プレーオフ進出にほんの僅かな望みを残していたマイアミドルフィンズですが、このカンサスシティチーフスとの対戦に敗れて、それも完全に消滅して、ドルフィンズの2017年シーズンが実質的に終了しました。
チーフスとの対戦は、いくら敵地での対戦とはいえ、まったく不甲斐ない結果に終わりました。まあ、地区優勝を争っているチームと負け越しているチームの差が歴然としていたという感じで仕方ないんでしょうかね。それにしてももう少しチーフスを苦しめてほしかったです。
QBジェイ・カトラーは、FGばかりでは試合に勝てない、というようなことを言っていたようですが、まさにその通りで、オフェンス力の違いがはっきりと現れていたと思います。
チーフスのディフェンスもそんなによくはなかったんですが、ドルフィンズがあげた得点はわずか13点で、TDは1つ取っているんですが、それは偶発的なもので、しっかりとオフェンスをした結果のものではありませんでした。
さらに試合後半はほとんどチーフスのオフェンスばかりで、ドルフィンズは反撃する時間さえ持てませんでした。後半チーフスがおよそ22分間攻撃していたのに対して、ドルフィンズの攻撃時間はおよそ8分だけでした。ただでさえ得点力のないオフェンスがこれではどうにもなりません。
ファンブルによるターンオーバーを2回犯したこともあるんですが、3rdダウンコンバージョンが8回すべて失敗、対するチーフスは16回中8回成功とこの違いが大きく影響しました。3rdダウンコンバージョンの成功率が悪いとあのニューイングランドペイトリオッツでも勝てませんからね。
最初から最後までチーフスの一方的なペースで進んだ試合だったんですが、振り返ってみるとドルフィンズが試合の流れを引き寄せられるチャンスはありました。第2QにカトラーからWRジャキーム・グラントへの65ヤードTDで4点差まで迫った後、チーフスの攻撃を抑えて再び攻撃権を獲得しました。
ここで逆転は無理でもせめてFGでも成功させて前半を終了していれば、また後半の展開も違ったかもしれません。しかしドルフィンズはあっさりとスリー&アウトで攻撃を終わらせてしまいました。さらに悪いパントキックでチーフスにチャンスを与え、反則で攻撃を継続させたあげくにFGで3点を追加されました。
その時点で点差は7点差で、7点差といえばTD1つで同点に追いつける状況なんですが、その点の取られ方が最悪でした。それが後半にも尾を引いたとは思えないかもしれませんが、チーフスにとっては大きな3点で、それが後半にもつながったことは間違いないと思います。
反則の多さもドルフィンズの自滅を招いたんですが、反則はメンタル的な要素が非常に大きいと思います。これも今シーズンはよく見られることなんですが、その原因としてはやはり先に得点を取られて常に追いかける試合展開となっていることが影響していると思われます。プレーするのも人間ですから感情があり、いつもリードされていて気持ちに余裕がない状態では反則を犯してしまうのも仕方がないでしょうね。
ディフェンスもチーフスに400ヤード以上を許してしまいました。結果的にTDは2つしか許していないんですが、チーフスのオフェンスの武器であるQBアレックス・スミス、RBカリーム・ハント、WRタイリーク・ヒル、TEトラビス・ケルシーの誰ひとり止められませんでした。
ドルフィンズのディフェンスの選手を見ると、DTダムコン・スー、DEキャメロン・ウェイク、LBローレンス・ティモンズ、Sレシャッド・ジョーンズなど、個々の選手の能力は決して悪くはないんですが、それがチームとして機能していないというか、個人個人の能力が活かされていないように思えます。
それはオフェンスの選手にも言えることで、だからペイトリオッツに素晴らしい勝ち方をした翌週にバッファロービルズにまったくいいところがなく敗れてしまう、そして今週もチーフス相手に同じことを繰り返している、というような不安定な状況がずっと続いています。
選手の能力を引き出してそれぞれを活かしていくというのはコーチ陣の仕事であり能力だと思うのですが、それをHCアダム・ゲイスをはじめDCマット・バークができているかというと、疑問視せざるをえないのかなと思ったりもします。特にバークは経験がないということもあるんですが、今後はちょっと厳しく、本当にディフェンスを向上させようと思うと経験のある人材に交代させる必要があるかもしれません。
かつてドルフィンズに在籍しており、期待外れで使いものにならずに今年解雇されたDEディオン・ジョーダンが、現在シアトルシーホークスでプレーしており4試合で3QBサックを記録しているそうですが、この事実をドルフィンズのコーチ陣やフロントはどう考えるのか興味深いところです。
ドルフィンズにとってほとんどいいところがなかったこの試合ですが、若い選手のプレーは今後に期待を抱かせました。TDパスレシーブを記録したグラントはオフェンスの武器として十分ですし、RBケニアン・ドレイクも100ヤードは走れなかったものの安定して4,5ヤードは走れます。またドラフト1巡目指名DEチャールズ・ハリスも徐々に実力を発揮しつつあります。
非常に残念な結果に終わったこの試合ですが、若い選手の成長を見られたことが来シーズンにつながる収穫でした。
チーフスとの対戦は、いくら敵地での対戦とはいえ、まったく不甲斐ない結果に終わりました。まあ、地区優勝を争っているチームと負け越しているチームの差が歴然としていたという感じで仕方ないんでしょうかね。それにしてももう少しチーフスを苦しめてほしかったです。
QBジェイ・カトラーは、FGばかりでは試合に勝てない、というようなことを言っていたようですが、まさにその通りで、オフェンス力の違いがはっきりと現れていたと思います。
チーフスのディフェンスもそんなによくはなかったんですが、ドルフィンズがあげた得点はわずか13点で、TDは1つ取っているんですが、それは偶発的なもので、しっかりとオフェンスをした結果のものではありませんでした。
さらに試合後半はほとんどチーフスのオフェンスばかりで、ドルフィンズは反撃する時間さえ持てませんでした。後半チーフスがおよそ22分間攻撃していたのに対して、ドルフィンズの攻撃時間はおよそ8分だけでした。ただでさえ得点力のないオフェンスがこれではどうにもなりません。
ファンブルによるターンオーバーを2回犯したこともあるんですが、3rdダウンコンバージョンが8回すべて失敗、対するチーフスは16回中8回成功とこの違いが大きく影響しました。3rdダウンコンバージョンの成功率が悪いとあのニューイングランドペイトリオッツでも勝てませんからね。
最初から最後までチーフスの一方的なペースで進んだ試合だったんですが、振り返ってみるとドルフィンズが試合の流れを引き寄せられるチャンスはありました。第2QにカトラーからWRジャキーム・グラントへの65ヤードTDで4点差まで迫った後、チーフスの攻撃を抑えて再び攻撃権を獲得しました。
ここで逆転は無理でもせめてFGでも成功させて前半を終了していれば、また後半の展開も違ったかもしれません。しかしドルフィンズはあっさりとスリー&アウトで攻撃を終わらせてしまいました。さらに悪いパントキックでチーフスにチャンスを与え、反則で攻撃を継続させたあげくにFGで3点を追加されました。
その時点で点差は7点差で、7点差といえばTD1つで同点に追いつける状況なんですが、その点の取られ方が最悪でした。それが後半にも尾を引いたとは思えないかもしれませんが、チーフスにとっては大きな3点で、それが後半にもつながったことは間違いないと思います。
反則の多さもドルフィンズの自滅を招いたんですが、反則はメンタル的な要素が非常に大きいと思います。これも今シーズンはよく見られることなんですが、その原因としてはやはり先に得点を取られて常に追いかける試合展開となっていることが影響していると思われます。プレーするのも人間ですから感情があり、いつもリードされていて気持ちに余裕がない状態では反則を犯してしまうのも仕方がないでしょうね。
ディフェンスもチーフスに400ヤード以上を許してしまいました。結果的にTDは2つしか許していないんですが、チーフスのオフェンスの武器であるQBアレックス・スミス、RBカリーム・ハント、WRタイリーク・ヒル、TEトラビス・ケルシーの誰ひとり止められませんでした。
ドルフィンズのディフェンスの選手を見ると、DTダムコン・スー、DEキャメロン・ウェイク、LBローレンス・ティモンズ、Sレシャッド・ジョーンズなど、個々の選手の能力は決して悪くはないんですが、それがチームとして機能していないというか、個人個人の能力が活かされていないように思えます。
それはオフェンスの選手にも言えることで、だからペイトリオッツに素晴らしい勝ち方をした翌週にバッファロービルズにまったくいいところがなく敗れてしまう、そして今週もチーフス相手に同じことを繰り返している、というような不安定な状況がずっと続いています。
選手の能力を引き出してそれぞれを活かしていくというのはコーチ陣の仕事であり能力だと思うのですが、それをHCアダム・ゲイスをはじめDCマット・バークができているかというと、疑問視せざるをえないのかなと思ったりもします。特にバークは経験がないということもあるんですが、今後はちょっと厳しく、本当にディフェンスを向上させようと思うと経験のある人材に交代させる必要があるかもしれません。
かつてドルフィンズに在籍しており、期待外れで使いものにならずに今年解雇されたDEディオン・ジョーダンが、現在シアトルシーホークスでプレーしており4試合で3QBサックを記録しているそうですが、この事実をドルフィンズのコーチ陣やフロントはどう考えるのか興味深いところです。
ドルフィンズにとってほとんどいいところがなかったこの試合ですが、若い選手のプレーは今後に期待を抱かせました。TDパスレシーブを記録したグラントはオフェンスの武器として十分ですし、RBケニアン・ドレイクも100ヤードは走れなかったものの安定して4,5ヤードは走れます。またドラフト1巡目指名DEチャールズ・ハリスも徐々に実力を発揮しつつあります。
非常に残念な結果に終わったこの試合ですが、若い選手の成長を見られたことが来シーズンにつながる収穫でした。