ベテランDTを補強

ドルフィンズがＣ.Ｊ.モズリーと契約したというニュースが入ってきました。これを見てボルチモアレイブンズのＬＢのモズリーかと思ったんですが、同姓同名がもうひとりいて、デトロイトライオンズからＦＡとなっていたＤＴのモズリーだということでした。

そのモズリーですが、2005年ドラフト６巡目指名でミネソタバイキングスに入団してＮＦＬのキャリアをスタートさせました。その後翌年にはニューヨークジェッツ、2009年にはクリーブランドブラウンズ、2010年にはジャクソンビルジャガーズと各チームを転々として、過去２年間はライオンズでプレーしていました。

今年の８月には32歳となるベテランですが、昨シーズンは同じくＦＡでドルフィンズ入りしたＤＴダムコン・スーと共に、ライオンズのＮＦＬトップとなったランディフェンスを支えました。ちなみに昨シーズンは８試合の先発を含む15試合に出場して、26タックル、2.5ＱＢサックを記録しています。

しかし今回ドルフィンズがベテランＤＴを補強したというのは、先発ＤＴとして予定しているアール・ミッチェルが不安定なんでしょう。また控えにはアンソニー・ジョンソンやＡ.Ｊ.フランシス、そして新人のジョーダン・フィリップスなどがいるんですが、それだけでは弱いということでしょう。

昨シーズン終盤、ドルフィンズはランディフェンスが崩壊したことにより、それが１つの要因となりプレーオフ進出を逃したといっても過言ではないと思います。首脳陣にもその思いがあるので、今シーズンはスーを獲得し、さらにこの時期でディフェンシブラインの補強を行っています。昨シーズンのディフェンス崩壊がよほどこたえたんでしょうね。



 

NFLドラフト １日目

2014年ＮＦＬドラフトの１日目が終了しました。今日はドラフト１巡目指名のみだったんですが、指名権のトレードも結構ありました。１日目の結果は次の通りです。

http://www.nfl.com/draft/2014/tracker?icampaign=nfl_drafttracker_nav-tracker#dt-tabs:dt-by-round


ドルフィンズの指名選手ですが、ご覧のとおりテネシー大学のＯＴジャワン・ジェームスとなっています。結局トレードアップもトレードダウンもなく、当初の19番目の指名となりました。

１番目のヒューストンテキサンズの指名から注目していたんですが、15番目のピッツバーグスティーラーズの指名が終わったところで、ドルフィンズの指名予想で多かったＯＴザック・マーチンとＬＢ Ｃ.Ｊ.モズリーがいずれも残っていました。17番目のボルチモアレイブンズがどちらかを指名することは確実だと思ったので、レイブンズが指名しなかった方がドルフィンズの指名選手ではないか、という気がしていました。

しかし、その前に16番目でダラスカウボーイズがマーチンを指名してしまいました。これは意外だと思われた方も多かったのではないでしょうか。私も、ええっ、という感じでした。そして予想どおりレイブンズはモズリーを指名しましたので、ドルフィンズが誰を指名するのかわからなくなりました。

トレードダウン？ ＯＴならサイラス・コウアンジョかモーガン・モーゼス？ それとも全く別な選手？ と様々な思いが交錯しましたが、結局ジェームスだったんですね。そういえば、どこかの予想でジェームスの名前を見たような気がしました。

ドルフィンズの狙いはやはりオフェンスタックルの選手で、残っていた中ではジェームスが一番だったんでしょうね。ちなみに多くの専門家の評価では、ジェームスはドラフト１巡目指名のレベルではないということですが、これは本当にやってみなければわかりません。ジェームスはテネシー大学ではＲＴとして49試合に先発出場し、チームキャプテンも務めていたようですが、そのあたりも選択した要因だったのかもしれません。

その他のチームで目立ったのは、まずクリーブランドブラウンズが３度の指名権トレードを行って、しかも22番目で注目のＱＢジョニー・マンジールを指名したことですね。そしてそのブラウンズとのトレードで、９番目の指名権を持っていたバッファロービルズが４番目にトレードアップしてサミー・ワトキンスというワイドレシーバーの選手を指名したことです。

ちなみにビルズはワトキンスを指名するために、来年のドラフト１巡目と４巡目指名権をブラウンズに譲渡しています。ワトキンスがそれほどの価値ある選手なのか、もしそうだとしてもビルズのＱＢがそれを活かすオフェンスができるのか疑問なんですが、ドルフィンズにとっては同地区のライバルで昨シーズンは連敗しているので、要注意であることは確かでしょう。

明日はドラフト２日目で２巡目と３巡目の指名が行われます。ドルフィンズがどんな選手を指名するのか、またどんなドラマが起こるのか、注目してみたいと思います。

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NFLドラフト、いよいよ明日！

2014年のＮＦＬドラフトがいよいよ明日に迫ってきました。明日はドラフト１巡目指名のみが行われ、明後日が２巡目と３巡目の指名、そしてその次の日に残りの指名が行われます。

差し当たって明日、各チームのドラフト１巡目指名選手は誰なのか？ そしてドルフィンズの１巡目指名はどうなるのか？ いろいろと興味は尽きないところです。

Mock Draftと呼ばれるドラフト指名予想も刻々と変わってきており、ドルフィンズに関して見ると、以前はノートルダム大学のＯＴザック・マーチンという名前が圧倒的だったんですが、最新のMock Draftではいろいろな選手の名前があがってきています。

その中で、NFL.comのマイク・メイヨック氏のMock Draftでは、ドルフィンズの１巡目指名予想ではアラバマ大学のＯＴサイラス・コウアンジョとなっています。ちなみに前述のマーチンは９番目にバッファロービルズが指名し、これまで比較的予想の多かったアラバマ大学のＬＢ Ｃ.Ｊ.モズリーも17番目にボルチモアレイブンズが指名すると予想しており、いずれの選手もドルフィンズの指名順である19番目までは残ってこないだろうと見られています。

したがって、ドルフィンズに関してはトレードダウンの可能性もあるんですが、オフェンシブラインの選手の層が薄いので、最優先で考えなければいけないのはオフェンシブラインの選手の指名だと思います。

ＯＴの選手としてはバージニア大学のモーガン・モーゼスの選択もあります。モーゼスについてはドルフィンズのオフェンシブコーディネーターのビル・レイザーがバージニア大学の同職を務めていた時に知っており、当然レイザーからの情報も参考にしていることと思います。

いずれにしても明日にならなければわからないことですが、限られた選択肢の中でドルフィンズは誰を指名するのか、大変興味深いですね。


 

LBの１巡目指名はあるか？

今年のＮＦＬドラフトまで１週間を切りました。これまでいろいろな情報が出ていて、ドルフィンズの１巡目指名選手が誰になるのか楽しみです。ちなみにGAORAでは今年もドラフト初日の模様を生中継するようですね。

そのドラフト指名に影響をおよぼすかもしれない情報が紹介されています。少し前の情報で今シーズンのドルフィンズはＬＢの選手のポジョション変更をするのではないか、ということが言われていましたが、それに関してPalm Beach Post のブログによると、アウトサイドＬＢからインサイドＬＢにコンバートが予想されているコア・ミーシーが、それを望んでいないということだそうです。

これは今のところPalm Beach Postだけの情報なのでどの位信ぴょう性があるのかわかりませんが、同じＬＢとはいえポジションを変わるということは大きな負担となることは確かだと思います。それによって上手くいけばいいのですが、逆の結果が出ることも十分考えられます。

こういう話を見ると、誰かのドラフト予想でドルフィンズの１巡目指名選手がアラバマ大学のインサイドＬＢ Ｃ.Ｊ.モズリーとなっているということも、現実味が出てきます。しかし、モズリーもドルフィンズの指名順である19番目まで残っていない可能性もあるので、なんとも言えません。

予想は難しいんですが、現時点での最有力候補はＯＴの選手であることは間違いないと思います。大方の予想ではノートルダム大学のＯＴザック・マーチンですが、マーチンが19番目まで残っていたらおそらくマーチンを指名するでしょう。ただ、もしマーチンやその他の有力なＯＴの選手が残っていなかったら、もしかしたらモズリー指名もあり得るかもしれませんね。

今年のドルフィンズは昨年のようにトレードアップして指名順を上げるということはしないと思います。ＧＭデニス・ヒッキーもより多くのドラフト指名権が欲しいと言っており、もしも意中の選手が残っていなければトレードダウンして指名権を増やすことも考えられますが、むしろその可能性の方が大きいと思います。

ドラフトというのは本当にギャンブルで、実際に指名した選手が活躍できるかどうかはやってみなければわかりません。また同じ選手でも指名されるチームによっては活躍できたりできなかったりということもあると思います。

ドルフィンズでＱＢダン・マリーノのパスターゲットとして史上に名を残したＷＲマーク・クレイトンという選手がいますが、彼は1983年のドラフト８巡目指名選手だったんですね。ちなみにマリーノは同じ年の１巡目指名でした。クレイトンについては、本当にマリーノと同じチームだったから活躍できて名を残せたのかもしれません。 

注目のＮＦＬドラフトまであと５日ですね。


 

ドラフト１巡目指名はアラバマ大のOT？

ドルフィンズのドラフト１巡目指名選手の予想については、多くの人がノートルダム大学のＯＴザック・マーチンであろうと見ています。しかし最近の動向では、当初低かったマーチンの評価が上がってきており、ドルフィンズが保有する全体19番目の指名までには残っていないだろう、との見方が出てきています。

このため、ドルフィンズはトレードアップしてＯＴの選手を指名するのではないかとの噂も報じられているところです。そんな中で Palm Beach Post の情報によると、ドルフィンズは１巡目でアラバマ大学のＯＴサイラス・コーアンジョを指名するのではないかということです。

ドルフィンズのＧＭデニス・ヒッキーはマーチンをＯＧの選手と評価しており、ＲＴの選手を指名したいドルフィンズにとってはマーチンは適任ではなく、しかもヒッキーはコーアンジョを高く評価しているということです。

コーアンジョは当初はドラフト１巡目に指名される選手と見られていましたが、左ひざに不安を抱えていることと、２月のスカウトコンバインでの結果で評価を下げてしまいました。しかしコーアンジョは減量したことにより左ひざの不安は解消されたということです。 

またあるドラフト予想では、ドルフィンズは１巡目でアラバマ大学のＬＢ Ｃ.Ｊ.モズリーを指名するのではないかということですが、前述の Palm Beach Post の情報では、それを否定しています。そしてドルフィンズがドラフトでＬＢを指名する計画はないとも伝えています。

その代わりに、昨年アウトサイドＬＢを務めていたコア・ミーシーをインサイドにコンバートし、インサイドＬＢだったダネル・エラビーをウイークサイドＬＢへ、そしてフィリップ・ウィーラーをストロングサイドＬＢへとポジションチェンジをするだろうということです。

エラビーとウィーラーは昨年ＦＡでドルフィンズに加入したものの、そのプレー内容は大きく期待を裏切り、特にランディフェンスの不調につながったということで、このオフにも実際にベテランＬＢ獲得に動いたという事実もあります。ポジションを代えることでディフェンス向上につながればいいのですが。

そしてドルフィンズはドラフト２巡目ではＯＧの指名を視野に入れているということですが、場合によってはＲＢやＷＲを指名する可能性もあるということです。仮にＷＲを指名するとなるとオレゴン州立大学のブランディン・クックスやフレズノ州立大学のケルビン・ベンジャミンというところが候補となるようです。

このドラフト２巡目指名でＷＲを指名するということは、その意味するところでは現在の先発ＷＲブライアン・ハートラインとの契約を2014年シーズン終了後に解除することになるだろうということです。ハートラインを解雇することによってサラリーキャップ枠に余裕ができるということですが、もちろんドラフト指名したＷＲが戦力にならなければ話になりませんが。

ドラフトに関してはこれからもいろいろな情報が出てくるでしょうが、どこで誰を指名するのか、当日までのお楽しみですね。