ESPNのウェブサイトで、NFL各チームのトップFA選手について、その去就がどうなるのかということを予想した記事がアップされていました。それによると、ドルフィンズではWRケニー・スティルスについて、ドルフィンズがスティルスを引き止めるには金額が高すぎるだろうということでした。

スティルスについてはFAとなって他チームと契約するとしても、最終的にどれぐらいの金額で契約がまとまるのかが注目されますが、ドルフィンズはWRジャービス・ランドリーとの契約延長も視野に入れており、スティルスに多くの金額を費やすことは事実上不可能だと思います。

仮にランドリーとの契約延長がまとまらなくても、ランドリーは今シーズン終了後にFAの権利を得ることになるので、その時には絶対に引き留めなければいけない選手です。遅かれ早かれランドリーに大金を費やさなければいけない現状では、無理をしてスティルスを引き止める必要がないというのは当然考えられることでしょう。

スティルスがドルフィンズに残るか、あるいは他チームと契約するかどうかは今週中にははっきりするでしょうから、それに注目しています。


他方、ドルフィンズが必要としているポジションの選手については、まずLBではFA選手の中でトップランクとされているニューイングランドペイトリオッツのドンタ・ハイタワーについて、チームメイトのSデビン・マッコーティが2年前に再契約したのと同様なプロセスでペイトリオッツに残留するだろうと予想しています。ちなみにマッコーティは2年前にペイトリオッツと5年間、総額4750万ドルで再契約しています。

LBの補強が必須のドルフィンズですが、仮にハイタワーが獲得可能となっても現実的に考えても金銭面でかなり無理があると思っています。ただ、やはりLBのポジションでは最低1人は実績のあるベテラン選手を補強したいところです。

また、こちらも補強が必須のオフェンシブラインですが、FA選手の中でベストだとみられているシンシナティベンガルズのOGケビン・ザイトラーは別なチームに移籍すると予想されています。同様にOGの選手ではダラスカウボーイズのロナルド・リアリー、デトロイトライオンズのラリー・ウォーフォードも他チームと契約すると予想されています。

さすがにザイトラーはかなりの高額になると思われますので、リアリーかウォーフォードのどちらかがドルフィンズに来てくれたらいいと思っているんですが、こちらも注目されるところです。


現在、NFLではドラフト指名候補選手の能力テストであるスカウティングコンバインが行われているんですが、かつてドルフィンズに在籍した選手の二世も参加しているようです。1990年代にLBとして活躍したブライアン・コックス、ロバート・ジョーンズの息子も参加していることがドルフィンズの公式ウェブサイトで紹介されていました。

コックスの息子であるブライアン・コックス・ジュニアはDEとして、またジョーンズの息子であるアイザイア・ジョーンズはWRとして参加しています。彼らが4月のドラフトでどこかのチームに指名されてNFL入りすることになるかもしれませんね。