Dol-fan Blog

Miami Dolphins と NFL を心から愛する人のためのページです。

ロメオ・クレネル

Week 6 対タイタンズ戦

暫定HCダン・キャンベルの初戦ということで、いろいろな意味で注目していたんですが、まさかこんな大差で勝利するとは思っていませんでした。そもそも勝てるかどうかも怪しかったし、キャンベルにとっては大きな重圧だったのでしょうが、最高の形で終わってくれました。

暫定HCがその初戦で勝利したというのはNFLの歴史の中でもキャンベルが3人目だそうです。他の2人はドルフィンズのトッド・ボウルズとカンサスシティチーフスのロメオ・クレネルで、いずれも2011年シーズンでのことでした。まあ、HCが交代しなければいけないというのはチーム状態が相当悪くなってのことでしょうから、その中で試合に勝つというのはかなり難しいことなのでしょうね。

この試合でのキャンベルのコーチングについては、タイムアウトの取り方などで?と思うことはありましたが、HCとしての経験がなく、予期せぬHC就任だったことでしょうから仕方がないところもあるでしょう。今後接戦になった時にどうなのかというところはありますが、まずはチームを勝利に導いたということで評価に値するのではないでしょうか。

試合内容についてはこれまでとは見違えるほどで、特にランオフェンスとディフェンスが素晴らしかったと思います。ランオフェンスについては、RBラマー・ミラーが19キャリーで113ヤード獲得したのを筆頭に、計32キャリーで180ヤードを獲得しました。オフェンシブラインのRGが新人のジャミル・ダグラスからビリー・ターナーに交代し、LTブランデン・アルバートが怪我から復帰してきたということもあるでしょうが、いままでほとんど走れなかったのが不思議なぐらいです。

またディフェンスに関しても特にパスラッシュが覚醒し、これまで4試合でわずか1つしか記録できなかったQBサックを6つ記録しています。圧巻だったのはDEキャメロン・ウェイクで、前半だけで4つのQBサックを記録しています。ランディフェンスもNFL最下位だったドルフィンズですが、この試合ではタイタンズのランを18キャリーで63ヤード獲得に抑えています。

ちなみにウェイクの1試合4QBサックは自己最多だと思っていましたが、実は2012年の対アリゾナカージナルス戦で4.5QBサックを記録していたみたいです。しかし4QBサックに加えて2ファンブルフォースですから、場合によっては週間MVPに選出されるかもしれませんね。 

そしてQBマーカス・マリオタからは2つのインターセプトを奪っていますが、最初のSレシャッド・ジョーンズのインターセプトもリターンTDに結びついてタイタンズにはダメージだったでしょうが、試合の流れから言うと2つ目のCBブレント・グライムスのインターセプトが大きな勝利のポイントだったと思います。

あの場面は24-10と14点のリードはあったものの、オフェンスがまったく進めず、QBライアン・タネヒルがQBサックを受けて攻撃が終了し、パントを蹴ったにもかかわらず反則も絡んで自陣の27ヤード地点でタイタンズに攻撃権を与えてしまいました。ここでTDを取られていたらかなり追い込まれていたでしょうから、グライムスのインターセプトは本当に値千金だったと言えます。

グライムスは試合前には出場できるかどうか微妙なところで、実際に試合前半などはパスを通されていて、やっぱり怪我の影響があって無理してプレーしているのではないかと感じていました。しかし大事なところでの素晴らしい活躍はさすがにプロボウラーだと思いました。事実上、あのインターセプトとその後のドルフィンズの得点で試合が決まりました。

タネヒルはパス29回投中22回成功で266ヤード獲得という内容だったんですが、レシーバーとのミスコミュニケーションも目立ちました。特に2つ目のインターセプトはその典型です。ただ、タネヒル自身もここまで苦しいシーズンだったでしょうから、何よりも勝利したことが一番大きかったと思います。

それにしてもHCジョー・フィルビンとDCケビン・コイルがいなくなったわけですが、これだけ違いが出るとは思いませんでした。ということは、フィルビンとコイルはよほどチームに悪影響を及ぼしていたということなんでしょうか。まあ、それはなんとも言えませんが、ドルフィンズを蘇らせたのはキャンベルであることは間違いないでしょう。

キャメロンの初陣は素晴らしい形で終わったんですが、真価を問われるのはこれからだと思います。この勝利はキャメロンの下でチームが一丸となった結果だと思いますが、勝って兜の緒を締めよではないですが、この勝利をきっかけとしてよりチームが強固な結束を得られるように願っています。



 

DCパスカローニ解雇

DCポール・パスカローニが解雇されたようです。やはりというか当然でしょうかね。特に最後の3試合のディフェンスは酷かった、ビル・パーセルズの逆鱗に触れましたかね。

今シーズンのドルフィンズのディフェンスは前年のNFL15位から22位に落ち込み、総失点390はAFCワースト3位、平均パス喪失ヤードはAFCワースト2位、さらに第4Qにおける140失点はNFL最多でした。

気になる後任ですが、アル・グローが有力でしょうか。ロメオ・クレネルはどうやらカンサスシティチーフスに行きそうです。その他可能性があるのは現セカンダリーコーチでアシスタントHCのトッド・ボウルズの昇格です。あとはダークホースでシンシナティベンガルズのDCマイク・ジマーという名前も出ています。

ラインバッカーコーチ

2010年シーズンのマイアミドルフィンズは新しいラインバッカーコーチを向かえることになりそうです。

今シーズンまでの2人のラインバッカーコーチ、アウトサイドラインバッカーコーチのジム・リードとインサイドラインバッカーコーチのジョージ・エドワーズが共にドルフィンズを去ることになりました。リードはバージニア大学のディフェンシブコーディネーターに、そしてエドワーズはフロリダ大学のディフェンシブコーディネーターに就任するようです。

気になる後任ですが、Palm Beach Postのblogではかつてビル・パーセルズの下でコーチをしていたアル・グローの名前があがっています。グローは1989-90年シーズンにニューヨークジャイアンツで、1997-99年シーズンにニューヨークジェッツで、いずれもラインバッカーコーチを務めていました。そして1993-96年シーズンにはニューイングランドペイトリオッツでディフェンシブコーディネーターを務め、2000年シーズンにパーセルズがジェッツのGMに就任した時にはヘッドコーチも務めています。

また、同じくパーセルズの下でコーチをしており、2001-04年シーズンにはビル・ベリチックの下でペイトリオッツのディフェンシブコーディネーターを務めていたロメオ・クレネルもいますが、こちらはジャイアンツのディフェンシブコーディネーターに就任するのではないかと見られています。

来シーズンに向けてディフェンスの建て直しが最重要課題とも言えるドルフィンズにとって、新しいコーチの就任は大きな意味を持ってくると思います。今後の動向が注目されますね。
 

チーム練習

マイアミドルフィンズは現地時間5月28日にチーム練習を行ったようです。防具を付けずに行ったものですから、そんなに激しい練習ではないんですが、ベテランを含むほぼ全員が参加したようです。その中からいくつか話題を拾ってみました。

元クリーブランドブラウンズのヘッドコーチだったロメオ・クレネルがビル・パーセルズと一緒に練習を見て回ったそうです。クレネルはヘッドコーチとしては成功しなかったんですが、ディフェンシブコーディネーターとしては手腕を発揮できる人物です。ひょっとしたらドルフィンズ入閣もありかもしれませんね。

今年のドラフト1巡目指名選手CBボンテ・デービスが1stチームのニッケルディフェンスでの練習をしたようです。今のところは控えCBですが、シーズン開幕から先発を務めるということも考えられる能力の持ち主です。

先日逮捕されたDEランディ・スタークスが練習に参加したようです。しかしHCトニー・スパラノは記者の質問に対して、スタークスに関しては失望していると答えています。その関連なのかどうかわかりませんが、昨シーズンからLBに転向したマット・ロスが以前のポジションであるDEでの練習を行ったようです。LBについてはジェイソン・テイラーの復帰もあり、元CFLのパスラッシャーであるキャメロン・ウェイクも加入しましたので層が厚くなっています。ロスのDE復帰というのもあるんでしょうか。

WRアーネスト・ウィルフォードが再びTEの練習を行っています。アンソニー・ファサーノをはじめデビッド・マーチン、ジョーイ・ハイノスとTE陣は揃って今シーズン限りでFAですから、上手くいけばウィルフォードをTEにとの考えもあるんでしょうか。

CBエリック・グリーンがいい動きを見せたようで、QBチャド・ペニントンのパスに対してインターセプトを決めたようです。今年のドラフトではデービス、ショーン・スミスの2人のCBが加入していますから、ベテランのグリーンとしてもうかうかしていられないところでしょう。

そのペニントンですが、インターセプトはあったものの相変わらず堅実に練習をこなしたようです。しかしペニントンよりも2年目のQBチャド・ヘニーがより多くのプレーをこなしたようです。現時点では先発QBはペニントンですが、もしかしたら今シーズン中にヘニーに交代するということもあるかもしれませんね。

最後にLBテイラーですが、2ndチームのLBとして練習していたようですが、一時ジョーイ・ポーターと同時にフィールドに立っていたようです。2人が同時にLBとしてプレーするというのは壮観でしょうね。


 
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