今年のドラフト1巡目指名選手であるWRデバンテ・パーカーについて、興味深い話題がありましたので紹介します。
パーカーはルイビル大学の4年生の時、元ドルフィンズのWRだったラマー・トーマスの指導を受けていたということです。トーマスは1993年のドラフトでタンパベイバッカニアーズに3巡目指名を受けてNFL入りし、1996年にドルフィンズに移籍してきました。
当時のドルフィンズはO.J.マクダフィーがエースWRで、トーマスは3番目ぐらいの選手でした。ドルフィンズには2000年まで在籍していたんですが、最後の2年間は故障者リスト入りしていました。最も活躍したのは1998年シーズンで、その時は43回のパスレシーブで603ヤードを獲得して5TDパスレシーブを記録しました。
その中で最も印象的な活躍をしたのが第16週の対デンバーブロンコス戦で、その試合でトーマスは6回のパスレシーブで136ヤードを記録して3つのTDパスレシーブを記録しています。
実はその試合は個人的にも特別な試合で、私がドルフィンズの試合で唯一現地観戦した試合でした。QBダン・マリーノが4TDパスを記録してジョン・エルウェイ率いるブロンコスを撃破したマンデーナイトゲームでした。また結果的にマリーノとエルウェイの最後の対戦となった試合でもありました。
トーマスは2008年からコーチのキャリアをスタートさせており、ルイビル大学には昨年から在職しています。NFLでのコーチ経験はありませんが、今後キャリアを積んでいずれはNFLのどこかのチームのコーチをするかもしれません。
トーマスはドルフィンズでの経験をパーカーに話したということで、今後は自分の教え子のパーカーの活躍と、そのパーカーが所属するドルフィンズに注目することでしょう。トーマスは、『私はまたドルフィンズのファンになる』と言っています。