよりシーホークスのディフェンスがしっかりと対応してきたということでしょう。

敵陣レッドゾーン内に3回攻め込みながらタネヒルのTDランによる得点しか取れなかった、またターンオーバーを2回奪いながらFG1回で3点しか取れなかったのが敗因となるでしょうが、そのあたりの決定力不足を解消することができなかったのが今後のオフェンスに影響しそうで不安要素です。

ただし、ドルフィンズのオフェンスがよくなかったこともありますが、シーホークスのディフェンスはやはり素晴らしいものがありました。この試合でシーホークスに関してはオフェンスではいくつかミスを犯しましたが、ディフェンスではほとんどミスを犯さずほぼ完璧な内容だったと思います。

オフェンスではWRデバンテ・パーカーが欠場していましたが、パーカーがいたらもっと違った結果になっていたのではないかと思うと残念です。それとランオフェンスもフォスターひとりではやはり厳しいです。新人RBケニアン・ドレイクが少しプレーしたみたいですが、まだ使えないということなんでしょうか。

開幕戦を落としたということで早くも負けが先行してしまいまいた。チームとしてこの敗戦をどう捉えているのかわかりませんが、個人的には、まだこの1試合だけではわからないですし、残りの15試合が楽しみになってきたと思っています。昨年までとは違うものが見えたような気がしています。



 

Week 1 対シーホークス戦 プレビュー

いよいよ2016年シーズンの開幕戦を迎えます。ドルフィンズは敵地でシアトルシーホークスと対戦するわけですが、開幕戦にしてシーズン最大の難敵と言っても過言ではないかもしれません。

両チームの対戦は4年ぶりで、前回は2012年にマイアミで対戦し、ドルフィンズが24-21で勝利しています。両チームのQBライアン・タネヒルとラッセル・ウイルソンが共に新人の年でしたが、試合終了と同時のFGでの勝利でタネヒルに軍配が上がっています。

しかしその後の3シーズンでシーホークスは2度スーパーボウルに進出してそのうち1度は制覇しています。対するドルフィンズは勝ち越しなしで当然プレーオフにも進出しておらず、両者の明暗ははっきりと分かれています。

シーホークスの強みは強固なディフェンスで、昨年はランディフェンスがNFL1位、パスディフェンスが同2位とほぼ完璧です。対戦した相手チームに許したTD数はランで10個、パスで14個となっており、1試合平均でみるとTDランとTDパスを1個許すかどうかという結果となっています。

一方オフェンスに関してはランオフェンスはNFL3位なんですが、パスオフェンスは同20位となっており、数字だけ見るとドルフィンズのパスオフェンス(同19位)より劣っているかに思われます。しかしウイルソンは4000ヤード以上投げてパス成功率は68%、TDパス34に対してインターセプトはわずかに8つ、さらにそれに加えてビッグプレーの能力があります。

ランオフェンスはプロボウルRBマーショーン・リンチが引退して戦力ダウンかと思われますが、先発RBとなるトーマス・ロールズを筆頭としたRB陣は決して侮れません。

攻守ともにほとんど穴のないシーホークスですが、唯一の弱みはオフェンシブラインでしょうか。タネヒルが過去4年間でNFL最多の184QBサックを受けていることがたびたび話題に上りますが、ウイルソンも同じスパンで164回のQBサックを受けています。加えて昨年の先発メンバーのうち3人が抜けています。

ドルフィンズのディフェンシブラインがシーホークスのオフェンシブラインを圧倒するようならば試合展開を有利に進めることができるでしょうが、同時にウイルソンの脚力を封じなければ、いかにオフェンシブラインを崩してもパスを通されてしまいます。ウイルソンはその脚力で度々ビッグプレーを演出しており、それを決めれられるとシーホークスのホームゲームでもあることから、試合の流れは一気にシーホークス側にいってしまいます。

ドルフィンズにとっては新しいHCで新しいオフェンス、ディフェンスシステムでの最初の試合となりますが、その新しいシステムがこの強豪相手にどう機能するのか、そこが今シーズン全体を占う大きなポイントとなりそうです。

HCアダム・ゲイスはかつてデンバーブロンコスのOCだった時にスーパーボウルでシーホークスと対戦して、そのオフェンスを完全に封じられた経緯があります。当然その時のことは記憶にあるでしょうから、ゲイスにとってはいわばリベンジマッチとも言えるのかもしれません。

この試合を前にした怪我人情報ではCマイク・パウンシーが欠場、そしてWRデバンテ・パーカーも出場できない可能性が高いです。さらに怪我ではないのですがRBジェイ・アジャイも欠場します。アジャイの場合は遠征にも同行しておらず、この決定はコーチの判断だということで詳細は伝えられていません。

今シーズン、ほぼ先発確定と思われていたアジャイですが、プレシーズンゲームの結果でその座をアリアン・フォスターに奪われています。今回の欠場がそれに影響しているのかどうかはわかりませんが、オフェンスの戦力ダウンは否めません。

新たに先発となったフォスターもプレシーズンゲームではある程度の結果を出したものの、アキレス腱断裂からの復帰ということで試合全体で高いパフォーマンスを発揮することは難しいと思われます。ドルフィンズにとってはランオフェンスの成否がこの試合に最も影響を及ぼす結果となるのではないでしょうか。その意味ではゲイスがどのようなオフェンスを組み立ててくるのかも注目されます。

そしてパーカーも仮にプレーするとしても万全ではないため、強力なシーホークスのディフェンスバック陣を相手にしたパスオフェンスではTEやRBへのパスプレーが大きな鍵となることと思います。TEやRBへのパスが数多く見られるようならば、あるいはシーホークスのディフェンスを崩すことができるかもしれません。

 この試合、どのような角度から見てもドルフィンズの不利は明らかなんですが、全く勝機がないというわけではありません。もちろん勝利してくれることが最善なのですが、たとえ負けるにしてもどんなプレーをしてどんな結果となるのか、そのあたりを注目していきたいと思います。



 

QBタネヒルと大型契約締結

QBライアン・タネヒルとの契約延長を発表しました。2020年までの6年間で総額9600万ドル(約115億2000万円)ということなんですが、2012年のドラフト組ではインディアナポリスコルツのアンドリュー・ラック、シアトルシーホークスのラッセル・ウイルソンよりも早く契約延長契約を締結しています。

タネヒルよりも実績のあるラックやウイルソンも今後契約延長する可能性もあり、今回のタネヒルの契約内容はそれらの1つの基準になることは間違いないところであり、当然ラックやウイルソンはタネヒルよりも高額になる可能性が大きいです。そうなると所属チームに係る負担もそれなりに大きくなるでしょう。

それはさておき、タネヒルの場合はプレーオフでのプレー経験もなく、プロボウルにも選出されていないんですが、同期のQBよりも早く契約延長したということは、それなりに期待されているということなんでしょう。ということは、今シーズンは少なくとも昨年並み、あるいはそれ以上の成績を残さなければ風当たりがきつくなります。

昨シーズンは新しいオフェンスシステムとなって、特に序盤はなかなかそれに馴染めなかった印象がありました。加えてオフェンシブラインが一新された環境下でのプレーだったんですが、キャリア最高の成績を残しました。今シーズンはオフェンスシステムにも慣れて、さらなる飛躍が期待されるところです。

1つの懸念材料としては、パスターゲットであるレシーバー陣がほぼ一新されているということで、これが吉と出るか凶と出るかというところです。ただ、特にWRマイク・ウォレスがいなくなり、若いWRが多くなったというのは、正直なところとして精神的には伸び伸びとしたプレーが出来るのではないかと思います。

ウォレスがいるとどうしても彼中心にパスプレーを組み立ててしまわざるところがあり、若いタネヒルにとってはやりにくい面もあったと思います。実際、タネヒルのこれまでの3年間を見ていると、ウォレスがいなかった1年目が最も伸び伸びとパスを投げていたように思えます。 

今後は今回の契約内容に恥じないプレーをし、是非ともチームをプレーオフに導き、そしてその上の頂点を目指してもらいたいと思います。 



 

新たなFA獲得候補

ドルフィンズは他チームからFAとなっている3選手との面談を行いました。WRマイケル・クラブツリー、QBターバリス・ジャクソン、C J.D.ウォルトンの3人ですが、このうちウォルトンと契約を結びました。

ウォルトンはニューヨークジャイアンツで先発Cを務めていましたが、Pro-Football Focusのウェブサイトでは昨シーズンのランキングは41人中38番目だったということです。ドルフィンズではマイク・パウンシーが先発Cを務めるので、ウォルトンはその控えとしての契約です。

ただし、ドルフィンズのオフェンシブラインは両サイドのガードが定まっていないので、ウォルトンは先発OGの座を争うことにもなりそうです。 

そしてジャクソンについては、過去3年間シアトルシーホークスでラッセル・ウイルソンの控えQBでしたが、QBライアン・タネヒルの控え候補となるんでしょうか、ただしまだ契約は結んでいないようです。現在の控えQBはマット・ムーアなんですが、ムーアもFAとなっており金銭的に見ても再契約は難しい状態です。かといってムーアも他チームと面談を行っているわけでもないようですので、今後控えQB問題がどうなるのかわかりません。

そしてこの3人の中で一番のビッグネームであるクラブツリーですが、ドルフィンズに不足している経験のあるベテランWRです。2009年にドラフト1巡目指名でサンフランシスコ49ersに入団し、先発WRとして2012年シーズンのスーパーボウル進出に貢献しています。しかし2013年にはアキレス腱を断裂して5試合しか出場できず、昨シーズンは16試合すべてに出場したものの68回のパスレシーブで698ヤード獲得、4TDパスレシーブに止まっています。

クラブツリーは経験はあるんですが、怪我の影響もあり、また若手の手本となるリーダーとなれるのかというところが疑問です。しかしドルフィンズの上級副社長であるマイク・タネンバウムのお気に入りだそうですし、最新の情報では年平均350〜400万ドルで契約間近だということです。

もしクラブツリーがドルフィンズに加わるとなると、TEチャールズ・クレイの退団が決定したドルフィンズにとっては貴重な戦力となるんですが、くれぐれも自己中心的な態度や言動は慎んでもらいたいものです。



 
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