暫定HCダン・キャンベルの初戦ということで、いろいろな意味で注目していたんですが、まさかこんな大差で勝利するとは思っていませんでした。そもそも勝てるかどうかも怪しかったし、キャンベルにとっては大きな重圧だったのでしょうが、最高の形で終わってくれました。
暫定HCがその初戦で勝利したというのはNFLの歴史の中でもキャンベルが3人目だそうです。他の2人はドルフィンズのトッド・ボウルズとカンサスシティチーフスのロメオ・クレネルで、いずれも2011年シーズンでのことでした。まあ、HCが交代しなければいけないというのはチーム状態が相当悪くなってのことでしょうから、その中で試合に勝つというのはかなり難しいことなのでしょうね。
この試合でのキャンベルのコーチングについては、タイムアウトの取り方などで?と思うことはありましたが、HCとしての経験がなく、予期せぬHC就任だったことでしょうから仕方がないところもあるでしょう。今後接戦になった時にどうなのかというところはありますが、まずはチームを勝利に導いたということで評価に値するのではないでしょうか。
試合内容についてはこれまでとは見違えるほどで、特にランオフェンスとディフェンスが素晴らしかったと思います。ランオフェンスについては、RBラマー・ミラーが19キャリーで113ヤード獲得したのを筆頭に、計32キャリーで180ヤードを獲得しました。オフェンシブラインのRGが新人のジャミル・ダグラスからビリー・ターナーに交代し、LTブランデン・アルバートが怪我から復帰してきたということもあるでしょうが、いままでほとんど走れなかったのが不思議なぐらいです。
またディフェンスに関しても特にパスラッシュが覚醒し、これまで4試合でわずか1つしか記録できなかったQBサックを6つ記録しています。圧巻だったのはDEキャメロン・ウェイクで、前半だけで4つのQBサックを記録しています。ランディフェンスもNFL最下位だったドルフィンズですが、この試合ではタイタンズのランを18キャリーで63ヤード獲得に抑えています。
ちなみにウェイクの1試合4QBサックは自己最多だと思っていましたが、実は2012年の対アリゾナカージナルス戦で4.5QBサックを記録していたみたいです。しかし4QBサックに加えて2ファンブルフォースですから、場合によっては週間MVPに選出されるかもしれませんね。
ちなみにウェイクの1試合4QBサックは自己最多だと思っていましたが、実は2012年の対アリゾナカージナルス戦で4.5QBサックを記録していたみたいです。しかし4QBサックに加えて2ファンブルフォースですから、場合によっては週間MVPに選出されるかもしれませんね。
そしてQBマーカス・マリオタからは2つのインターセプトを奪っていますが、最初のSレシャッド・ジョーンズのインターセプトもリターンTDに結びついてタイタンズにはダメージだったでしょうが、試合の流れから言うと2つ目のCBブレント・グライムスのインターセプトが大きな勝利のポイントだったと思います。
あの場面は24-10と14点のリードはあったものの、オフェンスがまったく進めず、QBライアン・タネヒルがQBサックを受けて攻撃が終了し、パントを蹴ったにもかかわらず反則も絡んで自陣の27ヤード地点でタイタンズに攻撃権を与えてしまいました。ここでTDを取られていたらかなり追い込まれていたでしょうから、グライムスのインターセプトは本当に値千金だったと言えます。
グライムスは試合前には出場できるかどうか微妙なところで、実際に試合前半などはパスを通されていて、やっぱり怪我の影響があって無理してプレーしているのではないかと感じていました。しかし大事なところでの素晴らしい活躍はさすがにプロボウラーだと思いました。事実上、あのインターセプトとその後のドルフィンズの得点で試合が決まりました。
タネヒルはパス29回投中22回成功で266ヤード獲得という内容だったんですが、レシーバーとのミスコミュニケーションも目立ちました。特に2つ目のインターセプトはその典型です。ただ、タネヒル自身もここまで苦しいシーズンだったでしょうから、何よりも勝利したことが一番大きかったと思います。
それにしてもHCジョー・フィルビンとDCケビン・コイルがいなくなったわけですが、これだけ違いが出るとは思いませんでした。ということは、フィルビンとコイルはよほどチームに悪影響を及ぼしていたということなんでしょうか。まあ、それはなんとも言えませんが、ドルフィンズを蘇らせたのはキャンベルであることは間違いないでしょう。
キャメロンの初陣は素晴らしい形で終わったんですが、真価を問われるのはこれからだと思います。この勝利はキャメロンの下でチームが一丸となった結果だと思いますが、勝って兜の緒を締めよではないですが、この勝利をきっかけとしてよりチームが強固な結束を得られるように願っています。
タネヒルはパス29回投中22回成功で266ヤード獲得という内容だったんですが、レシーバーとのミスコミュニケーションも目立ちました。特に2つ目のインターセプトはその典型です。ただ、タネヒル自身もここまで苦しいシーズンだったでしょうから、何よりも勝利したことが一番大きかったと思います。
それにしてもHCジョー・フィルビンとDCケビン・コイルがいなくなったわけですが、これだけ違いが出るとは思いませんでした。ということは、フィルビンとコイルはよほどチームに悪影響を及ぼしていたということなんでしょうか。まあ、それはなんとも言えませんが、ドルフィンズを蘇らせたのはキャンベルであることは間違いないでしょう。
キャメロンの初陣は素晴らしい形で終わったんですが、真価を問われるのはこれからだと思います。この勝利はキャメロンの下でチームが一丸となった結果だと思いますが、勝って兜の緒を締めよではないですが、この勝利をきっかけとしてよりチームが強固な結束を得られるように願っています。